ゴルフスイングで最も大事なのは、グリップとアドレスです。
正しいグリップとアドレスなしには、ゴルフの上達は望めません。
だが、これを無視して安易にボールを打ち始める人が多く見られます。
これでは、はっきり言ってゴルフは上達しません。
どんなスポーツでも同じですが、基本抜きに上手になることはあり得ないのです。
まず、基本中の基本をマスターすることが肝心です。
正しいクラブの握り方であるグリップを覚え、正しい立ち方のアドレスをきちんと身につけてください。
そうすれば、自分でも驚くほどの速さで上達するのがゴルフです。
ゴルフ初心者が最初に覚えるべき正しいグリップとアドレス!
《正しいアドレス・立ち方》
まずは、写真と説明文で正しいグリップとアドレスを覚えてください。
写真はスクエアグリップを横から写したもの。
指の握り方をよく見てください。
写真下がスクエアなグリップの握り方。
まずグローブをつけた左手で握る。
そして、右手を合わせる。
この時できるVの字を覚えておいてください。
裏側から見ると下の写真のような感じになります。
この握り方をオーバーラッピングと言います。
左手の人差し指と中指の間に右小指をかぶせるような感じです。
一般的な握り方で、もう一つインターロッキングがあります。
タイガーウッズがインータロッキンググリップで有名です。
こちらは、左手人差し指と右手小指をしっかりと絡ませる握りです。
グリップ、アドレスのどちらかが間違っているとスライスやダフリ、トップに悩まされ、あなたのゴルフは上達しません。
なお、このグリップ撮影に協力いただいた方は、北海道を代表する名門コース・小樽カントリークラブの現在ハンデキャップ7、かつては4まで行ったプレヤーです。
松山千春が全盛時代クラブチャンピオンの座を決勝戦で争い、惜しくも敗れて2位になった強者です。
大いに参考になると思います。
正しいアドレスなしにゴルフの上達はあり得ない!
初心者のゴルフスイングは間違いだらけです。
あまりにも、グリップとアドレスに無頓着なアマチュアゴルファーが多すぎます。
グリップとアドレスの両方とも間違っていたら絶望的です、悲劇です。
無駄な時間と多額のお金で練習場に奉仕するだけです。
次には正しいアドレスを覚えましょう。
「たかが立ち方」と軽く見てはいけません。
アマチュアゴルファーの8割は、アドレスを勘違いしていると言われます。
実際、ゴルフ場で見ても、右を向いてアドレスをとるゴルファーが多いことに愕然とします。
写真のように構えてください。
アイアンはアドレス時ハンドファーストになっていることが大事です。
ハンドファーストになっていないとダウンでコックが早く解け、グリップが先行してダフリの原因になり、しゃくりあげるスイングになってしまいますのでトップも出ます。
うまくミートできてもボールに力が伝わらず、弱いボールになってしまいます。
ハンドファーストの状態でボールをとらえるのが正しいインパクトです。
そしてインパクト後はヘッドが先行して、正しいフォローとなります。
100を切ってアベレージゴルファの仲間入りするのが、あなたの当面の目標だと思います。
初めに基本をしっかりと叩きこむのが上達のコツです。
一日も早く100を切りたかったら、基本を徹底的にマスターする。
それに勝る上達法はありません。
ほぼ、自己流のスイングでクラチャンにまで上り詰めたゴルファも知っていますが、こういう方は練習量が並ではありません。
毎日、毎日500~600発、多いときは1000発を打つなど、火の出るような練習を繰り返したと本人から聞いています。
そんな時間も環境もないあなたが上達する道はただ一つ、基本を忠実に学ぶことです。
グリップとアドレスが正しければ、あとは正しい体のねじり方を覚えること。
身体が正しく捻転するとバックスイングがスムースに上がります。
一連の動作で上体のねじれが止まった時点、そこがトップの位置です。
あくまでも一連の動作であることを覚えてください。
動作が一度止まった後も身体を捻じろうとしてはいけません。
これをやるとオーバースイングや、フォームの崩れを誘います。
トップが崩れるとスイング軌道が変わり、アウトサイドからクラブヘッドが降りてくる最悪のダウンスイングになります。
アウトイン軌道はいわゆるカット打ちとなって、スライス、ヒッカケ、ダフリ、トップ等あらゆるミスショットを誘発します。
最初から飛び上がるほど楽しいスポーツはありません。
基本を身に付ける練習は地味で面白みがないものです。
だが、末永くゴルフを楽しみたかったなら、基本を必ず学習してください。
その先にこそ楽しくて仕方がない、あなたのゴルフライフが待っています。