稲垣那奈子プロは、2025年「リゾートトラスト レディス」で念願のツアー初優勝を果たした注目選手です。
プラチナ世代ながらも早稲田大学に進学し、学業とゴルフを両立させた異色の経歴は、今後の女子ゴルフ界でも貴重な存在といえるでしょう。
ここでは、彼女が使用するクラブセッティングとともに、これまでの歩みやプロフィールを詳しく紹介します。
稲垣那奈子選手のクラブセッティング(2025年7月3日現在)
NO | 使用モデル | ロフト | シャフト | 硬さ | 長さ | バランス |
---|---|---|---|---|---|---|
1W | ST-X 230 ドライバー | 9.5 | SPEEDER NX BLACK 50 | S | 45.5 | D1 |
3W | JPX プロトタイプ | 15 | SPEEDER NX BLACK 50 | S | 43.25 | D1 |
5W | JPX プロトタイプ | 18 | SPEEDER NX BLACK 50 | S | 42.5 | D1 |
3U | JPX FLI-HI ユーティリティ | 22 | VENTUS HB BLUE | 7S | 39.5 | D1 |
4U | JPX FLI-HI ユーティリティ | 22 | VENTUS HB BLUE | 7S | 39 | D1 |
5U | JPX FLI-HI ユーティリティ | 22 | VENTUS HB BLUE | 7S | 38.5 | D1 |
6-9 | Mizuno Pro 245 | – | スチールファイバー i 80cw | S | – | D1 |
PW | Mizuno Pro 245 | – | N.S.PRO 950GH neo | S | 35.25 | D1 |
50-08 | Mizuno Pro T-3 ウエッジ | 50 | N.S.PRO 950GH neo | S | 35 | D1 |
58-08 | Mizuno Pro T-3 ウエッジ | 58 | N.S.PRO 950GH neo | S | 35 | D1 |
シューズ:HAZARD ENERZY BOA
手袋:Mizuno Pro
注:稲垣選手はミズノの契約選手です。
稲垣那奈子選手の略歴と特徴
埼玉県川口市出身の稲垣那奈子プロは、共立女子第二高等学校でゴルフに打ち込み、その後、スポーツ科学の分野で学びを深めるために早稲田大学へと進学しました。
大学ではスポーツ健康科学部に在籍し、卒業論文の執筆にあたり『ゴルファーと腰痛の関連性』をテーマに、自らの競技経験を活かした研究に取り組んでいます。
競技面でも大学在学中から頭角を現し、2018年には中国で行われたアニカ・ソレンスタム・インビテーショナルで優勝を果たしました。
さらに、2021年にはアジアパシフィック女子アマチュア選手権で5位入賞という実績を残しています。
プロテストには2022年、大学4年生時に初挑戦し、その翌年となる2023年に二度目の挑戦で見事合格。
2025年にはリゾートトラスト レディスでツアー初優勝を挙げ、東京六大学出身の女子プロとして史上初の快挙を成し遂げました。
学業とゴルフを両立させたその歩みは、短期間で結果を求められる近年の女子プロゴルフ界において、極めて異色といえる存在です。
競技への真摯な姿勢と学術的な視点、その双方を武器に、今後さらなる活躍が期待されています。
稲垣那奈子選手プロフィール
名前 | 稲垣那奈子(いながき ななこ) |
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生年月日 | 2000年8月24日(24歳) |
出身地 | 埼玉県川口市 |
身長 | 164cm |
血液型 | B型 |
出身校 | 早稲田大学 |
ゴルフ歴 | 10歳〜 |
プロ転向 | 2023年(96期生) |
得意クラブ | ドライバー |
趣味 | スポーツ観戦 |
契約クラブ | ミズノ |
ウェア | ルコックスポルティフ |
シューズ | ミズノ |
ツアー通算 | 1勝 |
まとめ|今後の課題と展望
稲垣那奈子プロは、早稲田大学を卒業した異色のキャリアと着実な成長を武器に、2025年に念願の初優勝を果たしました。
大学時代は練馬区石神井にある早稲田高等学院まで通い、「鳥かご練習場」でひたすら打ち込みに励みました。
そこで培った精密なショット力と、学術的な視点から身体管理を行える強みを活かし、今後さらに上位安定を目指したいところです。
課題としては、ドライバー、アイアンショットの精度を向上させ、アプローチなどグリーン周りの小技に磨きをかけて、勝ち切る力を養うことでしょう。
プラチナ世代の一員として、今後どこまでキャリアを伸ばせるか注目が集まっています。