最初に言っておきます。
渋野選手の結婚は当分ありませんので、しぶこファンはどうぞご安心ください。
『しぶこスマイル』で国民的な人気のプロゴルファ渋野日向子選手。
熱愛がスクープされました。
相手はテレビ東京のアナウンサーで、9歳年上の野沢春日(のざわはるひ)さん。
早くも結婚が取りざたされるなど、二人の恋の行方に注目が集まっている。
だが、断言します。
我らが渋野日向子は結婚しません。
根拠?
良い質問ですね。
自信をもって答えられる根拠があります。
その根拠を一緒に探っていきましょう。
渋野日向子選手が結婚しない理由は、ゴルフ愛が半端じゃないから!
「あなた、彼氏いる?」
「いえ、いません」
「恋するって素敵よ。あなたも彼氏をつくったら?」
「いえ、私はまだ19歳だから早いです」
いやいや、そんな会話ではありません。
先輩の渋野日向子が、後輩の笹生優花に親しそうに話しかけている場面です。
3月4日に開幕した女子ツアー初戦・第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント初日、スタート前の一コマ。
沖縄県・琉球ゴルフ俱楽部1番ホール、ティイングエリア付近での談笑です。
今後、10年以上にわたって日本女子ゴルフ界を背負っていくだろう二人の会話ですが、とてもいい写真ですね。
引き延ばしたら、ちょっとボケちゃってごめんなさい。
こう見ると渋野選手は、良い意味で貫禄が出てきましたね。
対して、笹生優花選手はまだ、初々しさを残しているのが分かります。
渋野選手はきっと、後輩に優しくて慕われるタイプだと思います。
なんたって、彼女のゴルフ愛は、本当に素晴らしいものがあります。
この、渋野日向子選手のゴルフ愛こそが、まだまだ結婚はないと断言できる理由なのです。
心の奥底から溢れ出るしぶこのゴルフ愛は過去に彼女自身が漏らした言葉から、容易に読み取ることができます。
2020年初頭、まだコロナ騒ぎはそれほどでもなく、オリンピックイヤーへ日本中の期待が盛り上がりつつあったころ、渋野選手はオリンピックへの強い思い入れを語っていた。
過去の五輪で最も印象に残っているのは、と聞かれこう答えている。
一番は2008年の北京大会で、日本のソフトボールがとった金メダルですね。
テレビで金メダルを首にかけた皆さんの顔を見て、私もこういう体験してみたいと思いました。
そして、こう続ける。
私が東京オリンピックで金メダルを取れたら、全英女子オープンの優勝よりも大きな影響を与えられるんじゃないかと思います。
ここからの言葉に渋野選手の強いゴルフ愛がくみ取れるのです。
私がジュニアの時よりゴルフ人口は絶対減っていて、ジュニアの大会に出る人数も少ないんです。
だけど、結果を出すことでゴルフを広く知ってもらって、そうなれば、ゴルフ界全体がもっと盛り上がる。
宮里藍さんの活躍をテレビで見ていたのが私たちの世代。
渋野に憧れて始めましたと言ってもらいたいし、強い子に出てきて欲しいと言う思いはすごくありますね。
藍さんのように、できるならもっと活躍できるような選手になって、藍さんは誰からも好かれる方なんで、ゴルフだけでなく、人柄としても、そうなりたいなと思います。
ゴルフ界全体を思うこの発言、素晴らしいですね。
自分がより強くなってゴルフのすそ野を広げたい。
歴史的な全英女子オープン勝利の次の年、渋野日向子若干21歳の発言です。
私は21歳の時は恥ずかしながら、このように視野の広い発言はできなかったと思います。
『スポーツ馬鹿』とか『今の若者は』などと言う方はいつの時代にもいますが、そういう方こそ『馬鹿な発言』に気が付かない寂しい大人です。
一流になって行く若者はどの分野にもいて、しゃべる事もしっかりしているし、やるべき事もきちんとやる、そんな優秀な人はたくさんいます。
私は渋野日向子選手もその一人だと思います。
えっ!それは彼氏ができる前の話だから、今は考えが変わったんじゃないかって?
そうおっしゃるだろうと思って、考え方は全く変わっていない裏付けも用意していますから、どうぞご安心下さい。
彼氏の存在が発覚して初のトーナメント。
その、初日のプレー終了後、渋野選手は単独で記者の取材に応じています。
彼氏との熱愛に質問が及ぶと
「友達で~す。ハハハハッハ」と明るく笑っていました。
その後、一人の記者が渋野はこんなことを聞いて欲しいとは思っていない。
そう考えて、彼女が何を世間に伝えたいのかを直截的にぶっつけています。
記者:ゴルフのこと、ツアーのことをどう伝えて欲しいとか、何か想いがあれば教えていただきたいのですが?
自分がゴルフ競技に全身全霊を傾けるのは次のような理由があると、渋野選手は答えている。
渋野選手今、私がゴルフをやっているのは『テレビでは見たことがある』と言える人はいるかも知れないですけど、やっぱり会場に来て見てもらいたいなっていう気持ちもあって。
今、私がゴルフをやっているのって、ゴルフを知ってもらいたい、小っちゃい子に女子プロの世界を目指してほしい、そういうことを考えてやっている状態です。
やっぱり小っちゃい子にゴルフの楽しさを知ってほしい。
それを言葉で伝えるのは凄く難しいんですけど。
ゴルフは『お金持ちの競技』みたいな感覚があるかもしれない。
でも、全然そんなんじゃなくて、小っちゃい子からおじいちゃん、おばあちゃんまでできる競技。
それはもうゴルフしかないと思う。
いろんな人に楽しんでもらいたいって思います。
まずはクラブを持ってみるとか、テレビでも見てみるとか。
トーナメント会場に入れるようになったら、会場で見てもらいたいなって感じです。
出典:THE ANSWER
昨年初頭に話したことと、何ら心意気もゴルフに注ぐ愛情も変わっていません。
むしろ、ジュニアからお年寄りまで、呼びかける対象は広がっているのが分かります。
これから察して彼女の結婚は、まだまだ先だと断言するのです。
しかし、この世に絶対はないのもまた事実。
私にも娘が二人ます。
姉の方は会社務めを始めて2、3年もすると『私は生涯結婚しません』と宣言した。
それを知ってか知らずか、私の兄嫁が娘に言った。
「○○ちゃん、おばあちゃんが早く曾孫の顔が見たいって言ってたよ」
「私はその要望には応えることはできません!」
びっくりするような強い口調でピシャリ。
もう、周囲も苦笑いするより仕方がありませんでした。
ところがである、それから2年もたつか経たないうちに結婚相手の男を紹介されたのだから、人間なんて本当に分からない。
一方、妹はと言えばこれはまた姉とは正反対。
中学2年くらいになると『私は中学校を卒業したらすぐに結婚する』と言い出したのだ。
あれから20年近くも経過したが、いまだに独身。
たまに結婚の話題を持ち出すと、しばらくしてLINEが来る。
「お父さん、結婚のメリットって何ですか?」
「それは、君が我が家に生まれて来たことだ」
「ふ~ん、じゃ私も子どもだけは産もうかな」
シングルマザーで子どもを育てるのは何かと大変だから、それには両手を挙げて賛成とは言いかねます。
万に一つ、よしんば渋野日向子選手が野沢春日さん結婚したとしても、引退だけはないでしょう。
引退したなら、ゴルフのすそ野を広げることも、ジュニアのあこがれになることも、すべてが水泡に帰すからです。
責任感の強さから、彼女のゴルフ愛発言が生まれるのだと思います。
今年も来年も、さらにその先も渋野日向子からず~と目が離せない。
渋野選手のライバルとして小祝さくら選手が急浮上!
2021年女子ツアーの初戦を制したのは小祝さくら選手だった。
沖縄県の琉球ゴルフ俱楽部で行われたダイキンオーキッドレディス、最終日の逆転で見事な勝利。
2打差の3位から西郷真央と森田遥を追う展開だったが、最終ホールをバーディで締めくくりツアー3勝目。
初日から首位を守ってきた19歳の西郷真央は惜しくも3位だった。
2019年全英女子オープンの渋野選手を彷彿とさせる、最終日、最終18番ホールで強気のバーディパットを沈めた勝利。
この3勝目こそ、いよいよ大器の本格的開花を予感させるにふさわしい戦いだった。
小祝さくら選手は逞しくなった。
予選ラウンドで2日間一緒に回った諸見里しのぶ選手は、小祝さくら選手の成長に驚いていました。
そして、今年の賞金女王候補一番手に挙げたのです。
・昨年よりもドライバーショットが力強く、飛距離も伸びている
・繊細な距離を合わせるショット力も備わった
・決勝Rに入ってパットもかみ合った
諸見里選手は小祝さくら選手の成長をそのように分析している。
ツアー通算9勝を挙げているベテランが2日間にわたり、間近でプレーを見た感想だからグッと真実味が増す。
一挙に渋野選手のライバルに浮上したと言っていいだろう。
黄金世代の中では、岡本綾子さんが早くから注目していた一人です。
服部道子さんも絶賛しています。
優勝した小祝さくら選手は、プレー中の表情が自信に満ちあふれていて、とても印象的でした。
オフに行ったトレーニングの充実が、そうさせていたのだと思います。
学校のテストに例えれば『どんな問題を出されても私は大丈夫、答えられます』という雰囲気がありました。
さすが、世界女子アマチュア選手権の覇者です。
素晴らしい譬えですね。
小祝さくら選手は性格も強力な武器の一つだと思います。
渋野選手の快活な明るさとはかなり違った、おっとりとした天然系。
一日中ニコニコしている訳ではないが、厳しい表情もめったに見せない、どこか掴みどころのないほんわかムード。
彼女は小学生の頃に両親が離婚して、母子家庭で育ちました。
お母さんはスナックで生計を立て、女手一つで二人のお子さんを育てたのです。
彼女も中学生のころからゴルフ場でアルバイトに精を出し、仕事終了後にそのゴルフ場で練習を積んで成長しました。
そんな苦労を全く感じさせないほんわか天然系。
むしろ、すべてを心に包み込むその姿にこそ、言い知れぬ強さを感じるのです。
渋野日向子選手も小祝さくら選手もゴルフ界では、そのポテンシャルがトップクラスであることは間違いありません。
二人の活躍とライバル関係は今後も長く続くでしょう。
さて、とりあえず今年の賞金女王の座にはどちらが着くのか、それとも第三者に奪われるのか、興味は尽きません。
渋野選手について何でも知りたい方こちらをどうぞ。