2020年7月4日、イングランドのウォーバーンGCで全英女子オープン最終ラウンドが行われ。
勝ったのは、何と日本人選手の渋野日向子だった。
1977年全米女子プロ選手権で優勝した樋口久子さん以来となる、日本勢42年ぶり2人目のメジャー制覇だ。
何という、ドエライ新人が現れたものだ。
渋野日向子・全英女子オープン優勝でオリンピック代表へ名乗り!
ゴルフの本場イギリスで日本女子ゴルフ界に衝撃の新星が誕生した。
全英女子オープンで、何と日本勢では42年ぶりとなるメジャー制覇をやってのけたのが、渋野日向子。
2位以下に2打差の単独首位で出た渋野日向子は7バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「68」で最終日のラウンドを終了。
通算18アンダーとしてメジャー初出場初優勝の快挙を成し遂げた。
AIG全英女子オープン 最終日(7月4日)
◎ウォーバーンGC(イングランド)
◎6585yd(パー72)
1977年全米女子プロ選手権の樋口久子以来となる、日本勢42年ぶり2人目のメジャー制覇だと言うからたまらない。
前半でスコアを1つ落としたが、得意としているバックナインで巻き返した。
この大会で渋野は4日間通じてフロントナインはイーブンパーだが、バックナインは18アンダーだった。
最終18番で6mのバーディパットをねじ込んで2位以下を振り切り、栄冠を手にしたが涙はなく笑顔だった。
全英女子オープンの大舞台で最終日をトップの最終組で回りながら、プレッシャーに負けなかった精神力は見事と言うしかない。
この若きプロゴルファーの前途は無限だ。
今大会の勝利で優勝賞金約7,000万円を獲得し、オリンピック日本代表の座をはっきりと視界にとらえることとなった。
渋野は実に笑顔が生き生きとした、岡山市出身の20歳。
地元イギリスのメデアから頂いたニックネームが『スマイル・シンデレラ』。
『キャンディ・シンデレラ』でもある。
渋野日向子は2018年のプロテストに合格したばかりで、19年の国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」で初優勝を飾ると「資生堂アネッサレディス」で2勝目を挙げ、ここまではとても順調に歩んでいる。
いわゆる黄金世代の中心選手である。
東京オリンピック出場を目指す、渋野日向子にコロナウイルスの影響?
中国・武漢が発生源の新型コロナウイルスが、米国女子ツアーに影響を及ぼした。
2月23日バンコクで開催される予定だった2020米女子ツアー開幕戦の『ホンダLPGAタイランド』が、コロナウイルスの脅威を理由に中止となった。
翌週開催予定だったシンガポールでの第2戦、『HSBC女子世界選権』の中止も併せて発表された。
これらの中止は日本期待の渋野日向子の今後にも、少なからず影響を与えそうだ。
「楽しみにしていた大会が中止になりとても残念です。
新型コロナウイルスの影響の拡大が、一刻もはやく終息する事を祈っております」
『ホンダLPGAタイランド』を今シーズンのスタートと決め、翌週の『HSBC女子世界選手権』にも出場予定だった渋野日向子が、大会中止と被害拡大について事務所を通して、上記のコメントを寄せた。
なお、この2戦の中止によって渋野日向子の今シーズン初戦は、国内女子ツアー開幕戦の『ダイキンオーキッドレディス』となることが決まった。
8月の東京オリンピック出場に向けて世界ランキングを意識したスケジュールを組んでいた渋野であるが、思わぬ形でのシーズンインとなりそうだ。
明るさ、勝負強さ、土壇場のしぶとさが売り物の渋野日向子には、オリンピック出場に向け気分を切り替えて2020年のスタートに臨んでもらいたもの。
それにしても、新型肺炎に関するニュースの『濃厚接触』は誤解を生じさせやすい言葉だ。
男女が濃厚接触した後に感染したなんてTVで流れたら、誤解をする人がけっこう多いのではないでしょうか。
いやいや、男同士、女性同士でもあらぬ疑いの目で見られかねない。
濃厚接触の定義はこのようになっています。
コメント
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