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知らないと損!ゴルフ会員権売買の実態を知っておくべき理由とは?

ゴルフ 会員権

2021年からゴルフ場の入場者が急増しています。

1コース当たりの入場者数が3年連続で4万人を超えるのは確実です。

 

これはバブル期をしのぐ数字です。

もう、驚きとしか言いようがありません。

 

X旧Twitterを見ても、若いゴルフ女子の投稿があふれています。

SNSを見ていて気付くのは、多様な楽しみ方をするゴルフ女子が多いことです。

 

ファッションを楽しむ女子、アスリート志向の強い女子など、さまざまなスタイルでゴルフを楽しんでいます。

 

ここが、画一的だったバブル期のゴルフブームと大きく違う点でしょう。

個性的な方法でゴルフに取り組む人が増えているです。

 

入場者増だけではなく、ゴルフ会員権もジリッ、ジリッと上がっています。

関東圏の平均相場は、2020年から2023年にかけて20%近くの値上がりを見せました。

 

横浜カントリークラブのように3倍になったコースまでありますが、これは例外としても千葉県の隠れた名コース平川カントリークラブは、今年だけで1,5倍に跳ね上がっています。

 

平川CC

 

今は会員権を買う人が、ゴルフ場の内容をしっかり吟味する時代です。

例えばレアウト、ヤーディジ、ホスピタリティ、メンバーの数&質などが重視されます。

 

上手に探すと、日本にはまだまだ隠れた名門、名コースがたくさんあります。

隠れた名門、名コースの特徴は周辺コースに比べ、会員権相場が安いことです。

 

しかし、お宝のコースを探すにしても、自分の欲しい会員権を安全に買うにしても、会員権業者の存在を無視することはできません。

 

これは、会員権を売却する場合でも一緒です。

ゴルフ会員権を安全に売り買いしたなら、売買の実態を知っておくべきです。

 

中には危険な業者、ヤバい連中も存在します。

これは、どの業界にもあることです。

 

今回は、あなたの身になって納得できるまで相談に乗ってくれる、まともな会員権業者の見分け方を教えましょう。

 

ゴルフ会員権の流通経路や売買の実態を暴露するのは、あなたに安全な取引をしていただきたいからです。

参考になると幸いです。

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ゴルフ会員権の流通過程や業者間の売買は、こうなっている!

これは知っておいてください。

単刀直入に言います。

 

ゴルフ会員権業者は在庫を持ちません。

「えっ!そんなことないでしょ。売り物件があると宣伝しているじゃない?」

 

そう思うのは当然ですが、在庫なしで商売できるのがゴルフ会員権業です。

考えてみてください。

 

売り物件として広告を出している会員権や推奨コースをいちいち在庫にしていたのでは、資金がいくらあっても足りません。

 

大資本が会員権業を営んでいるわけではありません。

さらに、印鑑証明書の有効期限は原則として3ヶ月です。

 

この期限をすぎたら、たとえ会員権証書が手元にあっても、ゴルフ場は名義書き換えに応じてくれません。

 

こんなリスクばかり背負っていたのでは、商売として成り立たないのです。

まず、ゴルフ会員権業者は在庫を持たない。

 

これをしっかりと頭に入れてください。

 

「業者には売り物件の在庫がある」

この先入観を捨てない限り、いくら会員権の流通や売買の実態について聞いても理解できません。

会員権業者は買い注文が入ってから会員権を探す!

さらに、会員権業者は『買い』が入ってから物件を探します。

どういうことか?

 

例えば、あなたが『(株)テンプラゴルフ』に電話して「小金井カントリー俱楽部の会員権を探しているんだけど、いくら?」と聞いたとしましょう。

 

業者は「小金井CCは、4,000万円です」と答えます。

あなたは「3,900万円にならない?」と聞きます。

 

業者「3,900万円だったら買いますか?」

あなた「はい、買います」

 

この返事をもらった業者は、会員権組合がまとめている相場情報を調べます。

組合の情報は業者間で共有していますが、一般にはマル秘です。

 

当然ですが、公開されていません。

その情報で、他の業者Bに3,800万円で売りがあると、あなたのところへすぐに電話します。

 

「3,900万円なら売ってもいいとおっしゃるお客様がいます。ついては、申し込み書にハンコを押してください」

 

あなたが申込書にハンコを押すと、業者は別の業者Bから3,800万円で買う約束をします。

ここで覚えておいてください。

 

業者Bもまた、在庫を持っているわけではありません。

B社は売りたいお客さんに電話で、こう言います。

 

「3,700万円で買ってくださるお客様見つかりましたので、3,700万円で売りましょう。手数料は3%です」

 

話は決まりました。

ここから売り手さんは印鑑証明書などの書類をそろえます。

 

早ければ3日くらい、遅くとも1週間ほどであなたの手元に3,900万円の振り込みと引き換えに、小金井CCの会員権が届きます。

 

売り手は3,700万円マイナス3%の手数料で売り、買い手は3,900万円プラス3%の手数料で買うのです。

目出度く、ここに取引が成立しました。

 

これが、ごくごく一般的な会員権の取引実態です。

ゴルフ会員権の多くはこのような流通過程を経て、売り手から買い手に渡ります。

 

二社の会員権業者が手数料の他に、それぞれ100万円ずつ中抜きするのは妥当かどうか、それについてはここでは論じません。

 

ただ、どの業者も手数料以外に中抜きしている現実は間違いなくあります。

中抜きが100万円であるとは限りません。

 

ある時は200万円の場合もあり、またある時は30万円の場合もあります。

安い10万円以下の会員権だと、本当に手数料だけのケースもあります。

 

それで、最低手数料を5万円にした経緯があります。

まさにケースバイケースです。

 

最新の相場はコチラで調べてください。

ただし、相場はあくまでも目安であることを理解しましょう。

実際の売買は、需給の関係で取引ごとに金額は変わる可能性があります。

純粋に手数料収入だけのビジネスモデルで成功した会社はない!

株取引や不動産の仲介のように、手数料収入だけのビジネスモデルに挑戦した業者は、過去に何社もあります。

 

だが、これまで成功した会社は全くありません。

最も大きな理由は、市場が小規模だからです。

 

1社あたりの取り扱い本数が少ないので、手数料収入だけではやっていけないのが現実です。

それと、不動産の物件説明ほどではありませんが、株と違って取引には手間と時間がかかります。

 

市場が小さい割に、仲介業者が多すぎるのも一因でしょう。

 

免許制でも登録制でもなく、誰でも簡単に参入できる業界ですから、ちょっと景気が上向くとあっという間に増えてしまいます。

 

もっと透明性のある取引をしたい、クリーンな業界にしたと考えている業界人は現在もいます。

だが、実情が許さないのです。

 

業界の足並みがそろわないことも、背景にあります。

長い間、組合や業界に強いリーダーシップをとれる人物が存在しなかったことも、イノベーションを妨げる理由でしょう。

 

『オープンマーケット』などと宣伝している業者もありますが、今のところ実態は同業他社と何ら変わりません。

 

単なる宣伝の一環です。

キャッチフレーズは「オープン」ですが、実態は「クローズド」だということです。

 

大手金融グループSBIの子会社が15年ほど前に、インターネットでオープンな手数料だけの会員権取引を始めましたが頓挫しました。

 

うまくいかなかったのは、一社だけの情報では的確な相場の実態をつかめないことが、大きな理由だったと思います。

 

やはり、業者同士の横のつながりがないと情報が入ってきません。

この会社が手数料だけで稼ぐシステムをに始めたころ、責任者と電話で話しことがありました。

 

だが、その方はゴルフ会員権について全く理解していませんでした。

財務担当者が、片手間でやっている感じだったことを記憶しています。

 

だから雇う人も全く的外れだったのです。

会員権業界を改革するのが目的だったのは分かりますが、異業種の人間ばかり集めていました。

 

一人だけ業界関係者を顧問にしていましたが、その人は会員権組合の元事務局長でした。

現場を知らない人を顧問にしても、決して有効とは言えない人事だったのです。

会員権流通の仕組みを知って、優良業者を見つけよう!

さて、会員権の流通実態が分かったからと言って、ゴルフ場のメンバーになることをあきらめる必要はありません。

 

嫌悪するべきことでもありません。

形態や分類が似ている株も不動産も、決して清廉潔白とは言えない面を持っています。

 

ゴルフ会員権だって同じです。

利益がなければ業者は立ち行きません。

 

その辺の事情を知ってもらいたいと思い、あえて裏情報を提供したのです。

会員権業者が存在しなければ、ゴルフ会員権市場は成立しません。

 

そこは割り切って、よりまともな業者を見つけましょう。

次章では危ない業者やヤバイ業者と、まともな業者の見分け方について述べます。

危ない業者と信頼しても良い業者を見極める方法!

ゴルフ会員権売買で仲介業者を選ぶときに最も注意が必要なのは、契約書、申し込み書など書面の存在です。

 

取引が本格的に進展する前に「まずは、契約書(申し込み書の類を含む)にサインしてください」と迫る業者には、くれぐれも注意してください。

 

「注文書」「発注書」「申込書」「確約書」など別名の書類を使用するケースもありますが、目的は皆同じです。

 

売り先や仕入れ先を決める前に『書面』で、お客様をがんじがらめにしようとの魂胆から、そうするのです。

 

書面を取り交わすのは、あくまでも購入価格や売値がきちんと決まり、取引の話が煮詰まってからにしてください。

 

ここはとても大事ですよ。

 

電話やメールで何度もやり取りをして、金額、取引方法等に納得がいってから書面を交わすようにしてください。

 

特に取引金額が曖昧な状態でのサインは、絶対に避けるべきです。

これは、会員権を売る場合も買う場合も、全く一緒です。

 

無料で見積もってもらい、金額的に双方が納得できたら次の段階に進んでください。

見積もりが無料なのは、業界の常識です。

じっくり話し合いに応じる業者は信用できる!

誠意を持って対応してくれる業者を選ぶことが、とても重要になります。

必ずメール、電話などで、取引までの流れについて説明を受けてください。

 

問い合わせに対する説明が明快で「互いに納得いくまで、じっくり話し合いましょう」というスタンスであれば、かなり信用できます。

 

危ない業者と信用できる業者の見極め方を整理しましょう。

 

・価格など具体的な進展がある前に、書面へのサインを求める業者は要注意

・書面を交わす前に「互いに納得いくまで、じっく話し合いましょう」のスタンスなら信用できる

 

この点をよく覚えておいてください。

「担当者に折り返し電話させます」の業者とは付き合うな!

また、次のような業者にも注意が必要です。

電話での問い合わせに

「担当者が席を外していますので、折り返し連絡させますので電話番号を教えてください」

 

このような業者はすぐに電話を切ってください。

あなたの電話番号を聞いて、執拗に営業をかけるてくる業者です。

「先ほどのは売れてしまいました」の業者はもっとヤバい!

また、こんなことを言うのも、かなり危ない会社です。

あなたが高坂カントリークラブを買いたいと問い合わせたとします。

 

業者「高坂CCなら、130万円で売りたいという方がいます。丁度良いタイミングです。そのお客さんに連絡を取って、今日中に連絡します」

 

夕方に電話がかかってきます。

 

「申し訳ありません。先ほどの130万円の物件は他の客様に売れてしまいました。もう一人売りたい方がいらっしゃいますので、そちらと連絡を取って明日にでも電話します。」

 

次の日に電話がかかってきます。

 

「140万円なら何とかなりそうですが、どうしましょう?高坂は売り物があまり出ませんので、この値段で買っておいた方がいですよ」

 

こういう業者は最もヤバいタイプです。

高坂CCの売り物件が、簡単に2本たて続けに見つかるわけがありません。

 

一切、連絡を絶ってください。

140万円だって、本当に出てくるかどうかわかりません。

 

蟻地獄へハマったように、さらに10万円、20万円と吹っ掛けられる可能性だってあります。

細かい打ち合わせに入る前から、価格をころころ変える業者とは連絡を絶つのが賢明です。

 

ゴルフ会員権の流通や売買の実態を知って、くれぐれも危ない業者には引っかからないようにしましょう。

ゴルフ会員権は投機の対象にならない!目的に合った会員権を買おう!

ゴルフ会員権は今後、上昇することが予想されます。

しかし、投機の対象にはなりません。

 

名義変更料など、会員権価格以外に必要な費用が高額だからです。

優良業者を見つけて、目的に合ったコースの会員権を取得しましょう。