スポンサーリンク

渋野日向子の最新クラブセッティング2025|愛用ドライバーは?

女子ゴルフ

2025年シーズン、渋野日向子選手クラブ契約をあえてフリーとする道を選びました。

 

これは単なる契約方針の変更ではなく、自身のスイングや戦略スタイルに最も適したクラブを自由に選び抜くための決断です。

 

特に2024年後半から取り組んできたスイング改造や飛距離アップ、球筋の安定といったテーマに対応するべく、すべてのクラブを「目的別に最適化」する方向に舵を切ったのです。

 

渋野選手は「もう一度メジャーで戦いたい。そのために、自分が信じられるクラブだけを選びたかった」と語っています。

 

これはまさに“信念のセッティング”。ドライバーからパターに至るまで、それぞれのクラブに明確な意図と理由が込められています。

 

この記事では、そんな彼女の最新クラブセッティング2025と、勝負のボールとして選ばれたスリクソン Z-STAR XVについて、その選択背景や特徴を含めて詳しく紹介します。

 

クラブフリーという選択がもたらした彼女の“自由と覚悟”の中身に迫ります。

 

 

スポンサーリンク
アドセンスディスプレイ広告

渋野日向子選手のドライバー:タイトリスト GT2(9度)

2025年シーズン、渋野日向子選手がドライバーに選んだのはタイトリスト GT2(9度)

 

このモデルは「中・低スピン性能」と「直進性の高さ」が特徴で、ティーショットにおいてブレを最小限に抑える設計がなされています。

 

渋野日向子選手は2024年までスリクソンのZXシリーズを使用していました。

 

だが、打ち出し角とスピン量のバランスに苦戦していたこともあり、より“安定して飛ばせるドライバー”への移行が今回のセッティング変更の主眼となりました。

 

注目すべきは、そのシャフト選びです。

 

藤倉コンポジットの2024年モデル「VENTUS BLUE(5S)」を組み合わせた点に、渋野のこだわりが垣間見えます。

 

このシャフトは、先端の剛性と手元の粘りを両立させた設計で、インパクト時の“球の押し出し感”が非常に優れていることが特徴。

 

特に渋野選手のように、トップ位置でゆったりとタメを作るタイプのスイングに対して、タイミングのズレを防ぐ効果があります。

 

彼女自身、「打ち出しの方向性が安定しやすくなった」と語っていて、実際に2025年序盤のスタッツではフェアウェイキープ率が約7%改善

 

特に右方向へのミスが激減し、持ち球であるフェードの安定感が増したことで、攻めるホールと守るホールの選別がしやすくなったとのことです。

 

ちなみに、2023年のトレーニング合宿では、同じGTシリーズでも「GT3(ハードヒッター向け)」も一時テストされていました。

 

しかし、渋野選手のスイングテンポや平均ヘッドスピードとの相性を考慮し、最終的にGT2に落ち着いたという背景があります。

 

このドライバーは、渋野にとって単なる“飛ばすための武器”ではなく、勝負所でスコアを守るための信頼できる相棒です

 

2025年の復活にかける思いを体現する1本と言えるでしょう。

渋野選手のフェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35 TOUR(3番15度、5番18度)

フェアウェイウッドには、テーラーメイドのQi35 TOURを選択。

シャフトはドライバーと同様に24 VENTUS BLUE(6S)を使用し、スムーズなスイングと高い操作性を実現しています。

渋野選手のユーティリティ:テーラーメイド Qi35 MAX(4番23度、5番27度)

ユーティリティには、テーラーメイドのQi35 MAXを採用。

シャフトには藤倉コンポジットのVENTUS HB BLUE(7S)を使用し、安定した飛距離と高弾道を実現しています。

渋野日向子選手のアイアン:スリクソン ZXi5(6番~PW)

渋野日向子選手が2025年シーズンに選んだアイアンは、スリクソンのZXi5(6番~PW)です。

 

このモデルは、適度なやさしさとシャープなヘッド形状を兼ね備えた“中上級者向けのバランス型”として、多くのプロに支持されているシリーズ。

 

特にZXi5は、フェースの反発性能と安定性を両立させており、ミスヒット時でも縦距離のズレを抑えられる点が渋野選手の評価ポイントでした。

 

ZXシリーズは過去にもZX7を使っていた時期がありましたが、こちらは操作性が高い分、芯を外した際の飛距離ロスが大きいというデメリットもありました。

 

今回のZXi5はその点で、コントロール性を保ちつつも“許容力”があるという中庸な性能が、現在の渋野のスイングテンポと安定志向にマッチしていると見られます。

 

そして、このアイアンで最も注目すべきはシャフト選びです。渋野選手は、藤倉コンポジット製のMCI(80S)を装着。

 

このカーボンシャフトは、スチールに近い剛性感と手元のしなり感を融合した構造が特徴です。

 

カーボン特有の高初速・高弾道に加え、“打感の柔らかさ”と“ラインを出す精密さ”の両方を実現しています。

 

彼女が「打感には人一倍こだわる」と明言しているように、この選択はまさに感性重視のクラブ選びです。

 

2024年後半から取り組んでいたスイングプレーンの修正によって、アイアンの入り方(ダウンブローの角度)も改善されました。

 

ボールに“しっかりとスピンを入れる感覚”を取り戻したことが、このセッティングの根拠になっているのです。

 

実際、2025年序盤のスタッツでは、パーオン率とバーディチャンス圏内のショット精度が顕著に向上

 

これにより、渋野選手の「攻めていけるアイアンプレー」が復活しつつあるとの声も。

 

このZXi5+MCIの組み合わせは、渋野が“自分を信じられるクラブ”として最も信頼を寄せているアイアンセットと言えるでしょう。

渋野選手のウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM10(50度、54度、58度)

ウェッジには、タイトリストのボーケイSM10を採用。

シャフトは日本シャフトのNSプロ 950GH neo(S)を使用し、スピン性能と操作性を高めています。

渋野日向子選手のパター:ピン アンサープロトタイプ

パターは、ピンのアンサープロトタイプを継続使用。

シグマ2アンサーに似た打感と形状で、渋野選手のフィーリングにマッチしています。

渋野日向子選手のボール:スリクソン Z-STAR XV(2025年モデル)

ボールは、スリクソンのZ-STAR XV(2025年モデル)を選択。

飛距離性能と高弾道が特徴で、ドライバーショットでのキャリーが約240ヤードに達するなど、アメリカツアーでのプレーに適した性能を発揮しています。

まとめ|渋野日向子選手の“自由な選択”が導く再飛翔

2025年の渋野日向子選手は、契約に縛られない“クラブフリー”という選択によって、自分に本当に合うギアをひとつひとつ見極めながら、信頼できるセッティングを築き上げました。

 

それは、過去のスランプを乗り越え、再び世界と戦うための“覚悟”の表れでもあります。

 

本記事で紹介したドライバー、アイアン、ボールなどの選択には、すべて明確な理由と背景がありました。

 

彼女のプレースタイルやフィーリングへのこだわりは、これからゴルフを楽しみたい方やクラブを見直したい方にとっても、大いに参考になるでしょう。