東京オリンピックのゴルフ代表は男女とも一人目は決定的です。
二人目は混戦ですが特に女子は大激戦で、3人出場も視野に入ってきました。
果たして第三の男、ダークホースが現れるのか?
選出の可能性がある選手を追いかけてみました。
東京オリンピック ゴルフ日本代表・2020は今平周吾に注目!
東京オリンピックのゴルフ代表有力選手で2018年の賞金王・今平周吾は2019年『マスターズ』へ初出場する。
ゴルフトーナメントのメジャー大会『マスターズ』は4月11日~4月14日まで、ジョージア州・オーガスタナショナルGCで開催される。
グランドスラムの一角であり、ゴルフでは世界最高峰の祭典とも言える、華やかさと栄光に彩られた大会である。
会場となる『オーガスタナショナルゴルフクラブ』は、世界中のゴルファーが憧れ、常にプレーしてみたいゴルフ場のベスト3に入る名門コースであり、そして紛れもない名コースである。
東京オリンピックのゴルフ代表を狙う今平周吾は、
「マスターズでは、アイアンとショートゲームで勝負する」
と強調し、2年ぶりにアイアンの4番からPWまでの7本を入れ替えたことを、つい最近明らかにした。
滅多にクラブは取り替えないと言う彼の、マスターズに対する意気込みが伝ってくる。
大型選手が目立つ昨今のプロゴルファーの中で、東京オリンピックのゴルフ代表候補今平周吾は、身長165センチと小柄である。
小柄なハンディを補い彼を支えるのが、安定したアイアンショットだ。
短めに握ったアイアンをコンパクトに振り、正確無比のショットでグリーンを攻める。
現在コンビを組む柏木一了キャディーは、東京オリンピックのゴルフ代表候補今平周吾を分析する。
ツアー通算20勝を挙げている、谷口徹とコンビを組んだ経験もある柏木氏は、
「今まで担当した選手の中でもアイアンショットはずば抜けている。
こんなに球をフェースの芯でとらえられる選手は見たことがない」
東京オリンピックのゴルフ代表候補今平は60度のウェッジ二本をバッグに入れ、 溝の具合によってスピン用と転がし用に使い分けているようである。
初出場のメジャー大会で予選を通過して、上位の成績を収めるようなことがあれば、若きプロゴルファーは一気に自身を深めることだろう。
そうなれば、東京オリンピックのゴルフ代表の座を、グ~ンと引き寄せることにもなるのである。
今平周吾は昨年の10月ブリヂストンオープンで優勝して、東京オリンピックのゴルフ代表候補に名乗りを上げた。
この勝利により賞金王とマスターズ初出場がころがりこんできたのであるから、彼にとって実に大きな1勝であった。
今平周吾の26歳での賞金王は日本人としては石川遼、松山英樹に次ぐ史上3番目の若さであり、年間1勝での王座獲得は1976年の青木功以来、ツアー史上2人目で42年ぶりと言うオマケまでついていた。
しかし、年間1勝で賞金王になる、この勝負強さと運の強さは見逃せない。
筆者が松山英樹に次いで、今平周吾を東京オリンピックのゴルフ男子代表候補に挙げる所以である。
東京オリンピックのゴルフ代表候補、今平周吾は9歳の時にゴルフを始め、中学時代の2006年、2007年に関東ジュニアゴルフ選手権で2年連続優勝を果たしている。
埼玉栄高等学校の1年生であった2008年に、日本ジュニアゴルフ選手権競技・男子15歳~17歳の部で松山英樹を破り優勝しているのは、今振り返ると特筆ものであるだろう。
その翌2009年には埼玉栄高校を中退し、アメリカ・フロリダ州のIMGアカデミーに留学し、なんとその年のうちに全米ジュニアゴルフ選手権でベスト8入りしているのである。
レベルが高くより良い練習環境の中でゴルフに取り組みたいとの思いと、PGAツアーへの強い憧れとで留学したと、東京オリンピックのゴルフ代表候補である今平は説明している。
彼もまた間もなく、アメリカツァーへ挑戦するのだろうか。
東京オリンピックのゴルフ代表候補である今平のツアー初優勝は、2017年5月の『関西オープン』であった。
このときキャディを務めて勝利の女神となったのは当時、大学4年生だった若松菜々恵さん。
二人は2017年に婚約し、今平周吾が賞金王に輝いたのはその翌2018年である。
現在、東京オリンピックのゴルフ代表を目指す今平周吾選手は、世界ランキング70位前後にいるが、今年の彼がトーナメントで本格的に賞金を稼ぐのはこれからである。
マスターズが本格的なシーズンインとなる、東京オリンピックのゴルフ代表を目指す今平周吾選手の大活躍を期待したい。
東京オリンピック ゴルフ日本代表・第三の男は?
2018年小平智は、初出場だった『マスターズ』で予選突破するとその翌週の『RBCヘリテージ』ではキム・シウーとのプレイオフを制し、米PGAで初勝利を飾ったのである。
日本人5人目の快挙にゴルフ関係者は驚き、そして沸き立った。
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補に第三の男が誕生した瞬間である。
それまでの東京オリンピックのゴルフ日本代表候補小平は、ティショットの飛距離と正確性を数値化したトータルドライビングでは常に上位に入るショットメーカーであったが、ショートゲームはお世辞にも上手いと言えなかった。
QT・クォリファイングトーナメントから上がってきて日本のレギュラーツアーに出始めたころは、サンドセーブ率が下から2番目という状態だった。
今では東京オリンピックのゴルフ日本代表候補と呼ぶに相応しいこの男に『バンカーから出ない男』の異名を与えたメデァさえあった。
それがマスターズに出場したころからバンカーショットがうまくなり、アプローチの技も多彩になった。
ショートゲームの急成長が『RBCヘリテージ』の優勝の一因だったのは間違いないだろう。
PGA初制覇の試合では、難しいアプローチを簡単に寄せていたから本物と言える。
日焼けした褐色の肌に、引き締まった体つき、そして精悍さ漂わせるマスクに無精ひげ。
ワイルドな印象を与える東京オリンピックのゴルフ日本代表候補の、小平智はイケメンプロゴルファーであるが、やんちゃで血の気の多いところもあるようだ。
元人気女子プロゴルファーで今は小平夫人の古閑美保さんも、このワイルドなやんちゃボウズにかかったら、ひとたまりもなかったのだろう。
未知の異国で戦うには、少しやんちゃくらいの方が向いているのかも知れない。
互いに東京オリンピックのゴルフ日本代表候補である、松山英樹、石川遼らと近い年代で、海外志向の強いところも似ている。
彼らと互いに刺激し合い切磋琢磨することが、これからの日本ゴルフ界に大きな影響を与えるだろう。
東京オリンピックのゴルフ日本代表を目指す小平智は、1989年9月11日生まれの東京都三鷹市出身で、身長172cmで、体重70kg。
元レッスンプロの父親の影響を受け、10歳からゴルフを始めた。
最近活躍する多くのプロゴルファーが、幼少の頃からクラブを握っている事を考えると、小平智はややスタートが遅かったとも言える。
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補である小平智は、日本大学へ進学したものの2年で中退し、QT挑戦の道を選択した。
大学卒業後にQTに挑戦する人が多い中、あえて大学を中退してまでプロゴルファーへの道を選んだのは、よほどの決意があってのことだったろうが、大学の監督とソリが合わなかったとの情報もある。
その決意通りと言うべきか、見事4位入賞でQTを突破しプロの道を歩み始めた。
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補、小平智が挑戦したQTの代名詞は『過酷』。
QT とは『QUALIFYING TOURNAMENT』の略である。
クォリファイングトーナメントとは簡単に言えば、シード権を持たないプロが翌年のツアー出場のシード権をかけて争うトーナメントを指す。
ファースト、セカンド、サード、ファイナルを経てQTランキング獲得へと進む勝ち抜き戦。
ツアー未経験者や賞金額の少ない者ほど、4段階の下位からの挑戦となる。
米、欧州、日本など世界の主なツアーで採用されている。
日本では小平智、星野英正、谷原秀人、近藤智弘、池田勇太、藤本佳則、ベ・サンムン、キム・キョンテなどがファイナルQTを経てツアートーナメントで活躍している。
さて、東京オリンピックのゴルフ日本代表候補第三の男、小平智がこれほど急激にショートゲームで上達を見せた理由は、彼のどん欲なまでの学ぶ姿勢が大きいだろう。
彼にとっては、恐れ多いと思われるようなツアーの大先輩相手でも
「それどうやって打つんすか?」
とフトコロに飛び込んで、門外不出ともいえる秘伝の技を学んでいた。
谷口徹、片山晋呉、青木功といった一流プロたちも、可愛い後輩に真剣に頼まれたら無碍には断れない。
アプローチやパットを教えてもらう姿を試合会場でよく見かけるのである。
この進取の精神、学ぶ謙虚さを忘れずに東京オリンピックのゴルフ日本代に邁進してもらいたい。
東京オリンピック ゴルフ日本代表・女子はこの人が強い!
比嘉真美子は早くに兄や父親を亡した苦労人である。
しかし、人生をあきらめることなく、投げ出すこともなければ、苦労もいつかは報われるのである。
ルーキーイヤーの2013年に2勝を挙げ『天才少女』とまで言われた比嘉真美子であったが、しかし2014年から不調に陥ってしまう。
ツアー3年目の2015年シーズン比嘉は年間32試合のうち、何と23試合も予選落ちを喫した。
17試合連続で予選落ちなど信じられない状態が続き、賞金ランキングは95位まで急降下し、シードを喪失してしまうのであった。
最早ルーキーイヤーで見せた輝きは完全に色あせていた。
だが、比嘉は目の前の現実から逃げることはなかった。
全く先の見えない暗闇を手探りしながら、微かな光を求めて必死に前を向いて戦い続けていた。
苦境の真っ只中にあって、彼女は語っている。
「人は、ずっと良いことばかりあるわけじゃない。
悪い時期というのを、今こうして経験できていることが良かったと思っています。
家族やキャディーさん、トレーナーさんなど、多くの人が支えてくれているので悪い状況にあっても、多くのことが学べますから。
そうした現状を打開していく過程において、いろいろな話をすることで、さらに学ぶ意欲が沸いてきています」
若いうちに苦労した者の強さが滲み出た言葉である。
苦労人のプライドさえ感じさせるのであった。
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補の比嘉真美子は、アマチュア時代にキャディーのアルバイトをていた。
常にゴルフと触れ合える環境として絶好の場だと思ったのが、初めてのアルバイトにキャディを選んだ理由である。
そこで得られたのはアルバイト代のお金だけではなく、プレーヤーとのコミュニケーションの取り方、コースの人々との接し方、そして何よりもキャディーと言う仕事の大変さを肌で実感したことであった。
このような謙虚で前向きな姿勢と経験が、彼女を早々と復活へ導いたのである。
2016年は序盤戦こそ前年の不調を引きずって予選落ちを繰り返したが、終盤戦に入ると徐々に調子を取り戻して優勝争いに絡むまでになっていた。
最終的には賞金ランキング34位でシード復帰を果たした。
プロ転向後もアルバイト当時の気持ちを大切にして、キャディーへの感謝の気持ちを忘れずに試合に臨んでいると、東京オリンピックのゴルフ日本代表候補の比嘉真美子は話すのであった。
当然、家族への感謝も忘れるはずはない。
2019年の今年はシーズン開幕戦『ダイキンレディス』でツアー5勝目、2004年の宮里藍さん以来となる地元沖縄勢の大会制覇を遂げた。
比嘉真美子は、東京オリンピックのゴルフ日本代表へ好スタートを切ったのである。
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補である比嘉真美子は、2017年に大相撲の勢関と婚約を発表している。
「勢関とは誕生日が一緒で、出会う前から気に留めていた力士でした。
初めて会ったとき、何故かこの人と一緒になるかも知れないと思いました。
付き合い出すころには前を見て、結婚を見据えていました」
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補、比嘉真美子は常に前を直視しているのである。
でもこのように、初対面の時に結婚するのでは、と直感した人が筆者の周囲にもいた。
スゴイと言うか、うらやましいとい言うか。
知人のお嬢さんの結婚式で司会者が、
「このお二人は初めて会話した時、互いにこの人と結婚するんだろうなあ、と心で思いあっていたようです。
お二人同時にですよ、まさに良縁ですね」
と紹介していました。
思わず、
「凄い!」
とお隣の参列者と顔を見合わせました。
新婦さんが劇団の舞台女優で、新郎が脚本家だったのですが、どうしているかなあ。
お嬢さんは学生のころから知っていたのですが、女手一つで育てられたにしては、とても明るく気立ての良い方でした。
そして、色白のすごい美人。
東京オリンピックのゴルフ日本代表候補である比嘉真美子には、苦境をものともしない強い精神力としっかりと前を見据えられる、創造性が備わっている。
東京オリンピックのゴルフ競技会場、霞ヶ関カンツリー倶楽部での活躍が期待できる一人である。
東京オリンピック ゴルフ日本代表・ダークホースはこの選手!
昨年、太平洋クラブマスターズに出場するために帰国した、松山英樹選手に注目の若手を聞くと4人の名を挙げた。
一人はこのブログでも取り上げている、2018年度賞金王の今平周吾であり、今季ツアー初優勝を挙げた星野陸也、出水田大二郎、稲森佑貴であった。
その中から、筆者は東京オリンピックでゴルフ競技出場のダークホースとして22歳の星野陸也を取り上げる。
東京オリンピック ゴルフ競技出場のダークホース星野陸也は、昨年9月『フジサンケイクラシック』で初優勝を飾った。
2016年夏に日大を2年で中退して、東京オリンピックのゴルフ競技代表ダークホースである星野陸也はプロに転向した。
その年のQT最終予選会をトップで通過し翌年のシード権を掴み取り、鳴り物入りでレギュラーツアーデビューを果たす。
東京オリンピック のゴルフ競技代表ダークホースである星野陸也は、実質的に参戦1年目とも 言える2017年は賞金ランキングは31位と健闘。
そして昨年2018年は初勝利も飾り7位に躍進した。
瞬く間にトッププロの仲間入りを果たした印象が強く、その実力を以ってすれば初優勝は時間の問題であろうとの雰囲気が、ゴルフ関係者や周囲に広まった。
スーパールーキーへの注目度と期待は高く、初勝利を待ち焦がれる周囲の雰囲気に本人は相当のプレッシャーを感じていたようである。
「自分でも言いようがないくらい、めっちゃプレッシャーがかかっていたんです。
応援されるのはうれしいですけど、その分、早く優勝しないといけないという」
「でもオレ、まだツアー2年目なんだけどな、なんでこんなに焦っているんだろう。
とも思ってもいましたね」
東京オリンピック のゴルフ競技代表ダークホースである星野は素直に、そのように告白する。
初優勝を決めた直後、グリーンサイドでご両親の顔を見つけて安心したのだろうか、思わず涙を浮かべたこの青年にはまだ、初々しい少年の雰囲気が残っている。
東京オリンピック のゴルフ競技代表ダークホースである星野陸也は、イケメンの好青年である。
東京オリンピック のゴルフ競技代表を狙う星野はまた、
「今は、体づくり一番」
とも言いきる。
東京オリンピック のゴルフ競技代表を狙う星野は、186cmと長身であるが体重は75kg前後しかない。
昨季はドライビングディスタンス部門7位の平均295.51ydであるが、この飛距離を連発できるのは全身をムチのようにしならせてクラブを振れるからである。
しかし、アスリート化が進む海外の選手に比べると、体格で見劣りする事も星野は自覚している。
だから、東京オリンピック のゴルフ競技代表を目指す星野は、体づくりに取り組むのである。
2018年『全米オープン』で初めてメジャーに挑み、星野選手は予選落ちを喫した。
世界との差を痛感したであろうが、それによって挑戦意欲はますます強くなるのが若者の特権である。
そのためにもより強い体幹が必要と考えるのは、東京オリンピック のゴルフ競技代表ダークホース星野にとって、当然の成り行きであろう。
彼のポテンシャルならば米ツアー制覇、そしてメジャーの栄冠も決して夢ではない。
東京オリンピック のゴルフ競技代表を狙う、星野選手のスウィングで最も特徴的なのは、バックスウィングの始動でいきなり顔が後ろを向くことだ。
あなたも真似してみるとよくわかると思いますが、顔を右へ向けると体は回りやすくなるので、バックスウィングは必然的に深くなりますね。
スウィングの早い段階で体が大きく捻転するので、手打ちになりようがない素晴らし体の使い方です。
これに比べ下半身の動きはとてもに穏やかでゆったりとしています。
スタンスを広く取り、両ひざの動きは小さく抑え、体幹センターが軸で左右にあまり体重移動はしませんね。
上半身の回転の大きさと下半身の動きの抑え。
この上下の捻転の差がパワーを生み、下半身の穏やかな動きが正確性も生むのです。
東京オリンピック のゴルフ競技代表を狙える実にスケールの大きな、将来性豊かな選手が現れたものです。
2019年も全英オープン、全米オープンなどメジャー挑戦の可能性は高いでしょう。
そこで昨年とは違った多くのことを学ぶチャンスがあるはず。
それをツアーの戦いに生かして、狙い通り賞金王争いに絡めばオリンピック代表の座を、グンと引き寄せることができるだろう。
東京オリンピック のゴルフ競技代表を目指す、今年の星野陸也の活躍から目が離せない。