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フェアウェイウッドの打ち方完全ガイド!もう苦手なんて言わせない【初心者から上級者まで】

ゴルフプレー

フェアウェイウッドが苦手なゴルファー必見!

 

この記事では、フェアウェイウッドの基本的な役割から、シャフト・ヘッドの選び方、正しいスイングの基本、ミスショットの原因と修正方法まで、プロの解説を参考に徹底的に解説します。

 

飛距離アップと安定性を両立させるためのコツを掴み、スコアアップを目指しましょう。


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フェアウェイウッドとは?ドライバーとの違いを理解しよう

フェアウェイウッドは、ドライバーの次に飛距離を稼げるクラブです。

 

ドライバーに似た見た目ですが、ヘッドは二回りほど小さく、シャフトは短く、ロフト角は大きめに設計されています。

 

主な役割は、フェアウェイから直接ボールを打ち、グリーンを狙うセカンドショットなどで飛距離を出すことです。

 

近年では、7番や9番といったショートウッドも登場し、アイアンの代わりにグリーンを狙うクラブとしても使われるようになっています。

 

ドライバーとの最大の違いは、スイング軌道です。

 

  • ドライバー:ティーアップしたボールを打つため、アッパー軌道(下から上に振り上げる)でスイングするのが基本です。

 

  • フェアウェイウッド:地面にあるボールを打つため、レベルブロー(地面と水平に振る)、または少しダウンブロー(上から打ち込む)で打つのが正解です。

 

このスイング軌道の違いを理解することが、フェアウェイウッドを克服する第一歩です。

ドライバーの練習量が多いと、どうしてもアッパー軌道になりがちです。

 

フェアウェイウッドが苦手な人は、ドライバーの練習を少し減らし、フェアウェイウッドの練習に時間を割いてみてください。


あなたに合ったフェアウェイウッドの選び方

自分に合ったクラブを選ぶことは、上達への近道です。

ここでは、フェアウェイウッドの選び方を解説します。

1. シャフトの長さと硬さ

シャフトは、ゴルファーのプレイスタイルやヘッドスピードに合わせて選びます。

長さの選び方

  • 飛距離を重視:シャフトが長いほどヘッドスピードが速くなるため、長めのシャフトを選びましょう。

 

  • 安定性を重視:シャフトが短いとクラブをコントロールしやすくなるため、ミート率や方向性が安定します。

硬さの選び方

シャフトの硬さは、ヘッドスピードが目安です。

 

  • 45m/s以上:硬いシャフト(X、S)が合います。

 

  • 45m/s未満:柔らかいシャフト(R、L)がおすすめです。

 

シャフトの長さや硬さは、実際に試打をして、自分の感覚に合うものを見つけることが大切です。

 

特にプロでも『5SR』や『6R』といった、最大値の一歩手前で同じように振れるクラブを選んでいることが多いようです。

 

アマチュアも無理のない範囲で同じ力感で振り抜けるクラブを選びましょう。

2. ヘッドのデザイン

ヘッドのデザインは、弾道の高さや打球の方向性に影響します。

  • 大きなヘッド:芯が広く、多少のミスヒットにも強いです。初心者やフェアウェイウッドが苦手な人におすすめです。

 

  • 小さなヘッド:芯が小さく、操作性が高いので、プロや上級者向けと言えます。

 

さらに、ヘッドの形状には「ゲンコツ型」と「洋梨型」があります。

 

  • ゲンコツ型(丸い):ボールが上がりやすく、初心者向けのデザインです。

 

  • 洋梨型(細長い):ボールが上がりにくいので、ヘッドスピードの速い上級者や、ボールが上がり過ぎてしまう人向けです。

3. ロフト角

ロフト角は、ゴルファーのプレイスタイルに合わせて選びましょう。

  • 飛距離重視:15度(3番ウッド)、19度(5番ウッド)

 

  • 安定性重視:19度(5番ウッド)、23度(7番ウッド)

 

「どんなプレーがしたいか?」「フェアウェイウッドをどう使いたいか?」を明確にして選ぶことが重要です。


フェアウェイウッドの正しいスイングを身につける

フェアウェイウッドを正確に打つためには、ドライバーとは異なるスイングの基本を理解する必要があります。

1. ボールの位置と構え方

ボールの位置は、ドライバーよりも少し右に置きます。

具体的には、左足のかかとからボール1個〜1個半右に置くのが理想です。

 

構え方では、ドライバーよりも少し前傾姿勢を深くし、両膝も曲げて重心を下げましょう。

 

地面にあるボールを正確に打つためには、「払い打ち」や「少し打ち込む」スイングが求められます。前傾を深くすることで、これらのスイングがしやすくなります。

 

スタンス幅は、肩幅と同じか、少し狭い程度が適切です。左右の体重配分は均等を意識してください。

 

ドライバーのように右足体重で構えると、アッパー軌道になりやすく、トップやダフりの原因になります。

2. グリップの握り方

フェアウェイウッドだからといって特別な握り方はありません。

大切なのは、クラブとの唯一の接点であるグリップを正しく握ることです。

 

  • 指で握る:手のひら全体ではなく、指でグリップを包み込むように握ります。

 

  • 左手:中指、薬指、小指でしっかりと握り、親指と人差し指は力を抜き添える程度にします。

 

  • 右手:手のひらで左手の親指を包み込むように握ります。左右の手が緩まないように、右手小指を左手人差し指と中指の間に絡めるオーバーラッピンググリップなどがおすすめです。

3. バックスイングとダウンスイング

プロの意見によると、フェアウェイウッドはアイアンのように薄くターフを取るイメージでダウンブローに打つのが良いようです。

 

ソールが広いので、上から打っても刺さらず、自然と滑って払い打ちになります。

バックスイング

▲始動:クラブを低く長く上げます。

 

▲腰の高さまで:両腕を伸ばしたままクラブを上げます。

 

▲腰から上:右ひじを軽くたたみながら縦にクラブを上げ、右肩を指すようなトップポジションを目指します。

この時、左ひじは伸ばしたまま、肩をしっかりと回転させましょう。

ダウンスイング

トップポジションから、下半身リードでクラブを振り下ろします。

骨盤→胴体→肩→腕→クラブの順番で動かすのが理想です。


ミスショットの原因と修正方法

フェアウェイウッドでよくあるミスショットの原因と、その修正方法を解説します。

1. トップのミス

原因

  • 前傾角度の起き上がり:スイング中に前傾角度(背骨の角度)が起き上がってしまうと、クラブヘッドがボールに届かなくなり、トップのミスにつながります。

 

  • インパクトでの左腕の縮み:アドレスで伸ばしていた左腕が、インパクトで曲がってしまうと、クラブがボールの上を通過してしまいます。

修正方法

  • 前傾角度の起き上がり:胸元をボールに向かって沈ませるイメージでスイングします。あるいは、背中を押されているイメージでスイングすると、前傾が起き上がりにくくなります。

 

  • インパクトでの左腕の縮み:腰の高さまでバックスイングし、クラブを地面に叩きつけて止める素振りを繰り返します。これをすることで、腕が伸びる感覚を身につけることができます。

2. ボールが上がらないミス

原因

  • ハンドファーストに構え過ぎている:もともとロフト角の少ないフェアウェイウッドをハンドファーストで構えすぎると、さらにロフトが立ち、ボールが上がりません。

 

  • スライドしてスイングをしている:目標方向に体が突っ込んでしまうスイングは、ハンドファーストと同じくロフトが立ち、ボールが上がりません。

 

  • ボールを右に置きすぎている:意外と多い原因です。ボールを右に置きすぎると、インパクトでロフトが立ち、ボールが上がりにくくなります。

修正方法

  • ハンドファースト:構える際に、手元がボールより前に出過ぎないように意識しましょう。

 

  • スライド:右足一本で立ち、左足を浮かせた状態でスイングする練習をしましょう。これをすることで、体が突っ込む動きを抑えることができます。

 

  • ボール位置:左足のかかとからボール1個〜1個半右に置く、基本のボール位置を守りましょう。

飛距離アップとミート率を上げるコツ

フェアウェイウッドで飛距離と安定性を両立させるためのコツを紹介します。

1. ヘッドスピードを速くするコツ

1,脱力する:アドレスでグリップをゆるゆるに握り、肩や腕の力を抜きます。

 

2,切り返しで力を入れる:トップポジションから右腰の高さ(スイングの右側)の一瞬だけ力を入れます。インパクト周辺で力を入れるのではなく、切り返しでパワーをためるイメージです。

 

3,トップで一瞬止まる:トップポジションでクラブの重さを一瞬受け止めてからダウンスイングに入ることで、リズムが良くなりヘッドスピードが上がります。

2. ミート率を上げるコツ

スイング軸をぶらさないことが最も重要です。

  • 両足を揃えて素振りをしたり、ボールを打つ練習が効果的です。手だけで振るのではなく、肩や骨盤をしっかり回転させることを意識しましょう。

 

  • ボールの赤道より上を打ってしまう人は「伸び上がりスイング」「腕の縮み」に注意してください。

 

  • ボールの手前を打ってしまう人は、「アーリーリリース」や「右足体重スイング」になっていないかチェックしましょう。

 

14本中8本のウッド系クラブをキャディバッグに入れている、プロゴルファー青木瀬令奈選手は次のように言います。

 

「100点に近い当たりを目指すのではなく、60点、70点の当たりでもスピード感を持ってボールの赤道より下に刃を入れて、かっさらうように打つことが大切」。

 

完璧を求めすぎず、振り抜くことを意識してみましょう。

 


効果的な練習方法

フェアウェイウッドは、アイアンと交互に練習することで、より効果的に上達できます。

アイアンとフェアウェイウッドを交互に打つ

まず、得意な番手のアイアンを数球打ち、そのイメージでフェアウェイウッドを打ちます。

 

シャフトが短く振りやすいアイアンの感覚をフェアウェイウッドに活かすことで、苦手意識を克服できます。

ハーフスイングとフルスイングを交互におこなう

最初はハーフスイングでボールに当てる感覚を身につけます。

 

ハーフスイングでミート率が安定したら、フルスイングに挑戦します。フルスイングでミスが出ても、またハーフスイングに戻ることを繰り返すことで、フルスイングでもミート率が徐々に上がっていきます。

 

これらの練習方法を繰り返し、フェアウェイウッドを自分の武器にしてください。

記事のまとめ

フェアウェイウッドを攻略する鍵は、ドライバーとは異なるスイングの基本を理解し、実践することです。

1. クラブ選びと構え方

自分に合ったシャフトやヘッド、ロフト角を選びましょう。

 

構える際は、ボール位置を左足かかとから少し右に置き、前傾を深く、重心を低くすることが重要です。

2. スイングの基本

ドライバーのようなアッパー軌道ではなく、アイアンのように薄くターフを取るイメージでダウンブローに打つのが正解です。

 

グリップは脱力し、下半身リードでスイングすることを意識してください。

3. ミスショットの改善

トップのミスは前傾の起き上がりや腕の縮みが原因です。前傾をキープし、腕を伸ばす練習をしましょう。

 

ボールが上がらない場合は、ハンドファーストになりすぎていないか、スライドしていないかを確認してください。

4. 練習のコツ

アイアンとフェアウェイウッドを交互に打ったり、ハーフスイングとフルスイングを繰り返したりすることで、安定したショットを身につけられます。

 

完璧な当たりを狙うのではなく、60点や70点の当たりでも、スピード感を持って振り抜くことが上達への近道です。