毎年8月、避暑地として名高い軽井沢の夏を彩る「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」。
標高約1,000メートル。
澄んだ空気と豊かな緑に包まれた高原リゾートを舞台に、国内外のトップ女子プロたちが技と感性を競い合います。
軽井沢特有の爽やかな気候は、真夏のトーナメントにおいて選手にも観客にも最適な環境を提供し、例年多くのギャラリーが訪れます。
浅間山を望む絶景の中、繊細なショットと冷静な戦略が求められるこの大会は、女子ゴルフシーズン後半戦の行方を占う重要な一戦として高い注目を集めています。
軽井沢72ゴルフ北コースならではの設計美と自然の調和が生み出す舞台で、選手たちは己の限界に挑み、見る者の心を打つプレーを繰り広げていきます。
NEC軽井沢72ゴルフトーナメントの歴史と概要
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は、「東急女子オープン」からNECグループが主催を引き継ぐ形で1992年にスタートした、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公認の伝統あるトーナメントです。
その起源は1987年に遡り、当初は東急グループの主催による「軽井沢72・東急女子オープン」として発足。
洗練されたリゾート地、軽井沢を舞台に、女子プロゴルフの魅力を広く伝える場として注目を集めていました。
1991年を最後に東急グループがスポンサーから撤退した後、翌1992年よりNECが新たな主催者として名乗りを上げ、トーナメント名も現在の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に改称されました。
以降、NECは安定した運営体制と強力なサポートを通じて、大会のブランド価値を高め、女子ゴルフ界における夏の風物詩として確固たる地位を築いてきたのです。
特筆すべきは、標高約1,000メートルの高原で行われることです。
猛暑が襲う日本の8月。
選手にとっても観客にとっても快適な環境が確保され、本大会の魅力の一つになっています。
本大会は、シーズンも折り返しを迎える夏場に開催されるため、年間ランキングを左右する重要な一戦として位置づけられています。
ここでの好成績が賞金ランク上位への足掛かりとなることも多く、コンディションを整えてきた有力選手が本領を発揮する舞台ともなります。
また、伸び盛りの若手選手にとっては、全国のゴルフファンにその名を知らしめる絶好のチャンスとも言えます。
2020年大会では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、異例の無観客開催の措置が取られましたが、NECと運営母体である東急エージェンシーの迅速な対応により、大会自体は中止されることなく継続。
以降も徹底した安全対策のもとで開催され、トーナメントはその信頼性を一層高めています。
2025年大会も例年通り、軽井沢72ゴルフ 北コースを舞台に、8月15日(金)から17日(日)の日程で開催される予定です。
全国のファンにとって、真夏の軽井沢で繰り広げられる熱戦は、もはや風物詩とも言える存在となっています。
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント概要
・大会名:NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
・開催日程:2025年8月15日(金)~17日(日)
・会場:軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県北佐久郡軽井沢町)
・賞金総額:1億円(24年実績)
・優勝賞金:1,800万円(24年実績)
・出場人数:108名予定(決勝進出は2日目終了時点で50位タイまで)
・主催:NECグループ
・運営:東急エージェンシー
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 歴代優勝者一覧
開催年 | 優勝者 |
---|---|
2024年 | 河本 結 |
2023年 | 菅沼 菜々 |
2022年 | 岩井 千怜 |
2021年 | 小祝 さくら |
2020年 | 笹生 優花 |
2019年 | 穴井 詩 |
2018年 | 黄 アルム |
2017年 | 比嘉 真美子 |
2016年 | 笠 りつ子 |
2015年 | テレサ・ルー |
2014年 | イ ボミ |
2013年 | 成田 美寿々 |
2012年 | 吉田 弓美子 |
2011年 | アン・ソンジュ |
2010年 | 李 知姫 |
2009年 | 有村 智恵 |
2008年 | 原 江里菜 |
2007年 | 福嶋 晃子 |
2006年 | 大山 志保 |
2005年 | ポーラ・クリーマー |
2004年 | 北田 瑠衣 |
2003年 | 福嶋 晃子 |
2002年 | 福嶋 晃子 |
2001年 | 天沼 知恵子 |
2000年 | 不動 裕理 |
1999年 | 韓 熙圓 |
1998年 | 入江 由香 |
1997年 | 入江 由香 |
1996年 | 福嶋 晃子 |
1995年 | 平瀬 真由美 |
1994年 | 平瀬 真由美 |
1993年 | 平田 充代 |
1992年 | 村井 真由美 |
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント会場紹介|軽井沢72 北コース
NEC軽井沢72ゴルフトーナメントの舞台となる「軽井沢72ゴルフ 北コース」は、長野県北佐久郡軽井沢町に位置し、標高約1,000メートルの高原に広がるリゾートコースです。
冷涼な気候と美しい自然景観に恵まれ、夏場でも快適にプレーできる環境が整っていて、避暑地・軽井沢の魅力を象徴するゴルフ場として多くのゴルファーに親しまれています。
北コースは全体的にフラットながらも、池やクリーク、バンカーの配置が巧みで、プレーヤーには高い精度と冷静な判断力が求められます。
特にグリーン周りの設計はトーナメント仕様に調整され、距離感とスピンコントロールの正確性が試されます。
浅間山を背景にした雄大な眺望、繊細なコースマネジメント、そして夏の軽井沢ならではの爽やかな風。
北コースは、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントの舞台としてふさわしい品格と難度を備えたチャンピオンコースです。
軽井沢72ゴルフについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは、夏の高原リゾートを彩る華やかな一戦です。
気候に恵まれた軽井沢の地で、繊細なショットとタフなメンタルが試される三日間。
今後の女子ゴルフ界を牽引する新星の誕生にも注目です。