横峯さくら選手がキャディバッグの中身を驚きの刷新。
2025年は、地クラブのマスダゴルフが主役だからびっくりだ。
理由はフェードを軸にしつつ、狙いどころで弾道を作れる操作性にあるようだ。
ウェッジをきっかけに始まったマスダクラブの使用は、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、パターへと広がり、今季の“さくらの形”をはっきり示す構成になっている。
2014年に1勝を挙げて以来、ツアーでの勝利から遠ざかっている横峯さくら選手。
地クラブのマスダゴルフで復活優勝なるか?
横峯さくら選手のクラブセッティング(2025)
ドライバー
・マスダゴルフ FBL Series 8(10.5度)
・シャフト:N.S.PRO レッジオフォーミュラ MB+ X45
フェアウェイウッド
・キャロウェイ Elyte Triple Diamond:3W(15度)
・マスダゴルフ FBL チタン:5W(18度)
ユーティリティ
・マスダゴルフ V-UT ネクスト:20度/23度
アイアン
・マスダゴルフ JM-H2:6I〜PW
ウェッジ
・マスダゴルフ STUDIO WEDGE M425:AW/GW/SW
パター
・マスダゴルフ STUDIO COLLECTION SY Proto
ボール
・ブリヂストン TOUR B X
横峯さくら選手がマスダ中心に切り替えた理由とギア特性
・何気なくウェッジを手にした時のフィット感と信頼感が起点。
打ち出しを低く抑える、スピン量をコントロールする、といった意図が描きやすく、距離感の再現性が高い。
・FBL Series 8はフルチタンらしい芯のある打感に直進性が加わる。
フェードを打ちやすく、必要な場面で意図的に曲げられる操作幅がある。
・JM-H2はやや大ぶり+ポケットフルキャビティで許容性が高い。
上から入れて押し込むイメージが作りやすく、球も上がりやすい。
・V-UT ネクストは20°/23°の距離階段が明確。風下で高さを使う、風上でライナーに抑えるなど弾道調整がしやすい。
・SY Protoはフェースに乗る感触で、ショートパットのストローク軌道を素直に出しやすい。
プレースタイルとの相性
・持ち球のフェードを基準に、左を消しつつターゲットに対して一直線に運ぶ設計。
・難度の高いパーオンや風下のセカンドで、操作性と直進性のバランスが効く。
・ウェッジは低い打ち出し→スピンで止めるイメージが出しやすく、ピン手前や砲台グリーンでも落とし所を作りやすい。
プロフィール
選手名 | 横峯 さくら(Sakura Yokomine) |
---|---|
生年月日 | 1985年12月13日 |
身長 | 171cm |
出身地 | 鹿児島県 |
出身校 | 明徳義塾高等学校 |
ゴルフ歴 | 8歳〜 |
プロ転向 | 2004年 |
優勝回数 | 国内23勝 |
横峯さくら選手の略歴ダイジェスト
●大のゴルフ好き父、良郎氏の影響で、8歳からゴルフを始める
●小学4年生で全国大会優勝。
ジュニア期から国内頂点を争い、中高・プロでも宮里藍と切磋琢磨。
●2004年プロテスト2位合格。
デビュー直後から上位争いを重ね、下部ツアー優勝と新人戦制覇で翌年シードを確保。
●2005年国内ツアー初優勝。
2006年はメジャーを含む年間3勝、予選落ちゼロの安定感。
●2007年も年間3勝で初の年賞1億円超。
2008年は大王製紙エリエールで優勝、2年連続で年賞1億円超。
●2009年はメジャー含む年間6勝、平均ストローク1位で賞金女王を獲得。
国内女子ツアーを象徴する存在へ。
●2013年は年間4勝を挙げ、賞金額1億2537万1638円で2位となっている。
▲国内ツアー通算23勝(メジャー2勝)を誇る
▲名前の由来:父・良郎氏が映画『男はつらいよ』の大ファンであり、主人公・車 寅次郎(渥美清)の妹である、「さくら(倍賞千恵子)」から命名した。
編集メモ(運用上の確認事項)
・ドライバーのロフトは10.5度表記を採用。
取材・大会資料で9.5度の記載が見られる場合があるため、ロフト変更やヘッド個体差の可能性を踏まえつつ、最新の実戦値を都度確認したい。
まとめ
マスダゴルフ中心のセットは、横峯さくらのフェード基調+要所の操作を高い精度で支える。
FBL Series 8の直進性、JM-H2の寛容性、M425のスピンコントロールが軸。
ベテランらしい戦略性で、状況対応力の高さが今季も光るはずだ。