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女子ゴルフ黄金世代の勝みなみと小祝さくらが真価を発揮!ますます強くなるぞ!

ニュージーランド 女子ゴルフ
HAWKES BAY,- JANUARY 11: A view of the 13th 14th, 15th and 16th holes at Cape Kidnappers, on January 11, 2005, in Hawkes Bay, New Zealand. (Photo by David Cannon/Getty Images)

女子ゴルフ界で異彩を放つ黄金世代。

この世代の旗手とも呼べるのが勝みなみ選手。

 

勝みなみ

 

 

 

 

 

 

 

そして、個性派ぞろいの黄金世代の中にあってなお、独特のキャラが際立つ小祝さくら選手。

この二人にとってオリンピック出場は叶わなかったが、実りの多い年だった。

 

 

弱冠14歳でツアー初優勝を成し遂げ世間をあっと言わせて、黄金世代の幕を切って落とした勝みなみ選手

 

母子家庭育ちながら、祖母を含めた一家総がかりの支援を受け、見事プロデビューを果たした小祝さくら選手。

 

国内ツアー専念を口にする小祝さくら選手と、海外志向が強い勝みなみ選手の二人は対照的だ。

両選手の活躍にスポットを当てました。

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勝みなみ選手、完全復活の『日本女子オープン』初制覇!

日本女子オープン

24年ぶりに月曜日の決着となった女子ゴルファ日本一決定戦『日本女子オープン』

10月4日、栃木県の烏山城CCで最終日が行われ、単独首位で出た勝みなみ選手が2位に6打差をつける圧勝。

 

勝みなみ選手は最終日6バーディ、1ボギーの66をマーク、通算14アンダーで悲願のメジャー初優勝を飾った。

 

3日目を終え1打差の2位に19歳の西郷真央選手がいて、一部で『勝、西郷』の幕末対決などとも言われましたが、西郷選手は最終日70のトータル8アンダーで終了。

 

10代での初勝利は成らず、上田桃子選手と並び2位タイに終わった。

20歳では必ずや初勝利を飾ってくれるでしょう。

 

勝みなみ選手は5月の『リゾートトラスト レディス』に続く今季2勝目で、ツアー通算6勝目となる勝利だった。

一時、アイアンが飛び過ぎて不調に陥っていた勝みなみ選手だったが、これで完全復活だ。

 

勝みなみ選手は2014年に『日本ジュニア』で優勝し、15年には『日本女子アマ』を制している。

さらに同年の『日本女子オープン』でローアマチュアを獲得。

 

日本ゴルフ協会(JGA)主催大会で女子4つ目のタイトル獲得は宮里藍さん、諸見里しのぶ選手に続く史上3人目の快挙だ。

 

大会初日には同じ黄金世代の渋野日向子選手から話しかけられた。

「アメリカへ一緒に行こうよ」

 

「一緒に試合に出られるといいね」

と応じている。

 

渋野選手は今年の暮れから米ツアーへ挑戦することが決まっている。

勝みなみ選手は1年遅れて2022年暮れに米ツアーへの挑戦を視野に入れているのだと言う。

 

黄金世代の幕を開いた、勝みなみ選手の今後が本当に楽しみですね。

ただ、渋野日向子選手と勝みなみ選手がいなくなると日本女子ツアーが少し寂しくなっちゃいそうですね。

 

勝みなみ選手が『リゾートトラストレディス』で復活の今年初勝利!

勝みなみ「先週は先週と切りかえて臨んでいる」|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会

「まさか優勝できるなんて思ってもいなかった」

5月30日に行われた『リゾートトラストレディス』最終日、通算9アンダーで逆転優勝を飾った勝みなみ選手は噛みしめた。

 

2017年プロテストに合格、2018年にはプロ初優勝を飾り、2019年は2勝を挙げるなど、勝みなみのプロスタートは順調だった。

 

だが、コロナ禍となって試合数が減少した2020年以降、勝利どころかトップ10入りしたのは2回だけと勝みなみは低迷していた。

 

低迷一番の要因はショットの不調だった。

2020年になって「1年間、怪我をしない体をつくる」と始めた体幹トレーニング。

 

身体は鍛えられたが思わぬ副産物までついてきた。

ドライバーの飛距離が245ydから260ydまで飛ぶようになり、アイアンも大幅に飛距離が伸びた。

 

そして、飛距離に比例してボールは曲がり始め、「ドライバーが右に行くのが止まらない」状況に見舞われた。

 

アイアンも飛距離が伸びた分、セカンドの距離感をつかむのに苦労した。

間近で見ていた母・久美さんも心配だった。

 

「コロナの時期で試合が無くなったのもあって、トレーニングに励むようになった。体つきが変化したのを近くで見ていて、ゴルフの感覚が変わったのではと心配していた」と振り返った。

 

だが、試行錯誤の甲斐があって徐々にショットの感覚は戻り、リゾートトラストレディスの直前には取り組んできたスイング改革に確信を持てるまでになっていた。

 

この大会では4日間とも母・久美さんがキャディを務め、娘の復活勝利を支えた。

娘・みなみは期待に応え、見事ツアー5勝目を飾った。

 

6月の『全米女子オープン』では残念ながら予選落ちしたが、7月1週目の『資生堂レディス』では1打差の2位タイに入り、復活は確かであることを印象付けた。

 

勝みなみは米ツアー志向が強く「アメリカツアーで1勝」を宣言した。

今後のさらなる飛躍を期待したい。

 

小祝さくらツアー4勝目で狙うは初の賞金女王だ!

Credit: Getty Images/Chung Sung-Jun

あの、ほんわか、おっとりムードで最終日逆転してしまうのだから、もうスゴイとしか言いようがありません。

 

優勝のかかった大事なティーショットを構えたかと思ったら、実に簡単に打ってしまう。

彼女には迷いや悩みはないのだろうか?

 

ついそう思ってしまう、こだわりのないスイング。

自然体でゴルフを楽しむようなショットの数々。

 

ほとばしるような気迫を感じさせるわけではない、じりっじりっと獲物を追い詰める肉食動物のような怖ろしさなんてまるでない。

 

だが、小祝さくらはおっとりムードで身を包みながら、確実に相手に迫っていく。

殺気も圧力も感じさせないから、追われる側としてはこれほど厄介な相手もいないのかも知れない。

 

どんな場面でも我がさくらちゃんは、実にシンプルにョットをサッと打ってしまう。

素晴らしいリズム、心地よいテンポ、迷いのないショット。

 

気負いも緊張も全く感じさせないおっとりの中に、芯の強さが垣間見える。

優勝のかかった3m下りのスライスラインの難しいパーパット、ここも、スッと構えてサッと打つ。

 

ほんわかムードをそのままに迷いなく、すべてのショットを振り切っていく。

だから、ボールもさくらちゃんの気持ちを汲んで、すんなりとグリーンをとらえカップインしてしまう。

 

今年の小祝さくら選手は強いですね。

今回も初日、首位と3打差の8アンダーでプレーを終えたときから、逆転の期待を持った人も多いのではないでしょうか。

 

その期待が伝わったが如く、最終日12番8アンダーでトップに並ぶと、15番パー4でバーディパットを沈め単独首位に。

 

同じ15番で最終組を回るペイソウがバーディを取って並ばれたが、16番で連続バーディパットを沈め、またも抜け出した。

 

1打差の単独首位で最終日、最終ホールの18番ティグランウンド。

自分なら心臓がバクバクして、顔までこわばってしまいそうな場面。

 

だが、彼女のほんわかムードは変わらず、口元には笑みさえ浮かぶ。

素振りもなく、とてもシンプルに構えて、ティーショットをリズム正しく打って行く。

 

第2打もスッと構えてサッと打つ。

ややショートしたがお構いなしで、堂々とフェウエーを歩いていく。

 

アプローチで残った、難しい3m下りのスライスラインも実にあっさきり打って沈める。

パーをキープしたさくら選手に対して、ペイソウはボギーを打って終わってみれば2打差の勝利。

 

残念ながら小祝さくら選手の東京オリンピック出場は6月早々に、その可能性が消えた。

その無念を晴らすため、彼女は賞金女王1本に狙いを絞った。

 

 

 

小祝さくら選手ダイキン・オーキッド・レディースで大逆転のツアー3勝目

さくらのドライバー

女子ゴルフツアー20121年開幕戦である、ダイキン・オーキッド・レディース最終日が3月7日沖縄県・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われた。

 

賞金総額1億2000万円で優勝賞金は2160万円。

見ごとに2160万円の優勝賞金を手にしたのは、北海道出身の小祝さくら。

 

3位から出た小祝さくらが、北海道から遠く離れた沖縄の名門コースで、通算14アンダーのツアー3勝目を飾った。

 

首位でスタートした森田遥と13アンダーで並んでいた最終18番。

小祝がバーディーを奪い、パーで終わった森田に競り勝つスリリングな展開。

 

小祝は、出だしの1番でボギー発進も、その後4つのバーディーを重ね、14番で首位に並んだ。

最終18番で勝負を決めるバーディーを奪い勝負度胸の良さを見せつけた。

 

試合でほとんと緊張しないというさくらちゃんの面目躍如だ。

昨年のゴルフ5レディース以来の優勝だった。

 

一方の森田は5バーディー、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら、粘り強く戦い終盤の17番のバーディーで首位に浮上したが、最後18番では相手がバーディなのだから、この負けは仕方がない。

 

初日から3日間首位を守り続けた西郷真央は、17番で痛恨のボギーを打って12アンダーと一歩後退し、結局3位タイに終わった。

 

同じく3位から出た田辺ひかりも12アンダーで3位タイ。

ベテランの域に入った上田桃子が11アンダーで5位に入った。

 

菊地絵理香が10アンダーで6位だが復活の手応えをつかんだのではないだろうか。

河本結と稲見萌寧が9アンダーで7位タイ。

 

大会前から彼氏との熱愛、青木コーチとの契約解消など、何かと話題の多かった渋野日向子は5アンダーの13位に終わった。

 

小祝いさくらはオリンピック代表に首の皮一枚つながったかな?

もう、無理だって?そんな冷たいことは言わないで。

 

 

小祝さくらは、お母さんと二人三脚でプロゴルファになった!

 

東京オリンピック ゴルフ競技の女子日本代表候補は若くして皆、ドラマチックとも言える人生を歩んでいる。

 

小祝さくらもまた、その細い両肩にとてつもないドラマを背負って、トーナメントを戦っているのだ。

 

東京オリンピックのゴルフ女子代表候補、小祝さくらの母は今年で39歳になる。

したがって20歳になる娘のさくらは、母ひとみさんが10代で出産したことになる。

 

東京オリンピックのゴルフ代表候補、小祝には弟が一人いる。

母ひとみさんは札幌市郊外のスナックで深夜まで働きながら二人の子供を育てた、シングルマザーだ。

 

さくらが8歳になると母はゴルフを始め、練習に娘もついていくようになる。

自宅からすぐ近くの札幌リージェントゴルフ倶楽部が二人の練習場であり、さくらが中学生になるとほぼ毎朝のように練習に励む美人親子は目立つ存在であった。

 

スナックで働く母と一緒にいる時間が少なかったさくらの、

「お母さんと一緒にいたい」

という気持ちが、ゴルフへのめり込ませたようだ。

 

さくらは瞬く間に頭角を現し、地方大会を勝ち続け中学・高校時代は道内に『敵なし』の活躍を見せ、まさに無人の野を行くが如き、だったと言う。

 

しかし、それにしても人間とは分からないものだ。

東京オリンピックのゴルフ女子代表候補小祝さくらは、自ら運動音痴を自認するのだ。

 

幼少時代にダンスを習ったが半年しか続かず、足は遅そすぎて中学生なのに50m走が11秒6とあまりのタイムに、同級生から

 

「お願いだからリレーに出ないで」

と言われた事もあるのだという。

札幌市内の通信制高校に入学した東京オリンピックのゴルフ代表候補小祝は、実家の家計を助けるために練習場としていた、札幌リージェントGCでアルバイトを始めるのだった。

 

高校入学と同時にゴルフ場の支配人にお願いして、時給850円のアルバイトがスタートした。

勤務態度は、非の打ちどころがなかったと周囲は褒める。

 

生活は決して楽とは言えず、高校生のころからプロの試合に出ていた小祝さくらは、ネットオークションで落札した9000円のクラブを使用していたという。

 

通信制高校進学を自らの意思で選択し、アルバイトをしながら9000円のフルセットで試合に臨んだ小祝さくらは、余念やわき目とは無縁なのだ。

 

自分はプロゴルファーになる、必ずなれる、そう信じて疑わなかったから人目を気にしている暇などない。

自分の未来に静かなる信念を燃やして突き進む、凄まじいともいうべき16歳であった。

 

さくらの祖母も札幌リージェントGCのコース内売店で働きながら、プロを目指す孫を必死に応援した。

 

女3人の強固なスクラムにより、小祝さくらは2017年7月プロテストに合格する。

2018年には賞金75,007,442円を稼ぎ、ランク8位に大躍進したのだった。

 

身長158cmと決して大きくはないが、とにかくミスを引きずらない、物怖じしないし、プレッシャーを感じないと言う彼女、これ以上の強味はないであろう。

 

どこかフワッとした感じがあり、目の前の目標を一つ一つ、淡々とクリアして行くのだと言う。

真面目で職人気質で何より練習熱心な、東京オリンピックのゴルフ女子代表候補、小祝さくらはまだまだ成長途上であると言えよう。

 

勝みなみと小祝さくらは同世代である。

この98年、99年生まれは渋野日向子畑岡奈紗らを含めて黄金世代と呼ばれ、女子ゴルフ界を支える世代だ。

 

黄金世代は他に高橋彩華、淺井咲希、原英莉花、新垣 比菜、田中 瑞希、吉川 桃、臼井 麗香、大里桃子、吉本 ひかる、小滝 水音、山路晶、中西絵里奈がいる。

東京オリンピック ゴルフ日本代表・勝みなみと小祝さくらは?

小祝さくら

2021年の今年、国内ツアーで活躍し『オリンピックゴルフランキング』上位に名を連ねそうなのが、勝みなみ小祝さくらだ。

東京オリンピックのゴルフ女子代表の座を虎視眈々と狙う、若き二人に注目した。

 

勝みなみは、2014年4月の国内女子ツアー『KKT杯バンテリンレディスオープン』で、15歳293日という若さでトーナメント初優勝を飾っている。

アマチュアの優勝は同ツアー史上4人目で、最年少記録だ

 

その後2017年のプロテストに一発合格したが、アマチュア時代の華々しい活躍に比べ、プロ入り後はやや低迷した感がある。

 

東京オリンピックのゴルフ女子日本代表候補、勝みなみ2018年11月『エリエールレディス』でプロ入り後初優勝を遂げようやく本領を発揮するのであるが、その陰には芹沢信夫プロのアドバイスが大きかった、と本人が語っている。

 

企業秘密なのかアドバイスの詳細は伝わってこないが、たった一言のアドバイスで優勝スコア20アンダーと爆発するのだからやはり非凡、その才能には将来の大きな可能性を感じさせる。

 

東京オリンピックのゴルフ女子日本代表候補、勝みなみの未来を予測させるもう一つがこちらだ。

 

――娘から見て、父親の秀樹さんはどのような人でしょうか?

「時には厳しく怒ってくれるし、うれしい時には一緒に喜んでくれて、とってもいい父親です」

 

――アマチュア時代とプロになってからの優勝では、気持ちにどんな違いがあったの?

「アマチュアだった15歳で優勝し、多くの人に注目され2勝目も、そのうちいけるかもと軽い気持ちでやっていた。

 

プロになってから、自分が思い描くものと現実の違いに苦しんだ時期もあったが、優勝を意識しなくなったら優勝をつかめた。

 

あまり気負いすぎてはいけない、と気がついた昨シーズンでしたね。

2019年のシーズンは昨年以上に活躍したい」

 

――目指すプロゴルファー像は?

強いプレイヤーになるのは大前提だが、ただ強いだけでは愛されるプロゴルファーにはなれないと思う。

人としてもっと成長し、世界一愛されるようなプロゴルファーになりたい

 

若干20歳の女性が人間性の成長を第一に掲げるのである。

このような内面的な美しさを持つ女子には、ぜひ東京オリンピックのゴルフ競技で大活躍していたただきたいものだ。

 

東京オリンピックのゴルフ代表を目指す勝みなみは、ドライバーの平均飛距離245.44ヤードで国内女子ツアー11位であるが、多くの専門家はスイングのトップで右足がほぼ動かないことに注目している。

 

まるで硬いゴムをねじったようなコンパクトなトップが体幹部にしっかりと緊張感を持たせ、弾けるようなパワーを生むのである。

 

東京オリンピックのゴルフ女子日本代表候補の勝みなみは、小技とパットでも抜群のスキルを持っている。

 

2018年の平均パット数のデータを見ると勝みなみは1.7394で、これは昨年賞金女王に輝いたパットの名手・鈴木愛に次ぐ第2位の成績だ。

 

東京オリンピックのゴルフ女子代表候補である勝みなみの、パッティングに対する信条は、とにかく強気に打つこと。

 

試合では常に『ショートしたら何年待っても入らない』、と自分自身に言い聞かせているのだという。

 

 

 

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