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沖縄 琉球ゴルフ倶楽部の予約方法と料金&ダイキンオーキッドレディス!

ゴルフプレー

女子ゴルフツアー・ダイキンオーキッドレディスで有名な、沖縄を代表する名門・琉球ゴルフ俱楽部はアメリカンスタイルのコースだ。

 

西・東・南の27ホールは広大な敷地に展開し一見、開放感に満ちているが、変化と起伏に富み難易度は高い。

 

名物の海風と自然を活かした戦略性の高い設計は、随所でプレーヤーに緊張を強いる。

日本ではもう珍しい高麗芝で統一された、沖縄県唯一のゴルフ場でもあります。

 

予約方法やプレー料金、ドレスコードなどについて詳細します。

きっと、あなたもプレーしたくなりますよ。

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女子ゴルフツアー2022年ダイキンオーキッドレディストーナメントはいつ開催するの?

女子ゴルフツアーで毎年トップを飾る『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』は、今年で第35回を迎えます。

 

なお、大会は琉球ゴルフ倶楽部の西コースと東コースを使用します。

主催はダイキン工業株式会社、琉球放送株式会社。

 

JLPGAから発表された2022年ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント要綱は下記のようになっています。

 

【日程】

・3月3日(木) 大会第1日(予選ラウンド)

・3月4日(金) 大会第2日(予選ラウンド)

・3月5日(土) 大会第3日(決勝ラウンド)

・3月6日(日) 大会第4日(決勝ラウンド)

 

【開催地】

・琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県) 西コース、東コース

 

【賞金】

・賞金総額:1億2000万円

・優勝賞金:2,160万円

 

【前回優勝者】

・小祝さくら選手

ハイビスカス

 

ダイキンオーキッドレディース第1回大会は、1988年(昭和63年)3月4日〜6日の日程で開催されました。

 

当時は韓国勢ではなく、ト阿玉ら台湾旋風が女子トーナメントを席巻していた懐かしい時代です。

日本勢では森口裕子さん、大迫たつ子さん、吉川なよ子さん、今堀律さん、池淵富子さんらが出場。

 

外国勢では台湾選手の他、ジャン・スチーブンソン(豪)、パティ・シーハン(米)らの懐かしい名前が並びます。

 

栄えある第1回大会の優勝は台湾旋風の一人、黄壁洵選手でした。

2位パティ・シーハン、3位今堀りつと続きました。

 

当時の賞金総額は4,000万円で優勝賞金が700万円。

沖縄県で初めて開催された女子ツアートーナメントでもありました。

ダイキンオーキッドレディス開催、琉球ゴルフ倶楽部のプレー料金、予約方法は?

琉球ゴルフ俱楽部・クラブハウス玄関

 

西コース、東コース、南コースに分けられた27ホールは、広々とした中にも変化と起伏が織りなす、自然美が印象深い。

 

西コースは広いフェアウェイが開放的で、ホールごとに変化する眺めを視界にとらえながら放つショットの爽快感は格別だ。

 

東コースは樹木、池、バンカーを巧みに配置し、戦略性の高いレアウトとなっていて、ゴルフの醍醐味を存分に味わえる。

 

南コースは素晴らしい、美ら海を眼下に望みながらのプレーだ。

自然の地形をそのまま活かしたアンジュレーションの多彩さに、プレーヤーの腕が試される。

 

コース全体のいたるところにガジュマルの大木が生い茂り、南国を演出しています。

岩を貫いてしっかり根をおろしたガジュマルは、台風にさえびくともしないでしょう。

 

伝説のキムジナーがしょっこり木陰から姿を現しそうな雰囲気が楽しい。

熱帯のさまざまな植物にかこまれた、メルヘンチックで気品あるコースだ。

琉球ゴルフ倶楽部の予約方法とビジター料金は?

琉球ゴルフ倶楽部は表向き、メンバーの紹介または同伴がなければ予約できません。

だが、コロナで本州からの来場者が少ないせいかどうか、理由ははっきりしませんが先日ビジターだけの予約が取れました。

 

予約についてメールで問い合わせをしましたら、下記のような返信をいただきました。

ビジター様のみでのご予約・プレー可能です。

只今ご予約はすべて受けつけております。

また、何かございましたらご連絡下さい。

琉球ゴルフ倶楽部

予約 098-948-2464

 

琉球ゴルフ俱楽部公式ホームページを見ると『お問い合わせ』欄があります。

そこから問い合わせると、返信が来ます。

 

 

私がプレーしたのは平日でしたが、空きがあると土日もプレー可能だと思います。

プレーしたい方は、申し込んでみましょう。

 

下記図のようになっている、公式ホームページ欄から問い合わせてください。

ただし、本州のゴルフ場のように、当日や次の日には返信があると期待しないでください。

2、3日はゆっくり待ちましょう。

 

 

【ビジターのプレー料金】

平日 24,000円:グリーンフィ・キャディフ・カート代・諸経費・利用税・消費税含む
土日祝 29,800円:グリーンフィ・キャディフ・カート代・諸経費・利用税・消費税含む

琉球ゴルフ俱楽部の基本情報

公式ホームページ:http://www.ryukyugolf.com/

 

 

所在地 〒901-0608
沖縄県南城市玉城字親慶原1番地
TEL 098-948-2460
FAX 098-949-7573
アクセス 那覇空港より車で約35分
那覇市内より車で約40分
送 迎 不可
コース概要 全27ホール 9,780yd(レギュラーティー)PAR108
ラウンドスタイル キャディカートプレー
開催トーナメント ダイキンオーキットレディスゴルフ開催
乗用カート フェアウェイ乗り入れ不可

 

琉球ゴルフ俱楽部のドレスコードは?

さすがはリゾート地沖縄。

名門コース琉球ゴルフ俱楽部のドレスコードもリゾート式です。

 

サンダル履きとTシャツ以外はすべてOKでした。

勿論、デニムもスニーカーも問題ありません。

 

沖縄らしさが溢れ出ていて、和んだ雰囲気が素敵なゴルフ場です。

おもてなしやら、スタッフの接客態度はまさに沖縄流。

 

そのようなことにうるさい方、気になるゴルファには正直、あまり向かないと思いますね。

各ホールではガジュマルの木がアクセントになっていて、やはり南国だなあ。

 

内地のゴルファなら雨風が言い訳なりますが、こちらでは雨と風は当たり前。

カチカチのバンカーショットは慣れていないと難しいかな。

女子ゴルフ・ダイキンオードレディース2021年の大会概要と成績

地域貢献

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは、琉球ゴルフ倶楽部の西コースと東コースを使用します。

 

大会名称 第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
賞金総額 1億2000万円
優勝賞金 2千160万円
主催 ダイキン工業株式会社、琉球放送株式会社
公認 一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
開催日 2021年
3月4日(木) 本大会第1日(予選ラウンド)
3月5日(金) 本大会第2日(予選ラウンド)
3月6日(土) 本大会第3日(決勝ラウンド)
3月7日(日) 本大会第4日(決勝ラウンド)
開催コース 琉球ゴルフ倶楽部
〒901-0608 沖縄県南城市玉城字親慶原1番地 TEL.098-948-2460

2021年第34回ダイキンオーキッドレディース最終成績

POS PLAYER SCORE 1R 2R 3R 4R TOTAL PRIZE
優勝 小祝 さくら -14 71 69 66 68 274 ¥21,600,000
2 森田 遥 -13 68 66 70 71 275 ¥10,560,000
3 田辺 ひかり -12 67 68 71 70 276 ¥8,400,000
4T 上田 桃子 -11 68 70 71 68 277 ¥6,600,000
4T 西郷 真央 -11 64 70 70 73 277 ¥6,600,000
6 菊地 絵理香 -10 67 70 69 72 278 ¥4,800,000
7T 河本 結 -9 71 68 68 72 279 ¥3,900,000
7T 稲見 萌寧 -9 73 69 65 72 279 ¥3,900,000
9 全 美貞 -8 68 72 68 72 280 ¥3,000,000
10T 川満 陽香理 -7 73 70 68 70 281 ¥2,274,000
10T 新垣 比菜 -7 67 71 71 72 281 ¥2,274,000
12 ペ ソンウ -6 75 69 67 71 282 ¥2,028,000
13T 渋野 日向子 -5 71 67 72 73 283 ¥1,848,000
13T 永峰 咲希 -5 71 71 68 73 283 ¥1,848,000
15T 山路 晶 -4 67 71 76 70 284 ¥1,428,000
15T 勝 みなみ -4 71 70 71 72 284 ¥1,428,000
15T 西山 ゆかり -4 71 72 68 73 284 ¥1,428,000
15T 宮里 美香 -4 67 72 71 74 284 ¥1,428,000
15T 岡山 絵里 -4 70 68 71 75 284 ¥1,428,000
20T 有村 智恵 -3 71 73 71 70 285 ¥1,020,000
20T 比嘉 真美子 -3 70 71 72 72 285 ¥1,020,000
20T ペ ヒギョン -3 75 69 69 72 285 ¥1,020,000
20T 香妻 琴乃 -3 74 68 70 73 285 ¥1,020,000
20T サイ ペイイン -3 70 69 72 74 285 ¥1,020,000
25T 竹内 美雪 -2 75 67 72 72 286 ¥924,000
25T 山下 美夢有 -2 72 71 71 72 286 ¥924,000
25T 辻 梨恵 -2 70 68 75 73 286 ¥924,000
28T 渡邉 彩香 -1 71 74 71 71 287 ¥852,000
28T 永井 花奈 -1 71 71 72 73 287 ¥852,000
28T 西村 優菜 -1 74 71 68 74 287 ¥852,000
31T 臼井 麗香 0 77 66 71 74 288 ¥792,000
31T 脇元 華 0 72 73 74 69 288 ¥792,000
33T 吉本 ここね +1 71 73 72 73 289 ¥684,000
33T 木村 彩子 +1 71 71 72 75 289 ¥684,000
33T 笠 りつ子 +1 73 72 71 73 289 ¥684,000
33T エイミー・コガ +1 73 71 73 72 289 ¥684,000
33T 原 英莉花 +1 72 69 76 72 289 ¥684,000
33T 古江 彩佳 +1 73 72 67 77 289 ¥684,000
33T 三ヶ島 かな +1 73 72 72 72 289 ¥684,000
40T 工藤 遥加 +2 71 73 71 75 290 ¥564,000
40T 高橋 彩華 +2 67 73 74 76 290 ¥564,000
40T 吉本 ひかる +2 68 71 77 74 290 ¥564,000
40T ユン チェヨン +2 70 75 72 73 290 ¥564,000
40T テレサ・ルー +2 74 70 74 72 290 ¥564,000
40T 上原 美希 +2 73 72 73 72 290 ¥564,000
40T 金澤 志奈 +2 73 72 73 72 290 ¥564,000
47T 東 浩子 +3 73 72 71 75 291 ¥480,000
47T 李 知姫 +3 74 71 71 75 291 ¥480,000
47T 原 江里菜 +3 72 71 71 77 291 ¥480,000
47T 藤田 さいき +3 71 73 73 74 291 ¥480,000
47T 鈴木 愛 +3 75 70 72 74 291 ¥480,000
47T ささきしょうこ +3 72 72 74 73 291 ¥480,000
47T 酒井 美紀 +3 72 73 73 73 291 ¥480,000
54T 武尾 咲希 +4 70 74 72 76 292 ¥420,000
54T 山城 奈々 +4 73 69 72 78 292 ¥420,000
54T 堀 琴音 +4 76 69 72 75 292 ¥420,000
57T 下川 めぐみ +5 72 73 72 76 293 ¥390,000
57T 山戸 未夢 +5 69 76 72 76 293 ¥390,000
59T @新城 莉李亜 +6 72 72 76 74 294 ¥0
59T ジョン ジェウン +6 71 74 76 73 294 ¥372,000
61T 河野 杏奈 +8 73 69 73 81 296 ¥354,000
61T 青木 瀬令奈 +8 70 75 70 81 296 ¥354,000

琉球ゴルフ倶楽部の風は重いがプレーは楽しい!

琉球ゴルフ

自然をたっぷり味わったといえば、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部もその一つ。

女子ゴルフトーナメントの開幕を飾る・ダイキンオーキッドレディスで本州のゴルファにもすっかり有名になりました。

 

ここは風の影響が半端じゃありませんでしたが、12月なのに時折吹く強風が顔に痛みを感じさせなかったのが、なんとも不思議でした。

 

沖縄の重い風はアゲンストだと480ヤードのパー5が、ナイスショットを三度続けてもグリーンに届きません。

 

しかも、2打目3打目をスリーウッドで打ってもだから、恐ろしい。

あの風では、何を参考にするとかどんな分析をするべきかなんて、コースマネジメントなど全く役に立たない。

 

ただひたすら、風に向かって打っていくだけで精一杯なのだ。

一緒に回った航空会社の方は、こう言って嘆くことしきりでした。

 

「俺なんて、ナイスショットばかりなのに4オンだぜ。

こんな、いいショット続いたのに3オンできなきゃ、いつ3オンするんだよ」

 

それでもやはり彼も、ゴルフは楽しいのだ。

それが500ヤードを超える同じくパー5がなんと、フォローの強風に乗って3アイアンで2オンですよ。

 

一緒の組の他のゴルファーも驚いたが、一番驚いたのはショットを放った自分自身でした。

サンゴ礁が固まって出来た島だから地面が固い。

 

セカンドショットの3アイアンは風に乗ってもちろん飛距離も出たが、何と言っても見ていてびっくりしたのが落ちた後のボールの転がり。

 

強い追い風でトップスピンがかかったのでしょう、やや下っているサンゴ礁の堅い地面の上を50ヤードは転がり続けたように見えました。

 

自然の厳しさと恩恵をまざまざと肌で感じたラウンドであり、ゴルフは楽しいけれど沖縄の風の重さをしみじみと噛みしめた一日でもありました。

 

 

だが、さすが沖縄ですね、12月にあれだけ強い風が吹いて肌寒さは覚えても、刺すような冷たさは感じません。

 

関東であれだけの風が吹いたら、もう手がかじかんで耳も頬っぺたも真っ赤になってしまいますよ。

 

プレー前日に友人が那覇空港に向かいに来てくれた時の気温が24℃だと言っていましたから、考えてみれば冬の沖縄は、芝生も青々としていてゴルフ天国なんですね。

 

あ、今思い出しましたがあのロングホール、ながーいパットを決めてイーグルでした😃

レンタルした道具でイーグルなんて、やっぱりゴルフはやめられません。

琉球ゴルフ倶楽部のアフタープレーが楽しすぎて沖縄の夜は短い

この時、沖縄で驚いたのは琉球G倶楽部の風ばかりではありません。

米軍基地内のバーで飲んだスコッチ・オールドパーの値段にもビックリでした。

 

航空会社の友人から紹介されたのが、彼の沖縄の友人であるグシチャン。

グシチャンはとってもいい奴で、初対面なのにゴルフを1ランド回っただけで、何だかもう何年も付き合いがあるような気分にさせる奴でした。

 

「グシチャンさん、なんて紛らわし呼びかたはやめなよ。

グシチャンでいいんだよ」

実はグシチャンサン、って呼ぶの、とっても違和感があったので助かりましたよ。

 

GOLFは人間関係を作るには、とても向いているスポーツです。

通常であれば、ほぼ日中いっぱい一緒に過ごしのですから、必然的にコミュニケーションも生まれます。

初対面であっても、朝クラブハウスでコーヒーを飲みながら挨拶を交わして互いに自己紹介をする。

 

コースに出てプレーをして昼食を摂って、またプレーに興ずる。

この間、GOLFプレーという共通の話題があるので会話の材料には事欠きません。

互いのプレーに関するキャリアを聞いたり、出身地について尋ねたり、世間話に花が咲いたりと、いろんな話ができてその人間性や性格も少しではあるが分かってきます。

 

せっかちなのかノンビリ屋なのか、神経質か大雑把なのか、慎重派か大胆か、無口かおしゃべりかくらいのことは1ランド一緒に回るとだいたいの見当がつきます。

それがまた、ゴルフが楽しい理由でもあり特徴でもあるのです。

 

グシチャンは、ゴルフの腕前はなかなかのものでした。

琉球GCは何度も回っているようで、アドバイスが実に適切でした。

 

まず、キャディーさんにアドバイスさせて、それを補足するようにコースの状況を説明して教えてくれるのです。

始めて回る我々にはとても心強い存在でした。

 

よくしゃべるが、煩わしさをまったく感じさせない屈託のない明るさが忘れられません。

こういう人と回っているとゴルフが楽しい

 

彼は仕事の関係で米軍基地内の居住区域は、夜でも出入り自由なのだ。

あの若さで株式会社を設立し、会社の社長であったが、米軍もしくはその関連とどんな契約内容のビジネスをしているのか、などの詳細には互いに触れなかったのだ。

 

門番に近寄って英語で何か話していたが、すぐに

「OKだ、さあ、中に入ろう」

と私たちを促す。

 

門を入ると少し歩いて、古びた建物の中へ入っていく。

薄暗いコンクリートの廊下にアメリカ人らしい、若い女性がしゃがんでいた。

 

「奴らは本当に不愛想なんだよ。

日本人とみると平気で嘘もつくし」

 

そう言いながら彼はあえて得意のEnglishを封印して、そのアメリカの若い女に日本語で聞くのだった。

 

「〇〇〇は今日やっている?」

「ノー、キョウヤスミ」

回答は予想通りであった。

 

「嘘だよ、米軍は土曜日休みだけど飲み屋はやっているはずだよ」

そう呟くように言いながら、我々を促して建物の奥へズンズン入って行く。

 

面白い男である。

この辺の女は日本人に対して嘘つきであることを証明して見せるために、彼はあえて訊ねているのだろう。

 

彼、グシチャンは決して反米でなければ、アメリカ人嫌いでもなかった。

会ってからそれまでの彼との会話で伝わってきたのは、彼はむしろ米軍にはとて感謝している様子だった。

 

彼は私と同世代だから、戦争を体験していなので戦中、戦後の米軍についてはおそらく親や学校など周囲から聞いているのであろう。

 

一日中一緒にいて、米軍や旧日本軍の沖縄での行動について彼は実に細かく教えてくれた。

私も初めて聞くことが多く、とても勉強になったのでした。

 

 

バーは古い建物の奥まった場所にあった。

カウンターだけの狭い店は、客も酒を売る方もすべて白人であった。

 

軍人以外の職業の人もいるのであろうか。

日本人の我々には、しかし誰もさしたる興味を示す様子もなかった。

 

カウンターはもう、満席に近い状態だったが、喧騒が渦巻いているわけではなかった。

皆、秩序正しく酒を酌み交わしているのだった。

 

つまみのメニューはポテトチップスかソーセージくらいしかないということだったので、チップスを頼んだ。

 

飲んだのは、スコッチのオールドパー。

私の若いころは田中角栄が愛飲することで有名になり、あこがれの高級スコッチである。

 

 

ボトルをキープするという概念はないらしく、ワンショットずつ水割りを作ってもらうのである。

男3人で何杯飲んだであろうか。

 

別にたいしてハシャグわけでもないのに男三人の沖縄の夜は、なぜかとても楽しく過ぎていった。

一般人個人がそうたやすく利用することができない、米軍内のバーで貴重な体験ができたのである。

 

そんな日常とは違う世界を覗いた高揚感もあって、いつまでも飲んでいたい雰囲気だったのだ。

沖縄はゴルフも楽しく、夜も楽しい。

 

しかし、閉店は午後10時である。

「ここの料金の安さには驚くよ」

 

グシチャンが言っていた通り、あれだけ飲んで2000円は行かないのだからホントに驚きである。

お金はグシチャンが払ってくれましたが、3人合わせてあの価格とは。

 

それにしても、グシチャンも彼を紹介してくれた私の友人も実にいい男だ。

もう何度もプレーをしたことがある仲間同志のように酒はススミ、話も弾んだのであった。

 

ゴルフは楽しい、されど米軍基地のバーも愉しいのでした。

この日の沖縄の夜は、静かに平和に更けていくのでした。