練習場で座席に立つとキャディーバッグからいきなりドライバーを取り出して、ビュンビュン振り回し始めるアマチュアゴルファーがいます。
これは危ないですよ。
特に寒い冬場は要注意です。
また、100を切るためにはアプローチがとても大切です。
練習場ではアプローチも忘れずにしっかりとやってください。
初心者がゴルフ練習場で男女ともにやるべき大切な事と打席の取り方
練習場の打席に立ったとたん、キャディーバッグからいきなりドライバーを取り出し2、3度素振りをしただけで、すぐにボールを打つ人を見かけます。
これは絶対にやめるべきです。
ゴルフがうまくなる、ならない以前の問題。
身体を壊してしまいます。
特に寒い冬はこれをやったら命とりになりかねません。
まずは、しっかりとストレッチを行いましょう。
「俺は若いから大丈夫」「私は若いし身体が柔らかいから」
そんなことは関係ありません。
ゴルフは練習であってもボールを打つときは全身を使います。
身体にはかなりの負荷がかかるもの。
特に怪我が多いのは次の4か所。
・肘
・腰
・手首
・膝
最も注意しなければならないのが肘。
あなたも『ゴルフ肘』という言葉を聞いたことがあると思います。
それほどゴルフで故障する人が多いのです。
肘だけでなく、腰、手首、膝なども慢性化するのが一番怖いですね。
ストレッチで身体を温め、関節や筋肉を柔軟にすることが怪我を防ぐ最良の方法です。
ストレッチで身体をほぐしたら、次は素振りをしましょう。
ボールを打つのはもう少し先まで我慢。
前章で述べたように7番アイアンとピッチングウエッジの徹底的な打ち込みで上達を早めたいのであれば、素振りも7番アイアンを使ってください。
ある程度打ち込みが終わって、いろんなクラブを練習している場合でも、アイアンの素振りから始めるのが良いでしょう。
ストレッチ→素振りには15分から20分の時間を割いてください。
準備体操と素振りが終わったら、いよいよボールを打てますね。
ここでも注意点があります。
フルショットの前に必ずアプローチから始めてください。
ピッチングを低くティアップして、ボールをクリーンにとらえる感触を覚えましょう。
初心者のスコアに占める割合は、アプローチとパットで約70%に上ります。
100を切りたかったなら、スコアを縮めたかったなら、アプローチの練習は欠かせません。
個人差はあるもののプロは、パターを含めたグリーン周りのショートゲーム練習に60%~70%を割くそうです。
アプローチが終わったら、シャフトの短いクラブから順番に打って行きましょう。
7番とピッチングで打ち込み中の方は、ピッチングでティアップしたボールをフルショットし、次に7アイアンに移ってください。
何度も言いますが、ピッチングウエッジはできるだけティアップして打つように心がけてください。
練習場のマットはダフってもソールが滑って気付きません。
ティアップするとダフリとボールをクリーンにとらえた時の感触が、全く違うことを体感できます。
練習場での打席はどこを選ぶと良い?
初心者は左右両サイドに陣取るのはやめましょう。
中央とその周辺ならどこでも問題ありません。
よく言われるのが『スライサーなら右端の打席から左の対角線上に向かって打て』。
『フッカーなら左端の打席から、右の隅を狙って打て』。
ですが、これはあまりお勧めしません。
何故なら、打席のマットを動かすと周囲の仕切りや柱などとの角度が変わって、目や意識の錯覚を誘いフォームを崩す危険性が高いからです。
何物にも惑わされないほどスイングとフォームが出来上がっていたら別ですが、初心者のうちはちょっとしたことでアドレスやフォームが崩れます。
中央付近から打てば、右に出ようが左に出ようが球筋は分かります。
逆にスライスを抑えるために左端に、フックを抑えるために右端から打てと教える素人がいます。
これは絶対にやめましょう。
打ち出す方向に壁を作って曲がりを抑えるなど、初心者のやることではありません。
たった一日こんな練習をしただけで、スイングは滅茶苦茶にになります。
ボールが右、左へ曲がり過ぎるのは、グリップとアドレスが悪いのです。
もう一度、握り方、立ち方をチェックしてください。
100を切る前に変則的な打ち方や練習に手を染めると、一挙に上達から遠のきます。
100を切るまでは基本に則った練習がとても大事です。
いろんなことを試したかったら、早く90を切るまでに上達しましょう。