今をトキメク小祝さくら選手。
小祝さくらは日本人です。韓国人ではありません。
彼女に関して『小祝さくらは韓国人?」のタイトルがネット上に踊り、その数はザッと見て100記事を下らない。
それらはすべて内容が酷似していて、しかも駄文だ。
いや、内容がまるでないと断言しておこう。
もう一度言います。我らが小祝さくら選手は韓国人ではありません。
れっきとした日本人で北海道出身の可愛い道産子だ。
日本の有名人が一度は通る韓国人説。
何故、こんな下らない現象が生まれるのでしょうか?
韓国に対する日本人のコンプレック?それとも似た者同士だから気になる?
昔は『アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく』と揶揄されましたが、今は『中国が咳ばらいをすると韓国が震えあがる』のです。
そんな国に対してコンプレックスを持つ日本人がそれなりにいるのが不思議ですね。
天然な小祝さくらちゃんの発言をとらえて韓国人に仕立て上げようとする、ブロガーたちの意味不明な振舞いに惑わされないでください。
小祝さくら選手は韓国人か?と言われるようになったきっかけと理由!
ツアー初勝利を飾った『サマンサタバサレディース』優勝インタビューで、小祝さくら選手と記者の間で次のようなやり取りがありました。
記者:「今日が人生で一番うれしい1日ですか?」
いえ、去年、ファンのBTS(防弾少年団・韓国の歌手グループ)ライブのチケットがいい席だったときのほうがうれしかったです。
如何にも天然のさくらちゃんらしい返答だったのですが、これに目ざとく反応したのが一部のブロガーやアフェリエ―ター。
「これはアクセスを集められる」と踏んで『小祝さくらは韓国人?』のタイトル記事がネットにアップされるようになったのです。
火のないところに煙を立ててしまう輩がいるんですよ、どこの世界にも。
フェイクニュースなんて、別に新しいことではありません。
昔は週刊誌のお家芸で独壇場だったのが、タブロイド夕刊紙が出てきて過激になり、近年はネットが参戦して三つ巴の激闘。
それにしてもなぜ日本人は自国民を『韓国人』に仕立てたがるのでしょうか?
昔はもっぱら差別として用いられていたようですが、近年はやや様子が違ってきました。
一部の過激な嫌韓派とかネトウヨと言われる人種の中に韓国に対して、コンプレックスを抱く人間がいるようなのです。
そういう連中が有名人、著名人を韓国人に仕立てて揶揄する傾向があるのです。
ごく一部とは言え、なぜ日本人に韓国コンプレックスが生まれたのか。
それはバブル崩壊と無縁ではいないでしょう。
平成2年の湾岸戦争を機に、日本経済が総崩れ状態に陥ったのは記憶に新しいところ。
それと時期を同じくして韓国のサムスンが一挙に台頭。
半導体や携帯電話で世界のトップに躍り出ました。
この辺の出来事が日本人の思考に大きな影響を与えたのは間違いないでしょう。
しかし、それがなぜ日本の有名人を韓国人にすることにつなってしまうのか?
かなり複雑な心の屈折があるようですが、ここでは分析しません。
ただ、なんだか笑えないおかしなことも起こります。
ある著名な嫌韓派の学者と評論家が、ネトウヨに呼びかける記事を読んだことがあります。
「政治家もスポーツ選手も芸能人も学者やジャーナリストまで、みんな韓国人にしてしまったら日本人には優秀な者がいなくなってしまう。もうそんなことやめましょう」
おっしゃる通りなのですが、おつむが軽い人はそんな簡単なロジックにも気が付かないから厄介なのです。
ちょっと回りくどくなってしまいましたが、『小祝さくら韓国人説』はそのようなつまらないレベルの噂に過ぎません。
小祝さくら選手は北海道北広島市出身です。
国籍は日本です。
さて、今年の小祝さくら選手は果たして何勝するのか?
本当に楽しみです。
優勝のかかった大事なティーショットもセカンドもアプローチも、そしてパットまでも実にシンプルに打ってしまう、あの思いっ切りの良さ。
『ダイキンオーキッドレディス』の優勝で自信をつけ「賞金女王宣言」が飛び出し、『Tポイント×ENEOSゴルフ』の勝利でさらに自信は深まったことでしょう。
次々と若手が台頭し、選手層が厚くなる一方の女子ゴルフ界ですが、しかし彼女ほど自分を信じている選手は他にいないだろう。
あの、ケレン味のない、リズミカルなショットは迷いのない証拠だ。
迷いがなく集中力がすごいから、一連の動作がシンプルに見えるのです。
今年の2勝はいずれも最終日の逆転勝ち。
最終日トップと4打差以内なら逆転の可能性がある。
今後のトーナメントでは小祝選手が前を回っているにもかかわらず、トップにいる選手は背中に無言の圧力を感じてしまうだろう。
小祝選手はおっとり、天然の雰囲気を周囲に振りまきながら、そんな静かなる迫力をまとったのではないだろうか。
小祝さくら選手は両親の離婚で、父親とは小学生の時に離別!
小祝さくら選手は父親とは、とうの昔に離別しています。
小学生のころに両親が離婚したことが原因です。
小祝選手の母、ひとみさんは17歳のとき7歳年上の男性と結婚しました。
19歳でさくらを出産し、8歳下の弟も生まれました。
だが、二人は離婚。
ひとみさんは女手一つで二人の子どもを育ててきたのは有名な話です。
現在、小祝家はひとみさんの実母で、さくら選手のおばちゃんと弟を加えた、4人の仲良し家族です。
さくら選手が高校生でプロを目指していたころは、おばあちゃんもゴルフ場の売店でアルバイトしながら、孫のさくらを応援したと伝えられています。
仲良しで逞しいのです、小祝一家は。
知れば知るほど小祝さくら選手は不思議な人です。
母子家庭で育ち、口に出せない苦労もあっただろうが、そんなことは微塵も感じさせないほんわかムード。
あの、一見つかみどころのない柔軟な性格は、彼女の最も優れた武器かも知れない。
『柳に風』のように何でも受け流してしまう穏やかで、こだわりのない心は、恐ろしいほどの集中力を生むのではないだろうか。
勝負に集中力は欠かせない。
彼女の勝負強さはほんわかおっとりに包み込んだ集中力にあると見た。
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