「ゴルフを始めてみたいけど、何を用意すれば良いかわからない」
「ゴルフ用品って高そうだし、何を優先して買うべき?」
これからゴルフを始める方、そう考えていませんでしょうか。
ゴルフは初期費用がかかるスポーツというイメージがあるかもしれません。
しかし、本当に必要なものを見極めて揃えることで、賢くスタートできます。
この記事では、ゴルフ初心者が購入を検討すべき「本当に必要なもの」を、クラブからウェア、小物まで網羅的に解説します。
一つずつ丁寧に解説しますので、この記事を読めば、迷うことなくゴルフデビューに向けた準備を進められるでしょう。
1. まずはこれだけ!ゴルフの「三種の神器」
ゴルフを始めるにあたり、まず揃えるべきは以下の「三種の神器」です。
これらがなければ、ゴルフはできません。
・ゴルフ用品の要:ゴルフクラブ
・コースを歩く足元を支える:ゴルフシューズ
・快適なグリップをサポート:ゴルフグローブ
1-1. ゴルフ用品の要:ゴルフクラブ
ゴルフクラブは、ゴルフを始める上で最も重要なアイテムです。
初心者の方には、まず「ハーフセット」または「初心者用フルセット」の購入をおすすめします。
ハーフセットとは?
通常14本で構成されるフルセットに対し、ハーフセットは7本程度のクラブで構成されています。
例えば、ドライバー、フェアウェイウッド(5W)、ユーティリティ(U5)、アイアン(7I, 9I)、サンドウェッジ(SW)、パターなどが含まれることが多いです。
少ない本数でコースを回るのに十分なため、初心者の方が様々なクラブを試すのに適しています。
価格もフルセットに比べて抑えられています。
初心者用フルセットとは?
最近では、初心者向けに調整された10本〜12本程度のフルセットも多く販売されています。
シャフトの硬さやクラブの重量が、初心者の方でも扱いやすいように設計されていて、長く使えるものが多いのです。
将来的に買い替えの手間を減らしたい方には、こちらも良い選択肢となるでしょう。
【購入のポイント】
新品のセット購入が予算的に厳しい場合は、中古のセットも視野に入れると良いでしょう。
ゴルフショップの中古コーナーや、オンラインの中古販売サイトでも状態の良いクラブを見つけることができます。
ただし、実際に手に取って重さやバランスを確認できるショップでの購入が安心です。
男性用と女性用で、クラブの重さや長さ、シャフトの硬さが異なります。
ご自身の性別と身長に合ったものを選びましょう。
1-2. コースを歩く足元を支える:ゴルフシューズ
ゴルフシューズは、スイング時の安定性を高め、長時間のラウンドでも足への負担を軽減するために不可欠です。
通常の運動靴では、芝生で滑りやすく、適切なスイングができません。
選び方のポイント
・スパイクの種類:ソフトスパイクが主流です。
金属スパイクは現在ほとんどのゴルフ場で使用が禁止されています。
スパイクレスシューズもありますが、初心者のうちはグリップ力の高いソフトスパイクがおすすめです。
・防水性:急な雨にも対応できるよう、防水性のあるものを選びましょう。
・サイズ感:実際に試着し、足にフィットするものを選びましょう。
特に、つま先に余裕がありすぎず、かかとが浮かないか確認することが重要です。
午前中に試着すると、足のむくみが少ない状態で確認できます。
1-3. 快適なグリップをサポート:ゴルフグローブ
ゴルフグローブは、クラブを握る際に滑りを防ぎ、グリップ力を高めるために装着します。
多くの場合、利き手とは逆の手に装着します。
(右打ちなら左手、左打ちなら右手。最近の女性は両手袋も目立ちます)
素材と選び方
・天然皮革:フィット感が良く、しなやかな肌触りが特徴です。雨に濡れると硬くなりやすい点があります。
・人工皮革:耐久性があり、水に強いのが特徴です。
天然皮革に比べてフィット感は劣る場合がありますが、手入れが楽です。
・両方使い:天然皮革と人工皮革のハイブリッドタイプもあります。
【購入のポイント】
試着して、指先に隙間ができず、手のひらにシワが寄らないサイズを選びましょう。
きつすぎず、緩すぎないフィット感が重要です。
2. ラウンドと練習を快適にする!ウェアと小物
上記三種の神器の次に揃えたいのが、ゴルフウェアとラウンド中に使用する小物です。
これらはプレーの快適さに直結します。
2-1. ゴルフウェア
ゴルフ場にはドレスコードがあります。
襟付きのシャツ、長ズボン(女性はスカートやキュロットも可)が基本です。
動きやすさも考慮し、ゴルフ専用のウェアをいくつか揃えておくと良いでしょう。
トップス
・ポロシャツ:ゴルフウェアの定番です。吸汗速乾性に優れた素材を選びましょう。
・セーター・ベスト・ウィンドブレーカー:季節や天候に応じて重ね着できるものを用意しましょう。
ボトムス
・長ズボン:ストレッチ性のある素材がおすすめです。デニムやカーゴパンツはゴルフ場ではNGの場合が多いので注意が必要です。
・スカート・キュロット(女性):丈の長さや動きやすさを考慮して選びましょう。
その他のウェア
・帽子・サンバイザー:日差し対策として必須です。
熱中症予防にも役立ちます。
・靴下:厚手のスポーツソックスなど、クッション性のあるものを選びましょう。
・レインウェア:急な雨に備えて、上下セットの防水性の高いものを用意しておくと安心です。
【購入のポイント】
機能性に加えて、動きやすさと着心地を重視しましょう。
ゴルフブランドのウェアは機能性が高く、ゴルフに特化したデザインです。
セール時期を狙うのも良いでしょう。
2-2. ゴルフ小物
ゴルフ小物も、快適なプレーのために欠かせません。
ゴルフボール
もちろん必須です。
初心者のうちは、ロストボール(紛失球)のリスクが高いです。
そのため、高価なボールよりも、比較的安価な初心者向けボールや、ロストボールセットから始めるのが賢明です。
ティー
ドライバーやフェアウェイウッドを打つ際に使用します。
ウッドティー、プラスチックティーなど種類があります。
様々な高さのものを数本用意しておきましょう。
グリーンフォークとマーカー
・グリーンフォーク:ボールがグリーンに着弾した際にできるへこみ(ピッチマーク)を直すために使用します。
グリーン保護のため、必ず用意しましょう。
・マーカー:グリーン上でボールの位置を示すために使用します。
キャップのつばにクリップで留められるタイプが便利です。
5百円、百円硬貨でも代用できますし、ゴルフ場にも無料で用意されています。
ゴルフバッグ(キャディバッグ)
ゴルフクラブを持ち運ぶためのバッグです。
クラブの保護はもちろん、ボールやティーなどの小物を収納するポケットも充実しています。
スタンドタイプとカートタイプがあります。
・スタンドタイプ:軽量で、練習場や打ちっぱなしに持ち運びやすいのが特徴です。
コースで立てて使用する際も便利です。
・カートタイプ:クラブを多く収納でき、安定性がありますが、やや重いです。
主にカートに乗せて使用します。
【購入のポイント】
初心者の方は、まずスタンドタイプを選んでおくと、練習場でもコースでも使い勝手が良いでしょう。
その他、あると便利なもの
・タオル:汗を拭いたり、クラブを拭いたり、様々な場面で活躍します。
・日焼け止め・サングラス:屋外での活動時間が長いため、紫外線対策は重要です。
・水分補給グッズ:水筒やペットボトルホルダーなど、こまめな水分補給ができるように準備しましょう。
・距離計(GPSウォッチ):上級者向けですが、コースの距離を正確に測ることで、ショットの精度を高められます。
必須ではありませんが、ゴルフに慣れてきたら検討してみるのも良いでしょう。
3. ゴルフを始める前の準備と心構え
必要なものを揃えることと同じくらい大切なのが、ゴルフに対する心構えと基本的な知識を身につけることです。
3-1. レッスンで基本を学ぶ
いきなりコースデビューする前に、ゴルフスクールや練習場でプロの指導を受けることを強くおすすめします。
自己流で変な癖がつく前に、正しいフォームを身につけることが上達への近道です。
また、ゴルフの基本的なルールやマナーも学ぶことができます。
3-2. ルールとマナーを理解する
ゴルフは紳士淑女のスポーツと言われています。
クラブハウスでの振る舞い、コース上でのエチケット、スロープレーにならないための配慮など、基本的なルールとマナーを事前に確認しておきましょう。
ゴルフ場のウェブサイトや、初心者向けのゴルフガイドブックで学ぶことができます。
3-3. 焦らず楽しむ気持ちを持つ
ゴルフはすぐに上達するスポーツではありません。
最初は空振りしたり、ボールが思うように飛ばなかったりすることもあるでしょう。
しかし、それもゴルフの醍醐味です。焦らず、少しずつできることを増やしていく気持ちで、ゴルフを楽しみましょう。
まとめ:賢く揃えて、ゴルフを楽しもう!
ゴルフを始めるために必要なものは多岐にわたりますが、一度にすべてを揃える必要はありません。
まずは「ゴルフクラブ」「ゴルフシューズ」「ゴルフグローブ」の三種の神器から始め、ゴルフウェアや小物類は、予算や必要性に応じて少しずつ揃えていくのがおすすめです。
この記事が、これからゴルフを始める方の一助となれば幸いです。
必要なものをしっかりと準備し、素晴らしいゴルフライフをスタートさせてください。