2025年6月12日(木)から15日(日)まで、兵庫県神戸市北区に広がる名門・六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に、「宮里藍 サントリーレディスオープン2025」が開催されます。
本大会は、国内女子プロゴルフ界における屈指の歴史と格式を誇り、世界を目指す若手ゴルファーにとっても重要な登竜門のひとつとして知られています。
大会名に冠された宮里藍さんは、アマチュア時代に同大会へ出場し、後に世界を舞台に輝かしいキャリアを築いた、日本女子ゴルフを代表する選手です。
その志を継ぎ、未来のチャンピオンたちに活躍の舞台を提供する――それが本大会の根幹にある精神です。
この記事では、2025年大会の開催概要、コンセプト、そして注目ポイントまで、最新情報を交えて詳しく解説いたします。
国内外のゴルフファン必見の内容です。
宮里藍 サントリーレディスオープンの見どころと注目ポイント
世界への登竜門
「宮里藍 サントリーレディスオープン」は、JLPGA公式トーナメントにとどまらず、世界を目指す選手たちにとって極めて重要なステップとなる大会です。
本大会で優勝した選手および2位に入った選手、さらにメルセデス・ランキング上位3名(本大会終了時点)には、海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」への出場権が与えられます。
これは、世界最高峰の舞台であるAIG女子オープンに直結する極めて貴重な機会であり、本大会が「真の実力者」を世界に送り出す“登竜門”としての役割を果たしていることを意味します。
特筆すべきは、こうした舞台への道が、アマチュア選手にも開かれている点です。
大会では、下記のような国内アマチュア競技と連携し、将来を嘱望されるジュニアや学生選手にも出場のチャンスを与えています。
・全国高等学校ゴルフ選手権春季大会(女子の部)の優勝者には、本戦への出場権が付与されます。
・関西女子アマチュアゴルフ選手権の優勝者にも同様に出場権が与えられます。
・さらに、「宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY」と題された特別合宿には、全国から選抜された女子ジュニア約30名が参加し、上位5名にマンデートーナメント(最終予選)への出場権が与えられます。
これらの取り組みにより、本大会はプロ・アマ問わず“未来のスター選手”を発掘する場としての役割を果たしています。
実際に過去には、宮里藍、横峯さくら、畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花といった名だたるトッププレーヤーがアマチュア時代にこの大会へ出場し、その後世界へ羽ばたいていきました。
このように、「宮里藍 サントリーレディスオープン」は単なる競技の場を超え、次世代ゴ女子ルフ界の才能を世界へ飛翔させるべく、国際舞台への“跳躍板”といえる存在なのです。
「AIG女子オープン(全英女子)」詳しくはコチラ
宮里藍 サントリーレディスオープン2025|大会概要
2025年の大会は以下の日程で開催されます。
・6月12日(木):大会初日
・6月13日(金):第2日目
・6月14日(土):第3日目
・6月15日(日):最終日
◎賞金総額は1億5,000万円。
◎優勝賞金は2,700万円。
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント歴代優勝者一覧
「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の過去の優勝者を以下にまとめました。
服部道子、不動裕理、宮里藍、山下美夢有、岩井千怜など、錚々たるメンバーが並びます。
前回大会は大里桃子が通算12アンダーで優勝を飾っています。
2006年以降は、六甲国際ゴルフ倶楽部が継続して開催地となっています。
六甲国際ゴルフ俱楽部について詳しくはコチラ!
開催年 | 優勝者名 |
---|---|
2024年 | 大里 桃子 |
2023年 | 岩井 千怜 |
2022年 | 山下 美夢有 |
2021年 | 青木 瀬令奈 |
2020年 | 大会中止 |
2019年 | 鈴木 愛 |
2018年 | 成田 美寿々 |
2017年 | キム・ハヌル |
2016年 | 姜 秀衍 |
2015年 | 成田 美寿々 |
2014年 | アン・ソンジュ |
2013年 | 森田 理香子 |
2012年 | キム・ヒョージュ |
2011年 | アン・ソンジュ |
2010年 | 飯島 茜 |
2009年 | 諸見里 しのぶ |
2008年 | 上田 桃子 |
2007年 | 張 娜 |
2006年 | N. キャンベル |
2005年 | 不動 裕理 |
2004年 | 宮里 藍 |
2003年 | 李 知姫 |
2002年 | 坂東 貴代 |
2001年 | 服部 道子 |
2000年 | 中野 晶 |
1999年 | 肥後 かおり |
1998年 | マーニー・マクグァイヤ |
1997年 | 塩谷 育代 |
1996年 | 元 載淑 |
1995年 | 大会中止 |
1994年 | 山岡 明美 |
1993年 | 前田 真希(すず子) |
1992年 | 柏戸レイ子 |
まとめ
「宮里藍 サントリーレディスオープン2025」は、単なる競技大会を超えた意義と魅力を持つ女子ゴルフトーナメントです。
国内外の実力派プロたちが一堂に会し、四日間にわたって熱戦を繰り広げるだけでなく、次世代のゴルフ界を担う若き才能たちが挑戦の舞台に立つ、まさに“未来のチャンピオンたち”を見つけ出す大会でもあります。
また、優勝者や上位入賞者には「AIG女子オープン(全英女子)」への出場権が与えられ、世界への扉が開かれることからも、本大会が担う役割は年々大きくなっています。
レジェンド宮里藍の名前を冠したこの大会は、彼女のチャレンジ精神を継承しつつ、ゴルフの持つ可能性と感動を多くの人々に届ける特別な存在です。
神戸・六甲の豊かな自然に包まれた名門コースで、未来を変える一打が生まれる瞬間を、ぜひ見届けてください。