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一度は行ってみたいゴルフ場、名門コースは閉鎖性が高級感を醸し出す

ゴルフ名門コース
LYTHAM ST ANNES, ENGLAND - JULY 25: The 410 yards par 4, 18th hole at Royal Lytham and St Annes Golf Club the venue for the 2012 Open Championship on July 25, 2011 in Lytham St Annes, Lancashire, England. (Photo by David Cannon/Getty Images)

閉鎖性が名門ゴルフクラブを創る。

分厚く閉じられたカーテンの向こうに人は想像をめぐらせ、憬れる。

 

ゴルフ場に限らず、テニスクラブ、フィットネスクラブ、社交クラブから有名人ご用達の飲み屋まで、その閉鎖性が高級であり名門と呼ばれる。

 

閉鎖的なメンバーシップが嫌いな方は誰にでも開かれたアコーディアのコースへ行って、ハーフ3時間、待ち時間1時間45分のプレーを楽しむことですね。

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一度は行ってみたい!ゴルファが憧れる名門コース3つの要素

宮殿

『閉鎖性が名門ゴルフクラブを創る』と、やや刺激的なことを冒頭で書きましたが事実は事実。

だが、それだけで名門コースとは認められないのもまた事実です。

 

多くのゴルファが憬れる名門コースは、人とコースレアウトを抜きには語れません。

人には二通りあって、一つにはメンバー構成、もう一つがそこで働く従業員の質です。

 

名門コースと聞いてあなたが思い浮かべるのは、霞ヶ関カンツリー俱楽部、小金井カントリー倶楽部、大利根カントリークラブですか。

 

或いは廣野ゴルフ倶楽部、名古屋ゴルフ倶楽部和合C、はたまた北海道の小樽カントリー倶楽部でしょうか?

 

廣野GCと小樽カントリー俱楽部はプレーしていませんが、他はそれぞれ特徴があって堂々たるレアウトのコースです。

 

写真やプレーした方に聞く限りでは、廣野GC、小樽CCは文句のつけようがないレベルの高いコースのようです。

 

ゴルフ専門誌が特集する『世界のゴルフ場ベスト100』では常に川奈ゴルフコースと日本のトップを争う廣野ゴルフ倶楽部。

 

毎年のようにトーナメントが開催され、コースレート75.8を誇る日本を代表する超難関シーサイドコースの小樽カントリー倶楽部。

両者ともに押しも押されもせぬ名門コースです。

 

小金井CCや名古屋G和合Cは狭いという人もいますが、20万坪に満たない敷地を実に効率的に生かしたレアウトは見るべきものがあります。

 

このように名門コースはどこも優れたレアウトを誇っています。

そして、コース整備が行き届いていることも共通しています。

 

コース整備はどの名門コースもすごいですね。

林の中からラフの隅々まで手が行き届いていることが、2ホールも回るとすぐにわかります。

 

 

さて、メンバーの質ですがこれについては、はっきり言って良くわかりません。

数多くのメンバーを知っているわけではありませんので。

 

だが、ゴルフ場でプレーしている限りにおいては、コース内、レストラン、浴場などの雰囲気はとてもいいですね。

 

皆さん落ち着きがあって、余裕さえ感じられます。

小金井カントリー俱楽部は休日に何度もプレーしているので、会う人の多くはメンバーだと思いますが品の悪い人は見ていません。

 

そうは言っても、数百人から多いコースだと1200人くらいの会員がいるのですから、名門と言えどもいろいろなメンバー間の軋轢はあるでしょう。

 

小金井カントリー俱楽部については、ご主人を迎えに来た奥さんやお嬢さんが休日のレストランにいて、実に和気あいあいと談笑していたのが印象深かったですね。

 

敷居が高いとか、気取っているとかについては、コースに来たこともない、見たこともない人たちによって、誤解されているような気がします。

 

かつては小金井カンツリー俱楽部や東京ゴルフ倶楽部で、お金にまつわる不祥事が発生していることも事実としてあります。

 

だが、両コースともに新理事長を中心とした理事会によって収束され、ごく浅い傷で済んでいます。

豊富な人材がメンバーの質の高さを証明しているのではないでしょうか。

 

300人から1000人を超えるメンバーが集まるクラブですから、中にはお粗末な者、間違いを犯す者、つまずく者がいて当たり前。

 

憧れのクラブだからこそ、妬みをもって大げさに取り沙汰されることがあるのです。

名門故の運命でしょう。

 

もう一方のは、メンバーやゲストを陰で支える従業員の皆さんです。

これはもう、私の知っている限りでは名門コースで働く人々は文句のつけようがありません。

 

素晴らしい人が多いと思います。

特に印象に残るのは、延べ4時間くらい間近で接するキャデイさん。

 

名門と呼ばれるコースでキャディさんに不満を持った記憶はありません。

一度、こんなことがありました。

 

埼玉県の名門・武蔵CCのメンバーと一緒に神奈川県の名門・戸塚CCでプレーした時のこと。

ハーフを終えて食事中、武蔵のメンバーがぽつりと言いました。

 

「戸塚のキャデイはダメだ。いくら冗談言っても笑わない。

武蔵のキャデイのほうが全然いいや」

 

いやいや、戸塚CCのあのキャディさん口数は少ないが、コースを熟知した素晴らしい職人さんでしたよ。

皆、自分のコースが贔屓で誇りを持っているのですね、メンバーさんは。

 

レストランやフロントの対応も一流ホテル並みのコースが多いですね。

某有名コースのフロントで働く女性から聞いたことがあります。

 

フロントの人たちは常日ごろから不慮の事態が発生したら、緊急事態に遭遇したならば、どのように行動するべきかを徹底的に叩きこまれるのだと言ってました。

 

閉鎖性の中にきらりと光るもを備えている。

最後はやはり人です。

 

メンバーやゲストに気持ちよくプレーを楽しんでいただくため、より良いサービスを提供する。

そのための研鑽を欠かさないのが、名門ゴルフコースなのです。

 

ここまで深く、超名門ゴルフクラブの実態に迫った記事は他にない!

 

プレィファーストでなければ、超名門コースの会員になれません!

一度は行ってみたい名門ゴルフ場は、差別と閉鎖性が伝統だ!

名門コース

2020 TOKYO オリンピックのゴルフ競技が行われた霞ヶ関カンツリー倶楽部。

開催コースとして決定後、女性正会員がいないことで『女性差別』と批判され、一般的なゲストが簡単にプレーできないことで『閉鎖的』と叩かれたのは記憶に新しいところです。

 

女性正会員の在籍に関しての良い、悪いは置いといて、霞ヶ関カンツリー倶楽部の逆風への対処は、実にお見事だったと言えるでしょう。

 

メデァに取り上げられ、世間の好奇の目に晒されるようになって僅か3ヶ月ほどで、女性正会員3名を誕生させたのです。

 

オリンピックのゴルフ競技会場にでもならなければ、世間からも世界からも注目されることはなかった事なのですが、地球最大のスポーツ祭典を引き受けた以上は世界的潮流には逆らえない、否、逆らわずに正解だったのです。

 

女性の正会員入会を認めたからと言って今更、霞ヶ関カンツリー倶楽部に不利益をもたらすことやマイナスになることは何一つないでしょうから。

 

かなり不思議なのは、霞ヶ関カンツリー倶楽部の閉鎖性を問う声が大きかったことだ。

日曜日はメンバー同伴でもゲストは一切プレーできないとか、女性に日曜日のプレーが認められていないことが閉鎖的で許しがたいというのです。

 

これらのことが問題であると威張って、国会の場で安倍首相に質問した野党議員までいたのにはあきれる他ありません。

 

しかもメンバー同伴なら日曜日は男女ともにプレーできるのに、間違った認識に基づいての発言であるから、お粗末に過ぎるのです。

 

霞ヶ関カンツリー倶楽部は名門コースだ

名門とは選ばれた者だけが集まるから、名門なのです。

 

同好の志が集まって設立し、運営する倶楽部なのだから日曜日であろうが、平日であろうがゲストをお断りするのは本来自由です。

 

ゴルフ場に限ったことではなく、高級テニスクラブも東大、早慶、ハーバード、ケンブリッジも、東京アメリカンクラブも、そしてウィーンフィルハーモニー管弦楽団だって選ばれた者だけが在籍できるから名門と言われる。

 

麻布は有栖川公園近くの『東京ローンテニスクラブ』へ行って、あまりにも閉鎖的だからせめてホームページを作って情報公開しろ、と迫っても嘲笑されるだけですよ。

 

 

東京アメリカンクラブにホームページはあるが、会員同伴でなければ入場は一切お断りが原則で、それを守り続けています。

 

このようなクラブは世界中にあるが、外部の無関係な方が閉鎖的だとわざわざ批判の対象にする話はあまり聞いたことがありません。

 

オリンピックの総本山IOCなどは昔から、『金持ちクラブ』と言われて世界中のごく限られた人だけに門戸が開かれている団体で、いまだに実態はベールに包まれたままだ。

 

途上国IOC委員の中には決して金持と言えない方もおられますが、オリンピック開催地決定の投票権を持ったら、たちまち一生食っていけるほどの財を成すことができるくらい不思議な集まり。

 

 

霞ヶ関カンツリー倶楽部の運営が閉鎖的だからオリンピック競技会場に相応しくない、という意見がネット上などでよく見かけたが、この意味がよくわからない。

 

普段の運営が閉鎖的ではあっても別にあからさまな人種差別をしている訳ではないのだから、コースコンディションをフェアに仕上げてさえくれれば、出場選手には何の関係もないことです。

 

試合を観戦するギャラリーだって、チケットさえ持っていれば誰でも入場できるのだから、まったく悪影響も文句もないでしょう。

 

パブリックである若洲リンクスと比較して、レガシー云々と主張する向きもあるが、若洲リンクスはもうすでにレガシーだ。

 

あの地にゴルフ場を造成することを決断した当時の東京都知事と、造成に携わった東京都の職員こそオリンピックと関係なく称賛されるべきなのです。

 

会場30周年を目前にしてオリンピック開催の有無にかかわらず、もう十分に都民や首都圏のゴルファーに愛されている。

 

ゴルフの名門コースなんて差別で成り立っているもの。

年齢、性別、国籍、職業、社会的地位などであるが、このすべてを入会条件に含んでいるコースは日本中で10指に余るだろう。

 

人によってはそれを条件と言い、またある人は選別と表現するが本質的には差別であることに変わりはない。

 

これを嫌悪し批判する人も多いが、しかし彼らも一流大学入学に始まり一流企業入社、そして出世に執念を燃やして、他との差別化に必死の人生なのだ。

 

一流企業にしがみつかないフリーランスだって、気に入らない政治家や団体の幹部に対して、あいつは馬鹿だ間抜けだトンマだ頭が悪い、とお口も頭の中も心の内も差別用語で満ち満ちているのです。

 

超名門ゴルフ倶楽部のシンプル過ぎる入会条件とは?

外務省

神奈川県のスリーハンドレットクラブが掲げた開場当初の入会条件は実にシンプルです。

このシンプル過ぎる入会条件にあなたは適合していますか?

私は1万回逆立ちしても無理。

 

◎50歳以上で一部上場企業の社長、または社長経験者。

◎政治家は外務大臣経験者及び首相経験者。

◎各国の駐日大使は入会金なしで会員となれる。

 

たったこれだけの、とても分かりやすい入会条件。(笑)

こちらも前述の東京ローンテニスクラブと同じで、ホームページもないベールに包まれたクラブだ。

 

東急の二代目であった五島昇氏が1962年(昭和37年)に開設したゴルフ場です。

入会条件は若き日の中曽根元総理とも相談したようだ。

 

上記の入会条件だと当時の中曽根さんは満たしていないので、どのように遇されたのかについてはわからない。

 

ホンダの創業者である本田宗一郎氏が引退後、ヘリをチャーターして良くプレーに行っていたのは有名な話です。

 

ソニーの社長経験者は現在もメンバーとして在籍している。

現職の首相であっても土日はメンバーの同伴が必要らしく、安倍首相がプレーするときには経団連の中西会長が同伴する事が多いのだそうだ。

 

まさに、選ばれし者だけのこの名門コースに飽き足らず、数年前300クラブ会員の一人が小金井カントリー倶楽部に入会を申請した。

 

しかし、結果は入会拒否であった。

日本で1、2を争う資産家であり、世界的にも有名なオーナー社長だ。

審査の過程や拒否の理由は公開されないので、推測であれこれ言われているが真実は分からない。

 

 

もう20年も前になるであろうか、神奈川県の名門コースへ、あるスポーツ界の第一人者が入会を申し込んのだがこれも拒否されてしまったのです。

 

『現役を引退したら、改めてもう一度お申し込みください』

との添え書きがあったと聞いたのですが、ちょっと腑に落ちず、コース関係者何人かに真偽のほどを聞いたことがりました。

 

核心的な答えは得られませんでしたが、なるほど、そのような背景もあるのか、と頷ける情報を複数から得る事が出来たのであった。

 

申請者のA氏が活躍する団体とそれ以外のスポーツ界も含めて、当時は素行が問題視される選手が何人もいたのです。

 

スポーツ選手はお金があり、名門コースの紹介者になれるような人脈もある。

そのような選手が次々と入会申請してきた場合、誰々を入れてなぜ自分はダメなんだ、とこじれる事を事前に回避したのではないかと言うのだった。

 

 

そんな馬鹿な事が!と思う方もいると思いますが、筆者は妙に合点がいく事例を知っていたのだ。

茨城県の霞ケ浦近くにある27ホールのゴルフ場には、近隣に施設を有する中央競馬会所属のメンバーが多く在籍していた。

 

美浦トレーニングセンターは月曜日が休みなので、業界の人々をメンバーとして多数抱えるゴルフ場は火曜日を休日としていた。

 

月曜日になると多くの競馬関係者たちがコースに押し掛けるのであったが、これがまた他のプレーヤーとキャディさんにすこぶる評判が悪いのだった。

 

何が悪評判かというと、ゴルフのニギリがあまりにも高額であるから次々と問題を起こした。

負けた者はキャディさんに当たり散らす。

 

それだけではない、一打一打に時間をかけるから後ろの組に迷惑がかかる。

注意した他のメンバーと言い争いになることも、しばしば起きるのであった。

 

たまりかねたゴルフ場が休日を月曜日に変更する旨の通知を出すと、凄まじいクレームが来た。

クラブにも弱味があった。

 

平日会員の募集に当たり、月曜日の営業を約束していたのです。

結局、休日の変更は取り止めとなった。

 

一度入会させた会員を退会させるのは難しいし、似たような仲間が次々と入会を申し込んでも断ることができない。

名門コースが面倒を嫌って、事前に手を打って何の不思議もない。

 

筆者には小金井カントリー倶楽部で入会拒否された社長にも、神奈川県のコースと似たような背景が見えたのだ。

もしそうだとしたなら、一人の人間が背負う宿命の重さに思わず天を仰がざるを得ない。

 

ただし、小金井CCの審査でスリーハンドレッドクラブの会員が落とされたから、小金井CCのほうが格上なのかというと、そうとも言い切れない。

 

そもそも、名門クラブを格付けする方法など存在しない。

有名人が書いたブログで『名門クラブにそれほどの価値があるのか』との記述を時々見かけます。

 

私はそのような人に言いたい。

ティファニーのショーケースにあるダイヤモンドを指して、店員に聞いてみてはいかがでしょうかと。

 

「このダイヤモンドに1億円の価値はあるの?」

 

フランスの画廊の経営者に聞いてもらいたい。

「ゴッホのひまわりは53億円の価値があるの?」

 

自分の価値観でしか世界を眺められない人は、名門コースなど語るべきではないのです。

ハッキリ言えるのは、やはり名門コースは素晴らしい。