冬のゴルフも楽しい。
ちらつく程度の雪なら、気の合った仲間がいればそれだけで楽しくなる。
けれども、降り方や状況によっては、途中で引き揚げざるを得ない場合もあるのが雪のゴルフです。
そんな時は、ゆっくり風呂につかり身体を温めて帰途につきましょう。
浴場やクラブハウスでくつろぐのも、楽しいものです。
しかし、途中でやめた場合の料金が気になります。
その場で慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
雪のゴルフでは、他にも事前に心得ておくべきことがあります。
雪の日のゴルフについて、5つの確認事項を取り上げました。
必ず、事前に調べておきましょう。
・雪でゴルフ場がクローズしたら、キャンセル料は必要?
・途中でプレーをやめた場合の料金はどうなる?
・雪のため、当日キャンセルしたらキャンセル料は取られる?
・雪でプレーに差し障りが出たら、ルールで救済措置はある?
・雪の日のプレーで特に気を付けるべきことは?
これらについて、一緒に確認しましょう。
あなたの楽しいゴルフライフに、きっと役立ちます?
ゴルフで雪が降った場合のキャンセル料を確認する!
楽しみにしていたゴルフ。
しかし、雪が降ってしまいました。
ゴルフ場がクローズになってしまう場合もあります。
また、プレーヤー自身の判断でキャンセルする場合もあるでしょう。
そのような場合、キャンセル料が発生するケースもありますので注意が必要です。
さらには、プレーを始めたが、雪のためハーフでやめてしまうこともあります。
どんなケースでキャンセル料が発生するのか、また途中でプレーをやめた場合の料金などについては、事前に確認しておくことが大事です。
ゴルフ場側の都合でクローズになった場合、キャンセル料は必要ない!
除雪が困難なほど積雪がある場合やプレーに危険が伴うと判断したケースでは、ゴルフ場側がクローズを決めます。
当然ですがその場合、キャンセル料は発生しません。
しかし、雪の降り方にもよりますが、かなり積もらない限りゴルフ場はクローズしないように頑張ります。
営業できるように、従業員総出でギリギリまで除雪作業を行います。
スタート時間を遅らせてでも、なんとかオープンしようと頑張るコースが多いようです。
ゴルフ場は売り上げが欲しいから当然です。
仮にクローズすると売り上げはゼロですが、人件費や光熱費はかかってしまいます。
しかし、あまりにも積雪が多い時は、ゴルフ場側も次の日の営業は無理だと分ります。
こんな時は予約している人へ、ゴルフ場から事前にクローズの知らせが入るものです。
もし、積雪が多くてもコースから連絡がない場合は、朝出発前に電話で連絡を取ってください。
ゴルフ場と住んでいる地域とは、積雪に違いがあります。
しかし、クローズするか営業かの見極めが難しく、ゴルフ場が簡単に判断を下せない場合もあります。
そのような場合は、こちらからキャンセルしたらキャンセル料が発生するかどうかを確認してください。
キャンセル料が発生するかどうかは、プレーを中止するか否かの判断に影響を与えます。
雪でプレーヤ側から予約をキャンセルした場合のキャンセル料について!
雪が降ったにもかかわらず、予約しているゴルフ場からクローズの連絡は入らないけれど、気乗りせずこちらからキャンセルしました。
そのような場合は、原則キャンセル料を取られます。
多くのコースでは、プレーヤーの判断で中止する場合は、キャンセル料が発生する規則になっています。
まれに、ゴルフ場は営業しているけれども、プレーに支障があるような悪天候の場合は、ゲストからキャンセル料を徴収しないコースもあります。
冬のゴルフは予期せぬハプニングが多いものです。
キャンセル料などについては、事前に確認しておきましょう。
また、キャンセルする場合は必ず連絡してください。
よほどのことがない限り、連絡なしでのキャンセルは重大なマナー違反です。
度重なるとゴルフ場や予約サイトで、要注意人物になります。
くれぐれも自覚を。
雪の影響でプレーを途中でやめた場合いの料金はどうなる?
プレーを途中でやめた場合の料金は、その理由によってかなり違ってきます。
他の組が問題なくプレーをしているのに、自分たちの都合によって途中でやめた場合は、1ラウンド分しっかり取られると思った方がよいでしょう。
ただし、フロントの判断によっては、ハーフ分の料金で済む場合もあります。
原則として「雪じゃつまらない」「寒い」と、ハーフでやめた場合はでも、1ラウンド分かかると考えておくのが無難です。
近年はゴルフ場の会計処理をコンピュータで行います。
一度入力すると、簡単に訂正はできません。
フロントでサインを済ませた段階で、ゴルフ場利用税など諸経費がカウントされてしまいます。
そのようなシステムのため、会計処理の変更が難しいことを頭に入れておきましょう。
雪がプレーに影響を与える場合、救済ルールはあるか?
ゴルフでは『コース上に止まっているボールは、あるがままにプレーする』が原則です。
しかし、積もった雪にボールが少しでも埋まっていると、打つのは困難です。
雪はルースインペディメント、またはカジュアルウォーターとして扱うことができます。
どちらにするかは、状況によってプレーヤーに選択権があります。
ボールが雪の中にある場合、ルースインペディメントとして扱うと、ボールの周囲にある雪は取り除くことができます。
ただし、ボールに付着した雪はルースインペディメントではありませんので、取り除くことができません。
つまり、ボール周辺の雪を払いのけ、ボールを元の位置に戻して打つことができるのです。
その時、ボールに付着した雪を意識的に取り除いてはいけません。
雪をカジュアルウォーターとして扱う選択をした場合、規則25-1に基づいて救済を受けることができます。
規則25-1とは、ボールの位置から1クラブ・レングス内で、なおかつホールに近づかない場所にボールをドロップし、罰なしで打てます。
霜柱も雪と同様の扱いができる!
また、霜柱も雪と同様に扱うことができます。
プレーヤーが、ルースインペディメントか、カジュアルウォーターのいずれかを選択できるのです。
ただし、露と霜はルースインペディメントではないので、取り除くことはできません。
またカジュアルウォーターとしても扱うこともできません。
スタンスしようとする場所及びスイング範囲の露や霜を取り除くと、規則13-2の違反となり2打罰を受けることになります。
ティーインググラウンド上は、その限りではありません。
露と霜を取り除くは、認められています。
雪の日のゴルフを楽しむために心得ておくべきこと!
雪の日のゴルフは、状況に応じた臨機応変さが求められます。
コンぺの幹事なら勿論のこと、プライベートであってもプレー前日から準備しておきましょう。
事前に準備ができていれば、当日に慌てることもありません。
雪のプレーで心得ておくべきことについてみていきましょう。
雪が降ったら前日に必ずゴルフ場に状況を確認する
プレー前日に雪が降ったら、必ずゴルフ場と連絡を取りましょう。
プレーの可否、通行規制の有無などを確認してください。
WebページやSNSなどを通じて、最新の情報を発信しているゴルフ場もあります。
インターネットで、検索してみてください。
スタート後のプレー中止も考えて、キャンセル料について事前に確認をしておきましょう。
それらの情報を収集したうえで、前日に中止を決めてしまうか、当日まで様子を見るかなどを同伴者と相談してください。
雪でもプレーに集中できるよう服装やグッズをそろえる
雪のゴルフも基本的な服装は雨の日と変わりません。
楽しくプレーできるよう、防寒対策と併せて防水対策も忘れないでください。
今はウエアやシューズの水をはじいてくれる、性能の良い防水スプレーもあります。
携帯などを入れるチャック付きのジップ袋などは重宝します。
タオルは多めに用意してください。
履き替え用の靴下、使い捨てカイロなどがあれば、なおよいでしょう。
雪のゴルフではカラーボールも必需品です。
ピンク、赤、グリーン、オレンジなどのボールは雪の上でとても目立ちます。
雪の日のプレーで無理は禁物!安全第一を心がけよう
雪の日のプレー当日は、忘れずに交通情報を確認し、早めに自宅を出発してください。
早朝の出発だと、ゴルフ場に誰もいない可能性があります。
コースに向かう途中で連絡を取り、プレーの可否を確認しましょう。
同伴者と別々の車でコースへ向かう場合は、面倒がらずこまめに連絡を取り合ってください。
無事スタートできたとしても、天候やコースの状態を見極めて、雪のゴルフは決して無理をしないことが肝心です。
同伴者の体調などを考慮してください。
特に高齢者と同伴する場合は、細心の注意が必要です。
雪のプレーは安全、健康が最優先であることを心得ましょう。
ゴルフを楽しんでください。
楽しめないほど厳しかったら、途中でやめる勇気を持ってください。
雪のゴルフに無理は禁物です。