スポンサーリンク

ゴルフ初心者の練習は7番アイアンとピッチングがベスト!下半身リードとは?

小樽CC ゴルフ レッスン

ゴルフ初心者でドライバーの練習ばかりする人を多く見かけますが、これでは上達しません。

ゴルフの上達に不可欠なのが、正しいグリップと正しいアドレスによる正しいスイング軌道です。

 

クラブフェースの芯でボールをとらえる正しいスイングをつくる練習には、シャフトが短くロフトのある7番アイアンとピッチングウエッジが最適です。

 

 

正しいスイング軌道ができる前にドライバーを振り回すと、スイング自体を壊します。

7番アイアンとピッチングウエッジで、まずは正しいスイングを覚えましょう。

 

ゴルフの基本中の基本であるグリップとアドレス、コースに出る前の練習からコースデビュー、そして100を切るまでに自宅でできること、練習場でやるべき事などあらゆる分野を網羅しました。

 

記事後半では、人を惹きつけて離さないゴルフの魅力、一緒にプレーして好かれるゴルファ、嫌われるゴルファについても書いています。

 

あなたの今後のゴルフライフにきっと参考になると思います。

最後まで読んでいただくとゴルフに対するあなたの期待は、さらに膨らむこと間違いありません。

 

そしてこの記事を読んで、あなたは3ヵ月以内に100を切ってください。

決して難しいことではありません。あなたならできます。

スポンサーリンク
アドセンスディスプレイ広告

ゴルフ初心者が覚えるべきバックスイングと下半身リードとは?

山とゴルフ場

正しいアドレスとグリップを説明する前に多くの初心者が勘違いする大切なことを述べます。

それは、下半身主導に関する体の動きです。

 

ゴルフスイングは円運動です。

バックスイングで腰を右にスエーさせて、ダウンスイングで左にスエーさせる。

円軌道とは相容れない、これが諸悪の根源です。

 

初心者は、クラブヘッドの重みを感じながらバックスイングするように心がけて下さい。

ヘッドの重みを感じながらバックスイングするには、グリップをやわらかく握りましょう。

両手の指に力を入れる必要はありません。

 

正しいバックスイングは右のお尻を後ろに引くようにすると体が捻転し、手でショイっと上げることはなくなります。

 

この時、クラブヘッドは20cmほど真っすぐ引き、あとはコックを使って両手のグリップを頭の方向に真っすぐ上げる。

 

コックは早いほど良いのですが、アマチュアは肩が入らないから、顎の下に左肩が来るように20cmほど真っすぐ引くのです。

したがって30cmでも構いません。

 

左肩が顎の下に来たら、コックを使いシャフトを立てることが重要です。

コックを利用すると遠心力でボールを飛ばすことができます。

 

コックとは手首にできる角度のことです。

金槌を使う時をイメージしてください。

金槌も遠心力を利用します。

 

しかし、初心者はコックにあまり気を取られないでください。

バックスイングの最後でコックを入れる、くらいの意識でよいでしょう。

 

バックスイングは一連の動作でなければなりません。

一連の動作でグリップが止まったら、そこがあなたのトップの位置です。

 

そこからさらにクラブを挙げようとすると、右肩が落ちてダフリ、トップ、スライスの原因になります。

 

では、ダウンスイングの切り替えはどこで始めるか?

それは左ヒザです。

 

左ヒザを思いっきり目標方向へ動かす。

この時、バッグスイングで右腰が後ろへ引けて腰が捻転していると、トップの切り替えで左ヒザを目標方向へ動かしてもスエーはしません。

 

バックスイングで右腰がスエーした状態だとダウンスイングでもスエーしてしまいます。

したがってバックスイングで腰と上半身がしっかり捻転していることがとても重要妥になります。

 

ダウンスイングでは、左ヒザだけを意識します。

左ヒザを動かすと、体が開いてしまうのではないかと心配するゴルファーが多いけれど、大丈夫です。

 

左足のつま先が目標方向に開いたり、左足の内側がめくりあがらないかぎり、体は開きません。

鏡の前で素振りをするとよくわかります。

 

慣れるまでは、ボールが右にプッシュアウトしたり、左に引っ掛ける、さらにはダフリ、トップも出ます。

 

でも、心配はいりません。

手が遅れて出てくるのが原因です。

 

『手が遅れる』。これがゴルフスイングではとても大事。

下半身が先行して、上体が遅れて戻ってくる証明です。

 

この、下半身と上半身の時間差がパワーを生みます。

バックスイングで体をねじる動作は、パワーを生むために不可欠です。

 

「ダウンスイングでは、右側に移動した左ヒザをアドレスの位置に戻すように始動する」

このように教えるプロが多くいます。

 

それが正解なのですけれど、初心者が「アドレスの位置に戻す」ことを意識すると動きが中途半端になってしまいます。

 

下半身(この場合は左ヒザ)の動きが途中で止まると、ダフリや引っかけの原因になるのです。

場合によっては、トップもプッシュアウトも出ます。

 

したがって、左ヒザは思い切って目標方向に動かしてやるくらいの意識が丁度よいのです。

怖がらず、左ヒザを起点にダウンスイングを開始してください。

 

練習場で試してください。

手だけでボールを打ちに行くとボールは飛びません。

飛ばすためには、体の捻転が重要です。

 

しかも、ダウンスイングでは下半身が先に戻って、そのあとを追いかけるように上半身が戻って来る。

ゴルフスイングでは、それが不可欠なのです。

 

 

左ヒザを思い切って左へ戻していく。

この時の感覚は『強く』ではなく、『大きく』動かすイメージです。

 

ダウンスイングの始動は、左ヒザを目標方向に動かすこと。

これこそが、正しいダウンスイングです。

 

上記の写真をよく見てください。

左ヒザを思い切って動かしていますが、決して体は開きません。

 

それどころか、左サイドにキッチリと壁ができています。

左足のつま先も開いていませんし、足全体がしっかりと地面についています。

怖がらずに左ヒザを動かしてやると、このようなスイングができるのです。

 

クラブが遅れて降りてくることは気にする必要はありません。

何度も何度も素振りを繰り返していると、必ずボールを体の表面でとらえられるようになります。

 

決してボールに当てに行かないようにしてください。

これをやると体の動きが止まりダフッてしまいます。

場合によっては、トップも出ます。

 

左ヒザを起点にダウンスイングをすると、右肩が突っ込むことはありません。

右肩の突っ込みは、下半身の動きが止まっているから生じるのです。

 

左ひざが先に動くと、それが解消され右わきが必然的に締まります。

左わきが締まれば必然的に右わきも締まり、いわゆる両腕で作った三角形を維持したままインパクトを迎えることができます。

 

左わきが締まっていればインパクトを過ぎたら左ひじが一度伸びてから折れる。

そして当然クラブヘッドは体の後ろ方向へ走ります。

その勢いに引っ張られて、お腹が目標方向を向くのが正しいフィニッシュ。

 

ウエッジやショートアイアンで体重を左足に載せたまま移動しないで打つ人もいますが、その場合でもダウンスイングは左ヒザから始動します。

基本的には、ハーフスイングもフルショットも同じ動作です。

 

アプローチにも応用できますから、是非覚えてください。

これを覚えると上達が早く、ゴルフが楽しくて仕方なくなるはずです。

 

 

ただし、バックスイングで注意しなくてはいけないのがクラブと腕の動き。

身体のねじれに合わせて、腕が体に巻き付くようなバックスイングをしてはなりません。

 

ゴルフは腕力だけに頼っていてはボールは飛びません。

球筋も安定しません。

 

上半身をねじり、コックを利用することによって、ヘッドの重みとシャフトのしなりでボールは遠くへ飛びます。

 

ヘッドの重みを利用できるとシャフトがしなります。

これによって、最小限の身体の動きでボールがきれいな軌道を描き遠くへ飛んでいくのです。

 

大事なことですから、もう一度言いますね。

ヘッドの重みを感じながらバックスイングしてください。

 

ダウンスイングは、左ヒザを思い切って目標方向へ動かしましょう。

ヒザを動かしただけでは、体は決して開きません。

 

人間の身体構造がそうなっているからです。

つま先を開かない限り、心配はいりません。

 

クラブを持たずにアドレスの前傾姿勢を取り、右腰を後ろに引いてバックスイングします。

そこから、左ヒザを思いっきり目標方向に向けてダウンスイングをしてみてください。

 

左ヒザが伸びて、体重が左足にかかっているはずです。

これが、正しいダウンスイングです。

 

左サイドに壁ができて、下半身も上半身も開きません。

この形を覚えてください。

 

もう一つの注意点は、バックスイングで正しく上半身を捻転させることです。

ダウンスイングにいくら気を付けても、バックスイングが正しくなければ正確なショットは望めません。

 

正しいバックスイングあってこそ、正しいダウンスイングができるのです。

これが理解できると100切りはおろか、80台が目前です。

 

どうして左ヒザ主導のダウンスイングなのか?

あなたに、一つお聞きします。

「腕がまだ上がりつつある状態で、下半身ははダウンスイングに入る」

 

プロはみんなこのように言ってます。

この感覚があなたには理解できますか?

実践できますか?

 

上体がトップに達する前に下半身がダウンに入る。

これはアマチュアのシングルでも実践できる人は一握りでしょう。

もしあなたがこの感覚が理解出来て、実践できるなら初心者でもビギナーでもありません。

 

今年の秋に行われる日本オープンに是非とも挑戦してみましょう。

理解できないものを真似ても無意味です。

イヤ、百害あって一利なしです。

 

アマチュアが不用意に下半身始動を行えば、体が流れヘッドが遅れてボールに本来のパワーが伝わらず、フェースが開くなど弊害の方がはるかに大きいのです。

 

左ヒザを左へ移動しダウンスイングに入りましょう。

バックスイングで腰が右へ捻転し、左胸が右を向く状態が正しいバックスイングです。

アメリカでは胸をねじる動作が最も重要視されているそうです。

 

クラブヘッドは上から下への動きであることをイメージしてダウンスイングしてください。

ただし、クラブを叩きつけるような動きをする必要は全くありません。

 

イメージすることが大事です。

脳はイメージを身体に指令します。

ゴルフ初心者が最小に覚えるべき正しいグリップとアドレス!

《正しいアドレス・立ち方》

まずは、写真と説明文で正しいグリップとアドレスを覚えてください。

 

スクエアグリップ

 

写真上はスクエアグリップを横から写したもの。

指の握り方をよく見てください。

 

写真下がスクエアなグリップの握り方。

まずグローブをつけた左手で握る。

 

そして、右手を合わせる。

この時できるVの字を覚えておいてください。

 

 

裏側から見ると下の写真のような感じになります。

この握り方をオーバーラッピングと言います。

 

左手の人差し指と中指の間に右小指をかぶせるような感じです。

 

オーバーラッピング

 

一般的な握り方で、もう一つインターロッキングがあります。

タイガーウッズがインータロッキンググリップで有名です。

 

こちらは、左手人差し指と右手小指をしっかりと絡ませる握りです。

 

インターロッキング

 

グリップ、アドレスのどちらかが間違っているとスライスやダフリ、トップに悩まされ、あなたのゴルフは上達しません。

 

 

なお、このグリップ撮影に協力いただいた方は、北海道を代表する名門コース・小樽カントリークラブの現在ハンデキャップ7、かつては4まで行ったプレヤーです

松山千春が全盛時代クラブチャンピオンの座を決勝戦で争い、惜しくも敗れて2位になった強者です。大いに参考になると思います。

 

両方とも間違っていたら絶望的です。

無駄な時間と多額のお金で練習場に奉仕するだけです。

 

写真のように構えてください。

アイアンはアドレス時ハンドファーストになっていることが大事です。

ハンドファーストになっていないとダウンでコックが早く解け、グリップが先行してダフリの原因になり、しゃくりあげるスイングになってしまいますのでトップも出ます。

 

うまくミートできてもボールに力が伝わらず、弱いボールになってしまいます。

ハンドファーストの状態でボールをとらえるのが正しいインパクトです。

そしてインパクト後はヘッドが先行して、正しいフォローとなります。

 

100を切ってアベレージゴルファの仲間入りするのが、あなたの当面の目標だと思います。

初めに基本をしっかりと叩きこむのが上達のコツです。

 

一日も早く100を切りたかったら、基本を徹底的にマスターする。

それに勝る上達法はありません。

 

ほぼ、自己流のスイングでクラチャンにまで上り詰めたゴルファも知っていますが、こういう方は練習量が並ではありません。

 

毎日、毎日500~600発、多いときは1000発を打つなど、火の出るような練習を繰り返したと本人から聞いています。

 

そんな時間も環境もないあなたが上達する道はただ一つ、基本を忠実に学ぶことです。

グリップとアドレスが正しければ、あとは正しい体のねじり方を覚えること。

 

身体が正しく捻転するとバックスイングがスムースに上がります。

一連の動作で上体のねじれが止まった時点、そこがトップの位置です。

 

あくまでも一連の動作であることを覚えてください。

動作が一度止まった後も身体を捻じろうとしてはいけません。

 

これをやるとオーバースイングや、フォームの崩れを誘います。

トップが崩れるとスイング軌道が変わり、アウトサイドからクラブヘッドが降りてくる最悪のダウンスイングになります。

 

アウトイン軌道はいわゆるカット打ちとなって、スライス、ヒッカケ、ダフリ、トップ等あらゆるミスショットを誘発します。

 

最初から飛び上がるほど楽しいスポーツはありません。

基本を身に付ける練習は地味で面白みがないものです。

 

だが、末永くゴルフを楽しみたかったなら、基本を必ず学習してください。

その先にこそ楽しくて仕方がない、あなたのゴルフライフが待っています。

ピッチングウエッジ&7番アイアンの特徴と飛距離は?

ゴルフボール

早く上達したければ、7番アイアンとピッチングウエッジのみでの練習がおススメです。

それも低くティーアップして打つのがベストです。

 

ではまず、ピッチングウエッジと7アイアンの特徴及び目安になる飛距離を覚えておきましょう。

ピッチングウエッジはロフト角は45度から47度のアイアンです。

 

ロフト角が小さければ小さいほど飛ぶので45度と47度では飛距離に5~10ヤードの違いが出ます。

男性の場合、80ヤードから100ヤード程度、女性だと55ヤードから90ヤードを狙うクラブだと思ってください。

 

ピッチングウェッジはまたアプローチに欠かせないクラブでもあります。

特に初心者には打ちやすいクラブで、アプローチのピッチ&ランに最適です。

 

ピッチングウエッジはピッチ1に対しラン1と覚えてください。

ピッチとはアプローチで空中を飛ぶ距離で、ランはボールがグリーンに落ちてから転がる距離です。

 

グリーン周りからのアプローチでピンまでの距離が20ヤードの場合は、ピン手前10ヤードのところにボールを落とすように打ちます。

 

7番アイアンはロフトと呼ばれるクラブのライ角度が、28度から33度くらいに設定されています。

メーカーによって多少異なりますが、ロフトもシャフトの長さもドライバーとサンドウェッジの丁度中間に位置します。

 

この点も7番アイアンの練習が有効な理由です。

このクラブを打ちこなせば、大小どのサイズのシャフトも使いこなせるようになるからです。

 

7アイアンの飛距離は非力な男性で130ヤード、飛ぶ人は150ヤードから160ヤードの距離を打つクラブになります。

 

女性の場合は70ヤードから120ヤードが目安になります。

アイアンは飛べばいいと言うものではありません、正確に距離を打ち分けるためのクラブです。

 

したがって、例え男性で120ヤードしか飛ばなくとも、150ヤード飛ぶ人よりグリーンをとらえる確率が高ければ、その方が良いことになります。

 

人の飛距離に惑わされず、自分の飛距離を正確に覚えておくことが大事です。

7番アイアンはコースに出るととても便利で、スコアメーク上とても重要な意味を持つクラブです。

 

また、7番アイアンにはヘッドが小さくフェイス面積が狭い『マッスルバックアイアン』とフェイスの広い『キャビティアイアン』があります。

 

初心者は迷わず『キャビティアイアン』を選択したください。

キャビティアイアンはフェイスが広い分ボールを正確にとらえやすく、飛距離も安定します。

 

7番アイアンを使いこなせるとすべてのクラブを打てるようになる!

アイアン

14本のクラブを平均的に使いこなせるまでに1年かかる方でも、7番1本の練習方法なら半年もかからずに正しいスイング軌道が身に付きます。

 

ゴルフ初心者の上達必須パターンは『絶対的に自信を持てるクラブを1本作ること』です。

 

この方法は想像以上の効果を生みます。

7番が得意なら、ここぞという時は前後の6番8番の代わりにも使えます。

 

さらに7番アイアンはラフでも比較的打ちやすく、林の中からの脱出などトラブルショットにも便利なクラブです。

 

上達したら、ゆくゆくはランニングアプローチにも使用できます。

スイングに変な癖がつくと改善するのに長い時間とお金もかかってしまいます。

 

シングルを見据えて、7番アイアンでの徹底的な打ち込みこそが上達の近道です。

1本のクラブでは飽きが来るので、ピッチングウエッジと適度な間隔で、交互に打つことをおすすめします。

 

ウェッジはアプローチでよく使います。

アプローチにはランニングなど、多くのクラブを使い分けるタイプとウェッジだけで行くタイプに分かれます。

 

ここでは、ピッチングウェッジでのアプローチ練習をおすすめします。

非常に簡単なクラブなので、ボールが上る感覚や芯でとらえる手応えを身につけるにはもってこいです。

 

ピッチングウェッジで練習をするときは低くティアップして、上から打ち込む感覚を身につけることが重要です。

 

打ち込むといっても、意識して打ち込む必要はありません。

ソールが厚くロフトのあるウエッジをティーアップして繰り返し打っていると、自然に打ち込む感覚が身につきます。

 

練習場のマット上で打っている初心者をよく見かけますが、マットはクラブのソールが滑ってくれるので、ダフってもうまくショット出来ているような錯覚に陥ってしまいます。

 

その感覚のままラウンドすると、かなりの割合でしゃくり上げショットになってしまいます。

ボールを上げるのはスイングではなく、クラブのロフトに任せるのが正しいのです。

 

ゴルフ初心者は体が覚え切っていないので、地面にあるボールをヘッドですくい 上げようとしてダフるかトップしてしまいます。

 

ウェッジに限らずアイアンショットやフェアウェーウッドのミスは、ボールをすくい 上げようとするこの無意識から生まれるのです。

 

ティーアップしたボールをピッチングウエッジで打って得る、ダウンブローの体感。

この練習が大きな自信につながります。

 

前述したとおり、スイング理論上は7アイアンもドライバーも一緒です。

ドライバーはことさらアッパーに打たなくてはいけない、と勘違いするゴルファを多く見かけますが、そんなことはありません。

 

アイアンで打つときはボールが地面にあるから、たまたまクラブが当たる時はダウンブローになり、ドライバーはティアップされているからアッパブローにクラブが入るだけの違いなのです。

 

ドライバーは普通にスイングしていると、最下点を過ぎた後にボールをとらえることになります。

クラブヘッドがやや上向いた状態でボールをとらえ、これによってボールが高く上がり遠くへ飛ぶのです。

 

この原理に逆らってはいけません。

7番アイアンのように自然にクラブヘッドを振ってやればよいのです。

 

きちんとクラブの機能や特徴を理解していれば、1本1本のクラブによって特別な対策を講じる必要はないということです。

 

 

この辺りはシングルなどの上級者に惑わされないようにしてください。

シングルは練習量もラウンド経験も豊富なので、オリジナルな打ち方ができます。

 

それを初心者が真似ると待っているのは悲劇。

90を切るまでは基本通りの練習とスイングを忘れずに。

 

90前後で回るハンディキャップ18までなら、7番アイアンとピッチングウエッジ2本の練習でじゅうぶん到達できます。

 

途中、小難しいところに足を突っ込むと厄介なことになりますよ。

上達しない人の多くは頭でっかちで、自らゴルフを難しくしているのです。

 

あなたは、周囲に惑わされずまずは100を切る、そして90の壁を突破する。

そこを目標に3ヵ月間頑張りましょう。

 

スイングを安定させるビジネスゾーンの練習方法

ゴルフスイングで最も重要なのは、(右利きの場合)右腰から左腰までの間、いわゆるビジネスゾーンです。

 

プロゴルファの間では賞金:ビジネスに直結するから、そう呼ばれているほど重要視されます。

アマチュアでもスイング安定とスコアアップに、ビジネスゾーンの練習は欠かすことが出来ません。

 

最初はスタンス幅から練習を始めてください。

何度も何度もスイングを繰り返してください。

 

初めはぎこちなく違和感を覚えますが、素振りを繰り返すうちに慣れてきます。

慣れたらボールを打ってみましょう。

 

次は膝から膝までを同じように繰り返しましょう。

膝の高さに慣れたら、いよいよ腰の高さで素振りをしてください。

 

この時注意するのは、右腕と左腕でできた三角形を崩さないようにすること。

三角形を崩さないというと、右腕を無理に伸ばして右脇を開けてしまう人がいますが、それではスイングがおかしくなってしまいます。

 

自然に任せて、右肘は折ってください。

写真を参考にしてください。

 

 

ここから右ひじをたためば、クラブは腰の高さになります。

左肩が顎の下へ近づくのを実感できます。

 

この時も肩を回すのではなく、上体をねじる感覚を忘れないでください。

重心は真ん中で、体重移動は意識する必要はありません。

 

繰り返します。

ビジネスゾーンの練習は手打ちでは意味がありません。

 

上体を目標方向にゆっくり、きちんとねじりながらバックスイングを取ってください。

両肩を起点として、リズムよく振ることが大事です。

 

素振りは1回1回止めないで、柱時計の振り子のように繰り返すスイングしてください。

ゴルフスイングは静から動への運動です。

 

ビジネスゾーンの練習を反復することによって、始動のタイミングがつかめます。

そして、自分のスイングリズムをつかんでください。

タイガーのハーフショット

《タイガーウッズのハーフスイング》

 

 

スイングリズムは人によって違います。

一流選手でも全く違います。

 

タイガー・ウッズ、石川遼、ジャンボ尾崎選手などはスイングのリズムが速いですね。

一方、宮里藍、藤田寛之選手などはスイングのリズムがゆっくりです。

 

そして、プロはすべてのクラブを同じリズム、同じタイミングで打ちます。

サンドウエッジからドライバーまで、同じリズムでスイングするのが正しいのです。

 

ゴルフ中継を見ていても、画面に映る選手が次々に変わってしまうので、気が付かないだけです。

スイングがゆっくりでも、正しい軌道でクラヘッドが走ると飛距離は出ます。

 

アマチュアはクラブによってリズムが変わってしまう人が多く、これが上達しない原因でもあります。

いつでも、どんなクラブでも同じリズム、同じタイミングで打って行くことが求められます。

 

リズミカルで自分にマッチしたスイングを見つけるには、ビジネスゾーンの練習が不可欠です。

100切りを早めるためにも、繰り返す練習してください。

 

なお、両脚、両膝をくっつけたアドレスでの練習はやめましょう。

写真のようにタイガーほどの間隔をあけるか、狭くても足一つ分くらいの歩幅をとってください。

片手打ちの練習でビジネスゾーンを安定させる

スイング

 

ゴルフ初心者に多いのが手打ちです。

ビジネスゾーンの基本は腕と肩で出来た三角形でスイングすること。

 

前も書きましたが、三角形を崩さないと言っても、肘を伸ばしたままにすることではありません。

腰の位置に来たら自然と右肘は折れますから、逆らわず曲げてください。

 

しかし、これができずに手でショイと上げたり、インサイドにクラブを引いてしまうアマチュアゴルファーを多く見かけます。

 

インパクトでは小手先でボールに合わせ、フォローでも手だけでコントロールしようとしてしまいます。

 

これだと左脇が開いてしまい、左肘が突き出た格好になってしまいます。

いわゆる肘が抜けた状態。

 

ビジネスゾーンの練習では三角形を崩さず、振り子のようにスイングすることが重要。

この形を体得するには左手の片手打ちが効果的です。

 

腕だけではクラブを振りきれないので、自然と体の回転でスイングすることが身に沁み付きます。

最初はやはりアドレス幅で素振りを行ってください。

 

いきなり大きな振りをすると手首に負担がかかりすぎます。

ケガでもしたら元も子もありません。

 

右手で左肘を押さえてスイングすると左ひじが突き出さなくなります。

この、左肘の状態はすべてのスイングに通じますので、しっかり覚えてください。

 

徐々に振り幅を広げてスムースにクラブを振れるようになったら、ビジネスゾーンの範囲内でボールを打ちます。

 

手打ちはダメですよ。

しっかりと身体の回転を意識してスイングしましょう。

 

片手打ち

 

フォローで体の正面が目標方向に向いていればOKです。

慣れないことですから、誰でも最初からうまく打てません。

 

トップやダフリが出ても気にすることはありません。

根気よく素振りとボール打ちを繰り返すことです。

 

肘が飛び出ていなければ左脇が締まります。

これでクラブと腕と体の一体感が得られるはずです。

 

一体感が得られるまで、繰り返し練習してください。

片手打ちはスイングの基本を作り、ゴルフ上達にとても効果的です。

 

初心者がゴルフ練習場で男女ともにやるべき大切な事と打席の取り方

ストレッチ

練習場の打席に立ったとたん、キャディーバッグからいきなりドライバーを取り出し2、3度素振りをしただけで、すぐにボールを打つ人を見かけます。

 

これは絶対にやめるべきです。

ゴルフがうまくなる、ならない以前の問題。

 

身体を壊してしまいます。

特に寒い冬はこれをやったら命とりになりかねません。

 

まずは、しっかりとストレッチを行いましょう。

「俺は若いから大丈夫」「私は若いし身体が柔らかいから」

 

そんなことは関係ありません。

ゴルフは練習であってもボールを打つときは全身を使います。

 

身体にはかなりの負荷がかかるもの。

特に怪我が多いのは次の4か所。

 

・肘

・腰

・手首

・膝

 

最も注意しなければならないのが

あなたも『ゴルフ肘』という言葉を聞いたことがあると思います。

 

それほどゴルフで故障する人が多いのです。

肘だけでなく、腰、手首、膝なども慢性化するのが一番怖いですね。

 

ストレッチで身体を温め、関節や筋肉を柔軟にすることが怪我を防ぐ最良の方法です。
ストレッチで身体をほぐしたら、次は素振りをしましょう。

 

ボールを打つのはもう少し先まで我慢。

前章で述べたように7番アイアンとピッチングウエッジの徹底的な打ち込みで上達を早めたいのであれば、素振りも7番アイアンを使ってください。

 

ある程度打ち込みが終わって、いろんなクラブを練習している場合でも、アイアンの素振りから始めるのが良いでしょう。

 

ストレッチ素振りには15分から20分の時間を割いてください。

準備体操と素振りが終わったら、いよいよボールを打てますね。

 

ここでも注意点があります。

フルショットの前に必ずアプローチから始めてください。

 

ピッチングを低くティアップして、ボールをクリーンにとらえる感触を覚えましょう。

初心者のスコアに占める割合は、アプローチとパットで約70%に上ります。

 

100を切りたかったなら、スコアを縮めたかったなら、アプローチの練習は欠かせません。

個人差はあるもののプロは、パターを含めたグリーン周りのショートゲーム練習に60%~70%を割くそうです。

 

アプローチが終わったら、シャフトの短いクラブから順番に打って行きましょう。

7番とピッチングで打ち込み中の方は、ピッチングでティアップしたボールをフルショットし、次に7アイアンに移ってください。

 

何度も言いますが、ピッチングウエッジはできるだけティアップして打つように心がけてください。

 

練習場のマットはダフってもソールが滑って気付きません。

ティアップするとダフリとボールをクリーンにとらえた時の感触が、全く違うことを体感できます。

 

練習場での打席はどこを選ぶと良い?

初心者は左右両サイドに陣取るのはやめましょう。

中央とその周辺ならどこでも問題ありません。

 

よく言われるのが『スライサーなら右端の打席から左の対角線上に向かって打て』。

『フッカーなら左端の打席から、右の隅を狙って打て』。

 

ですが、これはあまりお勧めしません。

何故なら、打席のマットを動かすと周囲の仕切りや柱などとの角度が変わって、目や意識の錯覚を誘いフォームを崩す危険性が高いからです。

 

何物にも惑わされないほどスイングとフォームが出来上がっていたら別ですが、初心者のうちはちょっとしたことでアドレスやフォームが崩れます。

 

中央付近から打てば、右に出ようが左に出ようが球筋は分かります。

逆にスライスを抑えるために左端に、フックを抑えるために右端から打てと教える素人がいます。

 

これは絶対にやめましょう。

打ち出す方向に壁を作って曲がりを抑えるなど、初心者のやることではありません。

 

たった一日こんな練習をしただけで、スイングは滅茶苦茶にになります。

ボールが右、左へ曲がり過ぎるのは、グリップとアドレスが悪いのです。

 

もう一度、握り方、立ち方をチェックしてください。

100を切る前に変則的な打ち方や練習に手を染めると、一挙に上達から遠のきます。

 

100を切るまでは基本に則った練習がとても大事です。

いろんなことを試したかったら、早く90を切るまでに上達しましょう。

 

自宅でゴルフのレッスンができる道具は、これがおすすめ!

パッティング

初心者はスコアの約70%がグリーン周りのショートゲーム。

その内訳は30%がアプローチで、パッティングが40%も占めている。

 

これからもわかるように100を切るためには、パッティングはとても重要です。

パッティングで重要な要素は二つ。

 

・方向性

・距離感

 

フックライン、スライスライン、あるいはストレートのラインに関わらず、正しい方向にボールを打ち出せなければパットはカップインしません。

 

同じく距離感も大事。

方向が合っていてもカップに届かなければ、永久に入りません。

 

逆に強すぎてもボールはカップの上をする抜けるか、ピンに跳ね返えされてあらぬ方向へ。

方向性と距離感、この二つの要素が嚙み合ってこそパッティングは成立します。

 

パッティングの上達で重要なのが、立ち方、すなわちボールに向かった時の構え、アドレスです。

ボールと正対していなければ、正しい方向に打ち出すことはできません。

 

スタンスの広さは肩幅程度、グリップはアイアンとはやや違ってきます。

そこでパッティンググリップの原型を知っておくことが肝心です。

 

パターは右手から合わせるとスクエアに握れます。

写真のように、手のひらがシャフトに平行になるようにして、握ってください。

 

 

正面から見て軽く両手を合わせる状態。

左手が被っていたり、右手が被っているなど捻じれがないように注意してください。

 

 

このイメージで握ると設計された通りのパターのライ角度で打つことができ、余分な力が入りません。

方向性も転がりも安定します。

 

パッティングの基本は手首を使わずに打つこと。

バックスイングの長さとフォローが同じになるのが理想です。

 

パターのダックスイング

バックスイング

 

バックスイングとフォローが左右対称になっている。

手首の角度が、アドレス時の状態を保っているのが分かりまね。

 

 

さて、グリップとスタンスが分かったら、左肩を起点に両腕で作った三角形を柱時計の振り子のように動かして、ボールを打って行きます。

 

ボールは特に違和感がなかったなら、左目の下にくるように立ちます。

こうすると少し首を傾けるだけで、右目でボールの後ろが見えて方向性も距離感もつかみやすくなります。

 

人には利き目がありますので、どうしても見ずらかったりぎこちなさを覚えたら、微調整してください。

 

ストロークでは、下半身を動かさないでください。

下半身を動かさないようにするには、アドレスで少し両膝を内側に絞ります。

 

太ももの内側の筋肉が少し張るくらいの感じです。

そうすることで、ブレがなくどっしり構えられます。

 

 

パッティングが上達するコツは、2mくらの短い距離を繰り返し練習することです。

この練習なら自宅でも簡単にできるので、上達のチャンスは増えます。

 

 

写真のようなパッティング用マットでパターのヘッドをラインに沿って真っすぐ出してやることを覚えましょう。

それと同時に1m、2m、3mの距離感をつかんでください。

 

自宅で簡単に練習ができる道具として、おすすめナンバーワンがパッテング用マット。

 

スコアを手っ取り早く縮めるために、パットの名手になってください。

パッティングはスライスラインでも、フックラインでも定めた目標方向に真っすぐ打ってやることが基本。

 

このマット練習を繰り返すとたちまち1ラウンドのスコアを、4、5つ減らすことが可能です。

練習はバックスイングをまっすぐ引いて、真っすぐ打って行くことに重点を置いてください。

 

そして、バックスイングとフォローが同じくらいの振り幅になるように心がけましょう。

大事ですからもう一度言います。

 

バックスイングからフォロースルーにかけて、手首を折り曲げないでストロークする。

左肩を起点に両腕で作った三角形を柱時計の振り子のように動かすと、方向性も距離感も安定します。

 

よくゴルフ場の練習グリーンで10m以上の長い距離ばかり練習している人を見かけますが、短い距離を何度も打って距離感を身体にしみ込ませる方が大事です。

 

さらに2mのパッティング練習を繰り返して、この距離ならかなりの確率で入る、1mなら絶対入れるという自信はとても大事です。

 

この距離に自信が持てたら、強気のパッティングができて3パットは間違いなく減ります。

少々のオーバーを怖がらずに打てるからです。

 

ロングパットでも2m以内に寄せればいいや、という気持ちで打てばプレッシャーに負けず、カップに寄る確率は高くなるのがパッテングの妙。

 

このようなことが分かれば、ロングパットより短いパットを繰り返し練習する方が、より効率的であることが理解できると思います。

 

そして、ショートパットは強く打って行きます。

Neva in never up:届かなければ決して入らない。

 

ドライバーが飛ばないスイングとはサヨナラ!自宅でレッスン

ゴルフ

ボールを飛ばしたかったなら、素振りを多くすることです

懐かしい話になりますが、ジャンボ尾崎が中心の『ジャンボ軍団』はシーズンオフのハードトレーニングが有名でした。

 

当時も今もあまり注目されていませんが、実は彼らが強かった理由の一つに『徹底した素振り』があります。

 

50cmほどの短いシャフトに鋼鉄でできた大きな重いヘッドをつけて、それを右手、左手と片手で交互に振る。

 

かなり重いのでしょう、最後は鬼のような形相になっていましね。

オフのうちに足腰を鍛え、素振りでヘッドスピードを強化していたのだから強い。

 

野球でもジャイアンツに入団したころの松井秀喜が、毎夜宿舎で行った素振りが有名です。

長嶋監督がつきっきりで、一日1000回の素振りを見守る。

 

バットを振った時の音で長嶋監督が、スィングの良し悪しを判断する。

インパクト地点で『ビュッ!』と鳴る、その理想を求めて重いバットを振り続けたのです。

 

二人三脚で歯を食いしばった若い頃の素振りがあればこそ、日米通算507本のホームランが生れたのです。

 

同じ野球のイチローもアメリカの自宅には大広間があって、そこで欠かさず素振りをしていたそうです。

 

彼は素振りも独特です。

一度テレビで見ましたが、アウトロー、インハイなどと一球、一球コースを決めて素振りをしていたのが印象的でした。

 

努力なしで天才もスーパースターも育ちません。

練習なしでゴルフの腕前が上達することもありません。

 

スイングスピードを上げて飛距離を出すには素振りが最適です。

素振りを繰り返すうちにスイング軌道も修正され、ショットが安定するので、さらなる飛距離アップが望めます。

 

そうは言っても、広い庭がないと自宅での素振りはままなりません。

そこで登場するのが、秘密兵器。

 

これはなかなかの優れもの。

長さが70cmほどなので、自宅の部屋でも素振りができます。

 

ダイヤスイング525は次のような特徴を備えています。

 

・最もヘッドスピードが速くなる点で『カチッ!』と音が鳴る

・最加速点がインパクトであることを理想に作られている

・インパクト地点で音が出るように『タメ』を習得する器具

 

アマチュアゴルファがこれで素振りをするとインパクトの手前、右サイドで『カチッ!』と音が出るケースが多くなります。

 

その理由は、全般的に腕と手だけでスイングする傾向があるからです。

ダウンスイングに入った早い段階で、トップで作られた手首のコックが解けてしまうのが原因。

 

ショットにばらつきがあって、これでは飛距離も出ません。

トップでのコックを右太腿まで保つようなスイングを心がけると、治ります。

 

ゴルフスイングは、ダウンスイングでの下半身リードが欠かせません。

かと言って、ボディターンを意識するあまり、腰が早く開いてもインパクト前に音は出てしまいます。

 

腰が早く開くのは、左ひざが外に流れしまうからです。

右ひざを左ひざで受け止める感覚でダウンスイングすると治ります。

 

ダイヤスイングで素振りを重ねると正しいスイング軌道が身に付き、インパクトの瞬間も体得できるようになります。

 

正しいスイングを習得出来て、ヘッドスピードも急上昇。

これで、飛ばないわけはありません。

 

インパクト地点で『カチッ!』と鳴る。

松井秀喜と長嶋茂雄の師弟愛が演出した『素振り』を彷彿とさせますね。

 

『ドラバーが飛ばない』との嘆きとはすぐにサヨナラできます。

練習場では7番アイアンで打ち込み、家ではダイヤスイング525での素振りをする。

 

これほど効果的な練習はありません。

100を切るまでのドライバーはボールを打つよりも、素振りの方が断然早くスイングが安定します。

 

『打つ』スポーツの上達には素振りが欠かせない。

野球以外でも卓球、テニスそして剣道にフェッシングも素振りでスピードとキレを磨く。

 

ボクシングの練習だって、二人での打ち合いやサンドバックを打つよりも、素振りと同じシャドウボクシングの時間がはるかに長い。

 

ダイヤスイング525を有効に活用してください。

そうすれば、あなたが100を切る日はもう目の前です。

 

初心者とかビギナー、そして飛ばないゴルフに一日も早くサヨナラしましょう。

あなたなら、きっとできます!

 

これからゴルフを始める初心者・コースデビューまでの道のり

ゴルフ練習場

「よし!ゴルフを始めよう」

そう、思い立った人は練習から始めることになりますが、ゴルフクラブを用意する必要があります。

 

練習場に貸しクラブはありますが結構高いので、今後本気で続ける気があるなら自前の物を用意するべきです。

 

最初は先輩や知人からもらうのが良いと思いますが、それができない方は中古のクラブを買ってください。

 

中古をすすめる理由として、全く初めての方はドライバーやアイアンセットを練習場へ持って行かない方がよいからです。

 

何度か練習をしてスイングやボールになれるまでは、1本のクラブで打つべきです。

ゴルフで最も肝心なグリップやアドレスになじむまでは、複数のクラブは必要ありません。

 

むしろ邪魔です。

慣れるまでの数回は、1本のクラブで打ってください。

 

メルカリで安いアイアンを買うことができます。

7番か8番アイアンがベストです。

 

メルカリはこちら!

メルカリが苦手な場合は、ネットの中古専門店でも購入できますし、今は大概のゴルフショップで中古クラブは置いています。

 

7番or8番を使う理由はこのブログの第2章『練習するクラブの順番は、ピッチングウエッジ&7番アイアンから』に書いていますので、忘れた方は読み直してださい。

 

簡単に言えば、ドライ―バーとサンドウエッジの中間にあたるので、すべてのクラブに応用が効くのが理由です。

 

最近のアイアンはライ角度が中心で番手を書かないものがあります。

下の表を見て番手を確認してください。

<旧タイプのアイアン>

ライ角度

 

<新タイプのアイアン>

ライ角度

どちらのタイプにしても、7Iか8Iを選らびましょう。

もし、どうしても7Iや8Iで手ごろなものがなかったら、40度から48度のウエッジでも問題ありません。

ロフト

赤い線の角度がロフト角です

 

また、第1章の『ゴルフ初心者はスイングの前に正しいグリップとアドレスを覚えよう!』もよく読み直してください。

 

ゴルフは、グリップとアドレスが間違っていると上達が絶望的です。

グリップとアドレスを入念に確認しながらスイングし、ボールを打ってください。

 

アイアン1本だけ買って、次に新品そろえたら無駄になるのではないか?

あなたは、そう思たかも知れませんが、コースに出るようになると自宅での素振り用などいくらでも用途があります。

 

1本3000円~5000円の物で十分です。

手袋も忘れずにそろえてください。

 

ゴルフは手袋をつけるるか否かによって飛距離が全く違いますし、左手(左利きの方は右手)のグローブをしないとすぐにマメができたり、皮膚がむけたりします。

 

特に女性で白魚のようにきれいな指のあなたは、絶対にグローブをしてください。

靴は練習の間はスニーカーで問題ありません。

 

 

練習によってボールを打てるようになったら、いよいよコースに出てのプレーですが、楽しいゴルフにはルールやマナー、エチケットの知識も欠かせません。

 

こちらにラウンドに臨む心構え、新ルール、マナー、エチケットが詳しく書かれています。

最低限のことは学習しておきましょう。

 

コースでデビューの目安となる練習目標

ゴルフ場

他のプレーヤに迷惑をかけずにランドできる目安を数字で書き出してみました。

参考にしてください。

 

・ドライバー:練習場で10球打って、7球が前に飛ぶ

7番とピッチングウエッジで練習し、コースに出ることが決まったら、ドライバーも少し打ってみましょう。

 

本来ならコースへ出てもアイアンだけで回るとスコアメークには良いのですが、それをできる人は少ないので、ドライーバーも使って良しとしましょう。

 

あまりにもドライバーが酷かったら、スプーンやユーティリティに変えてください。

酷いまま無理に続けるとスイングがますます壊れて、終いには打ち方が分からなくなってしまいます。

 

7番アイアンで徹底して打ち込むとドライバーでも、10回に7回くらいの確率で前に飛ぶようになるとは思いますが。

 

・アイアン:練習場で10球打って8球が前に飛び、距離もある程度出る

これは7番とピッチングウエッジの打ち込みをしているなら、まず問題はないでしょう。

 

ただし、練習場と実際のコースではボールの置かれている状況などが全く違ってきます。

最初は地形の起伏や変化に戸惑うと思います。

 

何事も良い経験だと思って取り組んでください。

深いラフなどは決して無理をしないで、打ちやすいところに出す事を覚えてください。

 

・ウェッジ:ウェッジで20ヤード刻みで打ち分けるなど、コントロールショットの練習を行っている。

 

これもピッチングでティアップした練習を積んでいれば問題ありません。

グリーン周りのアプローチにはコントロールショットが不可欠です。

 

自信がない場合は、8番か7番を使って、ランニングアプローチを試みてください。

チョロやシャンクがなく、グリーンに乗せるだけならランニングアプローチが簡単です。

 

・パター:パターマットで、2m以内の距離を3回連続カップインできるくらい練習をしている

理想的なのはパターマットでの練習ですが、畳の上でも絨毯でもパットの練習はできます。

 

2mほど先に目標物を置いて何度も練習してください。

パッテングィはスコアに大きな影響を与えます。

 

・バンカーの練習をしたことがある

バンカーのない練習場もありますが、できればバンカーの練習をしておくべきです。

 

バンカーショット・クラブの開き方、アドレス、ボールの位置、スイング

バンカーショットではクラブは写真のように開きます。

 

◎バンカーショットの打ち方

サンドウエッジのフェースをやや開き気味にして、ボールの手前2cmくらいのところにヘッドを落とし、思い切って振りぬく。

 

フェース面を開く時はグリップを握ったまま開かないでください。

両手からグリップを離した状態でフェース面を開き、最後にグリップを握り直してください。

 

これは、グリップを握ったままフェース面を30度開いたとしても、そのままスイングすると、インパクトでは元の0度に戻ってしまうためです。

 

必ずフェースを開いてから、グリップを握り直しましょう。

 

構え方のポインとはグリップは短く持ちます。

ゴム部分の真ん中あたりで丁度良いでしょう。

 

そして、両足のラインがターゲットよりも少し左を向くように構えます。

目安は時計でいうと11時方向。

 

左30度方向に構えるイメージです。

つまり、『フェース面は1時方向、両足は11時方向』になります。

 

この時に、ボールは常に体の真ん中にあることです。

バンカーショットでは、ボールを左側に置けと言う人がいます。

 

気にしないでください。

バンカーから簡単いだしたかったら、ボールは常に体の中央に置いてください。

 

最後に両足をグリグリさせて足場を固めて、少し両膝を曲げて腰の位置を低くします。

下半身をしっかりと安定させることが大事です。

他のみんなは、初ラウンドをどのくらいのスコアで回っているか?

初ラウンド

バンカーの打ち方もわかったし、パットとアプローチの練習も積んだので、いよいよコースデビューです。

 

そこで気になるのが、初ラウンドのスコア。

自分ばかりではなく、他のゴルファが初めてコースに出た時には、いくつで回ったのかも気になりますね。

 

他の方が初ラウンドで、どのくらいのスコアで回るかを知る前に、まず肝心なことを覚えておいてください。

 

よくネットで初ラウンドのスコアーが100台とか110だった。

等のコメントを見かけますが、これには惑わされないでください。

 

昨日の初ラウンド、もう少しで100切りが出来そうだったのに。

次は絶対切るぞ!

これは、ほぼあり得ません。

絶対とは言いませんが、あったとしたらかなり特殊な例です。

 

コースに出ると深々した砂の上から打つバンカーショット、グリーン周りからのアプローチショット、そして傾斜地からのショット等々、初めてのことばかりで対応に戸惑うのが当たり前です。

 

初めて上るグリーンのだだっ広さに距離感がつかめず、ロングパットは方向感覚さえ狂ってしまうこともあります。

傾斜や芝目の強弱に驚く人も。

 

強風や雨にはどうしたらよいか分からなくなることさえあります。

それが、自然相手のゴルフです。

 

相当な打ち込みをやった人でも、コースでの初体験には戸惑って当たり前なのです。

ハーフ72、ワンラウンド140台を目指してラウンドしましょう。

 

さて、初ラウンドのスコアですね。

これは150台~180台の人が多いようです。

 

特に大掛かりなデータがあるわけではありませんが、ゴルフスクールやティチングプロなどに聞くとこのような結果になります。

 

これは男女にあまり差がないとも言われています。

デビュー前に自分の予想スコアを上回って叩くのは、圧倒的に男性が多いことも分かっています。

 

おそらく、男は腕力に自信があるから力任せにボールを運ぼうとする意識が強く、ミスショットを連発するのだと考えられます。

 

深いラフや林からのショットは特にその傾向が強く、女性は慎重に刻むのに対して男性は万に一つの確率にかけて大叩きします。

 

ゴルフにはトラブルショットがつきもの。

トラブルに見舞われた時の対処でスコアは大きく変わります。

 

深いラフや林の中、フェアウェイバンカーなどはまず、打ちやすいところに出すことを優先しましょう。

一か八かのギャンブラー思考ではゴルフの上達は望めません。

 

結論を言ってしまうと、初ラウンドのスコアはこれからのあなたのゴルフキャリアに対して、特に大きな影響を与えることはありません。

 

150打のうち、たった一打でも会心のショットがあればその感触を忘れられず、次のラウンドが楽しみでしょうがない。

それがゴルフの魅力なのです。

 

他のみんなは、ゴルフを始めてどのくらいの期間で100を切っているか?

100切り

ティアップ

100を切るまでにかかった期間はどのくらいか?

二つのデータがあります。

 

一つはゴルフダイジェスト社が7,983人を対象に100切りまでにかかった年月を調べたもの。

これによると次のような数字があります。

 

1年から3年   :41.7%
4年から5年   :22.0%
1年以内            :16.4%
6年から10年    :12.7%
11年から15年  :4.6%
16年から20年  :1.7%
21年以上    :0.8%

最も多いカテゴリーが1年から3年の41.7%です。

 

もう一つのデータは、『公益社団法人日本パブリック協会』調べ。

こちらは平均スコアが100以内になった時期を調べています。

 

2011年(平成24年)とやや古いのですが、数万人を対象にしています。

平均スコアが100以内になるのが如何に大変かよくわかります。

 

日本パブリック協会の調査によるとゴルフを初めてから1年未満で平均スコア100切りゴルファは、0.9%。

ゴルフ経験3年未満のプレーヤ全体で5.9%、10年未満で25.1%という数字が並んでいました。

 

ゴルフ場のオフシャルハンディキャップはおおよそ70%から80%掛けで計算されるので、平均スコアが100以内であればHD18から20くらいになります。

 

この層がアベレージゴルファと呼ばれる人たちです。

ゴルフ歴10年のゴルファで約25%がアベレージゴルファということになります。

 

一度100を切ってもそれをコンスタントに保つのは、とても難しいことが分かります。

理由はいくつもあると思いますが、主に考えられるのは次の二つでしょう。

 

・練習回数やゴルフ場でのラウンド回数が少ない

・正しいスイングで打っていない

 

練習とラウンド回数がともに少ない人は正直手の打ちようがありません。

しかし、週2回の練習と月2回のラウンドができる人は3ヵ月で100を切り、6カ月目にハンデキャップ18になることは十分可能です。

 

その絶対条件が、このブログで再三書いている7番アイアンとピッチングウエッジでのスイング作りです。

 

練習場でもドライバーを振り回したくなる気持ちは分かりますが、それでは上達しません。

『公益社団法人日本パブリック協会』の調査がハッキリそれを裏付けています。

 

ネットを見ても多くのプロゴルファは初心者に、7番アイアンで練習することをすすめています。

これがゴルフスクールになると、練習を始めて間もなくいろんなクラブで打つことを認めてしまいます。

 

1本のクラブでの練習がつまらないから、そうなってしまうのです。

面白くないとレッスンをやめてしまう人が多くなる。

 

それではスクールの経営が成り立ちませんね。

一流になれなかったプロが教える場合も似たようなことが起きます。

 

正確な上達方法を教えることが、お客さんへの真のサービスと考えるか?

上達が遅れても楽しい方法を優先して、お客様を長くつなぎとめることへ重点を置くか?

 

一概にどちらが良い、悪いとは断言できません。

ここではつまらないと思うことの継続が、将来の楽しさにつながることを優先して書いています。

 

プロ野球で守備の名手と言われる内野手は、正面の緩いゴロをひたすら練習するという。

正面のゴロを確実に捕る技術が身に染み付くと、左右への対応も難なくこなせる。

 

それが名手に共通した哲学です。

地味なことの繰り返し、反復練習が上達を速めます。

 

若いころボクシングジムへ通ったことがあります。

世界チャンピオを4人も排出した名門ですが、会長が亡くなり数年前に閉めたようです。

 

当時このジムでは、入門から1ヵ月間は左ストレートと縄跳びの練習のみ。

額に汗を浮かべながら、ただひたすら左ストレートで空を切るのが日課だった。

 

ある時、同期の練習生がトレーナーに恐る恐る聞きました。

「フックとアッパーはどう打つのですか?」

 

その厳しさで世界チャンピオンからまで恐れられているトレーナーが、我々をギロリと一瞥し、しかし存外優しい口調で言いました。

 

「顔面を固くガードした相手の顔を横から攻めるチャンスがあれば、手は自然に横から出る。

それがフック。

 

ガードが緩んだ顎の下にパンチを当てようとしたら、手が下から出てそれがアッパー。

人間は本能的にそれができる」

 

強い左ストレートは相手を徐々に追い詰め、ダメージを与える。

だからストレートを磨け。とても納得したものです。

 

ちなみに左ストレートは肩を動かさずに肘から先を伸ばすように打つ。

これが、連続してジャブを打つ極意です。

 

平均100を切るゴルファになるまで10年以上かけるのか、それとも半年、長くても1年以内にその地点に到達するのか?

 

すべてはあなた次第です。

基本なくしてゴルフの上達はありません。

 

練習なしに100を切る方法もありません。

どうせやるなら、平均以下のスコアを目指してください。

 

平均以下のスコアとは100を切った90台です。

そこに到達するとシングルへの道に一筋の光が差します。

 

女性の100切りゴルファの割合と、かかる年数は?

他のアマチュア女子ゴルファはどのくらいのスコアで回っているのか?

100を切る人はどのくらいの割合なのか?

 

女性のあなたにとっては、きっと気になると思います。

そこで、いろいろ調べてみましたが、あまり大掛かりなデータは見つかりませんでした。

 

ゴルフスクールやゴルフ誌が100人から数百人を対象にしたデータを基に、独自にまとめてみました。

あくまでも参考程度と思ってお読みいただければ幸いです。

 

ざっくり言って女性ゴルファの平均スコアは117~120くらいです。

最も多い層が130~139のゾーン。

 

ラウンド回数10回以内の初心者に限定した調査では、平均スコアが150台というデータもあります。

 

つまり、ひとホール当たりダブルパーの8で回るとハーフ72×2=144ですから、初心者はこのくらいで回れたら十分だとも言えるのです。

 

オールトリプルの7で回れば63×2=126ですから、限りなく平均スコアに近づきます。

女性は非力なので、ドライバーの飛距離が出ない代わりにOBも少ない。

 

したがって、アプローチとパッテングィの練習をすると、120台にグッと近づきます。

女性はパットを苦手としている方が多いですね。

 

パットは自宅でも十分練習ができます。

ロングパット練習ばかりでは意味がありません。

 

自宅で出来る2mから3mの練習に専念することをおすすめします。

それと7番アイアンとか9番アイアンなど、絶対に自信の持てるクラブを1本作ることです。

 

これができたら、あなたのコース戦略とスコアメークはとても楽になります。

パー4やパー5では、得意な残りの距離にボールを運ぶように逆算してショットを組み立てる。

 

得意なクラブの距離だったら、7、8割の確率でグリーンをとらえるか、あるいはグリーン近くまで運ぶ自信がある。

 

そうなったらしめたもの、スコアメークの仕方が分かってきます。

したがって、絶対的な得意クラブはグリーンを直接攻められる、7、8、9のショートアイアンが良いのです。

 

そして、キャディーバッグに是非、入れていただきたいのが『ユーティリティ』

ユーティリティの5番で、スプーンと同じくらいの距離を稼げます。

 

フェアウェイウッドに比べて、はるかにミスが出にくいクラブです。

ロングアイアンやミドルアイアンの代わりになるユーティリティもあります。

 

フェアウェイウッドや3番、4番アイアンは外して、ユーティリティを3本くらいキャディーバッグに入れるとスコアはまとまります。

 

また、100を切るまでに要する時間は、女性の場合4年から5年のゴルファが多いようです。

ドライバーの平均飛距離が170ヤードというデータもありますが、これはあくまで参考程度と思ってください。

 

チョロやダフリが多く、アマチュアゴルファのドライバー平均飛距離ほど、あてにならないものはありません。

これは、男性ゴルファも一緒です。

 

スコアだけに固執せず、正しいスイングを習得することがゴルフ上達の近道です。

100を切るためにもう一度、グリップとアドレスを点検してみましょう。

 

そして、7番か8番アイアンとピッチングの練習に徹する。

クラブヘッドがボールをクリーンにとらえているかどうか確認するために時折、低くティアップして打つことも忘れないでください。

 

これができたら、あなたは全国女性ゴルファの平均スコアをたちまち抜き去り、あっという間に100切りを達成するでしょう。

ゴルフの魅力と楽しくて仕方ない理由を、あなたは知ってますか?

小祝さくら

ゴルフは楽しいですね。

ラウンド回数を重ねるごとに深みを知り、その魅力にとりつかれてしまいます。

 

まるで小悪魔的な美女を追いかけているようなもの。

なーんて、一丁前のことを言ってますが、私は小悪魔とは縁がありません。

 

小悪魔な美女とのお付き合いはありませんが、ゴルフ場の森に棲む妖精とは少し縁がありました。

福島県の白河市に白河国際CCがあります。

 

周辺を雄大な雑木林に囲まれた自然豊かなゴルフ場です。

このゴルフ場を開設した(株)成井農林の成井社長とは親しくさせていただき、よくゴルフをしました。

 

丘陵というよりは林間コースの趣を持つホールが多く、バックから打つ那須コースはフェアウェイが広く距離もある堂々たるチャンピオンコース。

 

成井社長は元々林業屋さんだから、朝が早い。

日の長い夏場は朝4時半ごろから知人たちと開場前のコースを回る。

 

私は東京から行くので、途中から加わりいつもハーフだけのお供。

プレー後、朝風呂に入り朝食を摂ってゴルフ場から30分くらいの西郷村にあった本社へ向かう。

 

社内で新設中のゴルフ場について打ち合わせをし、東京で用事のないときはのんびりと昼食を摂り、そのあとゴルフ場へ引き返すことも度々だった。

 

ハーフが終わって、もう一度風呂で汗を流す。

弱アルカリ性の天然温泉だから、肌がつるつると滑るのが特徴。

 

コンペを何度も開催しましたがこのコースの天然温泉は、女性にとても評判が良かったことを覚えています。

 

東京へは新白河駅から新幹線に乗るか、さもなくば相棒の運転する車だから、こんな時私は必ずビールを飲む。

 

新クラブハウスはめったに見られない銅板吹きの屋根を持つ、威風堂々たる和風の建物に仕上がった。

だが、私は古いクラブハウスが気に入っていた。

 

クラブハウス

ゴルフ場の予約は楽天GORAが便利でお得!

 

ビールをやりながら、レストラン東側の窓から見る森がたまらなく妖しいのだ。

夕暮れて行くときの静けさ。

 

森の一部が赤紫に染まったかと思うと、次第に深緑に陰り闇がゆっくりと降りてくる。

翳りゆく森閑の塊をゴッホと北斎が描いたら、どんな絵になるのだろうか。

 

あまりにも神秘的なので、私はあの森には妖精が住んでいるのではないかと思うようになっていたのです。

行くたびにジョッキー片手に目を凝らして見入ったが、妖精を見ることはついぞなかった。

 

成井社長に話したが、

「ハハハ、面白いことを考えるんだな」

で終わった。

妖精

 

白河国際CCは1975年(昭和50年)と開場は古い方ですが、昭和62年頃から平成3年頃にかけて開場したコースは、クラブハウスとその周辺に贅を尽くしたゴルフ場が多くあります。

 

その代表格が栃木県のプレステージCCで、レストランからの眺めが素晴らしい。

公道をからクラブハウスへ続くアプローチ道路の桜並木も見事だ。

 

大浅間CCや軽井沢高原GCなど軽井沢周辺のコースは、レストランから眺める風景がとても雄大で、つい見とれてしまうほど。

 

このようにプレーも楽しいが、眺める風景がまた素晴らしく、これも人を惹きつけるゴルフの大きな魅力の一つです。

 

愛鷹シックスハンド

 

愛鷹シックスハンドレットクラブの眼下に横たわる伊豆半島と駿河湾。

この絶景もまた、忘れ難い。

 

少し風が出ると湾内に小さな白波が無数に湧き出て、青い海をざわつかせるのです。

これを地元の人は『ウサギが走る』と呼ぶのだと聞いたことがある。

 

青い海原を駆けまわる白いウサギ。

浮世絵の世界と童話のマッチングが、何ともロマンチックじゃありませんか。

 

愛鷹シックスハンドレッドは富士山から吹き降ろす風と、逆方向から吹く海風をまともに受けて芝生は育つ。

 

だから芝目がきつく、パットはスリリングだ。

見た目は明らかにスライスラインだが、ボールが傾斜に逆らってフックラインを駆け上るグリーンさえあるほどです。

 

このスリリングなグリーンを知り尽くした、キャディさんが示すラインに乗せてボールを打って行く。

ライン通りにボールは転がり4メートルのバーディパットが見事カップイン。

 

これもゴルフの応えられない醍醐味、魅了。

難しいラインと微妙な距離をバーディパット、しかもキャディとの呼吸がピッタリ。

 

喜びの三重奏、いや四重奏ですね。

ゴルフは一人の競技でありながら、他人と分かち合える喜びもあるのです。

 

丘陵地帯に展開される18ホールはフェアウェイが広々として、OB杭はあまり気にならない。

だが、微妙にうねったフェアウェイからのショットは難易度が高く、古い手造りコースの特徴が色濃く残されていて名コースと呼ぶにふさわしいゴルフ場だ。

 

ややつま先下がりの難しいライから、長い打ち上げのパー4をナイス2オン。

打ち上げとつま先下がりのフェードを計算した距離感に、6番アイアンが見事に応えてくれた会心の一打。

 

身震いするような快感が身体を突き抜けていく。

ゴルフの魅力は、ゴルフ場のいたるところに転がっているのです。

 

愛鷹シックスハンドで開催したコンペで、当時のオーナーだった西野さんを紹介された。

パーティで隣りに座った西野さんが、アウト51,イン39で回った私の当日のスコアに興味を持った。

 

「Cさん、あんたの実力はアウト、インのどっち?

ウチのゴルフ場はなかなか30台は出ないよ」

 

JGAの専務理事を長く務め、アメリカ仕込みのゴルフに精通した西野さんがおっしゃる通り、このゴルフ場は本当にタフだ。

 

私が質問したことへの西野さんの答えが、いまだに強く印象に残っている。

「1969年(昭和44年)の開場ですね。あの頃よく東京から200㎞もあるところにゴルフ場を造る気になりましたね」

 

「私はね、若いころアメリカに住んでいましたから、向こうは200キロなんて日常生活でもしょっちゅう走る距離ですよ。距離は全く気になりませんでしたね」

 

愛鷹シックスハンドクラブは西野氏が遺した傑作です。

これが今はアコーデアゴルフの手に落ちたのだから、とても寂しい。

 

人がゴルフの魅力にハマる数々の理由

楽しいゴルフ

ゴルフの魅力って本当にたくさんあります。

ドライバーのナイスショット、バディーパットが入ったカッコ~ン、7番アイアンの高~いボールで会心のツーオン。

 

OBを打って諦めていたホールでチップインして何とかダボで終わった時も爽快だ。

指折り数えたら切りがありません。

 

全国47都道府県にゴルフ場は存在するので、旅行先でついでに回れるのも楽しさの一つ。

世界中の国々にもゴルフ場はあります。

 

中東の国々やバングラデシュにもあって、日本人の旅行者やビジネスマンがよく利用しているようだ。

異国のゴルフにはそれぞれ特徴があるから、楽しさもまた違う。

 

意外と知られていないのが、ダイエット効果。

ゴルフは長い距離を歩き、全身を利用してクラブを振るため二の腕の贅肉が落ち、ウエストもギュッと引き締まってくるのだと言います。

 

このように数々の魅力にあふれるゴルフですが、ここではいろんなプレースタイルを楽しめることを挙げてみたい。

 

具体的に言うと、ホームコースの競技会に出て緊張感を味わいながら楽しむゴルフ。

その真逆で、家族や気心知れた友人とリラックスして楽しむゴルフ。

 

どちらも同じゴルフなのに全く楽しみの質が違ってきます。

月例会や土曜杯などはスポーツの適度な緊張感が味わえて大好きですねえ。

 

これがクラブ選手権の予選会や理事長杯になると一段と緊張感が高まるから、もう遊びの要素は消えてしまいます。

 

予選を勝ち上がってマッチプレーになると緊張の高まりだけでなく、ストロークプレーにはない駆け引きも必要になるから、まさしく競技そのもの。

 

風や雨の気象状況は気になるが、いつもは目に入るコース内の花の色さえ印象に残らないほどプレーに没頭。

顔見知りのキャディさんと交わす冗談も極端に少なくなる。

 

これを36ホール続けたら、本当に疲れてしまいます。

それでも結果にかかわらず、疲労感とともに爽快感も残るから、また次に挑戦したくなるのがスポーツの素晴らしさ。

 

翻ってプライベートで回るゴルフは、印象がまるで変ってしまう。

緊張感の代わりに心に余裕があるから、木の葉のざわつき、花の色から小鳥の声まで、自然の豊かさを満喫できて楽しい。

 

深々と澄み渡る空を静かに流れるひと刷毛の雲。

遠く連なる県境の青い峰々。

 

これほど自然を一人占めできるスポーツは他にありません。

自然界の息吹をあちらこちらで感じ取れます。

 

時には緊張感を味わい、ある時は大自然の悠久と一体になり、一緒に回る仲間とも共感できる素晴らしいスポーツがゴルフ。

 

ゴルフをどのように楽しむかは、あなた次第。

あなたはこれからもゴルフを通じて、数えきれないほどの感動と楽しさを味わうことでしょう。

コメント

  1. […] ゴルフ初心者の練習は7番アイアンとピッチングでスイングを作れゴルフ初心者は正しいグリップとアドレスで7アイアン、ピッチングの2本で練習する。それが上達への近道。これは男女 […]