今年で第16回を迎えるニトリレディスゴルフトーナメント。
2025年8月28日(木)から31日(日)まで、北海道七飯町の「北海道カントリークラブ 大沼コース」で開催されます。
本大会は、国内女子プロゴルフ界のトッププレーヤーが集う夏のビッグイベントとして、例年多くの注目を集めています。
本記事では、2025年大会の開催概要に加え、過去の歴代優勝者、さらにはとっておきの大会裏話までお伝えします。
この記事を読むと、あなたのニトリレディスゴルフトーナメントに対する認識が、きっと大きく変わることでしょう。
ニトリレディスゴルフトーナメントとは?
2010年の創設以来、北海道を舞台に開催されてきたニトリレディスゴルフトーナメントは、女子ゴルフ界の夏を象徴する大会として着実にその地位を築いてきました。
これまで主に小樽カントリー倶楽部で実施されてきた本大会ですが、2025年の第16回大会では、初めて「北海道カントリークラブ 大沼コース」が舞台となります。
開催地の変更は、新たな戦略性や景観美を通じて、夏の北海道の魅力とともにトーナメントの魅力をさらに高めることになるでしょう。
自然と調和した北海道ゴルフコースの真価が試される一戦。
歴史を塗り替える戦いに注目です。
2025年ニトリレデース開催、北海道カントリークラブ大沼コース
ニトリレディスゴルフトーナメント大会概要
大会名:ニトリレディスゴルフトーナメント 2025
開催日程:2025年8月28日(木)~8月31日(日)
開催コース:北海道カントリークラブ 大沼コース(北海道亀田郡七飯町)
賞金総額:1億円
優勝賞金:1,800万円
出場予定人数:120名
競技方法:4日間72ホール・ストロークプレー。予選ラウンド終了時、上位60位タイまでが決勝ラウンドに進出
詳細は JLPGA公式ページ をご覧ください。
🏆 ニトリレディスゴルフトーナメント 歴代優勝者一覧
ニトリレディスゴルフトーナメントの歴代優勝者一覧をご覧ください。
毎回、北海道で開催される大会ですが、道内出身でスポンサーのニトリ所属でもある、小祝さくら選手の優勝はまだありません。
北海道では最も人気ある選手の一人、小祝さくら選手の優勝を道内のゴルフファンは心待ちにしています。
さて、2025年大会の結果は?
🏆 ニトリレディスゴルフトーナメント 歴代優勝者一覧
回数 | 開催年 | 優勝者 | 開催コース |
---|---|---|---|
第1回 | 2010年 | 鬼澤信子 | 桂ゴルフ倶楽部 |
第2回 | 2011年 | 笠りつ子 | 桂ゴルフ倶楽部 |
第3回 | 2012年 | アン・ソンジュ | 桂ゴルフ倶楽部 |
第4回 | 2013年 | アン・ソンジュ | 桂ゴルフ倶楽部 |
第5回 | 2014年 | 申ジエ | 恵庭カントリー倶楽部 |
第6回 | 2015年 | イ・ボミ | 小樽カントリー倶楽部 |
第7回 | 2016年 | 笠りつ子 | 小樽カントリー倶楽部 |
第8回 | 2017年 | 申ジエ | 小樽カントリー倶楽部 |
第9回 | 2018年 | アン・ソンジュ | 小樽カントリー倶楽部 |
第10回 | 2019年 | 鈴木愛 | 小樽カントリー倶楽部 |
第11回 | 2020年 | 笹生優花 | 小樽カントリー倶楽部 |
第12回 | 2021年 | 稲見萌寧 | 小樽カントリー倶楽部 |
第13回 | 2022年 | 稲見萌寧 | 小樽カントリー倶楽部 |
第14回 | 2023年 | 菊地絵理香 | 小樽カントリー倶楽部 |
第15回 | 2024年 | 桑木志帆 | 桂ゴルフ倶楽部 |
第16回 | 2025年 | 北海道カントリークラブ 大沼コース |
ニトリレディスと小樽カントリー倶楽部の深い縁
北海道の名門、小樽カントリー倶楽部は、かつて「日本オープン」など多くのビッグトーナメントを開催してきた、コースレート75.8の本格的なチャンピオンコースです。
特に2004年から2012年まで9年間にわたり行われた「サン・クロレラ クラシック」は、小樽カントリー倶楽部夏の風物詩としてゴルフファンに親しまれていました。
しかし2013年、北海道を襲った台風によって、各ホールをセパレートしていた1万本の杉が倒壊。
小樽カントリー俱楽部新コースの象徴ともいえる杉林は、壊滅的な被害を被ります。
この被害によって予定されていた同年の「サン・クロレラ クラシック」は急遽中止に追い込まれます。
この危機的状況に救いの手を差し伸べたのが、ニトリホールディングスの創業者・似鳥昭雄氏でした。
北海道出身であり、大の小樽好きとしても知られる似鳥氏は、復旧のために多額の寄付を行い、杉に代わって根付きやすい雑木を移植することで小樽カントリー倶楽部の景観と機能を蘇らせました。
この支援をきっかけに、2015年からは「ニトリレディスゴルフトーナメント」が小樽カントリー倶楽部で開催されることになります。
「サン・クロレラ クラシック」は撤退し、その歴史はニトリによって新たなステージへと引き継がれたのです。
北海道での開催と似鳥昭雄氏の小樽愛
「ニトリレディス」が毎年北海道で開催されているのは、単なる企業ブランディングだけではなく、似鳥昭雄氏自身の地元・北海道への深い愛着に起因します。
似鳥氏は小樽市にも積極的に寄付や投資を行っていて、文化・観光・教育など多方面で地域貢献を続けています。
小樽カントリー倶楽部新コースについても、近年2年がかりの大規模改修が完了し、2026年から「ニトリレディス」が再び小樽に戻ってくるという話が関係者の間で囁かれています。
「ニトリレディスゴルフトーナメント」は、単なるスポーツイベントにとどまらず、人と土地、企業と地域社会が深く結びついたモデルケースとも言える存在です。
その舞台に最も似合うのは小樽カントリー倶楽部新コースです。
ニトリレディスゴルフと小樽カントリー俱楽部のコンビ復活が待たれます。