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古賀ゴルフ・クラブ徹底解説:九州屈指の名門コースの魅力、料金、歴史、ドレスコードまで

ゴルフ名門コース

九州屈指の名門コースとして知られる古賀ゴルフ・クラブは、戦略性の高いコース設計、玄界灘に面した素晴らしい環境、そして格式高いクラブハウスの雰囲気で多くのゴルファーを魅了しています。

 

本記事では、古賀ゴルフ・クラブの特徴から料金、厳格なドレスコード、アクセス、そしてその長い歴史まで、詳細にわたりご紹介します。

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古賀ゴルフ・クラブの特徴と魅力

古賀ゴルフ・クラブの最大の特徴は、その難易度の高さと、それに裏打ちされた戦略性の深さにあります。

 

ゴルファーの腕が試される数々の仕掛けが随所に散りばめられています。

コースの難易度と設計

・砲台グリーン上田治氏設計の特徴である砲台グリーンは、ボールが少しでも逸れるとすぐにグリーンをこぼれてしまうため、正確なショットが要求されます。

 

・狭いフェアウェイ:戦略的に配置された木々やハザードにより、フェアウェイは見た目以上に狭く感じられ、ドライバーの精度がスコアメイクの鍵となります。

 

・玄界灘からの強風:海に近い立地のため、玄界灘からの強風が常に吹き付け、計算されたクラブ選択と風を読む力が求められます。

この風が、同じホールでも日によって全く異なる攻め方を必要とさせる要因となっているのです。

 

・バンカー:上田治氏が手掛けたコースのバンカーは、アゴが高く設定され、グリーン周りに大きなプレッシャーを与えます。

 

各ホールに難度の高いバンカーが巧みに配置され、脱出には高い技術が必要です。

 

・2種類のグリーン:ベントグリーンとバミューダグリーンの2種類があり、特にベントグリーンは上田治設計らしい砲台グリーンです。

 

それぞれのグリーンが異なる戦略性と魅力を提供し、プレーヤーを飽きさせません。

環境の良さ

玄界灘に面した立地は、ゴルフ場全体に開放感あふれる心地よい海風と潮の香りをもたらします。

 

これにより、単にゴルフをするだけでなく、自然の中でリフレッシュできる特別な空間が提供されています。

 

白砂青松の景色は、プレーヤーの心を和ませてくれることでしょう。

クラブハウスの雰囲気

古賀ゴルフ・クラブのクラブハウスは、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

派手さを抑えつつも、清潔感があり、名門にふさわしい品格が保たれています。

 

プレーの前後も快適に過ごせるよう、細部にわたる配慮が感じられ、これも古賀ゴルフ・クラブの大きな魅力の一つです。

キャディの評判

名門コースにおいて重要な要素の一つがキャディの質です。

 

古賀ゴルフ・クラブでは、キャディの接客やコースアドバイスに関して、利用者から好評価と不満が混在する意見が見受けられます。

 

これは、プレーヤーにとってキャディの存在がスコアや体験に大きく影響するため、そのサービスの質が特に注目されていることを示しています。

古賀ゴルフ・クラブの料金

名門コースとしての質の高さを反映し、プレー料金は高めに設定されています。

 

しかし、その価格に見合うだけのゴルフ体験が提供されるため、多くのゴルファーに選ばれています。

ゲスト料金表

時期 曜日 通常料金 優待料金 同伴料金
通常月 平日 ¥30,000 ¥25,900 ¥24,800
通常月 土日・祝日 ¥36,200 ¥31,100 ¥30,100
季節月 平日 ¥25,900 ¥23,800 ¥22,700
季節月 土日・祝日 ¥31,100 ¥29,000 ¥27,900

 

※上記料金は変更される可能性がありますので、ご来場前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

古賀ゴルフ・クラブのドレスコード

古賀ゴルフ・クラブは、その伝統と格式を重んじていて、来場者には良識ある服装を求めています。

特に厳格なドレスコードが設けられ、事前に確認しておくことが重要です。

来場時・退場時

・ブレザーの着用をお願いします。ただし、6月1日~9月30日の期間はこの限りではありません。

・襟付き・袖付きシャツの着用をお願いします。

ジーンズ、カーゴパンツ(ポケットの膨らんだタイプ)、半ズボンはご遠慮ください。

サンダル、ツッカケ、ゴルフシューズはご遠慮ください。

プレー時

・襟付き・袖付きシャツの着用(モックネック(襟3cm以上)、タートルネック、ハイネック着用可)をお願いします。女性については袖がないシャツの着用も可能です。

 

長袖アンダーウェア(ハイテク素材)のみの着用はご遠慮ください。

 

シャツの裾は外に出さないでください。ただし、女性のオーバーブラウス仕立てのシャツに限り着用も可能ですが、腹部が見える着丈の短いものはご遠慮ください。

 

半袖シャツの下に長袖アンダーウェア(ハイテク素材)の着用は可能ですが、アンダーウェア(ハイテク素材)のみの着用はご遠慮ください。

 

ジーンズ、カーゴパンツ(ポケットの膨らんだタイプ)の着用はご遠慮ください。

 

華美にならないよう色柄(迷彩柄等は不可)にもご配慮ください。

 

携帯電話での通話はご遠慮ください。

その他

ソフトスパイク、スパイクレス以外のシューズでのプレーはご遠慮ください。

タオルの首掛け、腰掛けはご遠慮ください。

コース内・練習場では着帽、クラブハウス内では脱帽をお願いします。

レストランではレインウェアの着用はご遠慮ください。

 

名門コースとしての品位を保つため、これらのマナーやドレスコードは徹底されています。

訪れる際には、これらの規定を遵守し、他のプレーヤーへの配慮を忘れないようにしましょう。

古賀ゴルフ・クラブのアクセス

古賀ゴルフ・クラブは、古賀インターチェンジからほど近く、アクセスが良い場所に位置しています。

車での来場が便利です。

 

  • :古賀インターチェンジから短時間で到着します。

 

※詳細な経路については、カーナビまたは地図アプリでご確認ください。

古賀ゴルフ・クラブの歴史

古賀ゴルフ・クラブの歴史は、戦後のゴルフ黎明期から始まり、数々の偉業と変遷を経て、現在の名門としての地位を確立してきました。

前身「大保ゴルフ場」と「古賀サンドコース」

古賀ゴルフ・クラブのルーツは大正15年に福岡県で最初に開場した「大保ゴルフ場」に遡ります。

 

戦時中に接収され閉鎖された後、昭和22年、西日本鉄道が所有する古賀の土地に新しいゴルフ場を造る計画が浮上。

 

資金や物資が不足する中、昭和23年に芝はグリーンのみ、ホールにはブリキ缶を埋めた9ホールのサンドコース「古賀」が誕生しました。

本格的なゴルフ場への変革

本格的なゴルフ場を目指し、大規模な芝張り改造が検討され、昭和28年10月11日に9ホールがオープン。

 

これが古賀ゴルフ・クラブの正式な歴史の始まりとされています。

昭和29年には日本ゴルフ協会に正式登録されました。

上田治氏による18ホール設計と日本プロゴルフ選手権開催

昭和31年、18ホールへの改造のため、コース設計の権威である上田治氏に設計を依頼。

九州では上田氏の戦後最初の作品となりました。

 

地元との協力のもと、昭和32年12月には全18ホールが完成し、玄海灘に面する魅力あるリンクスコースが誕生しました。

 

昭和36年には早くも日本プロゴルフ選手権競技が開催され、林由郎プロが優勝。

 

この時期、島村祐正プロやクラブチャンピオン21回、日本シニアアマ3回優勝の野見山博氏といった名プレーヤーも当クラブで活躍しました。

グリーンの改修と日本オープン開催

創立以来の経年変化に対応するため、平成6年10月には上田治氏の愛弟子である鈴木正一氏の監修のもと、大規模な改修に着手。

 

グリーンの床構造をサンド化し、高麗からベントへ全面変更するなど、戦略性を高める改修が行われました。

 

そして、平成9年10月には、九州で初めてとなる第62回日本オープンゴルフ選手権競技が開催され、その難コースぶりが全国に知れ渡りました。

 

その後も、平成20年10月には片山晋呉プロが優勝した第73回日本オープン、令和元年10月にはチャン・キム選手が大逆転優勝を飾った第84回日本オープンと、計3度も日本ゴルフ界の最高峰の舞台となっています。

 

さらに、平成23年8月には、通年良好なコンディションを提供するため、Bグリーンを酷暑にも強いバミューダグリーン(ミニバーディ)に改修。

 

これは日本で初めて18ホールの全面採用となる画期的な取り組みでした。

新クラブハウスの竣工

平成27年3月には、旧クラブハウスの外観イメージを継承しつつ、シーサイドの景観に調和した新クラブハウスが竣工しました。

 

太陽光システムや雨水ろ過装置など、省エネ・エコロジー対策も取り入れられています。

まとめ

古賀ゴルフ・クラブは、上田治氏による挑戦的なコース設計、玄界灘に面した恵まれた自然環境、そして格式高いクラブハウスの雰囲気を兼ね備えた、まさに九州を代表する名門コースです。

 

三度の日本オープン開催実績が物語るその難易度は、ゴルファーにとって最高の挑戦の場となるでしょう。

 

プレー料金は高めですが、その価値に見合う上質なゴルフ体験が待っています。

 

厳格なドレスコードやマナーの遵守が求められますが、それもまた名門ならではの品格を保つ上で重要な要素です。

 

キャディのサービスについては賛否両論あるものの、それを上回るコース自体の魅力と歴史が、多くのゴルファーを惹きつけてやみません。

 

一度は訪れてみたい、記憶に残るゴルフコースであることは間違いありません。