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富士通レディース2025完全ガイド|東急セブンハンドレッドクラブも紹介

女子ゴルフ

10月、秋風が心地よく吹き抜ける千葉県の名門「東急セブンハンドレッドクラブ」を舞台に、女子プロゴルフ界の注目トーナメント「富士通レディース2025」が開催されます。

 

幾多の名勝負とともに歴史を重ねてきたこの大会は、今や国内女子ツアー終盤のハイライトとして多くのゴルフファンを魅了しています。

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富士通レディースはどんな大会?

富士通レディースは、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が公認するレギュラーツアーのひとつで、1983年に「富士通クイーンズカップゴルフトーナメント」として産声を上げました。

 

主催はIT業界を代表する富士通株式会社。

 

1985年からは現在の大会名「富士通レディース」で定着。

以後、日本女子ゴルフ界の重要な公式戦として地位を確立しています。

 

大会は毎年10月に開催され、ツアー終盤に位置づけられることで、年間女王争いにも大きく影響を与える重要な一戦となっています。

 

現在の賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円

出場資格はJLPGAツアーの成績上位者に加え、各大会の優勝者や主催者推薦者など。

 

特に注目されるのが、主催者推薦枠をかけた「チューズデイトーナメント」の存在です。

 

このミニトーナメントで上位に入った選手には、本戦出場のチャンスが与えられ、若手や無名選手が飛躍する舞台としても知られています。

富士通レディースの歴史

富士通レディースは創設以来、女子ゴルフの発展とともに歩んできた大会です。

 

創設当初は千葉県市原市にある浜野ゴルフクラブで開催されていましたが、1998年からは千葉市緑区の東急セブンハンドレッドクラブ西コースへと舞台を移し、現在まで同クラブでの開催が続いています。

 

これにより、大会は新たなステージへと進化してきたのです。

歴代優勝者には、国内外の名だたる選手が名を連ねています。

 

たとえば、アマチュアでこの大会を制して話題をさらった古江彩佳選手、卓越したショット力で勝利を手にした申ジエ選手、地元千葉出身の成田美寿々選手などなど、それぞれ印象深い軌跡を残しています。

 

特に近年では、若手選手の台頭とともに激戦が繰り広げられ、世代交代の舞台としても注目度が高まっています。

 

また、秋の澄んだ空気とちらほら紅葉めいてくる開催時期も魅力のひとつ。

プレーヤーたちは都会のオアシスのような自然のなかで集中力を高め、極限のプレーを披露します。

 

こうした環境が名勝負を生み富士通レディースは、女子プロたちの研ぎ澄まされた技と鍛え抜かれた精神力がぶつかり合う場としてて知られるようになりました。

富士通レディースでのドラマチックな出来事

2019年には高校生だった古江彩佳選手がアマチュアとしてツアー初優勝を飾り、ゴルフ界に大きな衝撃を与えました。

 

また、2020年には韓国の申ジエ選手が盤石のプレーで優勝。

ベテランの底力を見せつけました。

 

2024年には山下美夢有選手が若いながらも貫禄十分の勝利を収め、世代交代の波を象徴する大会となりました。

富士通レディース2025大会概要

・大会名:富士通レディース2025(大会公式サイト

・開催日:2025年10月17日~19日

・開催地:東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉県千葉市緑区小山町359-6)

・賞金総額:1億円

・優勝賞金:1800万円

・出場予定選手数:96名(予定)

・カットライン:第2ラウンド終了時点で50位タイまで(予定)

・主催:富士通株式会社

富士通レディース 過去15年間の優勝者

開催年 優勝者
2024年 山下美夢有
2023年 櫻井心那
2022年 古江彩佳
2021年 古江彩佳
2020年 申ジエ
2019年 古江彩佳 (アマチュア)
2018年 成田美寿々
2017年 テレサ・ルー
2016年 松森彩夏
2015年 テレサ・ルー
2014年 アン・ソンジュ
2013年 イ・ナリ
2012年 成田美寿々
2011年 藤田幸希
2010年 アン・ソンジュ

 

富士通レディース開催・東急セブンハンドレッドクラブはこんなコース

千葉市緑区の丘陵地に広がる東急セブンハンドレッドクラブは、1989年に法人会員制ゴルフ場として開場しました。

 

東急グループのゴルフ場運営における集大成ともいえる存在で、上質なサービスと整備の行き届いたコース環境によって、多くの法人顧客から厚い信頼を集めています。

 

大会の舞台となる「西コース」は、広々とした視界と戦略性のバランスが絶妙に取られた設計が特徴です。

 

自然の地形を活かしながらも、フェアウェイには緩やかなアンジュレーションが施されていて、見た目以上にショットの落とし所や球筋の選択が求められます。

 

ティーグラウンドからグリーンまでは、よく見渡せる一方で、グリーン周りには絶妙に配置されたバンカーや傾斜が待ち受けていて、ただ飛ばすだけでは攻略できない設計になっています。

 

風の影響も受けやすい開放的なホールが多く、プレーヤーには風向きや芝目、距離感などに対する高い集中力と判断力が求められます。

 

こうした設計の妙が、ツアー終盤の緊張感と重なり合い、富士通レディースならではのドラマチックなシーンを生むのです。

 

まさに、実力者同士の真剣勝負にふさわしい「勝負のステージ」といえるコースです。

東急セブンハンドレッドクラブのコンセプト

「友情と信頼を深める、真のゴルフライフの実現」を理念に掲げ、法人会員専用として設計された高級接待クラブです。

 

ドライバー専用の控室、キャディへの託児所設置など、あらゆる来場者への細やかな配慮が徹底されています。

 

スリーハンドレッドクラブの思想を受け継ぎ、地位や肩書きを離れた交流の場として親しまれています。

東急セブンハンドレッドクラブの施設情報

基本情報

名称 東急セブンハンドレッドクラブ:公式サイト
所在地 〒267-0063 千葉県千葉市緑区小山町359-6
電話番号 043-294-0700(代表)/043-294-9701(予約専用)
FAX 043-294-9712
休場日 1月1日・2日、12月31日、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
開場日 平成元年10月28日
車でのアクセス 東京より京葉道路経由約1時間
電車でのアクセス JR外房線 土気駅下車 タクシーで約10分
クラブバス 無し
タクシー料金 JR大網駅より2,500円/JR土気駅より1,500円

コース情報

設計者 山本 冨市
コースタイプ 丘陵コース
ラウンドスタイル 全組セルフデー付・全組乗用カート付
グリーン ワングリーン・ベント芝
コース 36ホール・パー144
コースレート 東72.5、西72.9

距離・面積・練習場

距離 東6,978ヤード/西7,102ヤード
面積 162.5ヘクタール(約49万坪)
練習場料金 250ヤード・15打席(24球550円・税込)

設備・サービス

コンペルーム 8部屋
はなしの個室 9部屋
経営方式 メンバーシップ
予約受付 プレー日の3ヶ月前より
プレー条件 平日はメンバー同伴、土日祝もメンバー同伴(詳細は案内参照)
カート フェアウェイ走行可(天候により制限あり)
レンタル クラブ:5,500円、シューズ:1,320円(税込)
キャディ付 ご利用案内にて案内

 

まとめ

富士通レディース2025は、女子プロゴルフ界の初秋を彩る名物トーナメントとして、今年も注目を集めています。

 

開催地である東急セブンハンドレッドクラブは、法人会員制ならではのホスピタリティに優れ、かつ戦略性の高いコースで知られています。

 

トーナメント出場選手たちにとっても、挑戦しがいのある舞台です。

 

数々の名勝負を歴史に刻んできたこの大会は、今後も女子ゴルフ界の歴史を紡ぐ存在であり続けることでしょう。