よく〇〇ゴルフクラブ100選とかベスト100コースなどを見かけるが、これはかなりインチキ臭い。
なぜなら、世界中のゴルフコースはもちろん、日本のゴルフ場だって一人の人間が一生かけてもすべては回り切れない。
プレーしたことのないゴルフ場を、どうしてランク付けできるのか不思議だ。
ゴルフ場の良し悪しを基準にしたランキングは『講釈師、見てきたような嘘を言う』の典型なのです。
世界のコース100選や日本のゴルフ場 ベスト100って本当?
ゴルフ雑誌でよく見かけるのは「これが日本のベスト100コースだ」、「世界のゴルフ場100選」等です。
筆者がこのブログで取り上げた名門コースの大半は、日本のベスト100コースに入っています。
誰が書いても編集しても必ず入るクラブがあって、いわばベストコースの常連があるのです。
本当に名門コースとしての評価がゆるぎないクラブがあるのは当然のことですが、顔ぶれが似るのにはもう一つ大きな理由があります。
過去の誰かの評価を参考しながら著者の皆さんが、カントリー倶楽部の序列を作制するからなのです。
分かりやすく言えば、日本の全クラブを回った人がベスト100を選定しているわけではないのだ。
日本のGOLFコースが2300だとすると一日1コースを回ったとして、2300日かかるわけですから、6年以上の歳月を必要とします。
毎日毎日、6年間プレーするのはちょっと考えられませんねし、2日に一回だと約12年、3日に一回だと18年ですから、有り余るほどのお金と暇がなければ無理です。
それと、鉄人のような強い身体。
しかも、リンクスやクラブは18ホールとは限りません。
72ホールもあれば、108ホールと人の煩悩の数ほどのホール数を有するクラブもあるのです。
日本のすべてのコースを制覇した方はおそらくいないでしょう。
自分が選出したベスト100クラブをすべて回った方が、果たしているのかどうか。
もし回ったとして、たった一度だけ名門コースでプレーして、それを順位付けできるなんて凄い慧眼だと思います。
名門コースを見極める、神のセンスを持っているのでしょう。
これが世界中のゴルフ場を対象にした場合は、ほぼ伝聞でしょう。
世界中のカントリー倶楽部やリンクスを全部回ろうとしたら、おぎゃー、と生まれた次の日から毎日1コースずつ回ったとしても、還暦はとうに過ぎちゃいますから。
自分が回ったゴルフの名門コースを1位から100位まで順位付けすること自体、筆者には無理です。
10位までだって順位づけは難しい。
霞ヶ関カンツリー倶楽部
大利根カントリー倶楽部 千葉カントリー倶楽部梅郷コース、川間コース 相模原G倶楽部東コース 袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース
武蔵G倶楽部豊岡コース 戸塚カントリー倶楽部東コース カレドニアンカントリークラブ 成田ゴルフ倶楽部 北海道クラッシック
ニドムクラッシック フェニックスカントリー倶楽部 プレステージカントリー倶楽部 この中からゴルフの名門コースとして、1番から10番まで順位づけするのは難しい。 |
一度しかプレーしていないのに順位を決められるほど、GOLFは簡単なスポーツでもなければ、ゴルフの名門コースはわかりやすいものでもない。
それぞれみんな違う顔がある、違った魅力を備えている、名クラブほど回数を重ねるごとに印象が変わるものである。
残念ながら私には、これがゴルフの名門コースの決定版だと、ベストワンさえ選べない。
せめて『独断と偏見で決めました』くらいの但し書きを入れてもらいたい。