2020TOKYOのゴルフ競技。
女子代表は鈴木愛が有力候補の一人だ。
260ヤードの飛距離と正確なパットを誇り、JPEGでは無敵を誇る。
オリンピックで活躍してもらいたい一人だ。
東京オリンピック ゴルフ日本代表女子・鈴木愛が有力
鈴木愛選手が2019年3月17日、高知県の土佐CC 6228yd・パー72で行われた、ヨコハマタイヤPRGRレディス 最終日に5バーディ、1ボギーの68で回り、今シーズン初勝利を挙げた。
これで国内賞金ランキング2位、世界ランキング27位となった。
東京オリンピックのゴルフ代表を目ざしている鈴木は、オリンピックゴルフランキングのカウントが始まった昨年7月から、常にランク20位以内と安定した位置にいる。
シーズン開始早々に一勝を挙げ、この調子で2年ぶりに国内賞金女王の座を奪還すると、東京オリンピックのゴルフ代表が完全に視野に入ることになる。
東京オリンピックのゴルフ代表をめぐる女子は、畑岡奈紗がトップを独走しているが2番手争いは激戦である。
鈴木愛も男子の今平周吾と同じく身長は高いといえない、155㎝である。
彼女のスイングの最大の特徴はティークバックからバックスイングにかけて。
スイングの始動からフィニッシュにかけて頭が左右へ大きく動くが、これは長年かけて作り上げてきたものであり、彼女にとっては自分の体に合った自然な動きなのである。
155センチの体で飛ばすためのポイントは、テークバックで胸を右ひざの上に乗せるようにしっかりと右足に加重している点と切り返しだろう。
目標方向に背中が向くまで深くバックスウィングをとり、切り返しでは左のお尻がやや早めに目標方向に踏み込んでいく。
これにより上半身と下半身の捻転差がしっかりと作られ、強い回転力がヘッドを通じてボールに伝わるのだ。
アマチュアには、とても参考になるバックスイングと切り返しですね。
特に上半身から切り返すクセのある、あなたには参考にしていただきたいと思います。
東京オリンピックのゴルフ代表入りを目ざしている鈴木は、飛距離アップのためにやはり特別な練習を積んでいるようだ。
野球の重いバットを使い最初はヘッドを下にして振り、次に握っている手を下にして振る、これを交互に繰り返す練習を欠かさないのだと言う。
そうすることでヘッドスピードが上がり、飛距離UPにもつながる。
ぜひ、あなたも練習はドライバーばかりを使わずにバットで素振りをしてみてください、と東京オリンピックのゴルフ代表候補の鈴木愛は言っています。
アマチュアにパターをショートしてしまう傾向が多く見られるのは、フォローが雑だと鈴木愛は言いいます。
フォローをしっかり取ってやることで、ボールの転がりが良くなりショートが少なくなる。
ただし、フォローに意識が向きすぎると気持ちもフォームも緩んでしまいがちなので、フィニッシュの形もしっかり意識すると、ボールがまっすぐに転がりやすくなるのだと言う。
東京オリンピックのゴルフ代表候補である鈴木愛プロのレッスンは、とてもやさしいくて分かりやすいですね。
将来的には、シーズン20勝を目指していきたいと、東京オリンピックのゴルフ代表候補である鈴木愛プロは言う。
日本の女子プロゴルフ史上年間最多の勝利数は、2003年に不動裕理が挙げた10勝である。
本当にすごい数字だと思うのであるが、東京オリンピックのゴルフ出場を目指す鈴木愛には、それを超えていって欲しいと願うのである。
日本男子の過去の最高記録は尾崎将司(1972年)、中嶋常幸(1983年)の9勝である。
また米PGAツアーの記録は1945年、バイロン・ネルソンによる18勝という記録が残っている。
2位のサム・スニードでも11勝(1950年)というから圧倒的大差での1位。
年間最多勝8度のあのタイガー・ウッズでさえ最高記録は2000年の9勝である。
つまり、東京オリンピックのゴルフ出場を目指す鈴木愛が年間20勝を達成したら、世界一でギネスブック登録間違いなしと言うことなんです。
さて、鈴木愛選手ですが日本の女子プロゴルフ界は、年々レベルが上がってきてライバルが大勢後を追いかける。
そんな中にあって、東京オリンピックのゴルフ競技にぜひ出場してもらいたい、鈴木愛の最大の強みは負けん気だろう。
日本のプロゴルフ界なのだから、やはり日本人選手が強くなければ盛り上がらない、との思いが非常に強い選手である。
東京オリンピックのゴルフ競技出場を目指す、鈴木愛選手は決して順風満帆のエリートではない。
徳島県出身で4人兄弟の次女である。
ゴルフは11歳のときに始めて、ジュニア時代は中学3年で四国女子アマを制したこともあるが、それほど注目を集める選手ではなかった。
東京オリンピックのゴルフ選手候補の鈴木は、徳島県の中学校を卒業するとゴルフ部が新設されたばかりの鳥取県倉吉北高校に進んだ。
鈴木のために家族6人全員で引っ越したが、ゴルフ部員は鈴木と男子部員1人だけ。
しかも、ゴルフ部の監督にになるはずの人が学校を辞めてしまい、中学校時代のコーチが不定期で教えに来るという状況であった。
高校の練習場は30ヤードしかなく恵まれた環境にはほど遠かったが、しかし鈴木はくじけなかった。
途中からゴルフ経験のある鈴木のお父さんがアルバイトの傍ら、コーチに加わりお母さんは学校の食堂で働いていたという。
一家は娘の愛にすべてをかけて、みんなで働きながら支えたのである。
ジュニア時代は決して練習好きとは言えなかった東京オリンピックのゴルフ代表候補鈴木愛であるが、そんな家族の苦労に報いるべく、今ではすっかり練習の虫になった。
人は誰でも、外見からは計り知ることのできないドラマを隠している。