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東京オリンピックのゴルフ競技レガシーと『贅沢税』

ゴルフ オリンピック
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 オリンピック後、霞ヶ関カンツリー倶楽部はレガシーにならない?

ゴルフ

アメリカのツアーに詳しいレポーターが雑誌のインタビューに答えて曰く、

「若洲リンクスで十分だよ、東京オリンピックのゴルフ競技会場は。

距離が短いと言うけど、プロのトーナメントじゃないんだよ。

競技の普及が目的なんだから

 

このレポーター氏のおっしゃるように、五輪は競技の普及を目的としていることは他の記事でも述べた通りです。

 

競技の普及が五輪の目的であるとをそこまで明確に分かっていらっしゃるのなら、贅沢税であるゴルフ場利用税の廃止も同時に訴えていただきたかったですね、レポーター氏には。

 

ゴルフ競技の東京オリンピック会場が決定された時、霞ヶ関カンツリー倶楽部ではレガシーになり得ない、と異を唱えた人が多くいました。

 

前述のレポーター氏もその一人で、東京オリンピックゴルフ競技会場にはレガシーとなり得る若洲リンクスが相応しい、との見解なのです。

 

五輪のレガシーとは、大会終了後も五輪の遺産として競技施設が一般市民に広く長く利用され続ける、と言うことです

 

ゴルフ競技会場は、霞ヶ関CCよりも若洲リンクスの方がレガシーとなり得る、という説は本当に妥当でしょうか。

 

若洲リンクスの開場は1990年(平成2年)ですから、 2020 TOKYO五輪には30周年を迎えることになります。

 

パブリックであり原則誰でもプレーできるコースなのですから、東京オリンピック会場として競技を開催するしないに関わらず30年も営業していれば、もう十分レガシーではないでしょうか。

 

        

 

一方の東京オリンピック会場としてゴルフ競技が開催が決まっている霞ヶ関CCは、五輪後に一般開放されて誰でもプレーできるようになる可能性は全くないと言えます。

 

それは多くの人が指摘する通りでしょう。

しかし、レガシーに対する考え方や印象は人それぞれに違うとも言えるのです。

 

東京オリンピック会場となる霞ヶ関CCは実際のコースはもちろん、TV画面などを通じてもその実態を知る機会は滅多にありません。

精々、10年以上の間隔をおいて開催される日本オープンなどで見るチャンスがある程度でしょう。

 

東京オリンピック会場となった今回こそ、多くの人が霞ヶ関カンツリー倶楽部のリアルな姿を知る絶好のチャンスではないでしょうか。

 

もちろん、閉鎖的な名門コースなど全く興味のない方もいることでしょう、けれど未知の世界に好奇心を抱く人も若者を中心に大勢いるだろうと推測できるのです。

 

 

筆者の初ラウンドは栃木県のかなりアップダウンがきつく、フェアウエが狭い山岳コースでのプレーでした。

 

20歳代半ばでしたが、その後しばらくはその狭くて高低差の激しいコースだけでプレーをしていたのです。

 

ある日知人に誘われて、埼玉県の武蔵CC豊岡コースでラウンドするチャンスに恵まれたのでした。

コースに着くなり、イヤー驚きました。

 

高級車が目立つ駐車場、落ち着きと高級感あふれるクラブハウス。

何よりも感激したのはティーグラウンドでした。

 

緑の絨毯を敷き詰めたような芝の感触が、フカフカと靴の底から全身に伝って来るではありませんか。

それまで私がプレーしたコースは、ティーグラウンドの大半が固い人工マット。

 

当時の人工マットは現在の人工芝とは全く別物で、金属製のスパイクさえ刺さらないほど固いのでした。

ティーを刺すのに苦労したものです。

 

武蔵CC豊岡コースの各ホールは松林でセパレートされ、真っ青な芝が隙間なく張り巡らされていた。

 

9ホールが終わってクラブハウスに戻り、出入り口付近でさらに驚きがあった。

スパイクをこすって泥を落とそうと思い何気なく靴の裏を見たら、泥が全く付いていなのである。

 

フェアウエもラフも芝生の剝げているところがほとんとないから、靴底に泥がつかないのだ。

私の知っているコースは至る所で芝が剥がれていたから、たとえ快晴の青空の下でもスパイクは汚れたのである。

 

これがゴルフ場か、これがカントリー倶楽部か、あの時の衝撃は今でもしっかりと心に焼き付いているのです。

 

 

ギャラリーとして東京オリンピックで選手たちのプレーを見ながら、霞ヶ関CCの素晴らしさに触れてゴルフへの関心が高まる人が多数出る可能性は十分考えられます。

 

TVを視聴した人々も霞ヶ関CCの高度なコースコンデションやレィアウトを知って、ゴルフ場への認識が変わる人もいることでしょう。

 

12フィートとか13フィートに仕上げられた高速グリーンを目の当りにしたら、誰だって一度はプレーしてみたいと思うでしょう。

 

庶民的であることだけがレガシーと決めつけるのは、ちょっと短絡に過ぎるのではありませんか。

何事もレベルの高いものがけん引するのが世の常。

特にスポーツにおいては技術にしても施設にしても、その傾向が顕著です。

 

そもそもですよ、コースに関してはレガシーだ、閉鎖的だ、やれ差別だと騒ぐ政治家や自称ジャーナリスト、スポーツ評論家諸氏は、贅沢税には全く触れようとしないのはどうしてでしょうか。

 

この時代遅れの税制の矛盾を世に問うには、オリンピックは絶好のチャンスなのは間違いありません。

 

この税が廃止されることによって、世間のゴルフへの見方が変わり、プレー料金が安くなることによって年間のラウンド回数が増える人も出てくるはずです。

 

少なくとも、ゴルフの普及にマイナスになる要素は全くありません。

あの方たちは、ゴルフは高級な遊びだと認識しているのかも知れませんね。

 

だから内心では、超名門コース霞ヶ関カンツリー倶楽部こそが、東京オリンピックゴルフ競技会場にお似合いだと秘かに思っている可能性が強いですね、実は。