愛知県岡崎市出身の穴井詩(あない・らら)プロは、中学2年生で父の仕事の都合により渡米し、米国の高校ゴルフ部で腕を磨きました。
アメリカの大学に進学するも1年で中退し、2007年に帰国。
研修生として経験を積んだ後、2008年にJLPGA最終プロテストに初挑戦で合格し、80期生としてプロ入りしました。
2012年には「富士通レディース」で2位に入るなど3戦でトップ10入りし、年間賞金ランキング46位で初シードを獲得。
2014年には賞金ランク12位に入り、着実に地力を高めていきます。
2016年9月、「ゴルフ5レディス」でプロ9年目にして初優勝を達成。
翌2017年「センチュリー21レディス」で2勝目、2019年「NEC軽井沢72」で3勝目を挙げ、この年は賞金ランク7位と自己最高を記録しました。
2023年には「ヤマハレディースオープン葛城」で4勝目、「パナソニックオープンレディース」で5勝目をマーク。
さらに2025年「ヤマハレディースオープン葛城」で2年ぶりの優勝を果たし、通算6勝としています。
穴井詩選手の主な優勝歴
No. | 日付 | 大会名 | スコア | 決着 | 2位 |
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1 | 2016年9月 | ゴルフ5レディス | -14 | 2打差 | 申ジエ |
2 | 2017年7月 | センチュリー21レディス | -11 | 1打差 | ユン・チェヨン |
3 | 2019年8月 | NEC軽井沢72 | -12 | PO勝利 | イ・ミニョン |
4 | 2023年4月 | ヤマハレディースオープン葛城 | -9 | PO勝利 | ささきしょうこ |
5 | 2023年4月 | パナソニックオープンレディス | -10 | 1打差 | 永峰咲希 |
6 | 2025年4月 | ヤマハレディースオープン葛城 | -13 | PO勝利 | 全美貞 |
穴井詩選手のプロフィール
名前 | 穴井 詩(あない らら) / Lala Anai |
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所属 | GOLF5 |
出身地 | 愛知県岡崎市 |
生年月日 | 1987年11月11日 |
身長 | 165cm |
体重 | 58kg |
血液型 | B型 |
出身校 | Nova Southeastern University 中退(米国) |
プロテスト合格日 | 2008年7月31日 |
入会日 | 2008年8月1日(80期生) |
ゴルフ歴 | 11歳~ |
スポーツ歴 | 水泳 |
趣味 | 写真 |
好きな色 | 全色 |
契約 | ボール:タイトリスト/ウェア:ティゴラ |
穴井詩選手のクラブセッティングとこだわり
2025年ヤマハレディースオープン葛城で穴井詩選手の優勝を支えたのは、今季から投入したテーラーメイド『Qi35 LS』ドライバーでした。
0.75インチのチップカットを施したフジクラ『24 VENTUS BLUE』シャフトとの組み合わせで弾道の安定感が増し、フェアウェイキープ率82.14%、平均飛距離249.125ヤードを記録。
本人も「今週活躍したのはドライバー」と振り返るほど信頼を寄せています。
また、ミズノ製『JPX 921 TOUR』アイアンは約4年間使い続けるエースで、フィーリングを重視して変更せずに愛用。
ウェッジは古い52度を摩耗しないよう大切に使い続け、練習量を制限するほどです。
クラブ契約フリーの立場を活かし、必要な部分だけ入れ替えながら、自分に最も合うセットを組み上げています。
穴井詩の使用クラブ一覧(2025年 ヤマハレディースオープン葛城)
クラブ | モデル / スペック |
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ドライバー | テーラーメイド Qi35 LS(9°) / 24 VENTUS BLUE 5S(0.75インチチップカット) |
フェアウェイウッド | キャロウェイ PARADYM(3W 15°、5W 18°) / TENSEI Pro White 1K 60S |
7W | キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX(21°) / TENSEI Pro White 1K 70S |
ユーティリティ | キャロウェイ ROGUE(5U 24°) |
アイアン | ミズノ JPX 921 TOUR(5I~PW) / KBS TOUR FLT |
ウェッジ | キャロウェイ MD2(52°) / DGツアーイシュー S200 グラインドスタジオ(58°) / DGツアーイシュー S200 |
パター | オデッセイ WHITE HOT OG 2-BALL BLADE |
ボール | タイトリスト PRO V1 |
まとめ
中学時代の海外経験を背景に、長年ツアーで安定した成績を残してきた穴井詩プロ。
飛距離と精度を武器に6勝を積み重ね、近年もコンスタントに優勝争いを演じています。
経験豊富なベテランとして、これからも女子ゴルフ界を牽引する存在であり続けるでしょう。