昭和50年代からゴルフ銀座と言われて久しい栃木県。
現在は119コースが営業していて、これは全国の都道府県で第4位です。
ちなみに第1位は千葉県の157、2位兵庫県152、3位北海道142と続き、5位が113コースの茨城県です。
栃木県は同じ関東の千葉、茨城に比べると平坦地が少なく、アップダウンの激しいコースが多く見られます。
しかし、丘陵の自然美を残しつつ造形美との調和が見事なコース、貴重な林間に展開する広大なゴルフ場など、実にバラエティーに富むのが特徴です。
そんな栃木県の独創性豊かな数々のコースから、今回はゴルフ会員権の値上がりが期待できる有望株6コースを取り上げました。
上記ゴルフ場数については、一季出版(株)TEL:03-5847-3366 発行のゴルフ特信【2023年(令和5)年4月調査】によります。
*ゴルフ場数は調査方法によってバラツキがあります。本記事で一季出版のデータを採用したのは、調査方法を信頼できるからです。一季出版では、電話または書面によりゴルフ場と直接コンタクトをとる方法を採用しています。
会員権の値上がりが期待できる栃木県の有望6コース!
北関東に位置する栃木県は、南関東に比べ東京からのアクセスがやや劣るため、ゴルフ場数は多いけれど会員権相場は弱含みの状況が続いています。
しかし、そんな中でも経験を活かしながら、詳細に調べてみるとありました。
珠玉のような名コースが。
この記事で取り上げる、今後ゴルフ会員権相場の上昇が期待できる栃木県のゴルフ場は、以下の6コースです。
✔日光カンツリー倶楽部
✔プレステージカントリークラブ
✔ゴールド佐野カントリークラブ
✔ホウライカントリー倶楽部
✔小山ゴルフクラブ
✔太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース
本来は縁起の良いラッキー7として、7つのゴルフ場を取り上げたかったのですが、厳選、精査を重ねていく中で、自信を持っておすすめできるのは、この6コースだとの結論に至りました。
あなたのより豊かなゴルフライフに、きっと役立つことと確信しています。
なお、この記事は(株)日本ゴルフ同友会の協力を得て作成しました。
日光カンツリー倶楽部は井上誠一設計で会員権の値上がりが期待できる有望コース!
日光カンツリー俱楽部の特徴について、思いつくまま並べてみました。
✔栃木県内2番目のゴルフ場として昭和30年4月開場
✔名匠・井上誠一の代表作の一つ
✔県内に二つしかない社団法人組織
✔男体山を望み赤松と楊柳に囲まれた風格の林間コース
✔2003年日本オープン開催
✔2021年プロゴルフ選手権開催
✔2025年同コース2回目の日本オープン開催決定
どうですか、ざっと考えただけでも、これほどの特徴が思い浮かびます。
これではゴルフをたしなむ者なら誰だって、栃木県一の名門コースと認めざるを得ませんね。
「本当の良いコースとは自然と設計者と、そして幸運が一体となって生れたコースではないでしょうか」
これは2003年(平成15年)の日本オープン開催に向けて、日光カントリー倶楽部の改造に着手した川田太三の言葉です。
さらには「基礎造形に自然が歩み寄った日光カンツリー倶楽部」とも表現しています。
日光の冬は厳しいことで知られます。
幾多の厳冬に耐え年月を経るに従って、日光カンツリー倶楽部のフェアウエイは平たんに見えながら、実は微妙に変化しているのです。
この感性でしかとらえられないアンジュレーションによって、コースの難易度は高まり、プレーヤーにはより優れた戦略性を要求します。
風雪を耐え忍ぶごとに完成度と風格が増していく、実に味わい深いゴルフ場が日光カンツリー倶楽部ということになります。
「井上誠一は、厳しい冬に晒されることを念頭に設計した。
それが50年後、60年後、自然が歩み寄る形で見事に結実した」と河田太三は言いたいのでしょう。
さすが、現在のゴルフ場設計第一人者です。
名人・井上誠一及び名コース日光カンツリー倶楽部の素晴らしさを見事に表現した言葉です。
日光カンツリー倶楽部は、名コースのあらゆる条件を備えたゴルフ場です。
もう少し詳しく見てきましょう。
値上がりが期待できる日光カントリー俱楽部の会員権データ
✔日光カントリー俱楽部
◎会員権相場:360万円〜520万円
*この数字は2023年12月の資料を基にしております。
*会員権相場は変動します。
*最新の情報はコチラで確認できます。
・名変料: 220万円
・年会費:99,000円
*諸費用や年会費は変わる可能性があります。
*最新情報はコチラで確認!
日光カンツリー倶楽部をおすすめする理由
日光カンツリー倶楽部を以下の理由でおすすめします。
・栃木県1の名門ゴルフ場
・栃木県で2番目に古い1955年の開場
・県内に2コースしかない社団法人制クラブ
・社団法人制ではあるが会員権の売買が可能なゴルフ場
・井上誠一設計の林間コース
・2003年日本オープン開催
・2021年プロゴルフ選手権開催
・2025年日本オープン開催予定
・林間コースらしくフラットで距離のある正統派チャンピオンコース
・宿泊施設(ロッジ)あり
・2023年に大きく会員権相場が上がった
上級者からビギナーまで、とてもファンの多いゴルフ場です
周辺は世界的に有名な観光地であり、宿泊施設も備えていているので付加価値の高いゴルフ場と言えます。
プレステージカントリークラブは会員権の値上がりが期待できる!
プレステージカントリークラブは東北縦貫道の栃木インターから5㎞と、アクセスに恵まれた36ホールのチャンピオンコースです。
栃木県では人気ナンバーワンのゴルフ場。
開場3年目で日本プロゴルフ選手権を開催した本格派コースで、何度プレーしても飽きません。
東コースは丘陵の趣を残した変化に富む18ホール。
特に四季によって景観が変わるショートホールが印象的です。
西コースはフラットな林間コース。
広々とダイナミックで距離が長く、実に挑戦し甲斐のあるホールばかりで構成されています。
大きくうねったフェアウェイ、距離の長いパー5、アイランドグリーンなどなど、気を抜けない36ホールの連続です。
ヤーデイジが長くアスリートゴルファー向きの印象を持ちますが、初心者、シニア、レディースと誰でも楽しめます。
その秘密は、使用するティーの距離差にあります。
バックティとレギュラーティでは東コースで約800ヤード、西コースは約900ヤード違います。
ゴールド、レディースティならさらに距離は縮みます。
あらゆるゴルファーに満足感を与えるゴルフ場が、プレステージカントリークラブです。
プレステージカントリークラブの会員権情報
✔プレステージカントリークラブ
◎会員権相場:50万円〜110万円
*この数字は2023年12月の資料を基にしております。
*会員権相場は変動します。
*最新の情報はコチラで確認できます。
・名変料: 55万円
・年会費:55,000円
*諸費用や年会費は変わる可能性があります。
*最新情報はコチラで確認!
プレステージカントリークラブをおすすめする理由
プレステージカントリークラブは、下記の理由でおすすめします。
・GRANDPGMの1つ(注)
・元々STT開発系の高級接待コースで、レアウト、クラブハウスなどの施設が素晴らしい
・キャディも含めてスタッフ教育が行き届いている
・フロント、浴室などクラブハウス内には広々とした空間があり、清潔感にあふれている
・36ホールあって、伸び伸びと広いレイアウトが特徴
・GRANDPGMでこの金額で入会できる点が魅力
練習場が少し狭く、ドライバー禁止なのが主な欠点でしょう。
しかし、これほどのグレードでありながら、この価格は魅力たっぷりのコースです。
(注)
GRANDPGMとは『日本のゴルフを、もっと豊かに、もっと上質に。』 をコンセプトにPGM が独自に考案したブランドです。
『GRAND』は、「豪奢な」「威厳のある」などの意味を持ちます。
ゴールド佐野カントリークラブは会員権の値上がりが期待できる!
ゴールド佐野カントリー倶楽部は、アップダウンがあるのは当たり前と思われがちな、栃木県のイメージを覆すゴルフ場です。
118㎡(約36万坪)の広大な敷地に展開する18ホールは、目を見張るほどフラットに仕上がっています。
恵まれた地形を活かした造形美と心を和ませる景観美。
大小5つの池が戦略性を高め、プレーヤーの挑戦意欲を掻き立てます。
そして、ゴールド佐野カントリー倶楽部、もう一つのキャッチフレーズは『栃木で東京からもっとも近いゴルフ場』です。
東京都心部から60分強と車でのアクセスは、栃木県内随一。
北関東自動車道・佐野田沼ICを降りるとコースまでは、わずか7分で到着します。
東京都在住で手ごろな価格の会員権を求めるゴルファにとって、フラットなレイアウトを有し、アクセス至便なゴールド佐野カントリークラブは、実に魅力的です。
また、ゴールド佐野カントリークラブが目指すのは、ハイグレード、ハイステータスです。
それは、ドレスコードにもはっきりと表れています。
メンバーには入場時のジャケット、ブレザーの着用が義務付けられ、シャツの裾はズボンの中に入れるのがルールとして定められています。
しっかりと教育の行き届いた従業員の接客も魅力の一つです。
ちょっぴり贅沢なメンバーシップを味わうチャンスが今、目の前にあります。
ゴールド佐野ゴルフクラブの会員権情報
✔ゴールド佐野ゴルフクラブ
◎会員権相場:50万円〜120万円
*この数字は2023年12月の資料を基にしております。
*会員権相場は変動します。
*最新の情報はコチラで確認できます。
・名変料: 55万円
・年会費:55,000円
*諸費用や年会費は変わる可能性があります。
*最新情報はコチラで確認!
ゴールド佐野ゴルフクラブをおすすめする理由
ゴールド佐野カントリークラブをおすすめする理由を下記にまとめました。
・ゴールドクレスト運営のコース
・1994年開場で、まだ20年くらいと新しい
・他のゴールド系ゴルフ場と同じく、コースメンテナンスや接客が非常に良いと評判
・都心からも渋滞がなければ1時間半以内で到着可能
・栃木で最も東京に近いゴルフ場
問題点があるとすれば、ネットの予約サイトで全日予約が可能なことです。
これにより、土日祝は混み合うこともあります。
ただ、予約サイトなどの口コミでは、決して評判は悪くありません。
特に従業員の接客マナーやコースメンテナンス、食事への満足度が高いようです。
ホウライカントリー倶楽部は会員権の値上がりが期待できる有望格!
ホウライカントリー俱楽部は、本当に素晴らしいゴルフ場です。
ビューティフル、アメージング、ファンタスチック、エクセレントなどの要素が、コース全体にあふれています。
45万坪の広大な敷地に展開する18ホールはフラットそのもので、全ホールが赤松林でセパレートされ、解放感と風情に満ちたゴルフ場です。
巧みな配置の池とバンカー、たっぷりの敷地ながらプレーヤーに分析と決断を迫るため、あえて多くしたドックレッグホール。
すべてのプレーヤにゴルフの醍醐味と満足感を与えるために造られたのが、ホウライカントリー俱楽部です。
プレーするたびに新たな発見があり、何度ラウンドしても飽のこないことが、完成度の高さと戦略性の巧みさを物語っています。
これぞ、日本を代表する本格派チャンピオンコースです。
各種ゴルフ場ランキングでは、常に国内の上位にランクされます。
ホウライカントリー俱楽部を語るうえで、忘れてならないのが周囲の絶景。
コースを取り囲むように連なる那須の山々は、いつまでも眺めていたいほど心を潤してくれます。
素晴らしいゴルフ場で、ゆったりとプレーを楽しみたいゴルファには、一押しのコースです。
あなたのゴルフライフに夢が広がります。
ホウライカントリー倶楽部の会員権情報
✔ホウライカントリークラブ
◎会員権相場:35万円〜110万円
*この数字は2023年12月の資料を基にしております。
*会員権相場は変動します。
*最新の情報はコチラで確認できます。
・名変料: 55万円
・年会費:55,000円
*諸費用や年会費は変わる可能性があります。
*最新情報はコチラで確認!
ホウライカントリー倶楽部をおすすめする理由
ホウライカントリー倶楽部をおすすめする理由をまとめました。
・広大な那須高原に位置する林間コース
・解放感があり、周囲の景観が素晴らしい
・提携する西那須野カントリー倶楽部もメンバーとして利用できる
・実質的に36ホールの価値を持つ会員権
・練習場、クラブハウスも広い
・温泉施設や宿泊施設も近くにあるので、泊まりでの利用客も多い
スケールの大きなゴルフ場ですから、欠点を探すよりも、その独自性、解放感、利用価値を重視するのが賢明でしょう。
小山ゴルフクラブは会員権の値上がりが期待できる有望格だ!
小山ゴルフクラブは栃木県有数の歴史を持つ、落ち着いた雰囲気の名門コースです。
コースメンテナンスや従業員のホスピタリティは、評判上々。
セルフプレーに対するスタッフの対応にも温かみがあり、スタート前などに交わす会話で心和むプレーヤーも多いようです。
随所に余裕が感じられるコース。
それもそのはず。
小山ゴルフクラブは、日立と日産グループの主要企業、そして地元の有志が協力して1960年(昭和35年)に設立されたゴルフ場です。
林間コースとしては、やや距離に物足らなさを感じますが、フェアウェイのIPポイント付近には樹木植えられていて、難易度を高めています。
小さなツーグリーンは、簡単にパーオンをさせてくれません。
プレーヤーには、正確なショットが求められるのです。
近くを流れるのが『思川』。
何と情緒豊かで、哲学的な名前でしょう。
その思川に沿った、なだらかな丘に端然とたたずむ小山ゴルフクラブ。
樹齢100年を超す樹々に囲まれ、春には桜が人々の目奪います。
千本あるといわれる桜の満開は、まさに圧巻です。
自然美と造形美に秀でた、小山カントリークラブでのゴルフライフは貴重です。
小山ゴルフクラブの会員権情報
✔小山ゴルフクラブ
◎会員権相場:40万円〜120万円
*この数字は2023年12月の資料を基にしております。
*会員権相場は変動します。
*最新の情報はコチラで確認できます。
・名変料: 110万円
・年会費:79,200円
*諸費用や年会費は変わる可能性があります。
*最新情報はコチラで確認!
小山ゴルフクラブをおすすめする理由
栃木県の老舗名門、小山ゴルフクラブのおすすめポイントを以下にまとめました。
・名門ゴルフ場でありながら、JGAなど各種連盟に加盟しないで独自路線を歩む
・都内の利用客というよりは地元メンバーの利用が多い印象
・22万坪の広い土地を豪快に利用したコースレイアウトが特徴
・1960年(昭和35年)開場と、栃木県では5番目の歴史を持つコース
・東北新幹線利用で、東京駅から小山駅まで約40分、クラブバスで10分とアクセス良好
・桜が多く、満開時の見事さが有名
林間コースにしては若干距離が短いことがネックです。
JGAのオフシャルハンデキャップも取得できません。
だが、歴史あるコースの風格と落ち着きには、得難いものがあります。
かつて桜に魅せられ会員となった作家の城山三郎は 「小山ゴルフクラブには6つの楽しみがある」 と語っています。
2にレイアウトの面白さ、
3にいいパートナー、
4に親切なキャディー、
5に入浴の楽しさ、
6にうまい酒
—小山ゴルフクラブのホームページより抜粋—
太平洋クラブ佐野ヒルクレストコースは栃木県の有望格だ!
佐野ヒルクレストコースのグリーンは評判がいいようです。
日本のゴルフ場としては硬めで傾斜があって、うねりも大きく、とてもスリリングな設定がプレーヤーを悩ませます。
11.5の高速に設定されることもあると言いますから、これはスリル満点で楽しいでしょう。
コースを監修したのが鬼才と言われた、デズモンド・ミュアヘッド。
彼は日本を含めた世界数ヵ国でゴルフ場を設計し、その独特な造形が常に注目を集めました。
佐野ヒルクレストコースも、大きなワングリーンとそれを囲む独特なバンカーの形状が目を引きます。
大きな池のアメリカンスタイルあり、林間に広がるフラットなホールあり、フェアウェイ両サイドに森がそびえる丘陵タイプありと、それぞれが強く自己を主張しながら18ホールは展開します。
高台にあり、素晴らしい眺望も特徴ですが、このコース単独の会員権はありません。
太平洋クラブ18コースの一つです。
男子プロのトーナメント、太平洋マスターズでおなじみの御殿場コースなど、優良なゴルフ場が18コースも使えるのですから、太平洋クラブはお買い得です。
太平洋クラブ佐野ヒルクレストコースの会員権情報
✔太平洋クラブ佐野ヒルクレスト
◎会員権相場:270万円〜385万円
*この数字は2023年12月の資料を基にしております。
*会員権相場は変動します。
*最新の情報はコチラで確認できます。
・名変料: 275万円
・年会費:72,600円
*諸費用や年会費は変わる可能性があります。
*最新情報はコチラで確認!
太平洋クラブ佐野ヒルクレストをおすすめする理由
太平洋ヒルクレストコースのおすすめできるポイントを下記にまとめました。
・比較的フラットで、池の多いのが特徴
・グリーンは傾斜がきつく、速くてスリリングに仕上がっている
・山間にあり景観よく、特に冬が素晴らしいと評判
・都心から1時間半程度でアクセスがよい
・太平洋運営のため、ホスピタリティは高い
・太平洋クラブは共通会員権なので、18コース利用可能
高速を降りてから少し遠いのがネックでしょうか。
ただ、実に個性的な18ホールには、挑戦のし甲斐があります。