阿部未悠選手のクラブセッティング｜ブリヂストン契約・こだわりの最新ギアとプロフィール

北海道恵庭市出身の阿部未悠（あべみゆ）選手は、幼い頃からゴルフに情熱を注ぎ、より良い環境を求めて中学進学と同時に九州・福岡の沖学園へ進む決断をしました。

母・早苗さんは娘の夢を支えるため、ともに北海道から福岡へ移住。

一方、父・敏春さんは北海道に残り、家族の生活を支えるため単身で会社経営に注力。

こうした家族の深い理解と支えを受け、阿部未悠選手は2024年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で念願のツアー初優勝を達成。

ブリヂストン契約プロらしく、クラブ1本1本にこだわり抜いたセッティングで、安定したショットとスコアメイクを実現しています。

この記事では阿部未悠選手のセッティングとプロフイール、そして家族の強い絆などについて詳しくお伝えします。

阿部未悠選手のクラブセッティング

阿部未悠選手は、自身のフィーリングを何より重視したクラブセッティングを心がけています。

特にドライバーには、ブリヂストン『B2HT』とベンタスTRレッドというスピン量と弾道の高さを兼ね備えた組み合わせを採用。

フェード系ショットを持ち球とし、無理に操作しなくてもつかまりの良さが得られる点を評価しています。

フェアウェイウッドはタイトリスト『GT2』を採用し、コンパクトなヘッド形状による抜群の構えやすさと傾斜地での抜けの良さを重視。

また、ユーティリティは『B3 MAX』をセッティングし、安定した弾道と拾いやすさを追求しています。

アイアンは昔から信頼を寄せているブリヂストン『221CB』を使用。構えやすい顔つき、抜けの良さ、グリーンでしっかり止まる性能を重視し、シャフトにはスチールファイバーi70cwを採用しています。

スチールとカーボンの特性を併せ持ち、女子ツアーで求められる高弾道・高落下角を実現しています。

ウェッジはブリヂストン『BRM2』を3本体制で投入。クセのないストレートネック形状やフェースを開いたときの扱いやすさを評価し、アイアン同様、構えやすい顔を最優先で選んでいます。

パターはピン『PLD ミルドアンサー』プロトタイプ、ボールは信頼の『ブリヂストンツアーB X』を愛用。

ギア全体を通して、自分が気持ちよく構えられるクラブと、ショットの再現性を重視したセッティングが特徴です。

・ドライバー：ブリヂストン B2HT（9.5度／ベンタス TRレッド 50R）

・3W／7W：タイトリスト GT2（15度・21度／スピーダー NX グリーン 60S）

・4U／5U：ブリヂストン B3 MAX（22度・25度／ベンタス HB 7S）

・6I〜PW：ブリヂストン 221CB（スチールファイバー i70cw）

・ウェッジ：ブリヂストン BRM2（48・52・58度／DG95 S200）

・パター：ピン PLD ミルドアンサー・プロトタイプ

・ボール：ブリヂストンツアー B X

2021年プロテスト合格（93期生）。

翌年からシードを獲得し、2024年にツアー初優勝を達成。北海道出身。

クラブへのこだわりも強く、趣味はカメラと読書、ゲーム。

阿部未悠プロの父・阿部敏春氏は、北海道恵庭市に本社を置く「エイベルホーム株式会社」の代表取締役を務めています。

同社は新築住宅やアパート・マンションの企画・施工、不動産取引などを手がけ、「無駄を省いたシンプルで美しいデザイン」を掲げています。

この理念は阿部プロの自宅にも通じています。

阿部プロは2022年「リゾートトラストレディス」でホールインワンを達成し、賞金でメルセデス・ベンツGLEを購入。

父が手掛けた住まいに似合う高級車というエピソードは、家族の繋がりを象徴しています。

母・早苗氏は娘の夢を支えるため、北海道から福岡へ移住。沖学園中学校進学を決意した阿部プロのため、家族一丸となって環境を整えました。

父は単身生活となりましたが、今も試合には駆けつけ、家族の絆は深く保たれています。