近年のゴルフ場では、カートに搭載されたGPSナビがセルフプレーで、ゴルファーの強力な味方になっています。
正確な距離測定に加えて、コース全体のレイアウト確認、リアルタイムのスコア管理まで可能になり、初めて訪れるコースでもスムーズにプレーできる環境が整いてくれるのです。
さらに2025年初夏には、熱中症対策として「クーラー付きカート」が登場し、快適性の面でも大きな進化を遂げています。
ゴルフカートGPS機能の主要メリット
・正確な距離測定
現在地からグリーン、バンカー、ハザードまでの距離をリアルタイムで表示。
ピンまでの正確なヤーデージを把握することで、クラブ選択や弾道イメージが明確になり、ショットの精度向上とスコアメークの安定につながります。
・コースマップの表示
コース全体のレイアウトやホールの形状を視覚的に確認できるため、初めてのゴルフ場でも安心してプレーできます。
タップ操作により、任意の地点までの距離も即座に表示され、戦略的なルート選択が可能です。
・スコア管理機能
スコアやパット数をタッチ操作で簡単に入力でき、ミスもすぐに修正可能。
入力したスコアはQRコードでスマートフォンに保存できるため、自宅での振り返りやラウンドの記録にも役立ちます。
・リアルタイム順位変動
コンペ開催時には、全参加者のスコアが集計され、リーダーズボードとしてリアルタイム表示されます。
他プレーヤーのスコアを意識しながらプレーできるため、競技に臨場感と緊張感が生まれ、ラウンドの盛り上がりにも一役買います。
・危険エリアへのアラート
立ち入り禁止区域や打球注意エリアなど、危険なゾーンに接近するとアラートが表示されます。
安全な進行とマナー向上をサポートし、ゴルファーだけでなく、コース運営側にとっても有益な機能です。
代表的なGPSナビの機種と特徴
テクノクラフト社「マーシャルAi」
見やすいタッチパネルと直感的な操作が特長。
ピンポジションの確認や、攻略情報の閲覧も簡単です。
アイシグリーンシステム社「I Golf Shaper」
タップで距離を計測できるほか、高低差表示や明るく見やすいレイアウトが特長です。
※ゴルフ場によって導入されているナビシステムは異なります。
GPSカートの使い方:初めてでも安心
スタートホールに着いたら、まずカートに搭載されたタッチパネル画面を確認します。
コース全体のマップや現在位置が表示されているので、プレーヤーが今どこにいるのか一目でわかります。
画面上でグリーンやバンカー、ハザードなど任意の地点をタップすると、その地点までの正確な距離が即座に表示される仕組みです。
これにより、無駄な歩測や目測の手間がなくなり、効率的にショットプランを立てることができます。
スコア入力もシンプルで、ホールごとにスコアやパット数をタッチで入力するだけ。
誤入力の修正もすぐにでき、操作にストレスはありません。
さらにコンペの場合は、他プレーヤーのスコアがリアルタイムで反映され、リーダーズボードに順位が表示される機能もあります。
すべての操作はスマートフォン感覚の直感的なインターフェースで行えるため、年齢やデジタル機器の経験にかかわらず、誰でもすぐに使いこなせます。
初めてGPSカートを利用する方でも、特別な説明を必要としないほど自然に扱える設計になっています。
2025年注目!クーラー付きゴルフカート
ゴルフカートにも快適性を求める時代。
2025年には冷房機能付きの「クーラー搭載カート」が各地のゴルフ場で導入され始めています。
・PGMの「Cool Cart」
前後座席に送風機を計4基設置。乗車を感知して自動送風を開始し、風量も調整可能。
快適さと熱中症対策の両立を実現しています。
PGMでは5月12日から全国のコースで、アコーディア・ゴルフは7月1日に沖縄のコースで導入。
そのご、全国のコースへ順次採用を進める予定です。
・冷房機能付きモデル
シートに冷感素材を採用し、温度と風量を自在にコントロール可能。
猛暑時のプレーでも体力消耗を抑えてくれます。
プリンスホテル系列の「久邇カントリークラブ」「武蔵丘ゴルフコース」「新武蔵丘ゴルフコース」「西武園ゴルフ場」で、7月1日よりクーラー搭載カートを本格導入します。
クーラー付きゴルフカートについて、詳しくはこちらの記事でどうぞ。
まとめ
GPSナビ搭載ゴルフカートは、戦略的なプレーを支えるだけでなく、操作性や記録機能、安全性まで幅広い面でプレーヤーをサポートします。
そして2025年には、快適性を追求したクーラー付きモデルも登場。
これからのゴルフは、技術と快適さを融合させた“スマートラウンド”の時代へと進化しています。