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白河国際CCの森に棲む妖精と愛鷹シックスハンドレッドの豪快な眺望!

ゴルフ名門コース

忘れられないのは、白河国際カントリークラブのレストランから見える深い森。

「あの森の奥には妖精が棲んでいるでは?」

 

思わず見入ってしまうほど、心惹かれる妖しい木々。

クラブハウスが建て替えられて、妖精はどこかへ行ってしまった?

 

愛鷹シックスハンドレットクラブの雄大な絶景もまた、忘れ難い。

両コースとも今は経営者が代わり、以前のような情緒はないと聞く。

 

昭和のゴルフコース及びゴルフを愛した一人として、寂しい限りだがしばしの間、往時をしのんでみたい。

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白河国際カントリークラブの森には妖精が棲んでいた?

ゴルフ場の森に妖精が棲む?

福島県の白河市に白河国際カントリークラブがあります。

 

周辺を雄大な雑木林に囲まれた自然豊かなゴルフ場です。

このゴルフ場を開設した(株)成井農林の成井社長とは親しくさせていただき、よくゴルフをしました。

 

丘陵というよりは林間コースの趣を持つホールが多く、バックから打つ那須コースはフェアウェイが広く距離もある堂々たるチャンピオンコース。

 

成井社長は元々林業屋さんだから、朝が早い。

日の長い夏場は朝4時半ごろから知人たちと開場前のコースを回る。

 

私は東京から行くので、途中から加わりいつもハーフだけのお供。

プレー後、朝風呂に入り朝食を摂ってゴルフ場から30分くらいの西郷村にあった本社へ向かう。

 

社内で新設中のゴルフ場について打ち合わせをし、東京で用事のないときはのんびりと昼食を摂り、そのあとゴルフ場へ引き返すことも度々だった。

 

ハーフが終わって、もう一度風呂で汗を流す。

弱アルカリ性の天然温泉だから、肌がつるつると滑るのが特徴。

 

コンペを何度も開催しましたがこのコースの天然温泉は、女性にとても評判が良かったことを覚えています。

 

東京へは新白河駅から新幹線に乗るか、さもなくば相棒の運転する車だから、こんな時私は必ずビールを飲む。

 

新クラブハウスはめったに見られない銅板吹きの屋根を持つ、威風堂々たる和風の建物に仕上がった。

だが、私は古いクラブハウスが気に入っていた。

 

クラブハウス

 

ビールをやりながら、レストラン東側の窓から見る森がたまらなく妖しいのだ。

夕暮れて行くときの静けさ。

 

森の一部が赤紫に染まったかと思うと、次第に深緑に陰り闇がゆっくりと降りてくる。

翳りゆく森閑の塊をゴッホと北斎が描いたら、どんな絵になるのだろうか。

 

あまりにも神秘的なので、私はあの森には妖精が棲んでいるのではないかと思うようになっていたのです。

行くたびにジョッキー片手に目を凝らして見入ったが、妖精を見ることはついぞなかった。

 

成井社長に話したが、

「ハハハ、面白いことを考えるんだな」

で終わった。

 

愛鷹シックスハンドレットクラブからの眺めは雄大!

愛鷹シックスハンドレットクラブの眼下に横たわる伊豆半島と駿河湾。

この雄大な絶景もまた、忘れ難い。

 

少し風が出ると湾内に小さな白波が無数に湧き出て、青い海をざわつかせるのです。

これを地元の人は『ウサギが走る』と呼ぶのだと聞いたことがある。

 

青い海原を駆けまわる白いウサギ。

浮世絵の世界と童話のマッチングが、何ともロマンチックじゃありませんか。

 

愛鷹シックスハンドレッドは富士山から吹き降ろす風と、逆方向から吹く海風をまともに受けて芝生は育つ。

 

だから芝目がきつく、パットはスリリングだ。

見た目は明らかにスライスラインだが、ボールが傾斜に逆らってフックラインを駆け上るグリーンさえあるほどです。

 

このスリリングなグリーンを知り尽くした、キャディさんが示すラインに乗せてボールを打って行く。

ライン通りにボールは転がり4メートルのバーディパットが見事カップイン。

 

これもゴルフの応えられない醍醐味、魅了。

難しいラインと微妙な距離をバーディパット、しかもキャディとの呼吸がピッタリ。

 

喜びの三重奏、いや四重奏ですね。

ゴルフは一人の競技でありながら、他人と分かち合える喜びもあるのです。

 

丘陵地帯に展開される18ホールはフェアウェイが広々として、OB杭はあまり気にならない。

だが、微妙にうねったフェアウェイからのショットは難易度が高く、古い手造りコースの特徴が色濃く残されていて名コースと呼ぶにふさわしいゴルフ場だ。

 

ややつま先下がりの難しいライから、長い打ち上げのパー4をナイス2オン。

打ち上げとつま先下がりのフェードを計算した距離感に、6番アイアンが見事に応えてくれた会心の一打。

 

身震いするような快感が身体を突き抜けていく。

ゴルフの魅力は、ゴルフ場のいたるところに転がっているのです。

 

愛鷹シックスハンドで開催したコンペで、当時のオーナーだった西野さんを紹介された。

パーティで隣りに座った西野さんが、アウト51,イン39で回った私の当日のスコアに興味を持った。

 

「Cさん、あんたの実力はアウト、インのどっち?

ウチのゴルフ場はなかなか30台は出ないよ」

 

JGAの専務理事を長く務め、アメリカ仕込みのゴルフに精通した西野さんがおっしゃる通り、このゴルフ場は本当にタフだ。

 

私が質問したことへの西野さんの答えが、いまだに強く印象に残っている。

「1969年(昭和44年)の開場ですね。あの頃よく東京から200㎞もあるところにゴルフ場を造る気になりましたね」

 

「私はね、若いころアメリカに住んでいましたから、向こうは200キロなんて日常生活でもしょっちゅう走る距離ですよ。距離は全く気になりませんでしたね」

 

愛鷹シックスハンドクラブは西野氏が遺した傑作です。

これが今はアコーデアゴルフの手に落ちたのだから、とても寂しい。