「よくぞ、こんな場所にゴルフ場をつくったものだ」。
チサンカントリークラブ銭函へ初めて行ったときの正直な感想だ。
小樽のゴルフ場は両極端だ。
石狩市や札幌市と隣接する銭函地区のシーサイドに展開する小樽カントリー倶楽部は、新コース、旧コースともに平坦だ。
対して札樽ゴルフ倶楽部とチサンカントリクラブ銭函は、山岳コースでアップダウンが激しい。
特にチサン銭函は、目もくらむような急坂が多くてびっくりだ。
しかし、それでも小樽のゴルファには「チサン」と呼ばれて親しまれ、同市内のゴルフ場では最も多い入場者数を誇っている。
人口の密集地帯である札幌市の中央区、西区、手稲区から近いことと、経営母体PGMの営業戦略によるところが大きのだろう。
そして、集客に最も寄与しているのはプレー料金の安さだ。
今回は、小樽市のチサンカントリークラブ銭函をレポートする。
チサンカントリークラブ銭函は料金が安く札幌と小樽から近い!
チサンカントリークラブ銭函は小樽中心部及び札幌中心部から車で約30分以内と近く、高速道路の出口からも至近距離にある。
電車ならJR函館本線 の銭函駅 で下車し、タクシー で約7分、料金は 1,200円ほどだ。
札幌駅からタクシー来る場合は国道利用で約45分、料金は約5,500円。
新千歳空港からは快速エアーポートで銭函駅まで84分、料金は1.510円となっている。
国道5号線と高速道から近いのも魅力だが、進入路の一部が狭いため大型バスは通ることができない。
眼下には深く青をたたえて石狩湾が広がり、北東の方向には増毛連峰が秘境・雄冬岬へと連なっている。
北海道の悠久を感じさせる大パノラマだ。
だが、初めて行くゴルファに、この絶景を楽しめる人が何人いるだろうか。
トリッキーなホールへの対処と、急激な上り下りをジェットコースターのように巡るカートの運転に精一杯で、稀なる景勝を楽しむ余裕などないゴルフアが多いはずだ。
せめて、設定されたコースを自動走行する電磁誘導式カートを導入したなら、印象もかなり変わると思うのだが。
入場者数は好調だと聞くが営業期間が7ヶ月ほどしかないので、リニューアルに回す経済的な余裕はないのだろうか。
カートの転落事故がなように祈るばかりだ。
コースは全体的に距離が短く、起伏の激しいホールが続き、OBやワンぺナが多い。
飛距離自慢のプレーヤはビックリするようなスコアも出るが、ボールを数個もなくしてガックリする確率も高い。
さあ、あなたはどっちかな?
パー4、パー5での第2打、第3打は、平らなライから打てるホールがほぼないと思ってプレーに臨むべきだ。
また、ヤーディジの短さを補うために砲台グリーンが多いのも特徴だ。
アプローチの距離感をつかむのが難しいので要注意。
グリーンは起伏があり、速い。
スリリングなパットが楽しめるだろう。
大胆な攻めより、緻密な思考と精度の高いショットを要求されるホールばかりで、ストレスがたまる人も多いはず。
そんな状態でホールアウトしてしまったなら、ゴルフに行った甲斐がない。
OBもスコアも気にせず、時には思いっきり振り回して、スカットした方が心の健全を保てるだろう。
チサンカントリークラブ銭函の名物ロングホールは、13番663ヤードのパー5。
石狩湾に向かって打ち下ろす豪快なホールだが、ティーショットのあとは谷超えが待っている。
2打目で谷越えを狙うか、刻んで3打目にするか。
悩ましい選択を自ら下さなければならないホールだ。
魅入られたがごとく谷にボールを吸い取られる、あるいは力が入りすぎて右の崖下に打ち込んでしまうプレヤーがあまりにも多いので、ティーグラウンドにカートが数台並ぶのも名物になっている。
コースメンテナンスは良好で、従業員もよく教育されいるから接客は上々だ。
コーススタッフの挨拶や対応は間違いなく、小樽のゴルフ場で一番と言えるだろう。
そして、チサンカントリークラブ銭函最大の魅力は、料金の安さにある。
やはり、市民ゴルファにとって料金の安さは大きな魅力だ。
チサンカントリークラブ銭函のプレー料金は安い!
チサンカントリークラブ銭函の基本的料金は、次のようになっている。
平日 | 4,500円 |
土日祝 | 6,900円 |
メンバーフィ | 4,706円 |
●上記は税込み、食事別、セルフプレーの料金。
●その他に食事付き、午後プレーなどのバリエーションがあるので、詳しくはコチラから!
●チサンカントリークラブ銭函には、キャンセル料の規定があるので要注意。
⁂キャンセル料金についての詳しい規定はコチラ!
チサンカントリークラブ銭函の会員権情報
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