北海道札幌市出身の吉本ここね選手は、可愛らしいルックスと礼儀正しい人柄で女子ツアー関係者から「好感度ナンバーワン」と評される女子プロゴルファーです。
女子ゴルフ界で“はざま世代”に属し、出場権のある試合はデビュー以来欠かさず出場し続けています。
吉本ここね選手の略歴とゴルフへの歩み
2000年1月5日生まれの吉本ここね選手。
8歳のとき宮里藍選手に憧れてゴルフを始め、上本兼史氏の指導を受けながら腕を磨きました。
名前は母が響きの良さから同じ文字を重ねることを提案し、父が平仮名を希望して「ここね」と命名されました。
札幌光星高等学校に進学後、2017年「北海道ジュニアゴルフ選手権競技」優勝、「PGAジュニアゴルフ選手権太平洋クラブ杯」女子個人戦優勝、2018年「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」3位など、数々のアマチュアタイトルを獲得。
2017年にはJGAナショナルチームにも選出されました。
高校卒業後の2018年、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストで10位タイに入り、90期生としてプロ入りしました。
吉本ここね選手の人柄とツアーでの姿勢
吉本選手は挨拶や謙虚な対応、先輩後輩を問わない気遣いで知られ、ツアー関係者からも高く評価されています。
2018年のデビュー戦以降、出場資格のある試合には皆勤出場。
「出られるだけでもありがたいし、毎週必ず大切な経験ができるから」と語り、日々の成長をテーマに挑戦を続けています。
野球好きとしての一面
吉本ここね選手が尊敬する人物はプロゴルファーではなく、MLBロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。
札幌ドームを本拠地とする日本ハムファイターズ時代からのファンで、大谷選手のストイックな姿勢に感銘を受けています。
今でも札幌ドームへ日ハム戦の観戦に訪れるほどの野球好きです。
吉本ここね選手が「はざま世代」と呼ばれる理由
日本女子プロゴルフ界では、近年「黄金世代」「プラチナ世代」「新世紀世代」といった若手の活躍が話題になっています。
その中で吉本ここね選手は、いわゆる「はざま世代」に属します。
「はざま世代」とは
はざま世代とは、1999年4月から2000年3月までに生まれた女子プロゴルファーを指す呼称です。
東京オリンピック銀メダリストの稲見萌寧選手をはじめ、菅沼奈々選手、石井理緒選手、鶴岡果恋選手、そして吉本ここね選手などがこの世代に含まれます。
なぜ「はざま」と呼ばれるのか
この世代は、話題性の高い黄金世代(1998年4月〜1999年3月生)と、才能豊かなプラチナ世代(2000年4月〜2001年3月生)の間に位置します。
黄金世代は渋野日向子選手や小祝さくら選手などの人気と実績で一気に注目を集め、プラチナ世代は山下美夢有選手、西村優菜選手、吉田優利選手らの台頭でメディア露出が多いのが特徴です。
一方ではざま世代は、この2つの大きな波に挟まれたことで相対的に露出が少なく、当初は注目度が低かったため「はざま世代」と呼ばれるようになりました。
吉本ここね選手と世代の特徴
はざま世代の選手たちは、世代全体の人数こそ少ないものの、ツアーで着実に成績を残し始めています。
吉本ここね選手もその一人で、礼儀正しい人柄や安定したプレーでツアー関係者から高い評価を得ています。
「黄金」と「プラチナ」という二つの輝かしい世代の間で、地道に力を蓄えながら存在感を示す。
これが吉本ここね選手を含む「はざま世代」の真の姿です。
プロフィール
名前 | 吉本 ここね(よしもと ここね) |
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生年月日 | 2000年1月5日(25歳) |
出身地 | 北海道札幌市 |
身長 | 161cm |
体重 | 53kg |
血液型 | AB型 |
出身校 | 札幌光星高等学校 |
ゴルフ歴 | 8歳〜 |
プロ転向 | 2018年7月28日(JLPGA90期生) |
得意クラブ | ショートアイアン |
趣味 | 野球観戦 |
所属 | 不二サッシ |
吉本ここね選手のクラブセッティング
クラブ | モデル | 備考 |
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ドライバー | ダンロップ ゼクシオ13(9.5度) | 藤倉コンポジット 24 ベンタス ブルー(45.5インチ、50g台、S) |
フェアウェイウッド | ダンロップ ゼクシオ13 | 3番、5番、3番 |
ユーティリティ | ダンロップ ゼクシオ13 ハイブリッド | 5番、6番 |
ユーティリティ | ゼクシオ13 レディス ハイブリッド | 6番、7番 |
アイアン | ダンロップ ゼクシオ13 | 8番〜PW |
ウェッジ | クリーブランド CVX ZIPCORE | 50度、56度 |
パター | ピン フェッチ | — |
まとめ
吉本ここね選手は、礼儀正しく謙虚な姿勢と安定した試合出場で信頼を積み重ねる女子プロゴルファーです。
人柄と実力を兼ね備え、“はざま世代”の中でも注目度の高い存在として、今後の活躍が楽しみです。