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袖ケ浦カンツリークラブ完全ガイド|格式の36ホールとニチレイレディス

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袖ヶ浦カンツリークラブ(Sodegaura Country Club)は、千葉県千葉市に2つの本格的なコースを構える名門ゴルフ場です。

 

袖ヶ浦コース(緑区)と新袖コース(若葉区)の合わせて36ホールは、それぞれ異なる個性と難易度を備え、プロトーナメントの舞台としても非常に高い評価を得ています。

 

都心からのアクセスにも優れ、格式と利便性を兼ね備えたクラブとして多くのゴルファーに支持されています。

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袖ヶ浦カンツリークラブとは

1958年、当時の千葉市長・宮内三朗の「千葉には立派なホテルもゴルフ場もない」の発言をきっかけに、旭建設株式会社の増田正二が開発に乗り出し、財界の支援を受けて「誉田カンツリー倶楽部」を設立。

 

翌年には「袖ヶ浦カンツリークラブ」に改称されました。

設計は名匠・和泉一介が担当し、1960年11月に袖ヶ浦コースが開場。

 

その後、シニア層の「距離が長くプレーが厳しい」という声を受けて、1965年には新袖コースが開場しました。

 

袖ヶ浦コースの設計は和泉一介、新袖コースはコース委員長・石井泰助氏を中心としたクラブ設計委員会が担当。

 

両コースともに林間・丘陵タイプの地形を活かし、異なる戦略性を持たせています。

 

クラブハウスは袖ヶ浦が清水建設、新袖が旭建設とレイモンド設計事務所によって設計・施工されました。

袖ヶ浦コースの特徴と開催トーナメント

1960年開場の袖ヶ浦コース(18ホール・パー72・7,138ヤード)は、広々としたフェアウェイと緻密なグリーン設計が特徴の林間・丘陵コースです。

 

起伏は比較的穏やかでありながら、各ホールには微妙な傾斜や地形変化を取り入れ、ティーショットの方向性や落とし所、セカンドショットの距離感が問われます。

 

風の流れや木々の配置にも工夫があり、プレーヤーはホールごとに変化する状況判断を求められる設計となっています。

 

戦略性に富む一方で、自然との調和も保たれていて、静かな緊張感の中でゴルフと向き合える環境が整っています。

 

プロトーナメントの開催実績も豊富で、1966年には「日本オープンゴルフ選手権」、1985年には「日本女子オープンゴルフ選手権」が開催されました。

 

また、1985年から2021年までは、あの有名な男子プロゴルフトーナメント「ブリヂストンオープン」が開催されていました。

 

コース建設時に増田正二氏が16番ホール付近の樹齢300年の三本杉を見て「この計画はいける」と直感。

 

その後、御神木としてしめ縄を飾るようになった逸話が残るなど、自然美を活かした造形の妙が特徴のコースとして知られています。

新袖コースの特徴とニチレイレディス

1965年に開場した新袖コース(18ホール・パー72・6,869ヤード)は、クラブ内の設計委員会によって丹念に設計された、いわば“会員の手でつくりコース”です。

 

コース設計の中心を担ったのは当時のコース委員長・石井泰助氏。

 

和泉一介が手がけた袖ヶ浦コースとは一線を画し、戦略性と緊張感をより前面に押し出したレイアウトとなっています。

 

フェアウェイは見た目に比してアンジュレーションが細かく、わずかな傾斜がショットに影響を与えます。

 

池やバンカーも単なる障害物ではなく、ルート選択を迫る“問いかけ”のように配されていて、スコアメイクには精度と判断力が不可欠です。

 

特にグリーン周辺の守りは厳しく、手前から攻めるか、ピンを直接狙うか、その一打にプレーヤーの性格が表れます。

 

一部の会員や競技者の間では、「袖ヶ浦コースよりも難しい」と評されることもあり、地形や設計に潜む罠が静かにプレーヤーの力量を試します。

 

それゆえ、新袖コースでの好スコアは、技術と知性に裏打ちされた結果といえるでしょう。

 

2010年以降、このコースではJLPGAツアー「ニチレイレディス」が毎年6月に開催され、女子プロたちの熱戦を繰り広げる舞台場となっています。

 

華やかな大会の裏で、選手たちは一打一打に神経を研ぎ澄まし、この静謐な名コースに挑んでいるのです。

袖ケ浦カンツリークラブのゴルフ会員権の相場情報

袖ヶ浦カンツリークラブは、千葉県内でも屈指の名門会員制クラブとして、高い資産価値と安定した人気を誇ります。

 

・正会員権相場:450万〜600万円前後(変動あり)

・名義書換料:正220万円、平日110万円

・年会費:正99,000円、平日7,7000円

 

ゴルフ会員権は諸々の事情により変動します。

最新の相場はコチラで確認してください。

 

法人接待需要も強く、都心からのアクセス性も相まって、長期保有型の資産としても注目されています。

まとめ

袖ヶ浦カンツリークラブは、歴史、設計、運営のすべてにおいて高い水準を維持し続ける、日本を代表する会員制ゴルフクラブです。

 

格式ある袖ヶ浦コースと、挑戦的な設計の新袖コース。

それぞれが独立した魅力を持ち、ゴルファーの記憶に残るラウンドを約束してくれます。

 

日本オープンやニチレイレディスといった名だたる大会の舞台となってきた実績も、クラブの品格と信頼の証。

 

歴史あるゴルフ場で、深い挑戦と静かな感動を味わいたい方に、袖ヶ浦カンツリークラブは最適の選択肢といえるでしょう。