ゴルフは基本18ホールを1ラウンドと数えます。
18ホールのうち半分の9ホールをボギーで回ると、残り9ホール全部をダブルボギーで回っても99打。
これで100切りを達成!
「やりましたね~。100切りおめでとうございます」
いやいや、そう単純ではありません。
頭で考えると簡単なのですが、実践ではそう易々と運ばないのがゴルフ。
ゴルフ100切りできない人が、是非とも実行すべき練習方法とは?
あなたがもし、まだ1度も100を切ったことがなかったなら、あるいは平均スコア100を切れずにいるのなら、この記事を最後まで読むことをおすすめします。
2ヶ月後、長くとも3ヶ月後には『100を切るのは当たり前』のゴルファになっています。
ただし、これから書くことを実践できなければ、それは夢物語に終わります。
これからも末永く100を切れずに林や砂と悪戦苦闘を続けてください。
せっかく緑の芝生が敷かれているのに、実にもったいないことです。
記事通りの練習を実践した方は100切りどころか、シングルへの道筋がはっきりと見えてくるはずです。
私は25歳でゴルフを始めてから、半年ほどで100を切りました。
前半の9ホールは50以上打ちましたが、後半の9ホールをなんと45で上がったのです。
このゴルフ場は忘れもしない、あの武蔵カントリークラブ豊岡コースでした。
埼玉県でもトップクラスの名門コースです。
それまではアップダウンのきつい山岳コースばかり回っていたので、武蔵カントリークラブ豊岡コースの広々と平坦なコースには驚きとともに、感激さえ覚えたものです。
芝生がきれいでしたねえ。
ホールの隅々まで手入れが行き届いていて、芝生のハゲ目が全く見えないフカフカの、まさしく緑の絨毯を歩いているようで、足の裏から伝わるその心地よさに心が浮き浮きしたものです。
しかし、そこからが全く進歩しない。
100を切れないラウンドが続きました。
たまに思い出したように90台が出ても、ビギナーズラックだから後が続かない。
残りの距離130ヤードを180ヤードと勘違いして、クリークで打ったショットがグリーン奥の木に当たり勢いよく跳ね返って、ツーオンのバーディなんて漫画みたいなこともありました。
最初メンバーになった茨城県の土浦CCのハンディキャップはいつまでたっても30のまま。
いろんな人に教えを乞うが、皆さんアドバイスが違うからと戸惑いもあり全く上達しません。
仕事柄、ゴルフで100を切れなければ恥ずかしい。
そんな思いが募り、都心のゴルフスクールに通うことにしました。
そこで指摘されたのがオーバースイング。
身体を回そうとし過ぎて、二段モーションのようになっていたのです。
正しいトップの位置から、さらにも一段肩を回そうとするから左ひじが曲がり、右脇は空く。
左肩が落ちて、いわゆるギッコンバッタンのフォームになるから、ショットはすべてカット打ち。
ドライバーもフェアウェイウッド、ロングアイアンもすべてスライス。
7番アイアンでもスライスが出たり、ひっかけたりと練習量の割にはショットが全く安定しない理由が分かったのです。
こうなった原因は大きく分けて二つあります。
・飛ばそうとする思いが強すぎた
・肩を回すことにとらわれ過ぎた
『過ぎたるは及ばざ如し』
私のゴルフはまさにこのことわざを地で行ったものだった。
これ以降しばらくはレッスンプロのアドバイスもあり、練習は7番アイアンとピッチングウエッジの2本だけと決めたのです。
自分では7割から8割程度と思うところでバックスイングを止めてスイングする。
2日ほどこの練習を続けたら、アイアンがボールをとらえる時の感触が、それまでと全く違ってきました。
4、5回で都心の練習場通いはやめ、練馬区の自宅に近い練習場に切り替えました。
そこでハタと気が付いたのです。
オーバースイングになっていた原因は、バックスイングに対する根本的な勘違いにあると。
肩を回せと多くのシングルプレーヤーからアドバイスされていたのが間違いだった。
人間の身体の構造上、肩は回らない。
回すのではなく、上半身をねじるのが正しい。
よく言われるのが
『上半身のねじれを戻すときにパワーが生まれる。その反発力がボールに伝わるから遠くに飛ぶ』。
その通りなのです。
だから、肩を回すのではなくバックスイングは上半身を飛球線方向に背中が向くようにねじる。
この考えが正しいのです。
7番アイアンをもって、上半身をねじると右の膝から太ももにかけて、大きな負担を感じます。
この位置が正しいトップ、そして正しいバックスイングなのです。
自分では7、8割と思っていたとろろがトップの正しい位置、そして正しいバックスイングだったのです。
トップの位置が決まるとダウンスイングは特に意識しなくとも、クラブヘッドは自然にインサイドから降りてきます。
ムリに右脇を締めるとか、右ひじを右腰のベルトに向けて降ろすなどと、余計なことは一切考える必要ありません。
そのような複雑で、小難しいことをしなければいけないのは、そもそもバックスイングが間違っている証拠です。
正しいバックスイングが正しいトップを作るので、ダウンスイングは一気にクラブヘッドを振り降ろすだけ。
それがゴルフスイングの基本です。
7番アイアンとピッチングウエッジで練習するとボールを正しくとらえる感覚が、ヘッドから伝わってきます。
ボールを打っているうちにミスなのか正しいポイントでとらえているのか、手の感触で初心者でもすぐにわかるようになります。
ボールをクラブヘッドの芯でとらえるには、ティーアップしたボールを7番もしくはピッチングウエッジで打つ方法がおすすめです。
これは正直、全く面白味のない練習法です。
だが、このような地味でつまらない練習こそが、あなたをアベレージゴルファそしてシングルへと導くのです。
練習場でティーアップしたボールをアイアンで打つと芯を食えば真っすぐ飛び、芯を外すとてんぷらか引っかかって左へ大きく切れていきます。
10球中8球まで真っすぐ飛ぶまで練習を続けてください。
ここまで来るとスイングはかなり出来上がっています。
ショットが芯を食っているかどうか確認するために、ショットマーカーの使用をおすすめします。
ショットマーカーはクラブのフェース面に貼って、ボールの当たった場所を確認するシールです。
ボールの当たった個所をくっきりマーキングしてくれるので、とても分かりやすく便利です。
値段も10枚入りで数百円、100枚入りだと2,200円で購入できます。
芯を喰っているかどうかを把握することは、正しいスイングを作るうえでとても重要です。
積極的な使用をすすめます。
私は7番アイアンで練習しましたが、こだわりがあるのなら8番でもよいと思いますが、ウエッジは決して外さないでください。
あのロフトで感触をつかむことが大事なのです。
6番~3番のアイアンだと正しいスイングが身につく前にスイングが壊れてしまう心配があります。
7番アイアンを徹底的に打ち込んでスイングが出来上がると、そのままドライバーにも適応できますから、しばらく辛抱しましょう。
7番か8番、あなたの好きなクラブを選択してください。
大事なので繰り返して言います。
ゴルフスイングは肩を回すのではありません。
腰から上の上半身をねじるのが正しいバックスイングです。
背中を飛球線方向の目標に向ける意識でバックスイングしてください。
バックスイングが正しければトップは正しい位置に収まります。
正しいトップはスムースなダウンスイングを生みます。
これを肝に銘じて練習に打ち込むとあなたは、間違いなく100切りゴルファになります。
スイングが正しくなければ練習しても上達は望めません。
正しいスイング理論が分かった明日から、あなたのゴルフライフは100倍楽しくなります。
さあ、すぐに実行しましょう。
7番アイアンとウエッジだけの練習で2ヶ月で94、半年で88が出た!
私は7番アイアンとピッチングウエッジだけの練習を始めて1ヶ月で90台が出て、2ヶ月後には94と確実に成果は上がりました。
このころは埼玉県の高麗川カントリークラブをホームにしていました。
メンバー同士でプレーすることが多く、毎週のようにシングルプレーヤーと回っていました。
アイアンだけの練習開始から3ヵ月目には初の90切り、89が出ました。
この日の前半はドライバーでOBを二発打って50。
そこで後半のハーフは狭いホールのティショットをスプーンで打っていきました。
17番を終わってこのハーフは3オーバー。
18番のタフなパー4も2オンで12、3メートルの長いバーディパット。
ショートだけはしたくないと思い切って打ったのですが、これがノー感の大オーバー。
5mくらい残っていたでしょうか。
返しのパットも強気で打った。
ほぼ真っすぐな上りのラインを駆け上がって、ボールはど真ん中からカッコーン!
同伴者のKさんとHさんが拍手。
「Cちゃん、初めての30台しっかり見届けたよ。俺が証人だ」
二人が声をそろえて、そう言ってくれました。
嬉しいですねえ。
爽快です、初の30台、今でもハッキリ覚えています。
クラブハウスの浴室で二人は会う人ごとに話してくれたのです。
「Cちゃんが39出たよ。80台も初めてなんだって」
懐かしい、いい時代だったなあ。
今考えるに本当にゴルフ仲間には恵まれていました。
あれ、この日は確か4人で回っていたはずですが、もうひと方の名前も顔も全く思い出せない。
ごめんなさい、記憶の彼方に飛んでしまいました。
フォームが安定しドライバーのOBが少なくなり、たちまちハンディキャップは11に。
クラチャンの予選会や理事長杯に出場するようになると、それまでとは違った緊張感を味わいながらのゴルフもまた楽しい。
ハンディキャップ11になった翌年の秋。
その年の高麗川カントリークラブ・クラブチャンピオンに輝いた、Fさんとスクラッチ勝負をしました。
この時はインスタートで前半9ホール終了時点で1打負けていました。
後半はアウトの難しい6番でバーディをもぎ取り、ついに逆転。
その後追い付かれ、9番のティーグランドに立った時点でイーブン。
パー5の最終ホールはともに3オン。
バーディパットを先に打った私が外して、Fさんは見事カップイン。
その年のクラチャンンにスクラッチで挑んで、惜しくも一打負け。
スコアは77。
でもこれがベストスコアではありません。
自分の生涯ベストスコアは『75』。
3バディ、1ボギーのハーフ34を記録したこともあります。
その後は仕事の都合などもあって、日曜日はホームコースでのラウンドが激減し、競技からも次第に遠ざかってしまいました。
そのため、スコアカードの提出もなくハンディキャップは3年たっても、11のまま据え置かれました。
小金井カントリー倶楽部で数回のクラチャンに輝いた方や、大利根カントリー俱楽部のハンディキャップ4の方と回ったこともあります。
それぞれのホームコースに招待していただいて、一緒にプレーしたのです。
こういう時はたいがい1打100円で握りますが、相手によって多少ルールは変わる。
互いのオフシャルハンデをもとにルールを決めます。
私は11なのでそのまま申告するのですが、どこへ行っても言われたました。
「こんな11いるわけない」
「次はスクラッチだな」
初めての方と回る時はスタート前に必ず言ってました。
「いや、私はハンディキャップ9で計算してもらっていいですよ」
また、親しい仲間が一緒の時はこう言ってくれます。
「こいつのショットはとても11とは思えないよ」
でも、超名門コースのクラチャンやシングルはプライドが高い。
「いいよ、いいよ、オフシャルが11ならそれで行こう」
7番アイアンとピッチングウエッジを徹底的に練習すると、ドラバーもフェアウェイウッドも同じように上達します。
クラブヘッドの正しい軌道は、ウエッジでもロングアインでもドライバーでも同じです。
一見、遠回りに見えるアンアンだけの打ち込みが、実は100切りへの近道であることを認識してください。
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