2,018年のプロデビューから、つねに女子ゴルフ界で安定した成績を残し続けているのが小祝さくら選手です。
華やかなメディア露出を控えめにしながらも、コンスタントに上位に食い込むその姿勢は、多くのファンや関係者から「隠れた主役」と称されています。
今、女子ゴルフ界で最も“信頼される選手”とも言える彼女の魅力を、勝率という数字の視点から読み解いていきましょう。
小祝さくらの経歴と女子プロゴルファーとしての成績
小祝さくらは1998年4月15日、北海道北広島市に生まれました。
ゴルフを始めたのは小学6年生と比較的遅めでしたが、すぐに才能を開花させます。
北海道アマチュア選手権で優勝を飾るなど、あっという間に頭角を現しトップアマに。
2017年にはプロテストに一発合格。
同期には勝みなみ、原英莉花、新垣比菜ら“黄金世代”と呼ばれる選手たちが名を連ね、小祝もその一員として注目される存在に。
2018年のルーキーイヤーから安定感のある成績を残し、ルーキー賞金ランキングでトップクラスに躍進しました。
2020年の「ゴルフ5レディス」で念願のJLPGAツアー初優勝を挙げると、以降も着実に勝利数を積み重ね、2024年シーズン終了時点でプロ通算12勝を達成しています。
特に2021年には年間3勝を挙げるなど、波の少ない成績が高く評価されています。
彼女の強みは「勝率」だけでなく、「トップ10フィニッシュ率」の高さ。
出場試合の6割以上で上位に入り、安定感という面では同世代トップクラスの実力を誇ります。
また、予選落ちが極端に少なく、常に“スコアをまとめられる選手”としてツアー関係者からの信頼も絶大。
近年では、渋野日向子、勝みなみ、原英莉花といった黄金世代の選手たちがアメリカ・LPGAツアーへの挑戦に踏み切るなか、小祝さくら選手は一貫して日本国内ツアーに軸足を置いてきました。
本人も「自分のペースで上を目指したい」と語っていて、無理に海外を追わず、自分らしい成長を大切にする姿勢がファンの共感を呼んでいます。
現在では“黄金世代の隠れたリーダー”とも称され、派手さはないものの、安定した成績と真摯な態度でツアーを支える存在となっています。
チームプレーや同世代との関係性も良好で、後輩選手からの信頼も厚いことから、今後ますます女子ゴルフ界の中核を担うことが期待されています。
女子ゴルファーとしての最新成績・使用クラブ・SNS活動
小祝さくら選手は2025年シーズンに入ってからも、すでに複数大会でトップ5入りを記録。
使用クラブはPINGを中心に、パターにはオデッセイを採用しており、ショートゲームの精度の高さも魅力です。
SNSでは控えめながら、試合後のオフショットやファンへの感謝を忘れない姿勢が共感を呼び、特にInstagramはゴルフ女子ファンの間で密かな人気コンテンツとなっています。
小祝さくら選手のインスタグラ：l@sakura_koiwai_official
他の女子プロゴルファーとの勝率比較｜小祝さくらの「安定感No.1」ぶりとは
2023〜2025年の主な女子選手の勝率を比較すると、以下のようになります。
- 渋野日向子：勝率8.3％（優勝2／出場24）
- 稲見萌寧：勝率10.5％（優勝4／出場38）
- 小祝さくら：勝率11.1％（優勝5／出場45）
突出した勝率こそ見えにくいものの、小祝さくら選手は「トップ10入り率」が驚異の65％を超えていて、“優勝だけではない強さ”が際立っています。
トーナメントを勝ち抜く力だけでなく、予選落ちの少なさや最終日の粘りも評価ポイントです。
ファンの声・口コミ紹介｜小祝さくらが支持される理由
ゴルフSNSや掲示板では、次のような声が見られます。
- 「常にスコアをまとめてくるのがすごい。安心して見ていられる」
- 「おっとりした雰囲気だけど、精神力がすごく強いと思う」
- 「ビジュアルだけでなく、プレースタイルに誠実さを感じる」
また、母と二人三脚でプロ入りを果たしたエピソードや、試合後のファンサービスも高評価を集めていて、「実力と人柄の両方を兼ね備えた選手」として多くの支持を得ています。
まとめ｜小祝さくらの今後の見どころと期待される活躍
2025年シーズンも引き続き安定感抜群のプレーを見せる小祝さくら選手。
彼女に期待されるのは、さらなる「メジャー大会での活躍」や「海外挑戦」です。
勝率という客観的なデータに裏打ちされた実力は、ツアーでも屈指。
今後、メディア露出が少なくとも“実力で魅せる選手”として、ゴルフ界を牽引していく存在であることは間違いありません。
