2025年、馬場咲希選手はいよいよ米LPGAツアーに本格参戦。
アマチュア時代から世界を舞台に戦ってきた長身スイングの若き逸材が、プロとしてグローバルステージへ挑みます。
その最新クラブセッティングは、ブリヂストン契約選手らしく、全体を同社製品で統一。
中でもB3 MAXドライバーと241CBアイアンという“プロ仕様”のハードスペック構成が目を引きます。
飛距離、操作性、打感、すべてにおいて妥協のない14本からは、世界と戦う覚悟が感じられます。
馬場咲希選手のドライバー|B3 MAXで高弾道と安定性を両立
馬場咲希選手のドライバー使用モデルはブリヂストンのB3 MAX(9.5度)。
重心位置が深く設計されていて、ボールを高く、直進性のある弾道で飛ばしやすいのが特長です。
慣性モーメントが大きいため、スイートスポットを外しても飛距離のロスを抑えることができます。
シャフトにはフジクラのVENTUS BLACK 5Sを装着。
手元の剛性をやや高めに設計したこのシャフトは、切り返しでのブレを抑え、ダウンスイングでのタメをしっかり維持したままヘッドを加速させる構造です。
馬場選手のように高身長で大きなスイングアークを持つプレーヤーには、しなり戻りのタイミングが合いやすく、力を効率よくボールに伝えることが可能です。
全体として、直進性と飛距離、さらに操作性も両立させたドライバー構成になっていて、ツアー仕様の中でもかなり攻めた選択といえるでしょう。
注:プロは頻繁にクラブ調整を行います。
したがって記事と実際使用するギアセッティングとは異なることがあります。
馬場咲希選手のフェアウェイウッド|ツアーB XD-Fで安定性を確保
・モデル:ブリヂストン ツアーB XD-F(2016年モデル)
・番手:3W(15度)、5W(18度)
・シャフト:フジクラ VENTUS BLACK 5S
ブリヂストンのツアーB XD-F(2016年モデル)は、馬場咲希選手がジュニア時代から長く信頼を寄せてきたフェアウェイウッド。
今なお実戦投入されていることからも、その完成度の高さがうかがえます。
3W(15度)と5W(18度)の2本構成は、飛距離の階段をしっかりと保ちつつ、風の影響を受けやすい中距離域でも確実にグリーンを狙っていけるバランスに優れたセッティングです。
打感はしっかりとした中に柔らかさもあり、球持ちの良さから球筋を操りやすいのも特長。
シャフトにはVENTUS BLACK 5Sを組み合わせていて、切り返しでの安定感と方向性への貢献度が高い。
高弾道でキャリーを稼ぎながら、ランも出せる万能なウッドとして、国内外を問わず信頼を置いている1本です。
馬場咲希選手のアイアン|241CBで操作性と打感を両立
・モデル:ブリヂストン 241CB(4番~PW)
・シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(S)
馬場咲希選手が選んだブリヂストンの241CBアイアンは、ツアープロからの信頼も厚い、精密なショットコントロールに応える中空キャビティモデルです。
キャビティバック構造でありながら、フェースにしっかりと球が乗る感覚があり、打感の柔らかさと操作性の高さを両立しています。
番手ごとのスピン量や弾道を細かく調整しやすく、距離感のズレを最小限に抑える設計が特徴。
4番からPWまでのフルセットを投入していることからも、ショットメイクに対する馬場選手のこだわりと自信が感じられます。
球筋を操りながらピンを狙うシーンでも、安心して振り抜ける1本です。
馬場咲希選手のウェッジ|BITING SPINでスピン性能を強化
・モデル:ブリヂストン BITING SPIN(50度、54度、58度)
・シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー105(S)
スピン性能と操作性を徹底的に追求した3本体制で、48度から58度までのレンジを緻密にカバーしています。
フルショットからハーフショット、そしてフェースを開いたアプローチまで、状況に応じた多彩な球筋を打ち分けやすく、グリーン周りの対応力を大きく高めています。
特に54度と58度は、フェース面に刻まれた精密なミーリングが強烈なバックスピンを生み、ピン手前で確実にボールを止めたい場面でも信頼できる武器になります。
ライへの適応力、そして距離感の再現性の高さは、ツアーを転戦する上で欠かせない要素です。
馬場咲希選手のパター|スパイダーX SX-32で安定した転がりを実現
・モデル:テーラーメイド スパイダーX SX-32
大型マレット型ヘッドによる高慣性モーメントが、ミスヒット時でもヘッドのブレを抑えて安定した転がりを生み出します。
馬場咲希選手のボール|ツアーB Xで風に強く、スピン性能にも優れる
・モデル:ブリヂストン ツアーB X
風に強く、ドライバーでは低スピン・高初速、アイアンやウェッジではしっかりとしたスピン量が得られる、オールラウンドに優れたツアーボールです。
まとめ|馬場咲希が選ぶ“勝つための14本”
馬場咲希選手の2025年クラブセッティングは、スイングへのフィット感と信頼性を最優先に構築されています。
ドライバーやアイアンでは直進性と打感を両立させ、ウェッジやフェアウェイウッドはグリーン周りでの対応力を強化。
これらの選択からは、勝利を狙うための戦略的なギア選びがうかがえます。