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評判も人気も抜群だ太平洋マスターズ開催の太平洋クラブ御殿場コース!

太平洋クラブ・御殿場 ゴルフ名門コース

歴史あるゴルフ場の多くはメンバーとともに歩み歴史を刻むが、太平洋クラブ御殿場コースはちょっと異色だ。

 

男子ゴルフトーナメント『太平洋マスターズ』とともに歩み成長し、世に認められたゴルフ場と言えるだろう。

 

2018年にはマスターズ優勝の松山英樹選手が監修して大改造され、トーナメントの国際基準を満たすコースへと変貌を遂げている。

 

そして、2022年の『プレーして最もよかったゴルフ場』ランキングで、太平洋クラブ・御殿場コースが堂々の1位に輝いた。

アマチュアゴルファからもプロからも評判と人気は上々だ。

 

今回は太平洋クラブ御殿場コースの歴史や人気の秘密、コース改造、そして日本を代表するトーナメント『太平洋マスターズ』について詳しくお伝えします。

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太平洋マスターズ開催の太平洋C・御殿場コースは国際水準コースだ!

太平洋クラブ・御殿場コース

太平洋クラブ・御殿場コースは昭和52(1972)年4月26に開場した。

一方、太平洋マスターズは昭和47(1968)年と、その5年前に第1回が開催されている。

 

第5回大会までは千葉県の総武CC総武コースで開催されていた。

総武コースも負けず劣らずの素晴らしいコースだが時代背景の違いもあり、太平洋マスターズと言えば、やはり御殿場コースだ。

 

今では太平洋マスターズが総武カントリークラブ総武コースで開催されていたことを記憶している人は少ないだろう。

 

さて、御殿場コースにはトーナメントで、ドラマが生まれるホールがいくつもある。

太平洋クラブ御殿場コースは設計段階から太平洋マスターズ開催を意図し、ドラマが生れるように造成されたのだと言う。

 

プレーしてみると分かるが、あまりテレビ画面に映ることのないアウトコースもなかなか手強く、戦略性を意図した素晴らしいホールが多い。

 

この御殿場コースが全面大改修に着手したのは2018年1月。

同年9月に竣工して、10月1日にグランドオープンしている。

 

大改修のきっかけになったのは2016年の『三井住友VISA太平洋マスターズ』で優勝した松山英樹プロの一言っだった。

 

23アンダーという大会レコードの優勝インタビューで松山選手は「日本のツアーレコードを意識していた」と発言した。

 

これを聞いた太平洋クラブ代表取締役の韓氏は「御殿場コースを新たな舞台に造り上げ、国際水準を満たすトーナメント開催コースにしよう」と決意したのだと言う。

 

監修は松山英樹プロだが、図面を引いたのはアメリカの有名設計家、リース・ジョーンズ氏だった。

彼が大改修で重点を置いたのは『戦略性』と『景観』。

 

加藤俊輔氏による自然を活かした原設計の意図を尊重し、改修はバンカーの形状と位置、グリーン周りのバリエーション造りを中心にした。

 

ガードバンカーとクロスバンカーは18ホールすべてで改修され、深さや大きさのバリエーション豊かなコースとなった。

 

全米オープン、全米プロ、ライダーズカップ、プレジデントカップなど、メジャー大会や国際大会開催コースの改修を数多く手がけてきたリース・ジョーンズ氏。

 

通称『リースバンカー』は、まさに国際水準と呼ぶに相応しい仕上がりを見せている。

また、最新の技術により排水面が進化し『硬過ぎず、柔らか過ぎず』の砂質コンディションにも向上が見られる。

 

グリーン周りも全面的に改修された。

芝生は野芝から高麗芝に張り替えられている。

 

見た目はとてもきれいだが、グリーンを外すとボールは止まりにくくなり、バンカーや拡張されたウォーターハザードへ吸い込まれてしまうから厄介だ。

 

第1打の落下を予測したIP地点の設定距離も変更になった。

250ヤードから現在のトーナメント基準である280ヤードに変更され、これに伴いフェアウェイ幅の調整も行われた。

 

景観美に対しても工夫されている。

世界文化遺産の富士山がより美しく見えることも考慮して改造した。

 

こうして、パー70になった太平洋クラブ御殿場コースは、実に難易度の高い国際基準に達したトーナメントコースに生まれ変わったのです。

 

大改修のマスタープランを作成したリース・ジョーンズ氏は原設計者、加藤俊輔氏へのリスペクトも忘れない。

 

「御殿場コースはもともとの設計が素晴らしい。1番ホールから18番ホールまでこの地形に見合った造成がなされていて、静と動の流れが見事です」

 

「距離のバランスもパー3には短いホールも長いホールもあり、パー5では特に18番ホールは秀逸なデザインです。ドラマが生まれる最終ホールということを念頭に置いた設計・造成ですね」

 

「その点は私たちが手がけたトーリーパインズやイーストレイクの最終ホールと共通しています。イーグルも取れるがリスクもある素晴らしさ。改造前の加藤さんのデザインに悪い評価をする人はいないはずです。」

 

このように語って、加藤俊輔氏に最大の賛辞を贈ったのだった。

名匠こそ名匠のよき理解者であるということでしょう。

太平洋クラブ御殿場コースは評判が抜群『プレーして最もよかったゴルフ場』の堂々1位!

今年の『プレーして最もよかったゴルフ場』で全国1位の栄冠に輝いたのは、太平洋クラブ御殿場コースだった。

 

同じ静岡県の川奈ホテルゴルフコースと同率1位でした。

川奈は昨年に続いて1位となり、御殿場コースは4位から順位を上げての栄冠だった。

 

このランキングは『週刊ダイヤモンド』が実施したアンケートによる。

調査対象はゴルフ場支配人266名と『ダイヤモンドオンライン有料会員』が中心。

 

まずは

・『ここ1年でプレーして最もよかったゴルフ場』

・『ここ1年でもう二度と行きたくないゴルフ場』

・『プレーしてみたいゴルフ場』

を答えてもらった。

 

そして、

・コースレアウト

・メンテナンス

・クラブハウスや練習場などの設備

・フロントの対応

・キャディの対応

・混雑度

・食事の味と価格

・交通アクセス

・料金の納得感

について点数をつけると言う内容の調査だった。

 

前述のように太平洋クラブ御殿場コースと川奈ホテルゴルフコースが同率の1位で、3位兵庫県の廣野ゴルフ倶楽部、4位5位も兵庫県のザ・サイプレスゴルフクラブ、ABCゴルフ倶楽部が続いた。

 

関東では千葉県の袖ヶ浦CC新袖コースが6位。

6位にはゴールデンバレーゴルフ倶楽部(兵庫県)、フェニックスカントリー倶楽部(宮崎県)が並ぶ。

 

札幌ゴルフ倶楽部、北海道クラシックの北海道勢と大利根カントリー倶楽部(茨城県)総武カントリー倶楽部総武コース(千葉県)葛城ゴルフ倶楽部(静岡県)などが続いている。

 

筆者一押しの小樽カントリー倶楽部は『行ってみたいゴルフ場』では常にトップ5に入るが『もう一度行ってみたいゴルフ場』では順位がガクンと下がる。

 

これはキャディのクオリティが大きく影を落としていると思われます。

日本トップクラスの歴史と難易度を誇るゴルフ場としては実にもったいないことです

経営首脳には一顧いただきたいものです。

 

小樽カントリー俱楽部についてはこちら↓↓

 

さて、太平洋クラブですね。

太平洋倶楽部御殿場コースについては各ゴルフ場の支配人が絶賛している。

 

「コースメンテナンス、キャディ、レストラン、フロントの対応など全てが素晴らしい。営業方針を見習いたい」とまで言っています。

 

 

太平洋クラブ御殿場コースは、男子ツアー『三井住友VISA太平洋マスターズ』が毎年開催されことで有名だが、ゴルフファンには忘れ難いもう一つの国際大会がある。

 

2001年に開催された男子ゴルフW杯で、米国代表のタイガー・ウッズ選手がチップイン・イーグルを決めたのが18番ホール。

17番パー3とともに今でもゴルファー憧れのホールです。

太平洋マスターズの歴代優勝者は国際色豊かだ!

太平洋マスターズの歴代優勝者は実に国際色豊かで、彼らは口をそろえてコースの素晴らしさを讃える。

 

歴代優勝者を見ると国際色豊かなだけではなく、実力者揃いであることも一目瞭然だ。

太平洋マスターズが初めて御殿場コースで開催された第6回大会の優勝者は、アメリカのビル・ロジャースだ。

 

日本ではおなじみの選手で、オールドファンには懐かしい名前ですね。

他には同じアメリカ勢で、ギル・モーガン、スコット・ホークなどがいる。

 

オーストラリア人が活躍した大会でもあります。

これまたオールドファンには懐かしいグラハム・マーシュ、そして世界のゴルフ界に一時代を築いたグレッグ・ノーマンも名を連ねている。

 

ノーマンはジャンボ尾崎との死闘を制して優勝を飾っています。

優勝インタビューで何度も『ジャンボ』の名を出していたのが、印象に残っている。

 

スペイン組では一時はジャックニクラウスをして「マスターズの優勝回数で私を抜く可能性がある」とまで言わしめた故セベ・バレステロスとホセ・マリア・オラサバルが優勝を飾っている。

 

他に北アイルランドのダレン・クラーク、イングランドではリー・ウエストウッドがただ一人、大会3連覇を成し遂げている。

 

日本ではジャンボ尾崎(1回目は総武コース開催)と中島常幸が3回の優勝を飾り、片山晋呉、井沢利光、石川遼、松山英樹など、その時代を代表する選手が名を連ねている。

 

さて、今年は18番グリーン上で優勝トロフィーを高々と掲げるのは誰か?

興味は尽きませんね。

太平洋クラブ御殿場コースへのアクセスとプレー料金、入会条件

太平洋俱楽部・御殿場コースの公式ホームページ!

所在地:〒412-0048  静岡県御殿場市板妻941-1

連絡先:TEL:0550-89-6222

 

〈アクセス〉

 

御殿場コースの周辺マップ

太平洋クラブ御殿場コースのプレー料金

メンバー料金:12,500円(平日、土日祝)・キャデイ付き

 

ビジター料金

メンバー同伴の場合(キャデイ付き):平日 33,500円  土日祝:44,500円
紹介でプレーの場合(キャデイ付き):平日 38,500円

太平洋クラブ御殿場コースの概要とレアウト

〈御殿場コース概要〉

・開場日:1977年 4月 26日
・コース設計・改造:加藤俊輔
・コース改修設計(2018年):リース・ジョーンズ
・コース改修監修(2018年):松山英樹プロ
・コース面積:91万平方メートル
・ハウス面積:3,128平方メートル
・コース:18ホール(7,327ヤード / パー72)
・JGAコースレート:74.2(トーナメントティー)

 

〈御殿場コースのレアウト〉

 

 

 

太平洋クラブ御殿場コースのメンバーになるには?

太平洋クラブは現在、新規会員を募集中です。

募集要項は下記のようになっています。

 

尚、現在視察プレーも可能です。

資料請求やお問い合わせは下記へどうぞ。

 

関東地区:03-5219-8192

関西地区:0797-91-1580

太平洋クラブ御殿場コースは劇的なドラマを演出する舞台です。

インターナショナルツアー『三井住友VISA太平洋マスターズ』『World Golf Championships EMC World Cup 2001』の開催など、日本の代表的なトーナメントコース。

 

それでいて、アマチュアゴルファの老若男女、誰もがゴルフの面白さ、奥深さを味わえるコース。

世界に誇る景観美と戦略性の高いコースで楽しい一日が楽しめます。

太平洋クラブ御殿場コースの設計者・加藤俊輔はどんな人?

JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部

加藤俊輔設計・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部

 

加藤俊輔はゴルフ場設計の名匠だ。

昭和8(1933)年、東京に生れる。

 

日本大学工学部で設計を学び、熊谷組へ入社。

熊谷組が手がけた多くのゴルフ場で造成、建設の実地を経験しつつ、設計と造成技術を学んだ。

 

昭和49(1974)年、太平洋クラブに設計部長として転出。

太平洋倶楽部の6コースを設計する。

 

昭和60(1985)年には『加藤インターナショナル・デザイン』を設立して独立。

『自然との共存・協調、自然から得たものは自然に返す』を生涯のポリシーとした。

 

自然と地域風土を生かしながらの『スコットランド憧憬』リンクス・スタイル設計が高く評価され、その名は全国のゴルフ関係者に浸透した。

 

設計コースは70を越え、昭和50(1975)年~平成5(1993)年頃にかけ、ゴルフ場設計に一時代を築いた。

 

平成5(1993)年、中心となって『日本ゴルフコース設計者協会』を設立し、自ら初代会長に就任。

2018年4月没・享年85歳。

 

加藤俊輔氏が設計したゴルフ場では、太平洋クラブ・御殿場コースの他、岡山県の『JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部』~全英への道~ミズノオープンで有名だ。

 

『北海道ゴルフ倶楽部・苫小牧コース』千葉県の『ミルフィーユゴルフクラブ』『ザ・カントリークラブジャパン』茨城県の 『ザ・ゴルフクラブ竜ヶ崎』も名コースとして名高い。