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ゴルフ会員権ランキング、各地区の相場ベスト10は名門コースが独占

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ゴルフの名門コース、気になるゴルフ会員権ランクキング!

<資料提供:関東ゴルフ会員権業協同組合>

最新の相場はこちらをチェックしてください。

日本は会員制のカントリークラブが圧倒的に多く、約2000ある中で9割近くが何らかの形で会員制度を取り入れている。

これはパブリックでの運営形態が多いアメリカとは正反対です。

 

日本に会員制のクラブが多い理由は、いたって簡単だ。

乏しい資金でカントリー倶楽部をオープンさせるには、会員権を発行して資金を集めながらや施設を造成し、完成にたどり着くのが一番手っ取り早いからです。

 

昭和40年代などは酷いものでした。

土地を1坪足りとも所有せずに会員権の販売ができたのだから、たまったものではない。

資金を集めるだけ集めて、施設の完成はおろか工事に着手することもなく、倒産する企業も珍しくなかった。

 

ゴルフ場経営企業の大型倒産が相次いだ、いわゆるオイルショック後から少しづつ法整備が進み、バブル崩壊後は多くの都道府県で、会員募集はコース完成後と規制された

 

完成後の募集に限定された大きな原因は、会員権の種類でもっとも多い預託金制度にあると言えます。

バブル崩壊によって会員権相場が大きく値を下げ、預託金を返還できなくなって倒産し外資に二束三文で買われるゴルフ場運営会社が続出して、日本の金融システムにまで影響を与えたのです。

 

これに懲り金融機関が開発に融資をしなくなった事と相まって、今では新規カントリークラブ開発はほぼ止まった状態にあります。

 

さて、現在の会員権相場ですが、やはり預託金返還の問題が発生しなかったクラブや株主会員制の歴史あるところが強い。

会員権相場ベスト10<関東甲信越>

  1. 小金井CC(株)   4300万円(名変料1500万円)東京
  2. よみうりGC     3100万円(〃300万円)東京
  3. 旧軽井沢GC(株)  2950万円(〃100万円)長野
  4. 鷹之台CC(株)   1470万円(〃300万円)千葉
  5. 戸塚CC       1450万円(〃300万円・預託金800万円)神奈川
  6. 磯子CC       1250万円(〃200万円・預託金500万円)神奈川
  7. 東京よみうり     1050万円(〃300万円)東京
  8. 我孫子CC        800万円(〃300万円)千葉
  9. 大利根GC        480万円(〃300万円)茨城
  10. 武蔵GC         450万円(〃600万円・預託金425万円)埼玉
願望を叶えるための

 

*(株)は株主会員で、他は預託金会員。

株主会員は倶楽部の株主総会に出席する権利を有し、発言権及び議決権を有している。

 

預託金会員はプレー権のみ保証され、クラブ運営や母体会社への発言権を一切有さない。

日本はこの預託金制のクラブが圧倒的に多いのです。

 

*名変料の後に預託金とあるのは、会員登録時名変料と一緒にクラブに預けるお金で退会時には返還される。

 

東京、神奈川が圧倒的に強いですね。

 

 

1千万円以上のクラブには、この2都県以外で唯一長野県のゴルフの名門コース旧軽井沢GCが入っています。

 

軽井沢人気のすごさがわかるのは、今や北関東ではほぼなくなってしまった100万円以上のクラブが、長野県では旧軽の他に三井の森や大浅間など4クラブもあることです。

 

群馬県で最も高額なのが、このブログでも取り上げた軽井沢高原GCの360万円で、同県では群を抜いています。

これも軽井沢のカテゴリーとの評価からの人気でしょう。

 

同じリゾートで温泉地でもある神奈川県の箱根CCは、名変料290万プラス預託金800万円と言うこともあって、相場は90万円。

 

総額で1000万円以上かかることになるのですが、それにしたって旧軽の3000万円近い相場はすごいと思いますね。

 

新軽の軽井沢G倶楽部が市場で売買されたら、一体いくらの相場がつくのか?

あり得ないことだと分かっていても、ゴルフの名門コースのことをつい考えてしまいます。

 

 

トップ10に入っているのは、すべて昭和40年以前にオープンしたゴルフの名門コースばかりです。

 

共通しているのは

・預託金のない株主制または預託金額が少ないクラブ

・都内からのアクセスが便利

・メンバー数が少ない

・バブリーなクラブハウスなどに無駄なお金をかけるのではなく、練習場などスポーツとしてのGOLFに必要な設備が整っている

・メンバー優先のポリシーがはっきりしている

・従業員教育が行き届き、質量ともに一定のレベルを維持している

・良好なコンディションを保っている

 

気になるのが、相模原GCと戸塚CCの差ですね。

相模原が極端に安いのはメンバー構成にあると言われている。

 

中小企業の経営者や役員が多いから、資金繰りのため簡単に売ってしまうメンバーが多いと言われています。

 

バブル期の平成1年から2年春にかけての絶頂期には、戸塚CC1億8千万円に対して相模原GCは2億円を超えたと言われていました。

 

今や相模原GCは350万円ほどの相場です。

雄大な素晴らしいコースなので、資金に余裕がある方には断然のおすすめコースです。

 

戸塚CCは丘陵地帯に井上誠一設計の36ホールが展開されている。

西コースは日本オープンなど、度々主要トーナメントの会場となっていて、ゴルフの名門コースとしての評価が高い。

 

相模原GCも東西18ホール、計36ホールのカントリー倶楽部です。

東コースはフラットで広くゆったりしているが、距離があるうえ砲台グリーンが簡単にはパーオンをさせない。

 

西コースは右にOBがあるホールが多いので、狭く感じるがそれでも照準的なコースに比べると広いだろう。

東より距離が短い分バンカーが多くアプローチが難しい。

 

全体的に豊富な種類の樹木で各ホールはセパレートされ、相模野の面影を今に伝える素晴らしいコースです。

 

その他では、井上誠一の代表的な作品ともいえる、日本有数の難コース大洗CCが280万円、埼玉の飯能GCが120万円ですね。

 

栃木県では伝統の宇都宮CC,日光CCを抑えて、唯一の100万円台を維持するホウライCCが145万円の値をつけています。

 

ゴルフの名門コースと言えるでしょう。

筆者が元ミスユニバース日本代表と一緒にラウンドした、プレステージCCは90万円で同県2番目の相場です。

会員権相場ベスト10<関西編>

  1. 花吉野CC    1250万円(名変料100万円)奈良
  2. 奈良国際CC   650万円(〃326万円)  奈良
  3. 西宮CC     580万円(〃216万円)  兵庫
  4. ABCGC     480万円(〃162万円)  兵庫
  5. 泉が丘CC    420万円(〃108万円)  大阪
  6. 芦屋GC     380万円(〃216万円)  兵庫
  7. よみうりCC   350万円(〃162万円)  兵庫
  8. 六甲国際CC   340万円(〃108万円)  兵庫
  9. 小野東洋CC   330万円(〃  50万円)  兵庫
  10. 城陽CC     300万円(〃218万円)      京都
  11. 枚方CC     290万円(〃162万円)      大阪

 

この他に宝塚GCと花屋敷CC(どちらも兵庫)が関西を代表するゴルフの名門コースなのですが、しばらく市場での取引実態がなく相場を付けられないようです。

中部地区

中部地区の雄、名古屋ゴルフ倶楽部和合コースが1100万円の相場を付けていてやはり強い。

名変料が1080万円だから、入会には2300万円くらいは必要であろう。

 

愛知県ではつねに2番目の相場を付けるゴルフの名門コース三好CCも、市場での取引が難しいらしく現在、目安なる数字は出ていないようだ。

 

特質すべきは静岡県の富嶽CCの1300万円。

このコースは比較的新しく昭和61年の開場であり、18ホールすべてから富士山が望め、広々とした8000ヤードを超える実に豪快なゴルフ場です。

 

もう十分にゴルフの名門コースとしての風格をそないている。

旧西武デパートグループによって開発されたが、完成と同時に売却され現在はカバヤ食品グループの『おはよう牛乳』が経営母体となっている。

 

北海道地区

北海道のゴルフの名門コース御三家、札幌GC(輪厚、由仁)が420万円(名変料54万円)、札幌国際CC(島松)125万円(名変料54万円)、小樽CC110万円(名変料300万円)となっている。

他で目立つのは、札幌芙蓉CC145万円(54万円)、クラークCC100万円、ツキサップCC100万円。

九州地区

九州地区ゴルフの名門コース古賀GC400万円(300万円)、福岡CC320万円(70万円)芥屋GC290万円(50万円)、志摩シーサイドCC280万円(50万円)茜GC250万円(20万円)、熊本空港CC230万円(50万円)、伊都GC230万円(50万円)、いぶすきGC170万円(20万円)と続いている。

大好きで、もう一度行きたいフェニックスは160万円(60万円)でした。

*()内は名義変更料

 

 

九州切っての名門コース、フェニックスカントリークラブでプレーしたのは、遠くなりにけりの昭和61年の春。

銀座のクラブが主催したコンペに参加したのでした。

 

何番ホールかは忘れましたが、やや右にドックレッグしたミドルホールの一打目、キャディさんは

「ドッグレッグは気にせず、右の林ギリギリを狙ってください。

あの先はフェアウエが広いので、左へ抜けることはありませんから」

 

ゴルフの名門コースのこのホールで今日一が出たのです。

2打地点に行くとキャディさんが言う通り、フェアウエほぼ中央にティショットは止まっていた。

「すごい!去年の中島さんの4日目のティショットはこの10ヤード先、ここ、この辺りでしたよ」

 

この前年、第12回ダンロップフェニックストーナメントで、日本人選手としては初めて中島常幸が優勝していたのであった。

 

彼女はゴルフの名門コースのハウスキャディであったが、4日間中島プロのアシスタントを務めたのだという。

 

ええっ!と言うことになって、4人が次々に昨年の中島のショットやパットについて質問した。

驚くではないか、彼女は実に細やかにショットを記憶していたのだった。

このホールはセカンドを何番で打って、どのあたりに乗せた。

ここでのティショットはドライバーを使わず、スプーンで打った。

 

 

特に4日目はすごい!とたまげるほど克明に覚えていましたね。

下り約3mのパットをどう打ったかまで説明できたのだから、スゴイ。

 

中島選手がなぜ彼女を指名したか、もう納得するしかなったことを思い出します。

ああ、懐かしい。

さすが、ゴルフの名門コースのハウスキャディさん。

 

宴会が終わって二次会のホテル近くのスナックで、

「プロのトーナメントは青マークのさらに後ろ、チャンピオンティとかトーナメントティから打つんだぜ。

今日より、30ヤードは後ろじゃない」

 

同伴者のあなたが言う前に、実はさっき風呂でそれは気が付いていましたよ。

何といっても、パーシモン、懐かしい。

 

でも、名門コースで中島常幸の10ヤード後ろに止まっていた、緑の芝生に浮かぶ鮮やかな白球。

今でもはっきり脳裏に焼き付ている。

 

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