女子ゴルフ黄金世代メンバーのエピソードと勝利数＆プロフィール大公開！

日本の女子ゴルフ界を牽引する黄金世代。

 

臼井麗華選手が2024年3月24日のアクサ・レディス最終日（宮崎県UMKC＝6545ヤード、パー72）で黄金世代14人目となる優勝を決めました。

 

最終日が降雨荒天により中止になったため、第2ラウンドまでの36ホール競技に短縮され、主催者推薦で出場した臼井麗香選手が通算13アンダーでツアー初優勝を飾りました。

 

1998年4月～1999年3月までの、1998年度に生まれた女子プロゴルファーを指してそう呼びます。

個性豊かな選手がそろった黄金世代は、まだまだゴルフ界を席巻し続けます。

女子ゴルフ黄金世代の勝利数一覧！

 

 

 

・勝みなみ選手と畑岡奈紗選手はアマ時代にツアー1勝、プロでは勝選手5勝、畑岡選手が4勝しています。

⁂2022年5月31日現在の成績です。

 

今をトキメク山下美夢有選手、西郷真央選手、笹生優花選手の新世紀世代はこちらから↓↓

 

西村優菜選手、吉田優利選手、安田祐香選手らのプラチナ世代はこちら↓↓

女子ゴルフ黄金世代のプロテスト合格年度一覧！

 

女子ゴルフ黄金世代　2017年:90期生プロテスト合格者

・畑岡奈沙（なさ）プロテスト免除

・吉本ひかる　　　7位

・勝みなみ　　　　９位タイ

・新垣比菜（ひな）９位タイ

・淺井咲希（さき）12位タイ

・吉川桃　　　　　12位タイ

・小滝水音（みお）12位タイ

・小祝さくら　　　19位タイ

 

女子ゴルフ黄金世代　2018年：91期プロテスト生合格者

・大里桃子　　　　　　　3位

・臼井麗香（れいか）　　5位タイ

・木下彩（あや）　　　　5位タイ

・河本結（ゆい）　　　　9位

・原英莉花（えりか）　　10位タイ

・渋野日向子（ひなこ）　14位タイ

・高橋彩華（さやか）　　19位

 

女子ゴルフ黄金世代　2019年：92期生プロテスト合格者

・山路晶（やまじあきら）  　2位タイ

・中西絵里奈（えりな）　　  8位タイ

・田中瑞希（みずき）　　  　17位タイ

女子ゴルフ黄金世代　2020年:93期生プロテスト合格者

・工藤優海（ゆみ）　 7位タイ

・山田彩歩（さほ）　 16位タイ

女子ゴルフ黄金世代 2021年:94期生プロテスト合格者

・新真菜弥（まなみ）　5位タイ

・星野杏奈（あんな）　9位タイ

・天本遥香（はるか）　15位タイ

黄金世代・小祝さくら選手はどんな人？プロフィールと成績

天然、おっとりで知られる小祝さくら選手だが、芯の強さは並ではない。

ツアーで見せる、迷いのないリズムから放たれるショットは、自信に満ちている。

 

小祝選手最大の武器は決してぶれない安定感。

それは、スイング軸からショットのルーティン、ゴルフに対する思いから試合での精神面まで、彼女のすべてにおいて共通しているのだから凄い。

 

優勝インタビューで聞かれもしないのに、自ら体重が60kgを超えていることを公表し、痩せる気は全くないと言い切った。

 

痩せたくない理由は、『体重が減りスイング軸がぶれて飛距離が落ちると嫌』だから。

ゴルフに取り組む姿勢が全くぶれない、実に立派な心掛けのお嬢さんだ。

 

そして、小祝選手のブレない安定感とブレークを裏付ける、もう一つの要素は練習量の凄さ。

練習量が多いだけではなく、内容の徹底ぶりが半端じゃない。

 

「小祝さんは一度これをやると決めた基本練習はひたすらやっています。徹底して繰り返し繰り返しやっていたので、崩れることが少ないのです」

 

コーチが太鼓判を押すほどなのだから、納得だ。

試合で見せるあの落ち着きも、豊富な練習の裏打ちがあればこそなのだ。

 

知られざる顔は他にもあって、おっとり、ぶれないこの人の意外な趣味が、プロレス観戦。

お母さんのひとみさんと二人で観戦に行くこともある、親子そろっての大ファンだという。

 

小祝さくら選手をとりこにするうらやましい男は、新日本プロレスのスター選手である『オカダ・カズチカ』。

 

そんな彼女がゴルフを始めたのは8歳の時。

宮里藍ファンだった母ひとみさんの練習についていったのがキッカケだった。

 

特にゴルフに興味があったわけではないが、両親が離婚し母親と「少しでも長く一緒にたい」一心から練習場までついて行ったのだ。

 

しかし、クラブを握らせると母親よりもはるかに上達が早く、6年生で初出場したジュニア大会であっさり優勝し、中学、高校時代は道内のジュニア大会に『敵なし』の大活躍。

 

高校3年生だった2016年のプロツアー『ニッポンハムレディスクラシック』では、初日に『65』をマークし単独首位発進で周囲を驚かせる。

 

最終成績は3打差、8位タイのフィニッシュとなったが、同大会の第1回目を大いに盛り上げ、全国にその名を知らしめるには十分すぎた。

 

高校卒業後は辻村明志氏に師事。

千葉県の丸山ゴルフセンターで練習を続け、2017年には初挑戦のプロテストを見事19位で突破。

 

プロ入り後すぐに北海道の地元企業、『ニトリ』所属となり2021年現在も変わらない。

2019年の『サマンサタバサレディース』でツアー初優勝。

 

2021年はすでに『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』『 Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント』で2勝を挙げて1億円を突破し、賞金ライキングで1位となっている。

 

 

普段はおっとり、天然で控えめだが、賞金女王奪取を宣言した小祝さくら選手には自信がみなぎり、今年の大飛躍が期待される。

 

小祝さくら選手のスイングは、プロデビュー当時から関係者に絶賛され、ブレークを予想していた人も多くいた。

 

スイング軸が全くぶれない安定感あふれスイングは、アマチュアゴルファにはとても参考になる。

特に飛距離不足に悩む男性と女性は、大いに真似するべきだ。

 

小祝さくら選手が優勝した試合一覧はこちら↓

 

さくら選手のスイングはこちらからどうぞ！

小祝さくら選手のプロフィール

所属先	ニトリ
国籍	日本
出身地	北海道北広島市
ツアー通算勝利数	7勝
出身校	飛鳥未来高等学校
身長	158㎝
体重	58kg
血液型	A型
生年月日	1998年4月15日
趣味	音楽、ライブ、食べること	内緒の趣味・プロレス観戦
得意なクラブ	ドライバー

黄金世代・勝みなみ選手はどんな人？プロフィールと戦績

 

勝みなみ選手がついに本領を発揮しましたね。

2021年10月4日に最終日が行われた『日本女子オープン』で、悲願の国内メジャー初制覇を成し遂げました。

 

3日目69のラウンドで単独首位に立つと4日目は難しいコース設定も何のその、66の驚異的なスコアで2位に6打差をつける、ぶっちぎりの優勝でした。

 

今年は5月に『リゾートトラストレディス』で、2019年『中京テレビ・ブリヂストンレディース』以来、2年ぶりのツアー通算5勝目を飾っていたが、女子オープン勝利でツアー通算6勝目となりました。

 

これで、完全に黄金世代の旗手としての輝きを取り戻しましたね。

今後が大いに楽しみな『日本女子オープン』制覇でした。

 

もっともっと活躍してもおかしくないのが、勝みなみ選手。

黄金世代の幕を切って落としたのが、この選手です。

 

2014年の『KKT杯バンテリンレディスオープン』で日本LPGA史上4人目となる、アマチュア優勝を達成しています。

 

しかも、まだ高校一年生になったばかりの15歳293日。

今も破られていない、日本LPGAツアー史上最年少での快挙でした。

 

大人を撃破する彼女の大活躍を目の当たりにして、プロゴルファへの道を歩んだ黄金世代が少なくとも二人います。

 

一人はこの大会でボランティアをしていた、大里桃子選手。

もう一人が浅井咲希選手です。

 

15歳の中学生が同世代の子どもに大きな影響を与え、触発した側とされた側が夢を実現させて同じ舞台で競い合う。

実に素晴らしい循環ですね。

 

名前の『みなみ』は人気漫画『タッチ』のヒロイン浅倉南から母が命名しました。

勝選手本人は『美少女戦士セーラームーン』の大ファンで、セーラームーンになりたかったのだといいます。

 

これを聞いた母はみなみを週1回体操教室に通わせ、6歳から中学3年まで続きます。

一方、母方の祖父である市来龍作さんは大のゴルフ好きで、孫とプレーするのが夢でした。

 

近くに住み、体操教室に通っている8歳の孫、みなみに白羽の矢が立ったのでした。

「体操をやっているから大丈夫だろうと思って連れて行ったが、体のバランスがよく、軸がしっかりしていた」

 

のちに祖父は、このように語っています。

人間の人生なんて、ちょっとしたきっかけで大きく左右されるもの。

 

もしあの時、孫のみなみを市来龍作さんがゴルフに誘わなかったら、プロゴルファ勝みなみは果たして誕生していたでしょうか？

 

人生は一人で歩めない、一人ですべて設計図通りに決められるわけでもありません。

人の縁と誰かに与えられたきっかけが、人生に大きく影響するものです。

 

こうして、8歳でゴルフを始めた勝みなみ選手は、小学6年生で『全国小学生ゴルフトーナメント決勝大会』で優勝。

 

 

鹿児島県生まれの彼女は、中学生になると九州のジュニアには敵なしの状態でした。

・九州ジュニアゴルフ選手権優勝

・鹿児島アマチュアサーキットゴルフ大会優勝

・第１回日中ジュニア親善交流試合優勝

・第６回宮崎JCカップジュニアゴルフ選手権優勝

・九州ジュニアゴルフ選手権鹿児島県選考会優勝

・第32回全国中学校ゴルフ選手権春季大会優勝

・鹿児島県ジュニアゴルフ大会優勝

 

等々、数えきれないほどの実績を残しています。

 

高校時代は先に述べた史上最年少ツアー優勝の他『日本女子オープン』で11位となり、ローアマチュアを獲得。

 

『日本ジュニアゴルフ選手権』『日本アマチュアゴルフ選手権』と合わせてアマチュア三冠を達成しています。

 

高校を卒業した年の2017年には、期待通りプロテストを一発合格。

2018年から本格的にツアー参戦。

 

2018年11月には早くも『大王製紙エリエールレディスオープン』で、2位に大差をつける通算20アンダーのスコアで、プロ初優勝。

アマ時代と合わせJLPGAツアー2勝目を飾ります。

 

2019年には元号が『令和』に改まった、その週に開催された新設トーナメント『パナソニックオープンレディース』でプロ2勝目、ツアー通算3勝目となったのです。

 

同じく2019年5月に開催された『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』では、2日目にトーナメントレコードの62で回る猛チャージを見せてプロ3勝目、ツアー通算4勝目を挙げました。

 

しかしその後、勝みなみ選手の成績は低迷気味。

今年は早い段階でのプロ4勝目を期待したいところです。

 

勝みなみ選手は社会貢献活動やジュニアゴルファー育成にも積極的に取り組んでいます。

ユニセフへの寄付やピンクリボン運動、小学生を対象としたゴルフ教室にも熱心です。

 

勝みなみ選手が優勝した試合一覧はこちら↓

勝みなみ選手のプロフィール

所属先	明治安田生命
ツアー通算勝利	7勝
国籍	日本
出身地	鹿児島県 鹿児島市
出身校	鹿児島高等学校
身長	157cm
体重	56kg
血液型	AB型
生年月日	1998年7月1日
プロ転向	2017年
得意クラブ	ドライバー
趣味	映画鑑賞、スポーツ観戦

黄金世代・渋野日向子選手はどんな人？プロフィールと戦績

 

ご存じ、2019年『全英女子オープンゴルフ』の覇者。

以来、日本女子ゴルフ界の顔となり、国内にとどまらずその名は海外にも知れ渡る存在。

 

イギリスメデアが『スマイリングシンデレラ』と報じて、一躍『スマイル』が渋野選手のトレードマークとなった。

 

プレー中フェアウェイでモグモグとお菓子を食べるなど、プレースタイルの常識を覆したことでも大きな話題を呼んだ個性派の代表格。

 

2020年12月には『全米女子オープン』3日目終了時点で単独首位。

メジャー2勝目か？と日本のファンをときめかせたが、韓国勢に逆転を許し4位に終わった。

 

その後、アマチュア時代から苦労を共にしてきた青木コーチと師弟関係を解消。

2021年1月には、テレビ東京のアナウンサー・野沢春日さんとの熱愛が週刊誌によって報道された。

 

何かと話題をさらう彼女だが、ゴルフへの情熱はいささかも衰えることはない。

2020年3月ころから青木コーチとともにスイング改造に取り組んできたが、師弟関係解消後は一人で試行錯誤中だ。

 

2021年のシーズンイン後、これといった結果を残せず大たたきすることもあって、スイング改造が批判されることもある。

 

だが、まだまだこれからだ。

スイング改造に取り掛かって、直ちに結果が出たら誰も苦労はしない。

 

渋野選手が目指すスイング改造は『シャローイング』だと考えられる。

これはアメリカ男子ツアーで、若手を中心に主力になりつつあるスイングだ。

 

＊シャローイングについては次章で詳しく説明する。

 

 

渋野選手の悩む姿を見て、ゴルフ界のレジェンド岡本綾子さんが言っている。

「プロゴルファは一生スイングに悩むもの」

 

日本の女子ゴルフを背負って立つ渋野日向子は発展途上だ。

本当のファンなら長く温かい目で見守れるはず。

 

渋野選手がゴルフを始めたのは小学校2年生の時。

同時に始めたのがソフトボールだった。

 

中学生になってもソフトボールを続けたかったが、部活になかったので軟式野球部へ入部。

しかし、1年生で出場した岡山県のゴルフジュニア大会で優勝してしまう。

 

当時の軟式野球部監督からゴルフ1本に絞る事を勧められ、プロになることを決意。

高校卒業後の2017年プロテストに初挑戦するが、3日目までに14オーバーとなり失格。

 

失意の渋野選手を見かねて、当時からゴルフクラブを提供していたPINGの担当者が、青木翔コーチを紹介する。

 

青木コーチの厳しいけれど個性を尊重する指導の甲斐あって、2018年のプロテストで見事合格。

迎えた2019年、渋野日向子選手の快進撃が始まった。

 

ツアー参戦9試合目となった『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』で見事な初優勝を飾る。

 

その後、『資生堂 アネッサ レディスオープン』でツアー2勝目。

押しも押されもしない一流プロゴルファに成長。

 

日本中が灼熱に包まれていたた2019年8月20日、渋野日向子は涼しいスコットランド・ロイヤルトゥルーンGCで燃えていた。

 

最終日の18番で強気のパットを見事に沈め、『 全英AIG女子オープン 優勝』。

日本人のメジャー大会制覇は男女を通じて、樋口久子さん以来二人目の42年ぶりと言う快挙だった。

 

この試合、明るい笑顔とともにフェアウェイを歩きながらおやつを食べる姿が、イギリスでも大きな話題となった。

 

食べていたおやつの名が『タラタラしてんじゃねーよ』。

もうこの人にはかなわない。

 

渋野選手が勝った試合一覧はこちらから↓↓

 

渋野日向子選手のプロフィール

所属先	サントリー
国籍	日本
出身地	岡山県岡山市
ツアー通算勝利数	6勝	海外メジャー1勝
出身校	岡山県作陽高等学校
身長	167cm
体重	62kg
プロ転向	2018年
血液型	AB型
得意クラブ	5W
生年月日	1998年11月15日
趣味	習字、ソフトボール

黄金世代・臼井麗華選手はどんな人？プロフィールと成績

 

この方も美人ゴルファに名前を連ねる一人です。

短いスカートで試合に臨みセクシーな動作が、一部男性ファンのハートを鷲づかみにしているようですね。

 

熱心な臼井麗華ファンの間では『レイチェル』と呼ばれているようです。

意味や由来はよくわかりませんので、こちらを参照していただければ有難いと思います。

 

抜群のシルエットにトレードマークの長い髪、ウェアのカラーに合わせたリボンがとてもよく似合っているとネットでの人気が上昇中です。

 

2019年の『センチュリー21レディス』では一時首位に立つなど、見た目のビジュアルだけでなく実力も付いてきました。

 

2019年の賞金ランキングは59位とほんのわずかの差でシード権獲得を逃しましたが、QTランキング37位に入ったことで2020年―2021年シーズンのツアー出場権を獲得。

 

本人は「黄金世代の中では少し遅れたかな、と思っています。悔しいけど追いついていきます」と悔しさの中に負けん気をにじませていました。

 

この人は生まれついてのエンターテイナーです。

インスタグラムも大人気でフォロワー数３万７千人で、男性ファンが圧倒しているようです。

 

最近では、『甘えたワンちゃんポーズ』に「反則、可愛いスギ」「何人か死んでる」などのコメントが殺到しました。

 

 

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趣味が『ダンス』というのも女子プロゴルファにしては珍しい。

臼井麗華選手は運動神経抜群です。

 

ダンスは3歳から習い、4歳で水泳を始めます。

小学校の高学年で50m走を7秒台で走ったと言うから、これは速い。

 

2011年には弱冠10歳で、『世界ジュニア選手権』日本代表に選ばれています。

同じ年には、『県知事杯』に最年少で優勝。

 

見た感じ、ちょっと体力面で弱いかな？と思うことがあります。

そのあたりを克服して、これからの活躍を期待したい選手です。

臼井麗華選手のプロフィール

所属先	ディライトワークス
国籍	日本
出身地	栃木県
ツアー通算勝利数		未勝利
出身校	日本ウェルネス高等学校
身長	158cm
体重	48kg
プロ転向	2018年7月28日
得意クラブ	アイアン全般
生年月日	1998年12月7日
血液型	O型
趣味	ダンス

黄金世代・原英梨花選手はどんな人？プロフィールと成績

 

 

原英梨花選手は抜群のシルエットを誇る、女子ゴルフ界を代表する美人。

容姿だけには非ず、実力もすごい。

 

写真を見ても本当に可愛いですよね。

「天は二物を与えず」なんて、誰が言ったのでしょう。

 

少なくともこの人には当てはまりません。

一見、穏やかな表情で華奢に感じますが、負けず嫌いで練習量も半端じゃありません。

 

これほどの美人でありながら、同じ黄金世代の小祝さくら選手や渋野日向子選手らとともに日本女子ゴルフ界を背負って立つ逸材なのですから、本当に素晴らしい。

 

さて、つい最近この美人ゴルファーを奮い立たせる出来事がありました。

 

ジャンボファミリーの同門で妹弟子にあたる笹生優花選手が、2021年6月6日全米女子オープン優勝を飾ったのです。

 

同じゴルフ道場で厳しい練習に明け暮れる妹のような笹生選手のメジャー制覇であるから、原選手にとってもうれしい出来事だったことでしょう。

 

しかし同時に、負けず嫌いで知られる彼女の闘志に火をつけたことも間違いありません。

今後の原選手の奮起が楽しみです。

 

原選手のツアー初勝利は2019年の『リゾートトラスト レディス』。

2020年はコロナ禍で試合数が激減したにもかかわらず、2勝を挙げ成長著しいことを印象付けました。

 

10月1日～10月4日、福岡県ザ・クラシックゴルフ倶楽部で行われた『日本女子オープンゴルフ』では、黄金世代のライバルでもある2位小祝さくらに4打差の圧勝で、国内公式戦初制覇。

 

原英梨花選手はゴルフ好きの母に勧められ、10歳でゴルフクラブを握る。

湘南学院高校在学中の2015年、尊敬してやまないジャンボ尾崎に弟子入り。

 

それ以降はジャンボのもとで厳しいトレーニングに集中してきました。

原選手の練習熱心については、師匠も認めています。

 

『日本女子オープン』を勝った後に二人から出されたコメントが、絆の強さと厳しさをうかがわせます。

原選手「これで褒めてもらえるとは思っていません。まだまだ恩返しは先です」

 

ジャンボ尾崎師匠「原はあれだけ練習するんだから、このくらいは当たり前。

まだまだ満足する段階ではない」

 

173cmと恵まれた長身から繰り出すビックドライビングとスケールの大きなプレースタイルは、大型ルーキーとして注目されるようになります。

 

しかし2017年、初めて挑んだプロテストに失敗。

すると彼女は『プロ宣言』をしてアマ大会への出場権を自ら失い、退路を断ってプロの道へ。

 

2018年3月にはステップ・アップ・ツアー『ラシンク・ニンジニア／RKBレディース』でプロ初優勝。

 

5月の同ツアーでも『日医工女子オープン』勝利し、大器の片鱗を示しました。

そして同年には念願のプロテストにも合格。

 

ドライバーの平均飛距離が253ヤードで、女子プロゴルファの中でもトップクラスの飛ばし屋。

3月の『アクサレディース』初日に行われたドライバーの飛距離計測では、平均263ヤードを記録しました。

 

原選手も海外志向を持っています。

2020年12月には海外メジャーの『全米女子オープン』に出場。

 

初めて臨んが大舞台だったが、結果はトータル19オーバーで予選落ち。

苦い結果に終わったのでした。

 

だが、世界の大舞台を経験して得たものは大きかったようです。

その体験をもとに昨年までと今オフは、練習内容が大きく変わりました。

 

1番感じたのは練習ラウンドなどで、向こうの選手が見ているポイントの違い。

グリーンセンターにボールを落としてチェックするような戦い方は通用しないのです。

 

もっと細かくコースを見て、ピンポイントに球をコントロールしていく必要を痛感しました。

アプローチのバリエーションの豊富さも、向こうの選手に圧倒されます。

 

そして、ショットが高弾道。

これらのことを頭に描きながら、トレーニングに励んだといいます。

 

「アメリカへは日本で賞金女王になってから行けばよい」

そう思っていたが考えは変わったようです。

 

『全米女子オープン』経験して、できるだけ早く米ツアーに挑戦したい想いが募ったのだといいます。

原英梨花選手はアメリカ行きを、2023年と目標に定めたのではないかと推測しました。

 

 

モデル級のスタイリッシュとルックス。

これに加え、トーク力も評判です。

 

そのうち、TV番組などメデアに引っ張りまわされてゴルフに影響が及ばないか。

そんな心配をしてしまうほど、彼女は魅力的な選手なのです。

 

原英梨花選手が優勝した全試合一覧はこちら↓

◎原英梨花選手使用のイヤリング

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原英梨花選手のプロフィール

原選手の公式サイト！

 

所属先	日本通運
国籍	日本
出身地	神奈川県 横浜市
ツアー通算勝利	3勝	国内メジャー2勝
出身校	湘南学院高等学校
身長	173cm
体重	58kg
プロ転向	2018年
血液型	O型
生年月日	1999年2月15日
趣味	音楽鑑賞、カラオケ
得意なクラブ	ウェッジ

黄金世代・小滝水音選手はどんな人？プロフィールと成績

 

小滝水音選手は7歳からゴルフを始め、2017年のプロテストに合格。

中嶋常幸主宰のトミーアカデミー出身。

 

2018年『樋口久子 三菱電機レディス』3位タイ、『伊藤園レディス』4位タイと終盤に活躍し、QT9位で2019年のツアー出場資格を獲得。

 

小滝選手がショットを打つ時、最も気を付けているのは、『構えたらすぐに打つ』ことだという。

調子が悪いときほど構えてから頭の中でいろんなことを考えてしまい、体が固まってしまう。

 

そして、そういうときほど上手くいかないもの。

だから、調子がいい、悪いに関わらず、常に構えたらすぐにクラブを動かすようにしているのだという。

 

また、この動きを単独で意識するのではなく、ルーティンの中に組み込んでいる。

具体的には、ボールをセットして、飛球線後方で２回素振りをしたあと、後方からターゲットを確認。

 

そして、そのターゲットにフェースの向きを合わせて構えに入ったら、もう一度ターゲットを確認してすぐにテークバックに入る。

 

これが、小滝水音選手流のスコアメーク法だという。

あなたも参考にしてみたらいかがですか。

 

JLPGA主な成績

 

《契約関係》

・クラブ　：アキラプロダクツ

・ボール　：タイトリスト

・ウェア　：マリ・クレール スポール

・シューズ：フットジョイ

小滝水音選手のプロフィール

国籍	日本
出身地	茨城県ひたちなか市
出身校	明秀学園日立高等学校	茨城県
身長	167cm
体重	65kg
プロ転向	2017年7月
スポーツ歴	陸上競技
血液型	O型
趣味	音楽鑑賞
好きな色	青・黒・赤
ツアー通算勝利数		未勝利

黄金世代・吉本ひかる選手はどんな人？プロフィールと成績

吉本ひかる選手は2023年3月12日、明治安田生命レディースの最終日、プレーオフの末、ツアー初優勝を飾りました。

 

溢れんばかりの健康美に、輝く笑顔の素敵なお嬢さんです。

ゴルフはやらないけれど、美人ゴルファがそろう女子ゴルフのテレビ中継に夢中になる若者が、最近増えているそうです。

 

そんな、ビューティーゴルファの中でも男性陣に屈指の人気を誇るのが、黄金世代の吉本ひかる選手です。

 

笑顔が可愛いのは当然だが泣き顔がまた、たまらなくチャーミングだと評判なのです。

身長は152cmと小柄なのですが、スレンダーなモデル体型ではないところに親近感を持つ若者が増えています。

 

吉本選手には1歳年上の姉がいてプロを目指していましたが、2017年のテスト落選を最後に競技生活から身を引いて様です。

 

そのお姉さんが2019年からひかる選手のキャディを務めています。

名前を吉本百花さんと言いますが、この方もなかなかの美形。

 

美人二人が並んでTV画面に映るとショットそっちのけで、画面に見入るファンもいるのだと言うから困ったものです？

 

両親の薦めで吉本ひかる選手がゴルフを始めたのは9歳の時でした。

中学時代はIMGアカデミー・世界ジュニアゴルフ選手権に、中2の2012年、中3の2013年と2年連続日本代表として出場。

 

それ以外はジュニア時代もプロ入り後も未勝利で、目立った活躍はしていません。

ただしプロテストには2017年に一発合格しています。

 

まあ、まだ22歳ですからね。

優勝インタビューでうれし涙を流し、チャーミングな泣き顔で男性ファンの胸をときめかせる日も近いでしょう。

吉本ひかる選手のプロフィール

所属先	マイナビ
国籍	日本
出身地	滋賀県
身長	152cm
体重	53kg
血液型	A型
生年月日	1999年2月25日
ツアー通算勝利数		未勝利
プロ転向	2017年7月
得意クラブ	未公表
趣味	映画、LIVE

黄金世代・畑岡奈紗選手はどんな人？プロフィールと戦績

畑岡奈紗選手が4月24日（日本時間25日）DIOインプラントLAオープンで優勝。

これで米女子ツアー6勝となり、国内ツアーの5勝を超えました。

 

日本女子の米ツアー勝利数1位は岡本綾子さんの17勝。

岡本さんは1987年に賞金女王の栄冠を手にし、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。

 

2位は宮里藍さんの9勝。

畑岡奈紗選手はこの二人に次ぐ第3位です。

 

『世界一美しいフォーム』とまで言われ、あれほど強かった岡本綾子さんですが、メジャーはついに勝てませんでした。

 

宮里藍さんもメジャーには縁がなかったですね。

畑岡奈紗選手には是非ともメジャーを勝って、岡本綾子さんの17勝を更新してもらいたいものです。

 

 

思い出すのは2021年の『全米女子オープン』。

最終日に追い上げて笹生優花選手とのプレーオフに持ち込んだのですが、ちょっと残念でしたね。

 

だが、上位陣が軒並みスコアを崩す最終日のメジャーらしく難しいコースセッテングの中で、3つもスコアを伸ばしたのはさすがでした。

 

2021年はあまりパッとしなかった畑岡選手だが、今回の全米女子オープンの善戦は大きな収穫だったことでしょう。

 

畑岡奈紗選手はやはり実力者です。

それを世界に印象付けた2021年の全米女子オープンでした。

 

 

ゴルフを始めたのは11歳と最近のプロ選手としては少し遅めです。

すぐに中嶋常幸主催の『トミーアカデミー』に入ってレッスンを受けます。

 

それまでやっていた野球が役立ったこともあり、アッ、という間に上達します。

アマチュアで『日本女子オープン』を制し、トミーアカデミーの名を一躍全国に知らしめたのです。

 

2015年には『樋口久子 Pontaレディス』でツアー史上初となるアマチュアで首位発進。

最終成績は7位でした。

 

圧巻は高校3年生だった2016年。

『日本女子オープン』で史上初となるアマチュア優勝を果たして、日本中のゴルフファンの度肝を抜きました。

 

同年10月10日にプロ転向を表明。

LPGAに『単年登録』の手続きを行い承認され、ツアープロとして優勝した翌日から1年間のツアー出場資格を獲得。

 

17歳271日でのプロ転向は、宮里藍の18歳110日を上回る日本女子ツアー史上最年少でした。

さらに同年、米国女子ツアーのQスクールで14位タイに入り、2017年シーズンの出場権を獲得。

 

最も活躍が期待される女子ゴルファへと一気に昇り詰めたのです。

2017年は米国を主戦場に戦ったが、日本との環境の違いに苦戦。

 

これと言った結果を残せず、2018年の出場権を獲得には至りませんでした。

一方で、2017年に参戦した国内女子ツアーの『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』に勝利。

 

翌週に開催された『日本女子オープンゴルフ選手権』で2連覇を達成してしまう等、日本では圧倒的な強さを見せつけました。

 

同年に出場した米国ツアーのQスクールでは見事にトップ通過を果たし、2018年の出場権を獲得。

『ウォルマートNWアーカンソー選手権』で、悲願の米国ツアー初優勝を飾ります。

 

ちなみに、名前の奈紗はアメリカ航空宇宙局・NASAを由縁とします。

「前人未到のことをするように」との思いを込めて両親が命名したのです。

 

畑岡選手が優勝した試合一覧はこちら↓

畑岡奈紗選手のプロフィール

所属先	アビームコンサルティング
国籍	日本
出身地	茨城県笠間市
出身校	ルネサンス高校
ツアー通算勝利数	日本：5勝　　アメリカ：5勝	国内メジャー4勝
身長	158cm
体重	非公表
生年月日	1999年1月13日
プロ転向	2017年
得意クラブ	ドライバー
血液型	A型
趣味

黄金世代・新垣比菜選手はどんな人？プロフィールと戦績

 

写真を一目見てお分かりの通り、とても美人だ。

黄金世代のみならず、女子プロゴルフ界を代表するこの美形は、今後の活躍が大いに期待されている。

 

新垣比菜選手は同じ沖縄出身の宮里藍に憧れ、8歳からゴルフを始めた。

12歳の小学6年生で2011年のプロトーナメント『ダイキンオーキッドレディス』に出場して注目を浴びる。

 

当時としては、金田久美子に次ぐ2番目の年少記録だった。

具志川中学校時代は、沖縄県内のアマチュア大会、ジュニア大会を総なめするほど強さを発揮。

 

興南高等学校進学してからは、2014年の『ニトリレディス』7位タイなど、プロツアーでも上位に名を連ねるようになる。

 

高校2年時の2015年は『ラシンク・ニンジニアRKBレディース』で、当時としては史上3人目のアマチュアでのステップ・アップ・ツアー優勝を果たす。

 

アマチュアでありながら、『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース』『センチュリー21レディス』『大東建託・いい部屋ネットレディス』で3週連続トップ10フィニッシュ。

 

これは1988年のツアー制度施行以降、史上初の快挙となった。高校3年生では『日本ジュニアゴルフ選手権』で優勝。

 

新垣比菜選手は高校卒業後の2017年7月末に行われた『LPGA最終プロテスト』で一発合格を果たし、『NEC軽井沢72』でプロデビューを果たした。

 

2018年4月グランフィールズカントリークラブで行われた『サイバーエージェントレディス』でプロ初勝利を飾っている。

新垣比菜選手のプロフィール

アラカキ　ヒナ

所属先	ダイキン工業
国籍	日本
出身地	沖縄県
ツアー通算勝利数	１勝
出身校	興南高等学校
身長	165cm
体重	56kg
プロ転向	2017年7月
得意クラブ	ドライバー
生年月日	1998年12月20日
血液型	B型
趣味	映画鑑賞

黄金世代・大里桃子選手はどんな人？プロフィールと成績

 

この方も可愛いですね、爽やか系の美人だ。

如何にも純白のウエアがお似合いの笑顔。

 

昭和から平成半ばにかけて制作された、女子プロゴルファのプロフィール一覧が『怪獣図鑑』と呼ばれていたころが懐かしいくらい、今どきの女子プロはキレイ、カワイイ人が多くなった。

 

あっ、誤解しないでください、『怪獣図鑑』は当時の選手自らが、メデアの前でそう表現していたのだ。

 

決して、差別する気などありませんので、念のため。

それにしても、何だかやりにくい世の中になりましたなあ。

 

さて、大里桃子選手は中学校教諭だった父親の勧めで、8歳からゴルフを始めた。

そのお父さんがコーチとして指導し、小学生のころには競技会に参加するほどの腕前に。

 

今ではお父さんが教諭をやめてキャディーまで務める仲良し親子だ。

彼女にゴルファとして鳥肌が立つほどの感動を与え、競技に目覚めさせたのが勝みなみ選手だった。

 

高校一年生の時、ボランティアに行った『KKT杯バンテリンレディス』で、アマチュアの勝みなみが、並み居るプロを破って優勝してしまうのを目の当たりにしたのだ。

 

しかも、自分と同じ15歳。

幼い少女の身体を衝撃が貫いた。

 

感動と同時に彼女は自分自身を叱咤し、奮起することを誓った。

おそらく、この時にプロゴルファへの志しも芽生えたのではないだろうか。

 

その後『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』でローアマを獲得するなど、力をつけて行った。

だが、2017年のプロテストでは、合格ラインに1打及ばず落選。

 

それでも、くじけることなく挑戦し続け、12月のファイナルQTで16位に入賞し、翌年の単年度ツアー参加資格を獲得。

2018年には見事3位でプロテストに合格する。

 

プロになると転向後わずか23日しかたたない、3試合目の『CAT Ladies』でツアー初優勝。

世間をざわつかせるには十分の出来事だった。

 

５月2日の『パナソニックオープンレディース』は優勝まで、あと半歩だった。

同じ熊本県出身で名前も同じ先輩、上田桃子選手とプレーオフまでもつれ込んだ最終日。

 

「プロで初のプレーオフを熊本の大先輩の桃子さんとできて、一生に一度あるかないかって感じですごく楽しかった」

 

翌週も2位。

2位が続きなかなか勝てない自分にいら立ちがあったようだ。

 

そして、５月16日の『ほけんの窓口レディース』もささきしょうこ選手とプレーオフにもつれ込んだが、3ホール目でバーディ奪取、見事ツアー2勝目を飾った。

 

3年振りの勝利だった。

この優勝によって大里選手の中で何かが弾けたはずだ、今年はもう一段の飛躍が望めるだろう。

 

憧れのプロはツアー1勝の大ベテランである、鬼澤信子選手だという。

全くタイプの違う選手を選んだ理由は何か？ちょっぴり興味深い。

大里桃子選手のプロフィール

所属先	伊藤園
国籍	日本
出身地	熊本県玉名郡
ツアー通算勝利数	2勝
出身校	熊本国府高校
身長	170cm
体重	60kg
プロ転向	2018年7月28日
得意クラブ	パター
生年月日	1998年8月10日
血液型	A型
趣味	映画鑑賞

黄金世代・植竹希望選手はどんな人？プロフィールと成績

黄金世代10人目の優勝はやはりこの人だった。

4月17日に最終日を迎えたKKT杯バンテリン・レディース最終日。

 

大混戦となり54ホールを終わって8アンダーに4人が並んだ。

3人のミレニアム世代に囲まれた4人でのプレーオフ。

 

勝ったのはただ一人の黄金世代、植竹希望選手だった。

プレーオフ6ホール目の死闘だった。

 

黄金世代でプロツアー優勝者は9人いるが、10人目がいつ誕生してもおかしくない。

その期待を大いに抱かせるのが植竹希望選手、と言う予想が当たった。

 

植竹選手の2020～2021年度部門別データを見ると、10人目の優勝は誰もが納得するだろう。

数字から類い稀なショットメーカーであることがわかる。

 

・トータル・ドライビング2位

（ドライビング・ディスタンスとフェアウエーキープ率の順位を合計したもの）

・パーオン率74・8404％は3位。

・平均バーディー数3・4943個は7位。

・平均ストローク70・8378は6位。

 

ドライバーを曲げずに飛ばす。

切れの良いアイアンショットでチャンスを作りバーディーを奪う。

 

スケールの大きなショットメーカーの要素を十二分に満たしている。

本人も自信を見せる「ツアー初勝利がドンドン近づいている自覚はあります」。

 

2021年9月に入ってからの成績が素晴らしい。

・9/17～9/19 　住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2タイ

・9/9～9/12 　  日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 4位

・9/3～9/5         ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 3タイ

 

ツアー初勝利がはっきりと視界に入っている。

「あと少しなんだなと思って頑張ります、練習を」。

 

実は植竹希望選手の両親は彼女が高校2年生の時に離婚している。

離婚後はゴルフもできなくなるくらいの経済状況に陥った。

 

だが、母はダブルワークをして希望にゴルフを続けさせた。

『大丈夫、あんたはできる。好きなことをしなさい』

 

母は娘のために歯を食いしばった。

二人は何度も喧嘩をしたし、反抗期だった希望は悪態さえついた。

 

それでも母は黙々と働きながらひたすら応援してくれた。

「何をしても私じゃ真似できない、一番尊敬する人です」

 

植竹希望選手はそう言って母への最大限の敬意を表現する。

母は強い、植竹希望選手も母の強さを受け継ぎ、2勝へ向かって前進あるのみ。

植竹希望選手のプロフィール

所属先	フリー	国籍 / 出身地	日本 / 東京都
ツアー通算		出身校	日出高等学校
身長	167cm	ゴルフ歴	4歳～
体重	57kg	プロ転向	2017年7月29日LPGA入会（89期生）
血液型	O型	得意クラブ	サンドウェッジ
生年月日	1998.07.29(23)	趣味	読書、映画鑑賞

黄金世代・木下彩選手はどんな人？プロフィールと成績

プロテストに合格した当時の木下彩選手と渋野日向子選手

 

同じ黄金世代の渋野日向子選手とは、プロテスト合格も同じ2018年の木下彩選手。

二人は「シブノ」「あやたん」と呼び合う仲だと言う。

 

出身地が渋野選手は岡山県で木下選手が山口県と近く、中学生時代から試合で一緒だった。

二人ともに下部ツアーに出場していた頃は「ほぼ一緒に食事に行っていました」というほどの仲良しだ。

 

渋野選手が仲の良い選手は誰か、と聞かれて真っ先に挙げたのが木下彩選手の名前だった。

二人は容貌やスタイルもよく似ていると評判だ。

 

ツーショットを見たゴルフファンからは「まるで姉妹のよう」との声まで出るほど。

渋野選手が全英女子オープンを勝ったころから良く間違われるのだという。

 

木下彩選手は身長159cmと渋野選手より8cmも低いのだが、雰囲気はとても似ている。

この写真をご覧あれ。

 

 

確かに遠目では間違われても不思議ではない。

木下彩選手の得意は8番アイアンとドライバー。

 

パターは苦手だ。

高校時代にはパターが打てなくなるスランプに襲われたが、握り方を変えて克服した。

 

今は女子選手には珍しい長尺パターを使っている。

中学生から苦手にしていたパットは、プロになるとさらにひどくなった。

 

周囲から長尺を勧められたが「ダサい」と抵抗。

アームロックも試してみたが、馴染めなかった。

 

2021年8月の下部ツアーで3パットを連発。

意を決して、次の試合から長尺に替えた。

 

 

人見知りでおとなしい子どもだったが、現在はとても明るくよく喋るようになった。

目標の選手はテレサ・ルー。

 

童顔なのでゴルフ場や練習場で中学生に間違われることもあるという。

世界のシブコに間違われたり、中学生に間違われたりと、なかなか忙しいのだ。

 

体調を維持管理するため、ツアー先に炊飯器を持ち込み自分でご飯を炊く。

動物が好きで、猫と犬を飼育している。

 

ラーメンが大好物。

ツアー先でもラーメン屋を探して食べに行くのが、楽しみの一つだという。

 

木下彩選手のプロフィール

・木下彩：きのした あや

・1999年1月13日生まれ

・山口県出身

・身長159cm、

・体重54kg

・長府製作所所属

 

【その他の契約先】

・ブリヂストンスポーツ株式会社とボール・クラブ・用品契約

・ルコックとウェア契約

・山口フィナンシャルグループとスポンサー契約

・ネッツトヨタ山口スポンサー契約

・大田鋼管とスポンサー契約

 

【木下彩選手の略歴】

・小学校時代はバレーボールをしていたが、4年生の時に祖父から誘われゴルフを始める。

・ジュニアゴルフ選手権で好成績を残すなど才能が開花。

・中学、高校はゴルフ部のある高川学園中・高等学校入学。

・中学生時代から全国大会に出場するなど活躍。

・高校卒業後はアルバイトをしながらプロテスト合格を目指す。

・2018年、2回目の挑戦でプロテストに合格。

 

【木下彩選手の主な成績】

◎プロ

2019年9月　ステップアップツアー：中国新聞ちゅーピーレディースカップ　優勝

2019年4月    ステップアップツアー：Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament　2位

 

◎アマチュア

2012年 山口県ジュニアゴルフ選手権（女子満12歳～14歳の部）優勝

2011年 山口県女子ゴルフ大会（秋季）優勝

2010年 山口県ジュニアゴルフ選手権競技（女子12歳未満の部）優勝

 

黄金世代・河本結選手はどんな人？プロフィールと成績

今年、日本体育大学を卒業したばかりの河本結選手。

ゴルフを始めたのは5歳からと早かった。

 

両親そろって大のゴルフ好きで環境が用意されていたから、自然と溶け込んだようだ。

河本選手がプロを目指すきっかけになったのは、9歳の時に観た『大王製紙エリエールレディスオープン』。

 

2007年の地元愛媛県松山市で行われた大会で優勝した上田桃子プロの姿を見て、『自分もこの舞台で活躍したい！』と思ったのだという。

 

河本選手はスポーツ万能だ。ゴルフに限定せず空手、サッカー、バレーボール、水泳と様々なスポーツに取り組んだ。

 

彼女のように多くのスポーツを楽しみながら、本命の種目に役立てる方式は日本の子どもには珍しく、アメリカ式のやり方と言える。

 

子どものころから、どのスポーツでも勝つことが一番の喜びであり、目標でもあった。

ゴルフのジュニア大会には小学生のころから出場した。

 

中学校に進学すると陸上部に入り、とにかく走り込みを徹底したのだという。

陸上は『ゴルフが上手くなるために体力をつける』事を目的に選んだのだと言うから、素晴らしい考えだ。

 

両親の勧めもあったのか、遊びたい盛りの並の中学生には思いつかない発想だ。

すべてを将来の目標から逆算して決める、凄い中学生だった。

 

こんな河本選手だから、中、高校と四国のジュニアでは知られた存在となった。

高校生になるとプロのトーナメントにも挑戦する。

 

高校を卒業したら即プロテストを受けるだろう。

周囲の誰もがそう思ったけれど、しかし河本の選択は違った。

 

スポーツ科学や一般教養を身に付けるために、日本体育大学への進学を決めたのだった。

大学へ通いながら出場資格を得たプロの試合に出場し続けた。

 

そして出場試合で実績を重ねて、2018年にサードQT進出者の資格でプロ宣言。

同年7月にはJLPGA最終プロテストを9位で通過し、一発合格となった。

 

2019年には『アクサレディスゴルフトーナメント』念願のツアー初優勝を飾る。

翌2020年には米LPGAツアー出場権を獲得。

 

2021年『アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI』では最終日2位に4打差をつけて首位で出たが、まさかの大逆転負け。

 

ツアーツ通算2勝目はならず。

悪天候に邪魔されて、ちょっと集中力欠けてていたかな？

河本結選手のプロフィール

所属先	リコー
ツアー通算勝利	2勝
国籍	日本
出身地	愛媛県松山市
出身校	日本体育大学
身長	163cm
体重	58kg
血液型	O型
生年月日	1998年8月29日
プロ転向	2018年
得意クラブ	パター
趣味	映画鑑賞、カラオケ

黄金世代・高橋彩華選手はどんな人？プロフィールと成績

2022年の第40回フジサンケイレディスクラシックで高橋彩華選手が念願のプロ初優勝。

優勝インタビューでは涙が止まらなかった。

 

高橋彩華選手の実力は誰もが認めるところ。

2019年はツアー38試合に出場して賞金ランキング19位。

 

2020年には海外メジャー『全米女子オープン』に初出場で11位と善戦。

2020－2021年度は50試合に出場し、トップ10入りが21度もあった。

 

賞金獲得額は1億円を超え、ランキング11位とシード権も楽々とクリア。

これまで、勝てなかったのが不思議なくらいの選手だ。

 

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2018年はQTの資格でツアー参戦し、2度目の挑戦でプロテストにも合格。

同年のQTも28位で楽々突破し、2019年シーズンで一気に開花した。

 

シーズン序盤は深刻なパターイップスに苦しめられて予選落ちの連続だったが、『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』で13位タイに入り復調のきっかけをつかむ。

 

復調は著しく何度も優勝争いに加わり、賞金ランキング19位に躍進して初シード権を獲得。

ショットの精度には定評があり、パーオン率は全体4位となる74.6032％を記録し。

 

黄金世代の中では地味な存在だが、ツアー初勝利は目前にあった。

そして2022年4月24日、ようやく優勝インタビューが聞けた。

 

フジサンケイレディスクラシックで初優勝を決めた直後の、高橋彩華選手をめぐるエピソードは、SNSなどで話題になった。

 

50cmのウイニングパットを決めた瞬間から涙はあふれた。

同組で回った黄金世代の木下彩選手の祝福を受けると顔は紅潮し、さらに涙がこぼれ落ちる。

 

18番グリーンを降りると、やはり黄金世代の大里桃子選手が駆け寄り、二人はしっかりと抱き合った。

 

高橋彩華選手はもう、号泣だ。

強く抱き寄せる大里桃子選手も泣いている。

 

黄金世代の強い絆が生中継のテレビ画面を通して、全国に伝えられた。

先週の植竹希望選手に続き、涙と感動の優勝だった。

 

最終日は1番2番で連続ボギーを打つ苦しいスタートとなった。

だが、今回の高橋選手は逃げなかった。

 

「勝負事もビジネスも弱気は最大の敵」

このように言う方は多い。

 

京都大学中退⇒自衛隊入隊⇒28歳でプロテスト合格。

異色の経歴を持つ、インテリプロゴルファ坂田信弘のコラムで、こんな話を読んだことがある。

 

『同郷の後輩からプロゴルファをやめて田舎に帰り、家業を手伝うと連絡がきた。

優しい男だった。

 

試合ではそのやさしさが弱気となって現れ、プロとしての大成を阻んだのではないだろうか。

セカンド地点では、いつもクラブを2本手にしてグリーンを見る。

 

そして、打つのはいつも決まって大きい方のクラブだった。

今度は稼業でそのやさしさが生かされることを願う』

 

20年も前のことだが、こんな内容だった。

私はアイアンを3本持ってセカンド地点に立っても、選ぶのは一番大きいクラブだった。

 

天才・坂田信弘のコラムを読んでからは、小さいほうのアイアンを選ぶことが多くなった。

それから2か月後、埼玉県高麗川カントリー倶楽部の月例会で優勝し、ハンディキャップは16から11になった。

 

高橋彩華選手のプロフィール

所属先	東芝
国籍	日本
出身地	新潟県新潟市
ツアー通算	1勝
出身校	開志国際高等学校
プロ転向	2018年7月
身長	162cm
体重	55kg
生年月日	1998年7月24日
得意クラブ	アイアン
血液型	A型
趣味	音楽鑑賞

黄金世代・田中瑞希選手はどんな人？プロフィールと成績

 

可愛い笑顔。

しかし、太くて真っすぐな眉が物事に一途な意志の強さを表している。

 

田中瑞希選手は8歳でゴルフを始めましたが、黄金世代の中では『遅れて来た女』と表現しても良いのではないだろうか。

 

熊本国府高時代の2014年『九州女子選手権』で、1カ月前にツアー最年少V記録を更新したばかりの勝みなみを抑えて優勝。

 

黄金世代の大里桃子とは同じ高校で、彼女らとともに全員1年生で臨んだ同年の『全国高校選手権』の団体戦で優勝。

 

2016年大会でも2度目の優勝を果たしている。田中瑞希選手のジュニア時代は順調な成長だった。

高校卒業後はプロ入りを目指すが、テストに２度落ちて紆余曲折が始まる。

 

＊QTに参加しながら、2019年3度目の挑戦でようやく合格。

しかし、プロ入り後の成績が、どうにもパッとしない。

 

渋野日向子旋風がゴルフ界を席巻した2019年は、ツアー33試合に出場するも内20試合で予選敗退。

だが、不思議な選手だ。

 

あれほど予選落ちを繰り返して、未勝利にもかかわらず、同年は10,987,000 円の賞金を稼ぎ、ランキングも80位に入っている。

 

2019年は『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』23位タイ、『日本女子オープンゴルフ選手権』9位タイなど大試合に強い傾向がみられるから、賞金額が膨らむのだろう。

 

2019年の『ニチレイレディス』では初日79を叩くも、翌日は大会コースレコードを更新する63をマークするなど爆発力もある。

 

そして、2020年『アースモンダミンカップ』では3位に入賞し、獲得賞金15,600,000万円の大金を手にした。

 

女子ツアーの賞金ランクは2020年と2021年シーズンが合算されました。これによって、田中瑞希選手は50位以内に与えられる、シード権確保の可能性も出て来た。

 

今年も初戦から予選落ちが続いている。だが『ニチレイレディース』で見せた爆発力を発揮し、大試合での強さを見せつけ早期の1勝が待たれる。

 

同学年の黄金世代では、吉本ひかるや新垣比菜と特に仲が良いのだと言う。笑顔がチャーミングな三人娘だ。

 

同じ高校の同期で、同じ黄金世代でもある大里桃子選手は、すでにプロ１勝を飾っている。黄金世代としては『遅れて来た女』、田中瑞希選手の今後に注目したい。

 

＊QTとはQualifying Tournament：クオリファイングトーナメントの略。

プロゴルフツアーにおいて、ツアー本戦へのシード権を持たないプロゴルファーが、シード権を得るために参加する予選会のこと。

ツアーによってはクオリファイングスクール（Qualifying school、略称Q-School）の名称も使用される。

出典：ウイキペディア

田中瑞希選手のプロフィール

所属先	ニトリ
血液型	A型
生年月日	1998年10月24日
国籍	日本
出身地	熊本県
出身校	熊本国府高等学校
ツアー通算勝利数		未勝利
身長	151cm
体重	50kg
プロ転向	2020年1月
得意クラブ	ドライバー
趣味	ショッピング

黄金世代・山路晶選手はどんな人？プロフィールと成績

山路晶選手が5月28日、トーナメントで1試合二度のホールインワンを達成した。

愛知県セントクリークGCで開催中のリゾートトラスト・レディース2日目。

 

3番パー3（150ヤード）を9番アイアンで打って、ひとつ目のホールインワンを達成。

7番パー3（175ヤード）では7番アイアンで2つ目のホールインワンを達成した。

 

これは、国内ツアーでは男女を通じて初の快挙だ。

主催者から特別に一つ目のホールインワンには10万円、二つ目には100万円が贈られることになった。

 

笑顔が可愛い、活発で明るい女子。

静岡県浜松市で生まれ、幼いころに引っ越して仙台市で育った。

 

8歳でゴルフクラブを握る。中学2年生で中嶋常幸が主宰する『ヒルズゴルフ・トミーアカデミー』に入門。

 

同い年の畑岡奈紗、小滝水音らと競い合い励まし合いながら切磋琢磨した。

好きな食べ物はすしのサーモン、さつまいも、海ぶどう。

 

2019年のプロテストは最終日66で回り、全体2位で合格。

ドライバーの飛距離が魅力の選手。

山路晶選手のプロフィール

所属先	森六グループ
国籍	日本
出身地	宮城県仙台市
出身校	東北高等学校
身長	166cm
体重	58kg
プロ転向	2020年1月
血液型	B型
得意クラブ	アイアン全般
生年月日	1998年9月10日
趣味	映画鑑賞
ツアー通算勝利数		未勝利

黄金世代・中西絵里奈選手はどんな人？プロフィールと成績

 

ゴルフを始めたのは8歳。

『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』を父と一緒に見に行き、それがゴルフを始めるきっかけになったという。

 

中西絵里奈選手は宮崎日大高校の出身で、先輩には永峰咲希プロ、脇元華プロがいる。

永峰プロを目標に宮崎日大進学を希望した。

 

他の黄金世代からは一歩遅れて、2020シーズンからプロゴルファとしてスタートを切った。

目標は2021年からJLPGAツアーで戦えるように頑張る事だという。

 

女性には珍しく釣りが趣味だ。

「家の近くが港町なので、小さい頃から父に連れられてやっていました」。

 

テレビや雑誌などで何度も取り上げられている、『志布志市志布志町志布志の志布志市市役所志布志支所』が在ることで有名な志布志市内の出身だ。

中西絵里奈選手のプロフィール

所属	UMKテレビ宮崎
国籍	日本
出身地	鹿児島県志布志市
ツアー通算勝利数		未勝利
出身校	宮崎日本大学高等学校
プロ転向	2020年1月
身長	162cm
体重	60kg
血液型	A型
生年月日	1998年5月11日
得意クラブ	サンドウェッジ
趣味	音楽鑑賞、釣り

黄金世代・浅井咲希選手はどんな人？プロフィールと成績

 

浅井咲希選手はスナッグゴルフをきっかけに6歳でゴルフを始めた。

中学生の時、試合で出会った勝みなみ選手に触発され、プロを目指すようになったのだという。

 

名門・滝川第二高でゴルフの腕を磨いたが、その高校時代にかかったパットイップスは深刻で一時は『ゴルフをやめようと思った』ほど苦しんだ。

 

はだが、2017年にはプロテストで一発合格。プロ入り後は、クロウグリップに変更するなど試行錯誤を繰り返し、2019年『CAT Ladies』でツアー初優勝を飾った。

 

黄金世代9人目の優勝者としてさらなる活躍が期待される。

富山県の小杉カントリークラブに所属している。

 

浅井咲希選手のプロフィール