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オリンピックゴルフ会場を巡り裏でうごめく得体の知れない人たち

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東京オリンピックゴルフ競技会場が霞ヶ関CCに決定した過程が不透明?

東京オリンピックゴルフ競技会場となった、霞ヶ関カンツリー倶楽部について幾つかの団体や個人が、決定した経緯が不透明であると盛んに批判していました。

 

彼らの主な主張は、若洲リンクスに決定していたのを霞ヶ関CCが裏で強引に強奪したというものである。

 

本当に霞ヶ関カンツリー倶楽部は、東京オリンピック会場の座を強引にひっくり返したのであろうか。

結論から言うとこの主張にはかなり無理があり、誤解、曲解に満ちている。

 

まず、はっきりしているのは、東京オリンピックのゴルフ競技会場が若洲リンクスに決定していた事実はない、と言うこと。

 

TOKYO 2016年の五輪招致段階では、若洲リンクスがゴルフ競技会場候補になっていたと言う人も多いが、これは全くのデタラメ。

 

何故なら、2016年のリオ大会でゴルフ競技が正式種目に採用されたのは、リオでの開催が決定した後にIOCとリオ組織委員会との個別交渉で決まったからです。

 

2020年東京に決まった後に、野球、ソフトボール、空手の開催が決まったのと同じケースである。

つまり、2016年招致合戦の段階ではまだゴルフは五輪種目に入っていないので、候補コースなど要求もされないし、実行ファイルに載せる必要など微塵もあるわけがないのです。

 

もしかして、正式種目にもなく、出すことを要求されていないゴルフコースを勝手に実行ファイルに入れたから、IOC委員の不興を買って2016 TOKYOは落とされた。

いくら何でも、そんな荒唐無稽はやらないでしょう、我がJOCや東京都は。(笑)

 

2020 TOKYO招致活動中に、IGF(国際ゴルフ連盟)からJOC(日本ゴルフ協会)に届いた、ゴルフ競技開催コースに関する要望は次のようなものであった。

 

1、国際競技の開催実績のあるコース

2、7000ヤード超のコース

3、36ホール以上あるコース

4、晴海から5キロ以内

5、1日1万5000人から2万人以上を収容できる

という5条件だった。

 

それらを踏まえ、第一候補に霞ヶ関CC、第二候補に横浜CCが決まったのである。

2012年11月のIGFの視察で霞ヶ関CCは、国際大会開催可能には十分なレベルに達している、との高い評価を得たのだと言う。

 

その後、2013年9月には東京での正式開催が決まり、2014年11月には『実行ファイル』通り霞ヶ関CCがゴルフの東京オリンピック会場に決まった、というのが経過である。

 

 

若洲リンクスが2016年招致の候補コースに挙がったこともなく、2020年ゴルフの東京オリンピックのゴルフ競技会場に決まっていた事実もないことは、この流れを見ると完全に証明されるのである。

 

ただ、少し複雑なのは2020年招致に関して、2012年に一度は実行ファイルに若洲リンクスの名が載った事実はあるようです。

 

しかし、これについてJOCとJGAは、国際的に提示したコースは霞ヶ関カンツリー倶楽部だけで他は全くない、と断言しています。

 

若洲リンクスの名を一度は『実行ファイル』に載せたが、IGFからの要望書に鑑みてIOCやIGFに提出する段階では霞ヶ関CCに変更されていたと言うことでしょう。

 

それにしたって、自分で全く調べる事もせず、確認することもなく、思いつきや風聞で記者会見まで開くとは、良い度胸と言うべきか馬鹿げていると言うべきか。

 

2020年五輪招致活動段階から、開催決定、開催準備着手の過程で東京都知事が4人も変わりました。

 

そのたびに、施設の見直し、規模の縮小、競技会場の変更など、目まぐるしく方針が変ったのです。

 

この状況に振り回され、目が回って船酔い状態に陥った方々がいても、ちっとも不思議はありませんね。

 

船酔い状態のままでは、東京オリンピックのゴルフ競技会場決定プロセスを勘違いしてしまうのも、やむを得ないのかも知れません。

東京オリンピックゴルフ競技会場に霞ヶ関CCが決まった過程に、糾弾されるべき不条理が見つからなかったとしても、別な方向から突っかかる方がいる。

 

2014年10月参議院文教科学委員会で、文科省に対して質問したのが、当時みんなの党の松沢成文参議院議員である。

 

松沢議員は、コース改修費用がコース側の自己負担と言うことを挙げて、

「霞ヶ関CCの会員の間では賛否両論が渦巻いている。

理事会が紛糾している。

第2候補の横浜CCでは、自分たちで負担するならやってられない、と宣言している」

 

このような状況から推察して、

「半年後、1年後に、とんでもないどんでん返しが起きる可能性がある」

と国会の場でまくし立てたのである。

 

あれから4年以上経ちましたが、松沢先生のおっしゃる『とんでもないどんでん返し』は起きていません。

 

15億以上かかったとい言われる霞ヶ関CCの改修工事も立派に終わり、着々と五輪に向けて準備は整えつつあります。

 

とんでもないどんでん返しが起きたのは、松沢先生が所属していたみんなの党の方で、いつの間にか消滅してしまったようですね。

 

彼ら、『反霞ヶ関CC』とも言うべき連中がムキになった一つの原因に、『慶応4人組』の存在があります。

 

この4人が慶応高校同窓会会報上の対談で、霞ヶ関CCが東京オリンピック会場に決まったのは自分たちの力によると自慢し合っていたと言うのです。

 

カスミが東京オリンピック会場に選定されたことを話題にして、自分たちの力を誇示していたと言うのですから、反発を招いても当たり前のことでしょう。

 

彼らの東京オリンピックゴルフ競技会場選定をめぐる突出した言動には、一部霞の会員や慶応OBからも顰蹙を買っていたようです。

4人に共通しているのは、慶応OB、霞ヶ関CCメンバー、JOCまたはJGAの役員である。

 

ただ、彼らの言動が突出している事に対して反発するのは個人の自由ですが、事実を捻じ曲げる事まで許されるわけではありません。

 

特に国民から負託を受けた国会議員とあろうものが、事実を確認せずにウソが記載されたホームページを5年以上も放って置くのは、まことに遺憾であると言わざるを得ません。(笑)

 

ちなみに霞ヶ関カンツリー俱楽部批判の急先鋒とも言える、野党の議員先生も慶応出身です。

このことから推察できるのは、カスミとは何ら関係ない慶応義塾大学OBには、例の4人組に反発する人が相当数いるであろうということです。

 

そんな世間の冷ややかな目を感じ取ったのか、4人組はおとなしくなった。

偉大な心理学者アルフレッド・アドラーの言葉を思い出す。

 

すべての悩みは対人関係の課題である。

仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ。

 

人間関係はゴルフよりも複雑で難しい。