ゴルフを始めてから100を切るまでに、他の人はどのくらいかかったのだろうか?
気になるところですね。
初めて100を切るまでにかかった期間と、平均スコアが100を切った二つのケースを調べました。
このデータを参考にして、あなたも100切りを目指しましょう。
他のみんなは、ゴルフを始めてどのくらいの期間で100を切っているか?
100を切るまでにかかった期間はどのくらいか?
二つのデータがあります。
一つはゴルフダイジェスト社が7,983人を対象に100切りまでにかかった年月を調べたもの。
これによると次のような数字があります。
最も多いカテゴリーが1年から3年の41.7%です。
もう一つのデータは、『公益社団法人日本パブリック協会』調べ。
こちらは平均スコアが100以内になった時期を調べています。
2011年(平成24年)とやや古いのですが、数万人を対象にしています。
平均スコアが100以内になるのが如何に大変かよくわかります。
日本パブリック協会の調査によるとゴルフを初めてから1年未満で平均スコア100切りゴルファは、0.9%。
ゴルフ経験3年未満のプレーヤ全体で5.9%、10年未満で25.1%という数字が並んでいました。
ゴルフ場のオフシャルハンディキャップはおおよそ70%から80%掛けで計算されるので、平均スコアが100以内であればHD18から20くらいになります。
この層がアベレージゴルファと呼ばれる人たちです。
ゴルフ歴10年のゴルファで約25%がアベレージゴルファということになります。
一度100を切ってもそれをコンスタントに保つのは、とても難しいことが分かります。
理由はいくつもあると思いますが、主に考えられるのは次の二つでしょう。
・練習回数やゴルフ場でのラウンド回数が少ない
・正しいスイングで打っていない
練習とラウンド回数がともに少ない人は正直手の打ちようがありません。
しかし、週2回の練習と月2回のラウンドができる人は3ヵ月で100を切り、6カ月目にハンデキャップ18になることは十分可能です。
その絶対条件が、このブログで再三書いている7番アイアンとピッチングウエッジでのスイング作りです。
練習場でもドライバーを振り回したくなる気持ちは分かりますが、それでは上達しません。
『公益社団法人日本パブリック協会』の調査がハッキリそれを裏付けています。
ネットを見ても多くのプロゴルファは初心者に、7番アイアンで練習することをすすめています。
これがゴルフスクールになると、練習を始めて間もなくいろんなクラブで打つことを認めてしまいます。
1本のクラブでの練習がつまらないから、そうなってしまうのです。
面白くないとレッスンをやめてしまう人が多くなる。
それではスクールの経営が成り立ちませんね。
一流になれなかったプロが教える場合も似たようなことが起きます。
正確な上達方法を教えることが、お客さんへの真のサービスと考えるか?
上達が遅れても楽しい方法を優先して、お客様を長くつなぎとめることへ重点を置くか?
一概にどちらが良い、悪いとは断言できません。
ここではつまらないと思うことの継続が、将来の楽しさにつながることを優先して書いています。
プロ野球で守備の名手と言われる内野手は、正面の緩いゴロをひたすら練習するという。
正面のゴロを確実に捕る技術が身に染み付くと、左右への対応も難なくこなせる。
それが名手に共通した哲学です。
地味なことの繰り返し、反復練習が上達を速めます。
若いころボクシングジムへ通ったことがあります。
世界チャンピオを4人も排出した名門ですが、会長が亡くなり数年前に閉めたようです。
当時このジムでは、入門から1ヵ月間は左ストレートと縄跳びの練習のみ。
額に汗を浮かべながら、ただひたすら左ストレートで空を切るのが日課だった。
ある時、同期の練習生がトレーナーに恐る恐る聞きました。
「フックとアッパーはどう打つのですか?」
その厳しさで世界チャンピオンからまで恐れられているトレーナーが、我々をギロリと一瞥し、しかし存外優しい口調で言いました。
「顔面を固くガードした相手の顔を横から攻めるチャンスがあれば、手は自然に横から出る。
それがフック。
ガードが緩んだ顎の下にパンチを当てようとしたら、手が下から出てそれがアッパー。
人間は本能的にそれができる」
強い左ストレートは相手を徐々に追い詰め、ダメージを与える。
だからストレートを磨け。とても納得したものです。
ちなみに左ストレートは肩を動かさずに肘から先を伸ばすように打つ。
これが、連続してジャブを打つ極意です。
平均100を切るゴルファになるまで10年以上かけるのか、それとも半年、長くても1年以内にその地点に到達するのか?
すべてはあなた次第です。
基本なくしてゴルフの上達はありません。
練習なしに100を切る方法もありません。
どうせやるなら、平均以下のスコアを目指してください。
平均以下のスコアとは100を切った90台です。
そこに到達するとシングルへの道に一筋の光が差します。
女性の100切りゴルファの割合と、かかる年数は?
他のアマチュア女子ゴルファはどのくらいのスコアで回っているのか?
100を切る人はどのくらいの割合なのか?
女性のあなたにとっては、きっと気になると思います。
そこで、いろいろ調べてみましたが、あまり大掛かりなデータは見つかりませんでした。
ゴルフスクールやゴルフ誌が100人から数百人を対象にしたデータを基に、独自にまとめてみました。
あくまでも参考程度と思ってお読みいただければ幸いです。
ざっくり言って女性ゴルファの平均スコアは117~120くらいです。
最も多い層が130~139のゾーン。
ラウンド回数10回以内の初心者に限定した調査では、平均スコアが150台というデータもあります。
つまり、ひとホール当たりダブルパーの8で回るとハーフ72×2=144ですから、初心者はこのくらいで回れたら十分だとも言えるのです。
オールトリプルの7で回れば63×2=126ですから、限りなく平均スコアに近づきます。
女性は非力なので、ドライバーの飛距離が出ない代わりにOBも少ない。
したがって、アプローチとパッテングィの練習をすると、120台にグッと近づきます。
女性はパットを苦手としている方が多いですね。
パットは自宅でも十分練習ができます。
ロングパット練習ばかりでは意味がありません。
自宅で出来る2mから3mの練習に専念することをおすすめします。
それと7番アイアンとか9番アイアンなど、絶対に自信の持てるクラブを1本作ることです。
これができたら、あなたのコース戦略とスコアメークはとても楽になります。
パー4やパー5では、得意な残りの距離にボールを運ぶように逆算してショットを組み立てる。
得意なクラブの距離だったら、7、8割の確率でグリーンをとらえるか、あるいはグリーン近くまで運ぶ自信がある。
そうなったらしめたもの、スコアメークの仕方が分かってきます。
したがって、絶対的な得意クラブはグリーンを直接攻められる、7、8、9のショートアイアンが良いのです。
そして、キャディーバッグに是非、入れていただきたいのが『ユーティリティ』。
ユーティリティの5番で、スプーンと同じくらいの距離を稼げます。
フェアウェイウッドに比べて、はるかにミスが出にくいクラブです。
ロングアイアンやミドルアイアンの代わりになるユーティリティもあります。
フェアウェイウッドや3番、4番アイアンは外して、ユーティリティを3本くらいキャディーバッグに入れるとスコアはまとまります。
また、100を切るまでに要する時間は、女性の場合4年から5年のゴルファが多いようです。
ドライバーの平均飛距離が170ヤードというデータもありますが、これはあくまで参考程度と思ってください。
チョロやダフリが多く、アマチュアゴルファのドライバー平均飛距離ほど、あてにならないものはありません。
これは、男性ゴルファも一緒です。
スコアだけに固執せず、正しいスイングを習得することがゴルフ上達の近道です。
100を切るためにもう一度、グリップとアドレスを点検してみましょう。
そして、7番か8番アイアンとピッチングの練習に徹する。
クラブヘッドがボールをクリーンにとらえているかどうか確認するために時折、低くティアップして打つことも忘れないでください。
これができたら、あなたは全国女性ゴルファの平均スコアをたちまち抜き去り、あっという間に100切りを達成するでしょう。
人がゴルフの魅力にハマる数々の理由
ゴルフの魅力って本当にたくさんあります。
ドライバーのナイスショット、バディーパットが入ったカッコ~ン、7番アイアンの高~いボールで会心のツーオン。
OBを打って諦めていたホールでチップインして何とかダボで終わった時も爽快だ。
指折り数えたら切りがありません。
全国47都道府県にゴルフ場は存在するので、旅行先でついでに回れるのも楽しさの一つ。
世界中の国々にもゴルフ場はあります。
中東の国々やバングラデシュにもあって、日本人の旅行者やビジネスマンがよく利用しているようだ。
異国のゴルフにはそれぞれ特徴があるから、楽しさもまた違う。
意外と知られていないのが、ダイエット効果。
ゴルフは長い距離を歩き、全身を利用してクラブを振るため二の腕の贅肉が落ち、ウエストもギュッと引き締まってくるのだと言います。
このように数々の魅力にあふれるゴルフですが、ここではいろんなプレースタイルを楽しめることを挙げてみたい。
具体的に言うと、ホームコースの競技会に出て緊張感を味わいながら楽しむゴルフ。
その真逆で、家族や気心知れた友人とリラックスして楽しむゴルフ。
どちらも同じゴルフなのに全く楽しみの質が違ってきます。
月例会や土曜杯などはスポーツの適度な緊張感が味わえて大好きですねえ。
これがクラブ選手権の予選会や理事長杯になると一段と緊張感が高まるから、もう遊びの要素は消えてしまいます。
予選を勝ち上がってマッチプレーになると緊張の高まりだけでなく、ストロークプレーにはない駆け引きも必要になるから、まさしく競技そのもの。
風や雨の気象状況は気になるが、いつもは目に入るコース内の花の色さえ印象に残らないほどプレーに没頭。
顔見知りのキャディさんと交わす冗談も極端に少なくなる。
これを36ホール続けたら、本当に疲れてしまいます。
それでも結果にかかわらず、疲労感とともに爽快感も残るから、また次に挑戦したくなるのがスポーツの素晴らしさ。
翻ってプライベートで回るゴルフは、印象がまるで変ってしまう。
緊張感の代わりに心に余裕があるから、木の葉のざわつき、花の色から小鳥の声まで、自然の豊かさを満喫できて楽しい。
深々と澄み渡る空を静かに流れるひと刷毛の雲。
遠く連なる県境の青い峰々。
これほど自然を一人占めできるスポーツは他にありません。
自然界の息吹をあちらこちらで感じ取れます。
時には緊張感を味わい、ある時は大自然の悠久と一体になり、一緒に回る仲間とも共感できる素晴らしいスポーツがゴルフ。
ゴルフをどのように楽しむかは、あなた次第。
あなたはこれからもゴルフを通じて、数えきれないほどの感動と楽し