劇的な逆転イーグルで幕を閉じた2025年Sky RKBレディスクラシック。
神谷そら選手はその瞬間、再び「勝てるゴルファー」であることを証明しました。
6歳でゴルフを始め、小学生時代には全国大会で優勝。
高校時代は日本代表として国際大会にも出場し、プロテストでは1位合格。
華やかな経歴の裏には、己の強みと武器を理解したうえでの選択と準備がありました。
その中でも特筆すべきは、クラブセッティングの一貫性とこだわり。
今記事では、神谷そらの最新クラブセッティングと、通算3勝を含むプロ戦績、基本プロフィールを表形式でわかりやすく紹介します。
神谷そら選手のプロフィール
名前 | 神谷 そら(かみや そら) |
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生年月日 | 2003年4月18日(22歳) |
出身地 | 岐阜県土岐市 |
身長 | 168cm |
血液型 | AB型 |
出身校 | 麗澤瑞浪高等学校 |
プロ転向 | 2022年(JLPGA95期生) |
所属 | 郵船ロジスティクス |
ゴルフ歴 | 6歳〜 |
得意クラブ | ドライバー |
趣味 | 音楽鑑賞 |
神谷そら選手の主な成績一覧
No. | 日付 | 大会名 | スコア | 2位との差 | 2位選手 |
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1 | 2023年4月21–23日 | フジサンケイレディスクラシック | -4(68-68-73) | 1打差 | 荒川怜郁、安田祐香、岩井千怜 |
2 | 2023年9月7–10日 | 日本女子プロゴルフ選手権大会 | -12(72-66-70-68) | 1打差 | 小祝さくら |
3 | 2025年5月16–18日 | Sky RKBレディスクラシック | -14(70-65-67) | 1打差 | 金澤志奈、小祝さくら |
日本女子ツアー通算:3勝(うちメジャー1勝)
神谷そら選手の2025年最新クラブセッティング
・ドライバー:ELYTE ◆◆◆(9度)+ VENTUS BLACK(50g台/X)
・フェアウェイウッド:ELYTE ◆◆◆(15度)
・ユーティリティ:APEX UW(19度)、GT3ユーティリティ(21度)
・アイアン:X FORGED STAR(5番)、X FORGED(6番〜PW)
・ウェッジ:VOKEY SM10(48°/54°/58°)
・パター:ODYSSEY Ai-ONE GIRAFFE-BEAM JAILBIRD MINI
・ボール:CHROME TOUR ◆◆◆
ドライバーからアイアンに至るまで、神谷そら選手のクラブセッティングには「振りやすさ」と「安定感」の両立という明確な設計思想が感じられます。
彼女はパワーで押すタイプではなく、リズムと再現性で勝負する選手。
その特性を活かすために、シャフトの選定には特に神経を使っていることが分かります。
ドライバーとフェアウェイウッド、ユーティリティには、ツアープロから絶大な信頼を集めるVENTUS BLACKを採用。
剛性が高く、ヘッド挙動が安定するこのシャフトは、スイングスピードのあるプレーヤーにとって芯を外しても球筋が暴れにくいという特長があります。
これにより、風の影響を抑えつつラインを意識したティーショットやセカンドショットが可能となっています。
一方、アイアンからウェッジにかけては、トゥルーテンパー社のDynamic Gold 105(S200)を使用。
従来のDGシリーズより軽量でありながら、打感と安定性に優れるこのモデルは、スイングリズムを一定に保ちやすく、繊細な距離感を要するショートアイアンやアプローチでも威力を発揮します。
全体を通じて、シャフト重量・剛性・フィーリングの統一感が取れているため、クラブごとに大きく感覚が変わることがなく、試合中でもスイングにブレが生じにくい構成になっています。
神谷選手のように、正確なショットでコースマネジメントを重視するプレーヤーにとっては、まさに勝利を引き寄せるセッティングといえるでしょう。
まとめ|クラブと記録が物語る神谷そらの強さ
数々の挫折と成功を重ねながら、成長を遂げてきた神谷そら選手。
彼女のクラブセッティングには、単なる技術や嗜好を超えた「勝ち続けるための思考」が詰まっています。
記録、装備、戦略。そのすべてが今の神谷そらを形作っいて、これからの女子ゴルフ界を担う存在であることは疑いようもありません。
※クラブセッティングは大会やコンディションにより変更される場合があります。