ゴルフを一度でもプレーしたことがある人は、もっと飛ばしたい、もっと飛距離が欲しい、誰もがそう考えます。
しかし、もしもあなたが飛距離を伸ばすには腕力が必要だと思っていたならば、それは間違いです。
飛距離は腕力に比例するわけではありません。
ボールを遠くへ飛ばのは、一にも二にも正しいスイングにかかっている。
正しいスイングができれば、黙っていてもボールは大きな放物線を描いて飛んでいきます。
そしてその先には、はっきりと100を切るための道筋も見えてくるのです。
これまでいろんな努力を重ねてきたが一度も100を切ったことがない方は、ゴルフに対してどこかで大きな間違いを犯している可能性が高いのです。
日本のゴルファの8割は90を切れない説が昔から根強く、今も続いている。
もし、あなたが90をコンスタントに切るようになったら、上位20%の仲間入りを果たすことになります。
これを聞いたあなたは、きっと俄然やる気が出てくるはずです。
ゴルファ上位20%の仲間入りをあなたの当面の目標に設定しましょう。
目標がはっきりすると人間強くなるものです。
多少のことではへこたれなくなるのは、うっすらとゴールが見えているのですから。
目標達成には正しいスイングを身につけ、100を確実に切ることが第一歩です。
最短で100を切るためには何が必要で、何が大事かを一緒に考え実践しましょう。
ゴルフレッスン・100を切るためにボールを理解しよう
まず、スイングに入る前にボールについて、しっかりとした知識を身につけておきましょう。
ゴルフはボールとともにあるのですから、決して蔑ろにできないことなのですが、意外と簡単に考えられています。
これを機に自分に合ったボールを選ぶ習慣を持ちましょう。
ゴルフボールにはバラタ、ツーピース、両者混合型の3種類あるのを知らない方も多いようです。
ローハンディでスピンの利いたショットを駆使してボールをコントロールしたい方には、ソフトなバラタボールが最適でしょう。
ボールの表面カバーがソフトだとスピンがかかりやすく、松山英樹ら一流プロはこのバラタボールを使用します。
まだ100を切ったことがなく、出来る限り飛距離が欲しいゴルファーは、ハードカバーのボールを選択するべきです。
ツーピースボールはハードカバーなので、今のあなたには最適ではないでしょうか。
バックシピンはかかりませんが、ランがあるのでドライバーの飛距離も出やすく、アイアンも距離を稼げます。
バラタはスピン系、ツーピースはディスタンス系とも言います。
飛距離が思うように出せなくて悩んでいるのは、女性が特に多いかも知れません。
男性とは筋力が違うため、どうしても飛距離は落ちるのですが、それをカバーするためレディースゴルフボールもあります。
レディース専用は力がなくても、飛距離が出しやすくなっているものが多いのです。
女性には、柔らかめで飛距離が出やすいボールがおすすめです。
ゴルフショップやネット通販で、簡単に女性専用ゴルフボールは探すことができます。
また、ゴルフボールはソフトなものほど高額になりますが、高額なボールほど良いと単純に考えるのはやめて、自分にあったボールを使用しましょう。
ソフトで高価なボールは、スイングスピードが160km以上のプロ仕様に制作されていることを覚えておくことが大切です。
ゆっくりとしたスイングでクラブを振るアマチュアには、安価なツーピースが合っているのです。
トップフライトのGamerと言うスリーピースのボールもありますが、スイングスピードが遅い初心者のうちはこれでも全く問題ありません。
スイングがいくら素晴らしくなっても、自分に合ったボールを選択できなければスコアは思ったほど伸びません。
腕が上がれば上がるほどボールの重要性は増してきます、初心者のうちに正しい知識を持っておくことが大事です。
混合型はソフトとハードの両面を備えていますが、最近の混合型はドライバーではランが出て、グリー上では止まりやすいと言う非常に優れたものもあります。
ラウンド中にいろいろ使ってみるのが良いでしょう。
同じ日にホールごとにボールを変えて打ってみると、感触やラン、グリーン上での止まり具合を確認できます。
さらに言えば、天候によってもボールが合う合わないがあるので、覚えておいて損はありません。
雨でコースがタップリ水を吸っているような状況では、プロでさえスピン量の少ないツーピースを使う人がいます。
グリーンが湿っているときはスピンを必要としませんから、少しでも距離を稼いだ方が有利になるのです。
晴天が続きコースが固く、転がりが多い時はグリーンも止まりません。
そんなときは、ソフトなバラタが合っていることになります。
ある程度上級者になって、飛距離も欲しいがスピンの利いたボールも打ちたいと欲張りたいときは、混合型の使用がオススメとなります。
先ほども言いましたが、スイングがゆっくりなゴルファーには飛距離の出るツーピースが最適です。
グリーン上では止まりにくいのですが、やはり初心者のうちは前へ前へ進んだ方がスコアも縮まるものです。
ゴルフボール表面の小さな穴であるディンプルは、ゴルフボールが飛んでいる最中の空気抵抗を小さくしてくれる効果があります。
空気抵抗が小さくなることはすなわち、ボールを上昇させようとする力が働くため、ディンプル数が多いほど遠くに飛ぶという理論になります。
何度も言うように飛距離が出ることはスコアアップにもつながりますので、使っているゴルフボールのディンプル数を変えてみると発見があるかも知れません。
くれぐれも高額なボールイコール最適と早合点しないでください。
しかも、OBやロストボールが多い初心者の間は、安価なボール使用がおすすめです。
同じ種類のボールであっても価格はかなり異なります。
低価格帯は1ダース1,000円台~2,000円台で高価格帯になると4,000円台~8,000円台で販売されてる。
最近のボールは全般的に性能が良くなっています。
ツーピースであれば、1,000円台から2,000円台でも問題ありません。
ゴルフは誰でも飛ばしたいものです、ボールの選択を誤って飛距離が出ないと言うことのないようにしましょう。
ゴルフレッスン・100を切るためにグリップをマスターしよう
ゴルフクラブは両手で握りますが、基本をマスターするために必ず左手から握る癖をつけましょう。
この時クラブヘッドを地面から浮かして、左手一本でしっかりと握るのです。
左手の甲をやや上に向けて、指の部分だけで握るようにするのが基本です。
次にはクラブヘッドを腰の高さまで上げて、右手を添えるように両手で持ちます。
そして、グリップエンドを自分の胸の高さくらいまで持ち上げ、シャフトを地面と平行にして軽く左右に振る。
さらにシャフトを立て、ヘッドが頭の上に行くようにして今度は上下に軽く振ってみる、そうすることによって両手のバランス感覚が身につくのです。
左の手の甲が真上を向いたり、真下を向いているとクラブをスムースに動かすことができません。
先ほどの動作で違和感なくクラブを動かすことができれは、左手のグリップは問題ありません。
まずは動画を見てください。
もし、スムースに動かせないときは左手のグリップを再確認しましょう。
クラブヘッドを地面につけたままでは、クラブの重みやバランスを感じ取れずなかなか正確なグリップを覚えられません。
左手でグリップし、次は右手を添えて軽く左右、上下に振ることを心がけましょう。
また、100を確実に切れるようになるまではグリップエンドは指一本か、二本分余して握るようにしてください。
左手の小指がグリップエンドから少しでも外れると、シャフトやヘッドに力が伝わらず、ヘッドスピードが遅くなる原因になります。
クラブをスムースに振るためには、グリップ時の左手と右手の一体感が不可欠です。
そのためには、左手の甲と右の手のひらが同じ向きでなければなりません。
左手の甲がやや上を向き、右手のひらの生命線を左親指に重ねて、右手のひらを左手の甲の向きと合わせるように握ると正しいグリップになります。
両手でグリップした時、右手の生命線と左親指の外側がピッタリとくっつくことはとても大事なことです。
良く確かめてください。
左手を深くかぶせ過ぎたり、浅く握り過ぎても両手の一体感が乏しくクラブはスムースに振れません。
グリップを通じて体全体の力をクラブヘッドに伝えるのですから、正確なグリップなしにはゴルフの上達は望めません。
もう一度復習しましょう。
◎左手の親指と右手のひらにある生命線を合わせる。
◎左手甲はやや上を向いて、右手のひらと左手甲が同じ方向を向く。
◎グリップエンドは指一本、もしくは二本分残して握る。
◎左手をグリップしたなら、ヘッドを地面から浮かして軽く振る。
◎右手を添えるときは必ずヘッドが地面から浮いた状態で行う。
◎グリップを腰の高さにもってきて、軽く左右に振る。
◎グリップを胸の高さまで持ってきて、ヘッドは頭より高くなるようにし上下に軽く振ってみる。
《スクエアなグリップ》
グリップは強く握り過ぎても、また弱すぎても上手くいきません。
力が入り過ぎて強く握ると方と腕が硬直状態になり、クラブが素直に触れなくなってしまいます。
弱すぎてもグリップが緩むなどの弊害を起こします。
一流プロが、手のひらで小鳥を包み込むようにとか、生卵を両手で割れないように握りしめる、という表現を良く用いますので参考にしてください。
あえて数字で表すと全力を10とするなら、5くらいの感覚で握るとヘッドに力が伝わりやすく、スムースなスイングができます。
グリップは手のひらで握るのではなく、両手ともに指で握る感覚が大切です。
左手は小指、薬指、中指の3本でしっかり握り、人差し指と親指は添えるだけの感覚が大事になります。
右手は中指と薬指でしっかり握り、他の3本の指は添えるだけです。
なお、ゴルフのグリップにはオーバーラップ、インターロック、ベースボール(テンフィンガー)の三種類があります。
ここでは、オーバーラップとインターロックに共通するグリップの方法を教えています。
オーバーラップとインターロックの違いは、右手の小指の置き方だけです。
オーバーラップは右手の小指を左手の人差し指と中指の間に載せます。
対してインターロックは、右手の小指は左手の人差し指と中指の間に入れて、なおかつ右手人差し指と絡ませます。
人には向き不向きがあります。
両方のグリップを試して違和感の少ない方法を取り入れましょう。
さて、ここで一休みしましょう。
あなたは、小樽カントリー倶楽部をご存知でしょうか?
北海道ゴルフ発祥の地として、旧コース9ホールが開場したのは1928年のことです。
1974年6月には日本を代表するシーサイドコース、18ホールの新コースが完成しました。
石狩湾に面していて、最難関のハザードはコースを巡る風、と言われるほどホールごとに風の向きと強さが変わり、プレーヤーを悩ませるのです。
海に面していながら、遠く三方には後志、石狩、空知の山々がそびえ、5月には残雪の嶺に向かってショットを放ちます。
嶺々の夏は万緑でふくよかな丸みを帯び、秋には目に焼き付くような紅葉に彩られるのだ。
日本オープンが過去二度開催され、近年はLPGAのニトリ・レディースが毎年、北海道の夏を盛り上げている。
総ヤーディジ7467Yの Par72で、コースレィーテング75.8のチャンピオンコースは、北海道のゴルファのみならず、全国のゴルファが憧れる。
北海道でゴルフするときは、どうぞ小樽カントリー倶楽部へ足を延ばしてください。
小樽カントリー俱楽部公式サイト!
ゴルフレッスン・100を切るためにグリップのVの字を確かめよう!
ゴルフクラブを握ると親指と人差し指でVの字が造られますが、その意味を良く理解しておくことが大切です。
グリップの良し悪しは必ずスイングに表れます。
正しいグリップで振るとクラブはスムースに動き、クラブヘッドが走る軌道も安定します。
逆に間違ったグリップで振るとクラブと体に一体感のない、ぎこちないスイングになってしまいます。
左手の人差し指と親指で作られたVの字は、右肩を指していなければなりません。
これは右手の人差し指と親指がつくるVの字も同様に、右肩を指すのが正しいグリップとなります。
右手は割合簡単にVの字が右肩を向くように作れますが、左手のVの字は首のあたりや左肩を指す初心者がとても多いので、特に注意してください。
Vの字が左肩を指すとウイークグリップと言って、右肩がかぶさるスイングになってしまい、スライス、ひっかけ、トップ、ダフリなど生ざまなミスショットの原因になります。
飛距離も全く出ませんから、最初から徹底的に覚えましょう。
グリップは一度身に付けてしまうと間違っていても体に染みついてしまい、直しのにかなりの時間と苦労が必要になります。
最初が肝心です、正しいグリップは正しいスイング軌道の基本ですから、くどいようですがよく理解してください。
普段はあまりやらない手の格好なり、両手の組み合わせになりますから慣れるまでは少しの違和感があります。
でも大丈夫ですよ、じきになれてすんなりグリップできるようになりますから。
上から覗き込むだけではなく、鏡の前に立ってグリップして見ることが大切です。
左右の手はともに人差し指と親指が密着していることがとても大切です。
人差し指と親指の間隔があくと右手首が手のひら側に折れやすく、ミスショットを誘発する原因となります。
右手のVの字をきちんと作り、右肩を指すことによって右手の甲が最初からくの字に折れて、スイング中右手の角度が変わりにくくなり、クラブヘッドの軌道が一定になります。
また、右手のVの字をきちんと作ることは、指で握りやすくする効果があります。
右手は人差し指の握り方がポイントです。
ピストルの引き金を引く時のように、カギ型に曲げて引っ掛ける要領だと心がけましょう。
そうすることで右手とクラブが密着して、スイング中にゆるんでクラブが動くことのないグリップの型を作れます。
クラブは最初にいったように指で握ることが大切ですから、このポイントはきっちり抑えてください。
左手の親指はクラブのグリップ部分の真上に乗る形になります。
そうすることによって、左の手の甲がやや上を向くことになりますが、それが正しいグリップの形です。
これも手のひらではなく、指で握るための正しいセットの仕方なのです。
左右両手のVの字が右肩を指して正しいグリップができると、左右の手が互いに反対方向から押し合うような感じになり、一体感が生まれます。
これが正しいグリップですから、何度も何度も確認してみましょう。
グリップはクラブを持たずとも練習できます。
クラブを持たずにグリップ時の両手の関係性を覚えるとより早く、正しいグリップを習得できます。
以下の4つの手順を行ってみてください。
1、まずは左手をダラ~ンと左ひざ付近に垂らす
2、左手の甲が上を向くように拳を握る
3、左手を体の中央に持ってきた時には、親指の付け根が右わき腹から右肩を向いているようにセットする
4、左手のひらと右手のひらを向き合わせる
1~4までの手順で行ったら、右手の小指が左手の人差し指の下に来るまでずらして、右手を握ってみましょう。
この形がグリップした時の両手の関係性なのです。
両手のひらが向かい合っていることが良くわかると思います。
グリップをおろそかにする人は、絶対にゴルフの上達は望めません。
できる限り早い時期に基本をマスターしましょう。
ゴルフレッスン・クラブは自分に合ったものを選ぼう
まずアイアンの選び方を覚えてください。
アイアンはシャフトによって飛距離に差が出ます。
アイアンのシャフトには、スチールシャフトとグラファイトシャフトの二種類あることを覚えておきましょう。
スチールシャフトは耐久性があって、丈夫で比較的安い価格で購入できます。
ただし、スチールシャフトはスイングの早いゴルファー向けにできていることを覚えておきましょう。
グラファイトシャフトはスチールより軽く、素材は複合になっています。
スチールより耐久性がなく、高価となります。
軽量で振りやすく、ヘッドスピードが速くなり初心者はスチールに比べ飛距離が出ます。
多少コントロールは犠牲になりがちですが、100を確実に切れるまではこちらがオススメです。
平均的なゴルファーのスイングスピードは、時速に換算すると120km~145kmと言われています。
このスイングスピードの方には柔らかいグラファイトシャフトがピッタリです。
スチールの硬いシャフトは、スイングスピード時速145km以上の人向けの仕様となっています。
また、ユニフレックスと呼ばれる、どんなスイングにも適合するシャフトもありますが、これについてはゴルフショップで実際に手に取って振ってみることが大事でしょう。
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ゴルフレッスン・最短で100を切るためのアドレス
グリップを覚えたら次はアドレスです。
ゴルフではグリップとともにアドレスはとても大切です。
間違って覚えるとスイングに悪影響を及ぼして、飛距離が出ないし球筋が安定せずスコアアップは望めません。
正しいグリップ、正しいアドレスなくしてゴルフの上達はあり得ません。
尚、レッスン書によってはスタンスと表現しているものもありますが、両方ともボールを打つ時の立ち方ですから、アドレスとスタンスは同じと考えて間違いではありません。
アドレスはただ単に足の位置だけに注意を払って済むわけではありません。
ショットにはアドレス時の姿勢も、おおいに影響しますので正しい姿勢も同時に覚えましょう。
アドレスにはスクエア、オープン、クローズと3種類のスタンスがあります。
飛球線と平行に立つスクエアなアドレスが基本です。
ボールをより遠くへ真っ直ぐに飛ばすため、スクエアアドレスを正確にマスターしましょう。
オープンスタンスやクローズスタンスは、適切なフォローを取るための肩の動きに大きな影響を与えます。
したがって、最初はスクエアーな立ち方でスイングするのが上達への早道になります。
まず、飛球線に平行になるよう両足を揃えて立ちます。
この時、肩、胸、腰、膝のどの部分も真正面を向いていることが重要になります。
そのまま右足を開いて、肩幅に開きます。
右足を動かすのです、左足はあまり大きく動かさないようにしてください。
前傾姿勢は腰の付け根から曲げる感覚です。
両ひざは軽く曲げて余裕を持たせてください。
肩と腕の力を抜いて、両腕は自然に下げます。
両手のグリップは左ももの付け根の前が正しい位置です。
腰が落ちると体重が踵へかかって体がスムースに動かないので、腰は曲げながら気持ち持ち上げるようにします。
ほんの気持ちですよ。
背中が丸くなり過ぎないように、胸が窮屈になっていないか確認してください。
アドレスで猫背のように背中が丸くなっている方をよく見かけますが、この姿勢だと体の捻転が浅くなりバックスイングで左肩落ちてしまいます。
ダフリ、トップ、スライスなどミスショットの多くはこの肩が落ちたバックスイングが原因です。
前傾姿勢を保って胸が窮屈に感じない意識を持てば、背筋は伸びます。
アドレスを的確にとれるようになる手順をマスターしましょう。
肩幅の広さのスタンスでクラブを持ったら(きちんとグリップした状態で)、両手をのみぞおちの高さに上げます。
直立の状態で腕が自然に止まる位置まで降ろします。
そのまま、クラブヘッドが地面につくまで上体を曲げる、これがアドレスの正しい手順です。
これを覚えたらボールを置いてセットアップしましょう。
クラブフェースをボールに合わせて、スタンスを取ります。
慣れるまではボールから少し離れたところで一度スタンスを取り、その後ボールに近づいてセットアップするとうまくいきます。
両脇は特に意識して絞める必要はありません。
クラブと腕の重さで程よく締まりますから、この自然の感覚を大事にしてください。
ボールの一点をあまり凝視すると本人の自覚なしに頭が下がることがあります。
ボールと周囲を見るくらいの意識でちょうど良いのです。
歩幅は肩幅、腰の付け根から上体を曲げ、両膝を軽く曲げた姿勢が正しいアドレスの形であることを体に繰り返し覚えさせましょう。
両肩、両腕、両膝の力を抜いてリラックスすることが大切です。
100を切るために正しいアイアンの打ち方
ゴルフクラブのアイアンはショートアイアン、ミドルアイアン、ロングアイアンに大別されます。
ショートアイアンを打つときは、スタンスのやや中央寄りにボールが来ます。
ドライーバーショットではボールの位置が左足かかと線上ですが、ショートアイアンは2,3個分右足よりにボールを置きます。
シャフトが短くなればなるほど、クラブヘッドの最下点は右寄りになります。
右足よりにボールを置くことによって、ダウンブローのショットが生まれるのです。
ミドルアイアンはショートアイアンよりもやや左足よりにボールをセットしてください。
決して上から打ち付ける意識は必要ありません。
円を描いてスイングするとクラブのロフトと言われる角度が、勝手にボールを上げてくれます。
どのアイアンでもクラブにロフト角があり、それを信じてクラブに任せる気持ちが大事なのです。
意識してボールをあげようとするスイングでは、逆にボールは上がりません。
しゃくりあげては、ダフリ、トップのミスショットを多発し、仮にボールを捉えても飛距離が出ないので、素直で自然なスイングを心がけてください。
ロングアイアンは左足かかと線上からボール半分か1個分右に寄るだけです。
ミドルアイアン以上にしゃくりあげることのないよう気を付けましょう。
ロングアイアンの失敗は、ボールを上げようとする意識が強すぎることが主な原因です。
むしろクラブヘッドをボールと一緒に飛球線方向へ放り投げる気持ちが大事です。
ヘッドを放り投げるように振ってやるとスイングの円周が大きくなり、ボールに加わる力も大きくなって、遠くへ飛んでくれます。
すべてのショットでボールを上げようとするのはやめましょう。
クラブの持つ特性を知って、信じることがナイスショットを生むのです。
最短で100を切るための正しいスイング
他人のゴルフスウイングを見ていると簡単に見えますが、いざ自分でやってみるとこれがなかなか難しい。
地面に静止している、しかも小さなボールを前傾姿勢で打つからなおややこしく、難しさが倍増するのです。
基本に忠実で正しいスイングをするためには、正しい体のねじり方を覚える必要があります。
スイングの動作が身に付くエクササイズから始めるとスイングの習得は数段早くなります。
一つ目は、ゴルフクラブを肩に担いで、軽く前傾姿勢を作り上体を左右にねじる運動です。
やや前傾姿勢を保ったまま、体幹を左右に捻転させるのですから、担いだクラブも前傾姿勢に合わせてやや角度が付きます。
肩を水平に捻転させることにこだわると棒立ちになって、前傾姿勢が崩れますので、あくまでも前傾姿勢を崩さないことが大切です。
二つ目はフットワークを使って、腕を大きく振る運動です。
両手で大きめのドッヂボールを持つような恰好をして、胸を右のねじりながら右足一本で立ち右手が頭と同じ高さになるくらいまで上体を捻転させます。
この時浮いた左足の膝は右膝にくっつくようになり、右膝は決して外を向かないようにしてください。
そして、右手と左手を同時に戻してやるのですが、この時は両腕の重さを感じながら戻して、最後は左足一本に体重がのって、右足かかとが浮くまで振り切ってください。
三つめは、両足を肩幅に広げて立ち、壁やドアに右手がようやく届くくらいの距離に立ちます。
そして、左腕を右側の壁に届くまで、上体をねじってください。
姿勢は前傾を造る必要はありません、まっすぐ立ったままで大丈夫です。
この時、顔はできる限り正面を向くようにします。
外でやるときは、木でも何でもよいですから、適当なものを見つけてやってください。
1から3までをそれぞれ10回くらい毎日やれば十分です。
良くレッスン書には肩を回せ、腰を回せ、上体を回せと書いてありますが、腰や方には前後に回るような関節はありません。
ねじる、捻転するが正しい考え方です。
肩は回りません、上体も当然回りませんから、ゴルフスイングのバックスイングは、上体を左から右に捻転する運動になります。
バックスイングで上体を右に捻転させると上半身の右サイドに負荷がかかってくるのを実感するはずです。
この負荷を一挙に解き放つ行為がダウンスイングであり、フィニッシュです。
体の構造が回転するようにできていたら、負荷は感じません。
肩を回すと言う表現は誤解を招きやすいので、ねじるまたは捻転すると覚えておくべきです。
それではクラブを持って素振りの練習に入りましょう。
ゴルフスイングはボールを目標方向に飛ばすために行います。
気を付けなくてはいけないのは、ボールに当てる事ばかり考えていると体はスムースに動かないばかりか、最後までスイングできない中途半端なものになってしまします。
ゴルフボールにクラブヘッドを当てるのが目的ではなく、クラブを振り切ることがゴルフスイングには求められます。
クラブヘッドがボールに当たる瞬間、すなわちインパクトはスイングの通過点に過ぎないことを徹底的に意識してください。
打つのではなく、振るを徹底するとフィニッシュもきちんと取れるようになります。
フィニッシュが取れていることは、腕が十分に振れていてクラブヘッドに力が伝わっていることでもあります。
クラブヘッドに仕事をしてもらうのが、ゴルフスイングなのです。
さて、1から3のエクササイズでスイングの感覚を身に付けたら、次はクラブを振ってみましょう。
これまでのレッスンで覚えた、正しいグリップと正しいアドレスで構えてください。
ボールはまだ、置かなくて結構ですよ。
バックスイングではクラブヘッドが最初に動く感覚が大切です。
良くクラブヘッドを先に動かせと言いますが、ヘッドは生き物ではありませんから自分から動くことはできません。
あくまでも感覚的な問題です。
ヘッドが先に動く感覚と言うのは、手でクラブを始動させるのではなく、上半身を真っ先に動かすことです。
右胸を後ろに引いてねじってやることで、手でしょいっとクラブを上げるのは防げます。
なぜ手でクラブヘッドを上げてはいけないのかと言うと、手の動きが先行すると上体の捻転がおろそかになるからです。
胸を捻転させてこれ以上は無理と言う地点が、トップです。
これ以上無理にねじろうとすると、実際には左肩が落ちるだけで上体は捻転しません。
くれぐれも二段モーションでの無理な捻転はやめてください。
トップへ行ったクラブは、やはりヘッドから先に動く感覚で一挙に振り下ろしましょう。
躊躇せず、ヘッド目標方向に放り投げる要領で一気に振り切ってください。
フィニッシュは無理にでも作ってください。
フィニッシュが出来てこそ、スイングが正しい証明なのです。
フィニッシュがができるまで素振りを繰り返してください。
プロやシングルの上級者でスイングをフィニッシュまで持っていかない人をよく見かけますが、これは決してマネしないように。
スイングを途中で止めるとすべてが狂ってしまいます。
正しいスイングには正しいフィニッシュがあることを、くれぐれも肝に銘じてください。
ゴルフレッスン・最短で100を切るための正しいトップ
スイングを開始してトップへ向かう時は、上体の捻転だけではクラブを頭の上まで持っていくことはできません。
そこで、右ひじのたたみ方がポイントになります。
上体が捻転して背中が目標方向を向いたら、右ひじをたたみましょう。
バックスイングでは、背中が目標方向を向くように上体をねじります。
背中が目標方向を向いたところで右ひじをたたむ、それがトップの位置です。
この時、左腕はまっすぐ伸びていること。
左手首が外側に折れないように気を付ける。
トップでは、右手でクラブを支える感覚が大事です。
左手首が外側に折れていると右手で支える感覚はなくなります。
アドレスでは右手首が親指側に多少折れた状態ですので、右ひじをたたむ時の右手首の角度はほぼ変わりません。
バックスイング中は前傾姿勢の腰の角度も頭の高さも変わりません。
お腹を引っ込める意識でバックスイングに入ると前傾姿勢は崩れません。
体の芯を捻転させ、背中が目標方向を向くようにすると自然にトップは決まります。
右ひじをたたむだけです、くれぐれも手首を使ってクラブを持ちあげる動作をしないように気を付けましょう。
トップからはためらわずクラブを振り降ろすことが大事です。
ダウンスイングからインパクトにかけては初心者に限らず、かなり経験豊富なゴルファーでも難しいものです。
トップからダウンスイングに切り返す時は、手ではなく左腰かまたは左足踵の踏み込みで始動してください。
手から切り返す意識だと下半身が止まって、伸び上がるスイングになったり、右肩が突っ込みスライスになってしまいます。
ダウンの始動は左下半身からを徹底しましょう。
ボールにきちんと当てたいとか、遠くへ飛ばしたいなど心理が働いてしまうものです。
このような気持ちが強いままクラブを振るとしゃくりあげたり、上体が前に突っ込んだりして決して良い結果になりません。
ボールへの意識過剰にならないよう、あくまでもフィニッシュまで振り切る事を心がけましょう。
ボールへの意識が強すぎると打ちに行ってしまいますから、あくまでもボールもインパクトもスイングの通過点であると何度も言い聞かせてください。
スイングを頭でイメージできるまで、何度も素振りを繰り返しましょう。
ただし、コースに出てティーグラウンドで素振りを何度もやってはいけません。
他のプレーヤーに迷惑がかかるし、自分自身もショットを打つタイミングがつかめなくなってしまいます。
ティーグラウンドやラウンド中アドレスをしてからの素振りは一回が理想です。
どうしても不安な場合も2回まで、3回以上のくせをつけると集中力がそがれますから気を付けてください。
スイングに迷いが出たら前章で学んだ大きなボールを両手で抱えたつもりで、左右に大きく振る練習を繰り返してスイングの流れを掴んでください。
家にいるときは大きなボール、もしなかったら座布団やザルのようなものでもよいから、実際に手にして左右に大きく振るとスイングのイメージがわいてきます。
またこれをやると自然に右腕のたたみ方も身に付きますから、ぜひ試してください。
もう一つ、バックスイングとトップのイメージを掴むのに有効なトレーニングがあります。
前傾姿勢を作ってアドレスの上体で立ち、体の正面で右手と左手の甲が合うように交差させます。
右手のひらが左を向き、左手のひらが右を向いた状態で手首を交差させるのです。
この状態から背中が飛球線方向のを向くように上体をひねります。
顔はできる限り正面を向くように保ってください。
この動きがバックスイングからトップにかけての正しい動作なのです。
何度も繰り返しやっていると、右ひじをたたむタイミングも自然に身に付くはずです。
繰り返します。
ゴルフのバックスイングとは肩を回すのではなく、体幹ごと上体をひねって背中を目標方向に向ける動作です。
背中を目標方向に向けるバックスイングができるようになると100は簡単、90の壁だって間もなく突破できます。
背中を目標方向に向けるように上体をねじった時、右膝に大きな負荷を感じるのですが、それが実感出来たらバックスイングが正しい証明です。
右膝に負荷が感じられない場合は膝が外側に逃げていて、上体がうまく捻転していないことになります。
右膝に負荷がかかるのは上体がうまく捻転して、体重移動もきちんと行われているからなのです。
体を捻転させたら、右膝への負荷に意識を持っていき確認してください。
もう一度おさらいしましょう。
バックスイングは上体を捻転させて背中が目標方向を向く。
ダウンスイングへの切り返しは、左の腰、膝、踵のどこからか始動する。
腰、膝、踵のどこにするかは、自分に合ったところを探すのがベターですが、おすすめは左腰を斜め後ろに引いてやる意識での始動です。
腰を真っ直ぐ横にスライドさせるのだはなく、斜め後ろに引くことで右わきがしまり、腹筋をうまく使うことができクラブヘッドに最大限の力が伝わります。
左腰に意識を持っていくことにより、ボールを打とうとか、上げようとの意識が薄れスムースなスイングができるようになります。
スイングの途中にたまたまボールがあった、そのスイングを心がけたなら早晩に100の壁は乗り越えられます。
フィニッシュでは3秒間立つようにする
シングルプレーヤーにはフィニッシュが安定していると言う共通点があります。
いつもフィニッシュの形が一定して収まるのです。
良いショットでもミスショットでも、振り抜いた最後の姿勢を崩さずに、そのまま3秒間その姿勢を保つように心がけましょう。
フィニッシュの理想は正面から見た時に右肩、右腰、右ひじのラインが左足の真上にそろった、ローマ字のI字型になることです。
結果を気にせずにフィニッシュの最終形をつねにイメージしてクラブを振るように心がけると、インパクトに向かって走るクラブヘッド軌道のぶれが少なくなり、良いショットの確立が高くなります。
インパクトばかりに気持ちが集中するのは、余分な力が入るなどミスショットの大きな原因になります。
フィニッシュまで振り切る意識が大切なことを、くれぐれもきもに銘じましょう。
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