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渋野日向子が全米女子オープンゴルフで韓国勢に逆転負けした理由

女子ゴルファー 女子ゴルフ

2020年全米女子オープンゴルフ、渋野日向子選手は4位に終わった。

それでも最終72ホール目をバーディで締め括り、彼女らしさを見せた。

 

この瞬間は思わず『しぶこスマイル』も出たが、試合後のインタビューでは悔しさがこみ上げ、うっすらと瞼が濡れていた。

 

通算3アンダーでフィニッシュし、渋野に2打差をつけて勝ったのは韓国の金阿林だった。

2位タイにも韓国の高真栄が入った。

 

渋野を大逆転した韓国勢は強い。

だが、渋野日向子を筆頭とした日本女子ゴルフが、韓国勢と肩を並べる日は近い?

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渋野日向子と韓国選手の違いはアイアンショットの強さだ!

アイアン

2020年全米女子オープンゴルフはテキサス州チャンピオンズGC:パー71において、日本時間で12月10日~15日まで開催された。

 

ウイルス性感染症の影響で、例年の約半年遅れでの開催だった。

日本からは史上最多の19人が出場し、これまた史上最多の9人が予選を通過した。

 

3日目を終了して我らが『スマイリング・シンデレラ』渋野日向子選手が単独首位で、日本中が昨年の全英女子オープン再現を夢見ていた。

 

大雨で一日順延された最終日はフェアウエーは泥んこだが、グリーンは超高速。

しかもカップはこれ以上ないほど難しい位置に切られていた。

 

それに追い打ちをかけたのが、気温6度の身も心も震える寒さ。

過酷ともいえるコンデションで、各選手は我慢のゴルフを強いられた。

 

結果は渋野日向子選手が無念の4位。

優勝は韓国の選手で、全米オープンゴルフ初出場の金阿林だった。

 

競技二日目の予選終了時点で、日本の渋野は7アンダーの通算135で、優勝した韓国の金阿林選手はイーブンパーの142だった。

 

決勝の二日間で7打差を逆転され、優勝をさらわれてしまったのだ。

特に最終日のあのコンデションの中、金阿林が上がり3ホールで見せた3連続場バーディは圧巻だった。

 

渋野は16番パー、17番スリーパットのボギー、18番バディのイーブン。

したがって、最後の最後、わずか3ホールのプレーが勝敗を分けたのだった。

 

テレビ中継は当然のごとく最終組中心だったので、渋野のプレーは逐一見ることはできたが、金阿林のプレーは前半戦ではあまり映らなかった。

 

しかし、終盤になって画面に映るようになった金阿林のプレーは、目を見張るものがありましたね。

リズムよく打っていくショットは小気味よいほどの鋭さだ。

 

特にアイアンのしっかりと力強いフルスイングは、明らかに渋野との違いが見て取れた。

最終日、スタートホールから優勝への重圧と戦い続けた渋野に対し、ほぼノーマーク、ノープレッシャーだった金阿林の違いもあったろう。

 

それにしても、素人目にさえビックリするほど切れ味鋭いアイアンショットだ。

最終ホールバディで二位タイに滑り込んだ同じ韓国の高真栄もやはり、ショット力が素晴らしかった。

 

この選手は現在、世界ランキング1位なのだが、それも納得できます。

韓国選手のショットを久々にじっくり見たが、ショット力では他を圧倒いるのが分かる。

 

あの岡本綾子さんもこう言っています。

 

綾子さん
綾子さん

渋野選手と優勝した金阿林さん、2位に入った高真栄さんとの差は、ショット力にありますね。

 

優勝争いのプレッシャーの中で、いかに球筋を思い描いて打てるか。

 

例えば私がテレビ解説をしていて、高真栄さんは私の思う球筋と合っているからとても解説しやすい。

 

このショット力があるからこそ、バーディーの数が多いとも言えます。

 

ただ、これは経験値の差でもあります。

 

渋野さんには、これからの成長に期待です。

 

 

女子ゴルフのメジャー大会は、2013年から第4世代と呼ばれ5大会体制が敷かれている。

下の表を見ると韓国選手の強さが際立っている。

 

2013年から2019年までの7年間×5大会=35試合で、何と韓国人が16回制覇しているのだからオドロキ、モモノキ、サンショウノキです。

 

 

このまま、日本女子は半永久的に韓国女子に勝てないかというと、決してそうではない。

今回の全米女子オープンゴルフでは、15位以内に日本女子選手は渋野日向子選手を含めて、4人が名を連ねた。

 

11位が高橋彩華、13位タイに笹生優花と岡山絵里が入っています。

最終日は高橋彩華が71のイーブン、笹生優花と岡山絵里がそれぞれ72の1オーバーと、上位が苦戦する中で堂々たるスコアと言えるでしょう。

 

岡山絵里24歳、高橋彩華22歳、笹生優花に至っては若干19歳です。

笹生はその飛距離から見ても将来を予感させる、実にスケールの大きな選手です。

 

おそらく、感染症が落ち着き世界のゴルフツアーが正常に戻ったら、早晩アメリカツアーに参戦すると思われます。

 

全米女子アマを制したことのある服部道子さんが、笹生優花選手のショットはボールが沈むアメリカの芝生に合っていると、太鼓判を押すほどです。

 

予選落ちしたが他にも原英莉花、河本結、勝みなみ、小祝さくら、古江彩佳、稲見萌寧、西村優菜など若手が目白押しだ。

 

今度の全米女子オープンを日本から一番悔しい思いで見ていたのは、誰あろう鈴木愛だろう。

10代でアメリカツアーに参戦し、すでにトップ選手として活躍中の畑岡奈紗選手もいます。

 

それにしても、4位にとどまったとは言え渋野選手の大舞台での強さは、素晴らしい。

今の日本人ゴルファの中では、爆発力、突破力が突出しています。

 

昨年の全英女子オープンで衝撃的な世界デビューを飾り、不調が続いた今シーズンは全米女子オープンで完全復活を印象付けたのだから、やはり平凡ではない。

 

渋野日向子選手は世界のメジャー大会で優勝争いのできるプロゴルファであることを、改めて世間に知らしめた大会でした。

 

来シーズンは東京オリンピックが開催されます。

日本の女子プロゴルフに大いに期待したい。