スラリとした長身。
しなやかなスイング。
元ミスユニバース日本代表の超美人。
ゴルフも上手で気立ても良し。
あんな美人とラウンドするとゴルフが100倍楽しくなる。
ゴルフは楽しい、美人と回ると100倍楽しい!
英語に『You are stunning』という、ほめ言葉というか口説き文句があるらしい。
「君の美しさは衝撃的だ」
男なら一度くらいは言ってみたいセリフである。
一緒に回るだけでゴルフが楽しくなる、そんな超絶美人ゴルファーを筆者は3人知っている。
世の中に美人と形容される人は多いが、この3人は知性も備え際立つ存在です。
まさに
「You are stunning」
な3人でしたが、誰からもそんなセリフを吐けるようなスチュエイションさえ与えられませんでした、残念ながら。
でも、彼女たちとのラウンドはそれはそれは、とても楽しいのでした。
今回はそのうちのひとりを紹介したい。
南田陽子(仮名)さんとプレーしたのは、栃木県のプレステージカントリークラブ。
東北縦貫道栃木ICから5分という立地に36ホールを展開する、アメリカンスタイルの素晴らしいコースである。
西洋風のいかにもバブリーなクラブハウスのすぐ裏手に練習グリーンがあり、その前方には大きな池が青々と水を湛えている。
レストランの窓から眺めるこの風景は、プレーヤーに落ち着きとやすらぎを与えてくれるのである。
そのレストランで彼女は窓を背にして、私は池が見える位置でテーブルに着いていた。
一緒に回ることになっている、ある団体の事務局長から紹介を受け、互いに簡単に自己紹介をして会話は始まった。
すぐに南田陽子さんが
「どこかでお会いしたことがありますよね?」
私にそう聞いてきた。
「確か港区だったと思うんですが、研修会で」
「ああ、あの時」
約一年前、ある研修会で彼女を見かけていて、その研修会の主催者から名前は聞いて知っていたのだ。
会場はコロシアム風の造りで一番低いところにあるステージを挟んで、左右の壁から階段状にステージに向かって座席が連なっている。
私と彼女は左右の反対側に対面するよう形で陣取っていた。
ちょっとした体育館ほどの広さの向こう側にいる彼女は、数十人の女性の中で際立っていた。
雑木林の中でたった一樹の山桜が、満開に咲き誇っているかのように浮き立っていたのをはっきりと記憶している。
会が終わり、主催者の元へあいさつに行くと彼女もやってきた。
彼女は主催者に二言三言挨拶をしてこちらには軽く会釈をしただけで、そそくさと帰って行ったので言葉も交わさなければ、名刺交換もしていなかった。
その満開の桜のような彼女が、言葉も交わさなかった私を覚えていたのである。
実に光栄なことである。
もう、プレーする前から楽しすぎるのである。
プレーは西コース1番からスタートした。
「南田さん、お先にどうぞ」
当然、彼女はレディースティから打つだろうと思って促したのであるが、
「いいですか、じゃお先に失礼します」
と言って、白マークのフロントティからパーンと一打目を放ったのである。
ファウエーのど真ん中に落ちたボールは200ヤードは飛んだであろう。
「今日のゴルフは楽しく回れるな、きっと」
あのショットは、そんな予感をさせるのに十分でした。
身長は1m67、から68cmくらいはありそうな、スラリと長身である。
春先であったから淡いピンク系の長袖ウェアに黒っぽいパンツ。
背筋がピーンと伸び、何を身に着けても似合いそうな雰囲気である。
スイングもゆったりとした素直なフォームで、小気味よくボールを打って行く。
ドライバーは、並の男がちょっとこすると置いていかれるほどの飛距離を持っている。
性格的にはサバサバしていて、実に淡々とプレーしていたのである。
聞くとレディスティーから打った記憶はほとんと無いと言うことだった。
彼女は大学を出てスチュワーデスになり、当時は航空会社でスチュワーデス教育のインストラクターをしているとのことだった。
あのピッシと決まったお辞儀の仕方、きびきびとした動き、語尾がはっきりした物言い、なるほど納得である。
プレステージCCは何度も男女のトーナメントが開催された、本格的なチャンピオンコースである。
特に我々がこの日プレーした西コースは距離もたっぷりあり、栃木県でも指折りの名コースといえるだろう。
そのコースで彼女はレギュラーティから打って、100は楽に切っていた。
実にゴルフは楽しい、と満喫しているようだった。
プレーが終了し風呂の後、4人はレストランに集まった。
車を運転しない私一人だけがビールを飲んで、他はみんなソフトドリンクであった。
互いに楽しくプレーできたことなどを話していたが、
「結婚したいけど、なかなかいい人が見つからないの。
誰か良い人いないでしょうか」
南田陽子さんが唐突に私に聞いてきた。
彼女が言うには、とっても結婚願望が強いそうで知人から結婚に縁が薄い名前だと言われて、一時は本名ではない名を使ったこともあったのだとか。
選び過ぎるんじゃないのかと聞くと、それはないと言うことでしたが、急にそんなこと言われてこちらとしても戸惑いがあった。
「南田さんのように美人で頭がよく、仕事もできる人は結婚しない方がいいよ。
永遠に男どもの憧れの的であり続けなさいよ」
彼女は無視して、
「事務局長さんも、どなたか良い方いらっしゃいましたらよろしくお願いします」
それにしたって、ほぼ初対面同様なのに18ホール一緒にプレーして、こんな美人からこんな打ち解けた話をされるなんて、やっぱりゴルフは最高。
その後、彼女とは何度かお会いしたが、あるビルの竣工パーティーで会った時のことでした。
彼女と私が話し始めて間もなく、若き日の小泉純一郎がステージに登場したのです。
他の3人の若き政治家ともども、福田派のプリンスとして紹介されていました。
挨拶では招待された会社やビルに関しては、ほんの少しいかにも義理といった風情で触れただけで、あとはライバル派閥の金権体質を批判しまくっていました。
我が派閥はそんなことは絶対にしないと何度も力説していたのが、なんだか少し場違いな印象で心に残っています。
他の3人も似たような内容で、この方たちはお祝いに来たの?
こんな演説は聞いていて、愉しくも何ともありませんでした。
一代で築き上げたオーナー社長にとって、政治家を知っているというだけでステータスになる時代だったのでしょう。
それから20年近くも過ぎたころ、南田陽子さんのかつての部下だったという方と仕事で知り合いました。
何と驚くではありませんか、彼女、南田陽子(仮名)さんは大学在学中にミスユニバース日本代表として世界大会に出場した方だったのです。
なるほど、納得、納得。
そう言えば、結婚もなさったとのことでした。
筆者と南田陽子さんがプレーしたプレステージCCは、ゴルフ場バブルの火付け役でもありました。
前身の梓CCが会員を集めるだけ集めてまくって、工事には一切手を付けることのないまま破産し、破産管財人によって土地が競売にかけられたのです。
当時の株式会社千成が落札した金額は、最低入札価格の数倍といわれる約32億円。 ゴルフ業界に衝撃が走ったのは言うまでもありません。 二番目の入札金額が当時業界の雄と言われた、日東工業の10数億円ですから、あの金額の衝撃度がわかろうというものです。
お陰で、旧梓CCの会員権を抱えて憤懣やるかたない体だった債権者も、100%の配当を受けたようです。 プレステージCCを完成させた千成はその後STTと社名変更し、破竹の勢いで拡張路線を突っ走ったのだったが2002年10月、東京地裁に民事再生を申請した。 負債総額は4990億円超であった。 アメリカのファンド・ロンスターがスポンサーとなり、現在はPGMグループが経営母体である。 |
またプレステージカントリークラブは、高額募集の先駆けともいえる存在でした。
私と南田陽子さんがプレーした当時は、3000万円で募集していたように記憶しています。
バブル期に突入していたとは言え、栃木県では破格の募集金額だったと思います。
朝、この池をクラブハウスレストランから眺めていると心が落ち着く。
だが、ひとたびプレーが始まれば、西コース9番、18番、東コース18番であなたのショットを捕まえるべく、待ち構えているからご用心。
春、プレステージカントリークラブへのアプローチ道は桜も美しい。
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