2020年に開催される東京オリンピックでゴルフ競技会場に決まっている霞が関カンツリー倶楽部で、安倍首相とトランプ大統領による日米グリーン会談が行われました。
プレーにはアメリカで活躍中の松山英樹選手も加わり、終始和やかな様子。
アメリカ大統領が日本のゴルフ場でプレーするのは史上初めてのことです。

霞ヶ関カンツリー倶楽部を指名したのは、トランプ大統領ではなく安倍首相だったようです。
安倍首相とトランプ大統領のコース入りには、待ち構えていた大勢の報道陣も誰一人気づく者はいませんでした。
どうやって二人は霞ヶ関カンツリー倶楽部へ入ったのでしょうか?
そして、トランプさんはコースの食堂で何を食べたのか?
霞ヶ関カンツリー俱楽部で、安倍首相とトランプ大統領がプレー
日米首脳会談のため日本を公式訪問したアメリカのトランプ大統領が、安倍首相と同伴して東京オリンピックのゴルフ会場に決まっている霞ヶ関カンツリー俱楽部でプレーしています。
プレーしたのは2017年11月5日で、プロゴルファーの松山英樹選手も一緒にプレ-しました。
松山選手はご存知のようにアメリカツアーを中心に活躍する、我がニッポンを代表するプロゴルファーです。
三人でプレーしている映像では、松山選手はとても嬉しそうでしたが一方で緊張感も見て取れました。
やはり、松山選手のように世界を股にかけたTOPプレーヤーでも、世界の首脳二人と一緒ではプレッシャーが大きかったようです。
プレー後のインタビューでも 「疲れました」 と正直に言ってました。
しかも、自分が選手として出場するかもしれない、霞ヶ関カンツリー俱楽部ですから、なおさら緊張したかな。(笑)
しかし、五輪競技に松山選手が出場となれば、今回の参加はとてもプラスに働くでしょう。
プロゴルファーと言えども、そう簡単にプレーできない霞ヶ関カンツリー俱楽部。
ゴルフは記憶のスポーツとも言われまていますから今回のラウンドで、松山選手の頭脳ファイルに新たな情報が追加されたことは間違いありますまい。
トランプ大統領はご存知のように米国で展開する事業グループにはゴルフ部門もあり、安倍首相も招待されたことがあるプラべートコースを有するほどのゴルフ好き。
腕前の方もシングルプレーヤとしての評判が高いのです。 ハンディは3以下だとの噂もあるほどで、その業界のドンのような存在です。
GOLFはイギリスのスコットランドが発祥の地で、イギリスの国技のような存在ですが、アメリカにはトランプさんのように熱心なプレーヤーや経営者が増え、ゴルフ場の数も群を抜いています。
英国約2600コース、日本約2300コースに対して、アメリカには一桁違う約15,400コースが存在します。
他に多い国は、カナダ約2300コース、オーストラリア約1500コースなので、アメリカ市民へのゴルフの浸透ぶりがわかろうというものです。
ゴルフ人口も日本の500万~600万人に対して、アメリカは2900万~3000万人と言われており、こちらも一桁違っています。
世界の総ゴルフ人口に対して米国のゴルフ人口が占める割合は、約45%とも言われています。
日本人がジョギングする感覚で、アメリカ人はゴルフに親しんでいるのです。
*ゴルフ場数及びゴルフ人口は2017年の統計と推計によります。
この日、トランプ大統領は米軍の立川基地からヘリコプターで霞ヶ関カンツリー俱楽部に降り立ちました。
最初二機のヘリが霞が関CC上空を旋回しながら、コース内のヘリポートに相次いで着陸しました。
その後もう一機のヘリが飛んできて着陸したので、これを見ていたメディア関係者や見物人は最初の二機が偵察で、三機目に大統領が乗っているのだろうと誰しもが思ったはずです。
しかし、トランプさんが乗っていたのは最初に飛んできた二機のうちの一機でした。
三機目は完全にダミーだったのです。
皆さん、完全に裏をかかれました。
さすが米軍。
裏をかいたと言えば、この日は安倍首相もメデアの裏をかきましたね。
安倍首相は当然車で来るだろうとTVカメラなどのメデア関係者は、正面入り口付近で待機していたのです。
トランプさんを乗せた米軍のヘリが到着する少し前、海上自衛隊のヘリ一機が如何にも偵察飛行よろしくコース上空をゆっくり旋回しながら、ヘリポートに着陸しました。
メデアはこのヘリをほぼノーマークだったのですが、ナント安倍さんはこの海自のヘリに乗っていたのです。
直後にこれを知った産経新聞の記者なども正確な速報を流せなかったと、とても悔しそうにツイートしていましたね。
雑誌記者の情報によると正面口を通過した車は、埼玉県警の車両と松山選手が乗車したレクサスの2台だけでした。
ちなみに松山英樹選手はレクサス所属です。
この日米の「裏カキ ヘリ大作戦」には地元の「○○ドットCOM」や「川越××だより」のアマチュア記者たちも翻弄されたようで、ネット上で面白おかしく報告していました。
比較的見通しの良いゴルフ場近くの河川敷は、この日カメラを持った人が大勢集まり、さながらフェスティバルの様相でした。
河川敷の広場で野球やサッカーに興じていた人たちも、一時試合を休戦し次々に飛んでくるヘリを眺めていたようです。
2020年東京オリンピックのゴルフ競技会場、霞が関CCでのGOLF外交は9ホールでしたが、米国の大統領が日本国内でラウンドしたのはこれが初めてでした。
霞が関CCが選ばれたのは、トランプさんからの指定ではなく安倍首相が決めたようです。
この時のグリーン会談でメデアや地元の人々が驚いたのは、霞が関カンツリー周辺の警備に関してでした。
もちろんトーナメントや試合ではないので、今回のゴルフ外交に関するコースやグリーンのセッテイング、あるいは両首脳のスコアについての公式発表など行われるはずもありません。
しかし、松山選手が加わったことでショー的色合いも少し演出でき、トランプさんもロシア疑惑のことなど忘れてご満悦だったのではないでしょうか。
【トランプさんが食べたと思われる霞ヶ関カンツリー俱楽部名物のバーガー】
トランプさんが昼食に食べたハンバーガーは普段でも霞ヶ関カンツリー俱楽部のメニューあって、以前から人気がありました。
ただ、今回トランプさんが食べたのは特注で、いつものメニューよりかなり大きかったと聞いています。
これでますます、霞ヶ関カンツリー俱楽部のハンバーガーは人気が出ることでしょうね。
筆者はこのコースで数回プレーしていますが、ハンバーガーを食べたことはありません。
次またプレーに行ったら食べるかって? いや、食べないでしょうね、肉は嫌いだから。
あっ!安倍首相が何を召し上がったのか聞くのを忘れてしまいました。
ごめんなさい。
松山君は胸いっぱいで何も食べられなかったのかな? いえいえ、そんなことはありません。
世界を舞台に戦う男が、そんなことではメジャーなど夢のまた夢。
二人の前でモリモリ食べたのではないでしょうか?
2019年2月25日には、中島常幸、倉本昌弘、小林浩美のプロ協会関係者が東京オリンピックのゴルフ会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部で視察プレイをしました。
小林さんは早い下りのパットを大オーバーさせるなど、グリーンには手こずっていたようです。
中島常幸は、膝の高さから何度もボールを落として、グリーンの速さやラインを確認していました。
あの3人のことですから、五輪候補強化選手により良いアドバイスがおくられることが期待できます。