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ミュアフィールドもオーガスタナショナルも名門ゴルフ場は閉鎖的!

ゴルフ名門コース

ミュアーフイールドリンクスもオーガスタナショナルゴルフクラブも、名門ゴルフ場はどこも閉鎖的です。

日本の名門も閉鎖的なコースが圧倒的に多いのが現状です。

 

東京オリンピックのゴルフ競技会場となったことで、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部が俄かに脚光を浴びることになりました。

 

それまでは、ゴルファの憧れや羨望の的だった超名門コースが「閉鎖的」だと、一斉に批判され始めたのです。

 

カスミの関係者は思ったことでしょう。

「人間の嫉妬や妬みほど恐ろしいものはない」と。

 

伝統と高級感、権威性を保つためには『閉鎖性』が不可欠なのです。

女性会員がいると、それを保てなくなる?

 

そこに関しては、よくわかりません。

正直なところ。

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霞ヶ関カンツリー倶楽部は閉鎖的でけしからん倶楽部か?

新型コロナパンデミックの影響で1年間延期され、2021年に開催された東京オリンピックでゴルフ競技会場となった霞ヶ関カンツリー倶楽部。

 

オリンピック会場となったことにより、俄かに世間の注目を浴びることとなりました。

そして、いろいろと言われなき批判に晒されたのは、記憶に新しいところ。

 

批判は「閉鎖的だ」「女性会員がいないのはけしからん」が主でした。

霞ヶ関カンツリー倶楽部は本当に閉鎖的で、けしからんカントリークラブなのでしょうか?

 

結論から言えば閉鎖的です。

だが、決して「けしからん」訳ではないと思います。

 

霞ヶ関CCにはその辺を歩いているとキャーと騒がれような方や、サインをねだられるとう言う類の有名メンバーはいません。

 

『政財界の錚々たる顔ぶれ』とは、メデアなどでよく使われる表現です。

霞ヶ関カンツリー俱楽部には、その錚々たる政財界人が多く在籍しています。

 

東京オリンピック会場となった霞ヶ関カンツリー倶楽部の体質や性格は、これはもう伝統としか言いようがありません。

 

創設以来90年の歴史によって培われ、積み重ねられてきたものなのです。

それを「けしからん」と叱責する方の、頭の構造が理解できません。

 

いちいち具体名は挙げませんけれど、世の中には閉鎖的な組織はたくさんああります。

「他に閉鎖的な組織は知らん」というなら、その方は極々視野が狭いのでしょう。

 

倶楽部は同じ志や目的を持った限られた人々が集まって創るものですから、閉鎖的な方向に向かう倶楽部もあれば、オープンな運営を特徴とするクラブなど形態は様々になることは当たり前なのです。

 

カントリー倶楽部に限って言えば、霞ヶ関カンツリー俱楽部のように大正時代や昭和30年頃までに創設された倶楽部と、それ以後に雨後の筍のように誕生したクラブではかなり性格が異なっています。

 

60年以上の歴史を持つ倶楽部の大半は、同好の志が集まってプレーを楽しむために造られたのに対し、昭和40年以降に造成されたクラブは商業目的が圧倒的に多いのです。

 

古い体質の同好会はオーナーが存在しません。

したがって、金もうけを考える必要がなく権威主義に向かいます。

 

新しい商業主義のクラブは経営者によるお金儲けが秘かな目的です。

だから、世の誰、彼に対してウェルカムになるのは当然の流れなのです。

 

 

批判の大半は名門に対する嫉妬や妬みによるものですが、小池百合子東京都知事のように世間の流れに乗って目立とうとする姑息な人種も現れる始末でした。

日本にも世界にも女性会員のいない、閉鎖的なゴルフ場はたくさんある!

日本には女性メンバーが全く存在しない倶楽部もありますし、規約が改正される以前の霞ヶ関カンツリー俱楽部のように、平日会員だけが認められている倶楽部も多数存在します。

 

女性正会員がいても人数が男性に比べて極端に少ないコースは、数え切れないほどあります。

例えば、男性1,760人に対して女性40名などです。

 

このようなコースは女性会員を増やさないために、女性が入会する場合は女性からしか会員権を取得できないよう規則で定めているのです。

 

世界に『Lady fast』を高らかに宣言する、あのアメリカにでさえ、女性を拒み続けるカントリー倶楽部は存在します。

 

毎年4月2週目に行われる、アメリカツアーで最も有名なマスターズでお馴染みの、オーガスタナショナルゴルフクラブもつい最近まで女性はメンバーになれませんでした。

 

2017年の規約改正によってようやく女性の入会が解禁されたのです。

とは言っても、実に微々たる人数です。

 

女性メンバーが数人いるだけでは、大勢に全く影響を与えません。

霞ヶ関カンツリー俱楽部も同じようなものでしょう。

 

伝統のある名門ゴルフ場ほど、女性会員が少ない、またはいないが世界的傾向です。

比較的新しいゴルフ場でも、高額で会員募集をしたコースほど女性メンバーの割合は低くなります。

ついにミュアフィールドリンクスも陥落!女性会員を認める

ゴルフの本家イギリスの超名門コース、ミュアフィールドリンクスも、つい最近まで女牲は会員になれませんでした。

 

こちらは、2016年に行われた第1回目のメンバーによる採決の結果、僅差で女性の入会が否決されたのです。

 

この結果は幹部連中にとってショックが大きく、すぐに近いうちに再投票する方向で調整中との情報流れました。

 

と言うのは、世界で一番歴史のある全英オープンゴルフの主催者が、女性会員を認めないコースで今後は全英オープンを開催しないと決めたからなのです。

 

そして、2017年3月に行われた2回目の投票で賛成票が80.2%を占め、女性会員に門戸を開くことが決まったのです。

 

さすがのミュアフィールドリンクスも「世界の潮流」には逆らえなかったのです

しかし、待てよ。

 

日本で言うところの「世界の潮流」って、その多くは欧州と北米の、いわゆる白人社会のことを指しているのではないでしょうか。

 

世界にはアフリカもあれば南米もあります。

我らがアジアは、人口比で見たら世界の中心です。

 

それを、白人社会こそが世界の中心という意識から抜け出せません。

日本人はいつまでたっても、明治維新の気質のまま。

 

ゴルフ場の閉鎖性を声高に言う前に、自分こそ閉鎖性や固定観念から脱皮する必要があるのかもしれません。